保育所保育指針には保育の方法まで書いてあります。その保育の方法は、全部で6つ。
さて、どんな事が書いてあるのでしょう。一つずつ見ていきましょう。
「4つ目」
☆ 子ども相互の関係づくりや互いに尊重する心を大切にし、集団における活動を効果あるものにするよう援助すること。
保育所において子どもが過ごす集団の大きさや、そこでの遊びや活動の在り様は、年齢や活動の内容等に応じて異なります。
≪低年齢≫
・保育士等による仲立ちの下、身近にいる子ども同士が比較的少人数で同じ遊びを楽しむ。
・日常生活を共に過ごす中で、次第に互いを仲間として認識し合う関係が育まれていく。
≪年齢が高くなってくると・・・≫
クラス全体などの大きな集団で仲間と一緒に取り組む場面が多くなり 集団の一員としての立場や他者との関係を経験する。
・互いに協力したり、役割を分担したりして一人では味わえない楽しさや達成感を味わうう。
・そんな中で思いを伝え合うことの大切さや難しさを経験し
・多様な個性があることに気が付き多様な考えに気が付いていく。
こうした経験の中で、子どもは、互いを仲間として認め、集団の中で期待される行動や役割、守るべきルールなどを理解するようになる。
このように集団で行う活動を中心とする生活に適応していく過程で、同時に、一人一人の思いや個性が十分に発揮されることも重要である。
それぞれが集団の中で受け入れられている安心感をもちながら友達と関わり合うことで、遊びや活動の展開は豊かなものとなり、そこでの経験はより広がりや深まりをもつようになる。
このように、個と集団の育ちは相反するものではなく、個の成長が集団の成長に関わり、集団における活動が個の成長を促すといった関連性をもつものである。
保育士等は、こうしたことを踏まえて保育することが重要である。
集団の状況を把握し、子どもの関係や役割、立場を調整したり、それぞれの子どものよいところを他の子どもたちに伝えていくようにしたりするなど、集団としての活動が一人一人の子どもにとって充実感の得られるものとなるよう配慮することが求められます。
保育者はルールを教えないとと思い、ルールを押し付け、守れると「ルールが守れるようになった。」と判断する事があります。
保育者が行う事はルールを教える事ではなく。。
・集団の一員としての立場や他者との関係を経験する事の出来る環境を整え、子どもが集団の中で受け入れられている安心感が持てるようにしていく事。
・ 集団の状況を把握し、子どもの関係や役割、立場を調整したり、それぞれの子どものよいところを他の子どもたちに伝えていく事。
が大事ですね。
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