ピアノでこの曲が鳴ったら背筋を伸ばして静かにする。
この保育園には、そんな曲がある。
ピアノの音が鳴ると、保育士がにらみつける。
「しゃべっちゃいけないでしょ!!」
「静かにしなさい!」
そう刷り込まれて来たからであろう。
年長になると、最初の音が鳴っただけで「シーン」と静かになる。
集会などで、ガヤガヤガヤガヤしているときにはその曲を鳴らす。
保育士が前に立ち話をしたいときにもその曲が鳴る。
日常のあらゆる場面で「その曲」が流れ、子どもたちは静かにする。
静かにしないと怒られる。静かにすることが出来ると褒められる。
そんな環境だった。
その曲。。はたしてそんな使い方をされる為に誕生した曲なのだろうか。
結論を言うと、そうではなかった。
最初はどんな思いでその曲を流していたのか。
それは、「静かに聞いてごらん。心が落ち着くよ。」だった。
それがいつしか、静かにしなくてはいけない曲になった
昔はとても良い物だったのに、日数が立ち本来の目的と違う使い方をされてしまう事がある。
今やっている「それ」にはどんな意味があり、どんな気持ちで始まったものなのか、どんな理由で始まったのかをもう一度振り返る。考え直す。とっても大事だと思います。
朝の会は?どんな意味でやってるの?必要?
お壁ぺったんは?どんな意味でやってるの?必要?
運動会は?
生活発表会は?
うがいは?
手洗いは?
着替えは?
あーそうだ。そういう理由でやってるんだった。よし!続けよう!
あーそうだ。そういう理由でやってるんだった。よし!やめよう!
あーそうだった。見直そう。
皆でそれをすると一つの組織として保育園が進んでいく気がする!
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