子どもの姿を「5領域」に当てはめるの、難しくないですか?
もくじ
「お友達とおもちゃの貸し借りができた」って、人間関係?それとも言葉?
日々の保育記録や指導案を書くとき、子どもの姿をどの領域に振り分ければいいか迷うこと、ありますよね。
この「5領域メーカー」は、いくつかの質問に答えるだけで、目の前の子どもの姿を保育所保育指針に基づいた「5領域の視点」で言語化できるサポートツールです。
悩んでペンが止まってしまう時間を、子どもと向き合う時間に変えましょう。
そもそも「5領域」ってなに?現場視点のカンニングペーパー
保育所保育指針で定められている5領域。
丸暗記する必要はないですが、「どこを見るべきか」のポイントを知っておくと、記録が驚くほど書きやすくなります。
5領域を簡単に言うと以下の様になります。
- 健康(心と体): 病気やケガだけでなく、「生活リズム」や「自分の体を動かす感覚」もここ。
- 人間関係(人とのかかわり): 友達とのトラブルだけでなく、保育士との信頼関係や、「自分の思いを表出する」ことも含まれます。
- 環境(身の回りの世界): 自然や動植物だけでなく、玩具、園の設備、社会のルールや交通ルール等への興味も含みます。
- 言葉(伝える・聞く): お喋りだけでなく、「絵本を見る」「人の話を聞く」「文字への興味」もここ。
- 表現(感じて・出す): 製作や歌だけでなく、「できた!」という感動や、泥んこの感触を楽しむ心も立派な表現です。
魔法のように変わる!記録のBefore/After
このツールを使うと、いつもの記録がどう変わるのか。3歳児の「ブロック遊び」を例に見てみましょう。
【いつものメモ】
ブロックで高く積み上げて遊んでいた。友達が貸してと言ったので貸してあげていた。
【5領域視点(ツール活用後)】
(人間関係)
友達からの関わりに対して、自分の使っている玩具を貸そうとするなど、相手の気持ちに気づいて行動する姿が見られた。
(健康)
指先を使って慎重にブロックを積み上げ、バランス感覚や調整力を養いながら遊んでいた。
どうでしょう?「事実」は同じでも、視点が変わることで「保育の専門性」がグッと増しますよね。
現役保育士なべしからのアドバイス
このツールで出力された文章は、あくまで「ヒント」です。
一番大切なのは、現場にいる先生が「あ、この瞬間、この子の目が輝いたな」と感じたその感覚です。
記録する媒体にもよりますが、ツールが出した文章に、先生だけが知っている具体的なエピソード(「〇〇ちゃん、嬉しそうだったな」など)をひとこと付け加えてみてください。
それだけで、世界に一つだけの、愛情のこもった素晴らしい記録になりますよ。
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