子どもたちは「全身」で伝えている。
子どもたちとのコミュニケーションは、時に言葉以上のメッセージを伝えることがあります。
まだ言葉が出ない乳児や、話すことが難しい幼児でも、
実はちゃんと「伝えよう」としています。
それは——
身体の動き、表情、声、そして喃語(なんご)と呼ばれる言葉にならない音。
これら一つひとつが、子どもたちにとって大切なコミュニケーションの手段なのです。
🌱 言葉がなくても伝わっている
例えば、1歳の子が両手を伸ばして「うー」と声を出したとします。
それは「抱っこして」のサインかもしれません。
また、おもちゃを指差して「ん!」と声を出すのは、
「これで遊びたい!」という気持ちの表れです。
このような非言語的なサインを大人がキャッチして、
「抱っこしてほしかったんだね」「これで遊びたいんだね」と言葉で返すこと。
それが、子どもにとっての“伝わる喜び”になります。
👂 大人の「応答」が子どもを育てる
保育士や親ができる大切なことは、子どものサインに気づき、応えること。
子どもが笑ったら笑い返す。
泣いたら「悲しかったね」と声をかける。
喃語で話しかけてきたら、「そうだね」とうなずく。
たったこれだけのことでも、子どもは「自分の気持ちは受け止められた」と感じ、
安心感と自己肯定感が育ちます。
この積み重ねが、やがて「言葉で伝えよう」という意欲にもつながっていきます。
💬 感情と意志を“表現する力”を育むために
非言語のコミュニケーションを大切にすることは、
子どもの心の育ちそのものを支えることでもあります。
大人が子どもの表情や仕草から気持ちを読み取り、
「あなたの気持ちを分かりたいよ」という姿勢を示すことで、
子どもは「自分を表現していいんだ」と感じられます。
その経験こそが、言葉の発達にも、心の成長にもつながっていくのです。
✨まとめ
言葉を話す前から、子どもたちはしっかりとコミュニケーションをしています。
それに気づいて、応えてあげること——
それが、保育士や親にできる一番のサポートです。
子どもの「伝えたい」という気持ちを大切に、
今日も一緒に“言葉を超えた会話”を楽しみましょう。


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