子どもたちを見ていると、「あ、この子、他の子を“ちゃんと周りを感じてるなぁ”」と思う瞬間があります。
例えば――
・友だちが転びそうになったら、サッと手を伸ばして支えてあげる
・ブロック遊びで他の子の作品を壊さないように、少し離れて座る
・順番待ちのときに、「どうぞ」と自然に譲る
一方で、「おっと、君、自分の世界100%だね!」という時も(笑)
・ブランコを永遠に独占して離さない
・積み木をぜんぶ自分の前に集めてご満悦
・まわりが片づけ始めても、まだ全力で粘土中…
そんな“他者を感じる力”って、実は遊びの中でどんどん育っていくんです。
📰ステップ①:体を通して“他者を感じる”
もくじ
まずは体で!ダイレクトに!
体で触れながら、他者を感じて遊ぼう!
①じゃんけん新聞
じゃんけんで負けるたびに新聞が半分に。
どんどん小さくなるスペースに、2人で落ちないように乗る…!
「ちょ、ちょっとそこ足ずらして!」「きゃー!」と叫びながら、自然と息が合っていく名ゲームです。
②手押し車
前に行きすぎてもダメ、後ろに行きすぎてもダメ。
バランスを取りながら進むうちに、言葉じゃなく“感覚”で相手と呼吸を合わせていきます。
③馬になって上を歩く
これ、信頼関係が試されるやつです。
馬役の子は「頼むから落ちないでくれ…」と願い、乗る子は「どうやって落ちずに進もう…」と全集中。
どちらも相手の体の動きをしっかり感じていないと成立しません。
🌬ステップ②:空間を通して“他者を感じる”
体が直接触れなくても、相手を感じる力は育ちます。
むしろ、ここからがちょっとレベルアップ!
📰新聞紙で運ぶ
2人で新聞紙を持ち、上に物を乗せて運ぶゲーム。
片方が速すぎても、遅すぎても崩壊。
「ちょっと待って!傾いてるー!」
…この“ズレを感じる瞬間”が、他者を意識する絶好のチャンスです。
🧗♂️ジャングルジムでの登り合い
空間の“読み合い”も重要です。
「今あそこ空いてるな」「あの子が上に行ったから自分はここから」
相手の動きを見ながら、自分の行動を変える。
実はこれ、協調性や判断力のトレーニングになっています。
🌈“感じる力”が育つとどうなる?
相手の動き、気持ち、呼吸を感じながら、自分をコントロールできるようになります。
これが“外の評価”にもつながるんです。
例えば──
- 友達とぶつからずに遊べる
- 相手の気持ちを察して行動できる
- 「あ、これ今やったら迷惑かも」とわかる
こうした“人と合わせる力”は、まさに社会で生きる基礎スキル。
大人になってもずっと使える、究極の“生きる力”なんです。
💬さいごに
子どもの遊びの中には、実はたくさんの「他者を感じるトレーニング」が隠れています。
遊びながら育つ“人を感じるセンサー”、これを大切にしていきたいですね😊


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