お餅は美味しいですが、危険な食べ物です。乳幼児はとお年寄りは特に気を付けましょう。
そして、1月は餅の致死率が最も高い月らしいので、詰まった時の対処法を覚えておきましょう。
①背部叩打法
背部叩打法(はいぶこうだほう)は、気道に異物が詰まった場合に、背中を強く叩いて異物を除去する方法です。
対象者
背部叩打法は、意識があり、自分で咳やしゃっくりができない場合に行います。
手順
- 対象者を背後から抱きかかえます。
- 手のひらの付け根で、対象者の肩甲骨の間を、数回以上力強く叩きます。
注意点
- 叩く際は、対象者の頭を胸より低くします。
- 叩く位置は、肩甲骨の間の中央あたりです。
- 叩く回数は、5回程度を目安にします。
- 異物が吐き出されない場合、腹部突き上げ法と交互に行います。
応急処置が必要な場合
- 対象者が意識を失った場合
- 異物が吐き出されない
- 異物が吐き出されても、呼吸や脈拍が正常に戻らない
上記の場合、119番通報して救急車を呼びましょう。
②腹部突き上げ法
対象者
腹部突き上げ法は、意識があり、自分で咳やしゃっくりができない場合に行います。
手順
- 対象者を背後から抱きかかえます。
- 片方の手で握りこぶしを作り、親指を対象者のへそとみぞおちの中間付近にあてます。
- 反対の手で握りこぶしを包み、斜め上の方向に引き上げます。
注意点
- 突き上げる際は、対象者の頭を胸より高くします。
- 突き上げる位置は、へそとみぞおちの中間付近です。
- 突き上げる回数は、5回程度を目安にします。
- 異物が吐き出されない場合、背部叩打法と交互に行います。
- しょう。
腹部突き上げ法は、内臓を損傷する可能性があるため、以下の点に注意しましょう。
- 妊娠している女性や乳児には行わない。
- 対象者が意識を失っている場合は、頭と足を高くして、横向きに寝かせてから行う。
- 異物が吐き出されたら、吐しゃ物が口や鼻から出ないように注意する。
また、腹部突き上げ法を行っても異物が吐き出されない場合や、異物が吐き出されても呼吸や脈拍が正常に戻らない場合は、すぐに119番通報して救急車を呼びましょう。
③ハイブリック法
対象者
ハイブリック法は、意識があり、自分で咳やしゃっくりができない場合に行います。
手順
- 対象者を背後から抱きかかえます。
- 片方の手で握りこぶしを作り、親指を対象者のへそとみぞおちの中間付近にあてます。
- 反対の手で握りこぶしを包み、斜め上の方向に引き上げます。
- 異物が吐き出されなかった場合、対象者をうつ伏せに寝かせます。
- 対象者の背中を、肩甲骨の間の中央あたりを数回叩きます。
注意点
- 突き上げる際は、対象者の頭を胸より高くします。
- 突き上げる位置は、へそとみぞおちの中間付近です。
- 突き上げる回数は、5回程度を目安にします。
- 背部叩打法の注意点も同様に注意します。
ハイブリック法の利点
ハイブリック法は、背部叩打法と腹部突き上げ法の長所を活かすことができます。
- 背部叩打法は、気道異物を気管から気道下部に押し出すことができます。
- 腹部突き上げ法は、気道異物を気道から完全に排出することができます。
そのため、ハイブリック法は、背部叩打法や腹部突き上げ法単独よりも、異物除去の成功率が高いといわれています。
④喉の奥をよく見てみて。実は手前に顔を出している事もあるそうです。トングなどで取れる位置にある事もあるそうなので確認してみる。
⑤心臓マッサージ
意識が無くなってしまったら・・・もしもしカメよカメさんよのリズムで心臓マッサージをすると良いです。
コメント