7月の特徴と観察ポイント

5領域メーカー

クラスにとってどんな時期?

プール遊びの準備や片付け、シャワーなどの手順が増え、生活の流れが大きく変わります。子どもたちが新しいルーティンに慣れ、安全に楽しめるように見守る必要があります。開放的な気分から声が大きくなったり、動きが活発になったりするため、動と静の活動バランスが重要になります。

子どもにとってどんな時期?

冷たい水や泥の感触を全身で味わい、五感が刺激されます。「冷たい!」「気持ちいい!」といった感動を言葉や体で表現する姿が見られます。また、汗をかいたら着替える、濡れた服を脱ぐといった経験を通して、清潔への意識や着脱の技術が向上します。

7月に特に観たい発達テーマ

  1. 水遊びへの反応と変化(怖がりから楽しみへ、ダイナミックな動き)
  2. 基本的生活習慣の自立(パンツへの移行、着脱の完成)
  3. 夏の健康管理(水分補給、休息、身体の変調への気づき)
  4. 友だちとの共感(「冷たいね」「楽しいね」の共有)

1. 前半・低月齢(2歳0ヶ月~2歳5ヶ月頃)

【特徴】 水遊びでは、最初は慎重でも、慣れると水を叩いたり玩具を使ったりして楽しみます。言葉での表現が増え、「ちめたい(冷たい)」「もっと」など、自分の感覚や要求を伝えようとします。

🌿養護(生活・安心感)

🩷生命の保持(食事・睡眠・排泄・健康)

Q1. 暑さの中での食欲や、食事の様子は?

  • 暑さで少し食欲が落ちたが、麺類などの食べやすいメニューは完食していた。
  • スプーンを下握りで持ち、こぼしながらも自分で食べようとしていた。
  • 遊び疲れて食事中に眠くなったが、励ますと口を動かしていた。
  • 「おいしい」と言って、おかわりを要求していた。
  • コップを持って、お茶をこぼさずに飲めるようになった。

Q2. 排泄(トイレトレーニング)の進み具合は?

  • オムツが濡れると、「出た」と事後報告をしてくれた。
  • プール前などにトイレに誘うと、嫌がらずに便座に座っていた。
  • 排泄の間隔が空き、オムツが濡れていない時間が増えた。
  • タイミングが合うとトイレで排尿でき、自信をつけていた。
  • 友だちがトイレに行くのを見て、自分も行こうとしていた。

Q3. 汗や水濡れに対する反応(清潔)は?

  • 汗をかいて「気持ち悪い」と言い、着替えを求めていた。
  • 濡れた水着を脱ごうと、一生懸命引っ張っていた。
  • シャワーの水を嫌がらず、汗を流してさっぱりしていた。
  • 鼻水が出ると、ティッシュを持ってきて拭いてほしがった。
  • 手についた泥を気にして、すぐに洗おうとしていた。

Q4. プール後の休息(午睡)は?

  • 水遊びの疲れから、布団に入るとすぐに眠りについていた。
  • 自分のタオルを握りしめ、安心して入眠していた。
  • 途中で目が覚めて泣いたが、トントンすると再入眠できた。
  • 寝汗をかいて起きたが、着替えて水分をとると落ち着いた。
  • 目覚めが良く、起きてすぐに遊び始めていた。

Q5. 衣服の着脱(パンツ・ズボン)は?

  • ズボンに両足を入れてしまい、苦戦しながらも履こうとしていた。
  • 「自分で!」と言って、Tシャツを被ろうとしていた。
  • 靴のマジックテープを剥がし、自分で脱いで揃えていた。
  • 脱いだ服をカゴに入れようとしていた。
  • プールの着替えで、パンツを履こうと頑張っていた。

💚情緒の安定(愛着・水への不安)

Q1. 水遊びに対する不安や期待は?

  • 最初は水を怖がっていたが、タライの水に触れるところから始めた。
  • 保育者に抱っこされると安心し、水の中に入ることができた。
  • 水着に着替えると喜び、「プール!」と言って張り切っていた。
  • 水がかかると驚いて泣いたが、すぐに機嫌を直して遊んだ。
  • 自分のペースで水に慣れ、笑顔が見られるようになった。

Q2. 自分の気持ち(快・不快)を表現できていますか?

  • 「冷たい!」と叫んで、水の感触を喜んでいた。
  • 嫌なことがあると「イヤ!」と言葉で強く拒否していた。
  • 楽しい時に手を叩き、全身で喜びを表現していた。
  • 抱っこしてほしい時に、両手を広げて甘えていた。
  • 「怖い」と言って、保育者の後ろに隠れていた。

Q3. 保育者との愛着関係(安全基地)は?

  • 遊びながら何度も振り返り、保育者が見ているか確認していた。
  • 困ったことがあると、すぐに保育者の所に来て助けを求めた。
  • 膝の上に座って一休みし、また遊びに戻っていった。
  • 絵本を読んでほしくて、持ってきて膝に座った。
  • 手を繋ぐと安心して、散歩を楽しんでいた。

Q4. 気持ちの切り替えはスムーズですか?

  • 水遊びを終わりにする時、泣いて嫌がったが「また明日」で納得した。
  • 玩具の取り合いで泣いたが、代わりのものを渡すと泣き止んだ。
  • 転んで泣いたが、「痛いの飛んでけ」のおまじないで笑顔になった。
  • 好きな歌が聞こえると、涙を拭いて歌い始めた。
  • 「ご飯だよ」の声かけで、遊びを切り替えていた。

Q5. 特定の物や場所への安心感は?

  • 決まったタオルがないと眠れない様子だった。
  • 部屋の隅の狭い場所を好み、そこで落ち着いて遊んでいた。
  • お気に入りの水鉄砲をずっと持ち歩いていた。
  • 自分のマークがついたロッカーを認識し、安心していた。
  • 散歩の時、いつも同じ友だちと手を繋ぎたがった。

🌸五領域(感覚・探索)

🩵健康(身体機能・感触)

Q1. 水や泥の感触遊びへの反応は?

  • 泥の中に手を入れて、ヌルヌルした感触を楽しんでいた。
  • 水面を叩いて、水しぶきが顔にかかるのを喜んでいた。
  • 氷を触って冷たさに驚き、手を引っ込めて笑っていた。
  • 片栗粉粘土のドロドロした感触を、不思議そうに触っていた。
  • シャワーの水を頭から浴びようと、顔を近づけていた。

Q2. 手指を使った操作(つまむ・回す)は?

  • ペットボトルのキャップを回して開けようとしていた。
  • 水鉄砲(マヨネーズ容器)を押して、水を飛ばすことができた。
  • シールを台紙から剥がし、狙った場所に貼ろうとしていた。
  • 小さな石や実を指先でつまみ、カップに入れていた。
  • 洗濯バサミをつまんで、開閉を楽しんでいた。

Q3. 全身運動(歩行・バランス)は?

  • 水の中で足踏みをし、抵抗感を楽しんでいた。
  • 滑り台を一人で登り、滑り降りることができた。
  • 散歩中、転ばずに長い距離を歩くことができた。
  • 音楽に合わせてジャンプし、両足で跳ぼうとしていた。
  • マットの上でゴロゴロ転がり、平衡感覚を養っていた。

Q4. 道具を使った運動遊びは?

  • ボールを両手で持ち、前に投げようとしていた。
  • 鉄棒にぶら下がり、足を浮かせて楽しんでいた。
  • 追いかけっこで、走って逃げたり追いかけたりしていた。
  • コンビカーに乗って、足で地面を蹴って進んでいた。
  • 砂場でスコップを使い、穴を掘っていた。

Q5. 危険回避の意識は?

  • プールの縁で滑らないように、慎重に歩いていた。
  • 段差の前で立ち止まり、足元を確認していた。
  • 「危ない」と言われると、手を止めて保育者を見ていた。
  • 友だちとぶつかりそうになり、避けていた。
  • 熱い地面を避けて、日陰を歩いていた。

🧡人間関係(人への興味)

Q1. 友だちへの関心(並行遊び)は?

  • 友だちが水を叩くのを見て、隣で同じようにバシャバシャしていた。
  • 砂場で同じ山を作り、時々顔を見合わせて笑っていた。
  • 「一緒」と言って、同じ玩具を持っていることを喜んでいた。
  • 友だちが走ると、つられて一緒に走り出していた。
  • 友だちの名前を呼び、関心を示していた。

Q2. 物の貸し借りやトラブルは?

  • 友だちの玩具が欲しくて、無言で取ってしまいトラブルになった。
  • 「貸して」と言われたが、貸したくなくて背中を向けた。
  • 玩具を取られて泣いて訴え、助けを求めていた。
  • 保育者が仲立ちすると、玩具を渡すことができた。
  • 「どうぞ」と言って、石や葉っぱを渡していた。

Q3. 保育者とのやり取り遊びは?

  • 水のかけ合いっこをして、保育者と楽しさを共有していた。
  • 「ジュースどうぞ」と、色水を作って振る舞ってくれた。
  • 追いかけっこで、「待て待て」と言われると喜んで逃げた。
  • 絵本を読んでもらい、指差しをして共感していた。
  • 手遊びを真似して、保育者と顔を見合わせていた。

Q4. 他者への優しさの芽生えは?

  • 泣いている友だちを心配そうに覗き込んでいた。
  • 転んだ友だちの頭をなでて、「よしよし」していた。
  • 保育者が「痛い」と言うと、心配そうな顔をしていた。
  • 落ちている帽子を拾い、持ち主に渡そうとしていた。
  • おやつを食べる時、友だちと笑い合っていた。

Q5. 人見知りや場所見知りは?

  • プールの更衣室など、慣れない場所で緊張していた。
  • 実習生に対し、最初は警戒していたが徐々に慣れていった。
  • 散歩先で地域の人に会うと、保育者の後ろに隠れた。
  • 園長先生など、知っている職員には手を振っていた。
  • 誰にでも愛想よく振る舞い、人見知りがなかった。

💛環境(自然・物・探索)

Q1. 夏の自然(虫・植物)への反応は?

  • セミの抜け殻を見つけ、怖がりながらも触ろうとしていた。
  • アサガオの花を指差し、「キレイ」と言っていた。
  • トンボが飛んでいるのを目で追い、指差していた。
  • 夏野菜(トマトなど)を触り、匂いを嗅いでいた。
  • アリの行列を見つけ、しゃがみ込んで観察していた。

Q2. 水の性質や変化への気づきは?

  • ジョウロから水が出る様子を、不思議そうに見ていた。
  • 氷が溶けて小さくなるのを、じっと観察していた。
  • 色水を混ぜて、色が変わるのを楽しんでいた。
  • 水に浮く玩具と沈む玩具の違いに気づき、試していた。
  • 砂に水をかけると固まることに気づき、団子を作っていた。

Q3. 音や光への興味は?

  • 雷の音に驚き、空を見上げていた。
  • 風鈴の音を聞いて、「リンリン」と真似していた。
  • 水面がキラキラ光るのを、指差して喜んでいた。
  • 玩具を叩いて音を出し、リズムを楽しんでいた。
  • ピアノの音に合わせて、体を動かしていた。

Q4. 玩具の操作や仕組みへの関心は?

  • 水車に水をかけると回ることに気づき、集中して水をかけていた。
  • カップを重ねたり、崩したりして遊んでいた。
  • 蓋を開け閉めし、中身が出し入れできることを楽しんでいた。
  • パズルがはまらない時、向きを変えて試していた。
  • 磁石がくっつく玩具を、つけたり離したりしていた。

Q5. 空間認識(入る・隠れる)は?

  • ダンボールの箱に入り、電車ごっこを楽しんでいた。
  • トンネルをくぐり抜け、出口で「ばあ」と顔を出した。
  • カーテンの裏に隠れて、見つかるのを待っていた。
  • 狭い隙間を見つけて、通り抜けようとしていた。
  • テントの中から外を覗き、景色の変化を楽しんでいた。

💚言葉(発声・理解)

Q1. 二語文の出現や語彙の広がりは?

  • 「水、冷たい」「お茶、ちょうだい」など、二語文を話していた。
  • 「アメ(雨)」「カサ(傘)」など、季節の言葉が出ていた。
  • 「ブーブー(車)」「ワンワン(犬)」など、名詞が増えた。
  • 「あった!」「ないない」など、状況に合わせて言葉を使っていた。
  • 「イタイ」「アツイ」など、感覚を言葉で伝えていた。

Q2. 指示の理解と行動は?

  • 「おいで」と言うと、笑顔で近寄ってきた。
  • 「ないない(片付け)」と言うと、玩具を箱に入れていた。
  • 「座って」と言うと、椅子に座ることができた。
  • 「帽子持ってきて」と言うと、ロッカーに取りに行っていた。
  • 名前を呼ばれると、「はーい」と手を挙げていた。

Q3. 指差しや身振りでの表現は?

  • 欲しいものを指差し、「これ」と要求していた。
  • 「バイバイ」と言いながら、手を振っていた。
  • 「シーッ」と指を口に当て、静かにするポーズをしていた。
  • 首を振って「イヤイヤ」をし、拒否の気持ちを伝えていた。
  • 「おいしい」と聞くと、ほっぺたを叩く仕草をしていた。

Q4. 歌や手遊びの言葉は?

  • 「キラキラ星」などの歌を、語尾だけ一緒に歌っていた。
  • 手遊びの歌詞に合わせて、手を動かそうとしていた。
  • 絵本のフレーズを覚え、繰り返し言っていた。
  • リズムに合わせて、「トントン」などと言っていた。
  • 好きな歌が流れると、体を揺らして口ずさんでいた。

Q5. 模倣発語(オウム返し)は?

  • 「冷たいね」と言うと、「タイ(冷たい)」と真似していた。
  • 動物の鳴き声を真似して、「ニャーニャー」と言っていた。
  • 挨拶の言葉を聞いて、口を動かしていた。
  • 友だちの名前を呼ぶ真似をしていた。
  • 自分の名前を呼ばれると、オウム返しで言おうとしていた。

💜表現(感情・感性)

Q1. 音楽やリズムへの反応は?

  • 盆踊りの曲が流れると、手拍子をして楽しんでいた。
  • 音楽に合わせてジャンプし、体でリズムを感じていた。
  • 楽器を鳴らして、音が出ることを喜んでいた。
  • 手遊びの動きを真似て、キラキラの手つきをしていた。
  • 曲が終わると、「もう一回」とリクエストしていた。

Q2. 描画(なぐり描き)の様子は?

  • クレヨンを握り、力強く点や線を描いていた。
  • 描いた線を見て、「アメ!」と声を上げていた。
  • 色を変えることを楽しみ、次々と持ち替えていた。
  • 紙からはみ出るほど、ダイナミックに腕を動かしていた。
  • 描いたものを指差し、「ママ」と言って見立てていた。

Q3. ごっこ遊び(見立て)の芽生えは?

  • コップで飲む真似をして、「プハー」と言っていた。
  • 電話の玩具を耳に当て、「もしもし」の真似をしていた。
  • 布を被って「オバケ」になりきっていた。
  • お皿にチェーンリングを入れ、食べる真似をしていた。
  • 箱を車に見立てて、押して歩いていた。

Q4. 全身を使った感情表現は?

  • 嬉しい時に飛び跳ねて、全身で喜びを表していた。
  • 悔しい時に床に寝転がり、手足をバタバタさせていた。
  • 驚いた時に目を見開き、口を開けていた。
  • 楽しい時に保育者に抱きつき、興奮を伝えていた。
  • 悲しい時に涙を流し、助けを求めていた。

Q5. 自然物や発見への感動は?

  • 七夕飾りを見て、「キラキラ」と喜んでいた。
  • シャボン玉を追いかけ、パチンと割れると笑っていた。
  • 虹が出ているのを見つけ、指差して教えてくれた。
  • 水たまりに映る自分を見て、不思議そうに覗き込んでいた。
  • セミの抜け殻を怖がりながらも、興味深そうに見ていた。

2. 後半・高月齢(1歳6ヶ月~1歳11ヶ月頃)

【特徴】 水遊びがダイナミックになり、友だちとの関わりが増えます。言葉でのやり取りが活発になり、「自分でやりたい」という自立心が生活の様々な場面で見られます。

🌿養護(生活・自我)

🩷生命の保持(食事・睡眠・排泄・健康)

Q1. 着脱(着替え)への意欲と技術は?

  • プール後、体を拭いてもらうと自分でパンツを履こうとしていた。
  • Tシャツの首元を持ち、頭を通そうと頑張っていた。
  • 脱いだ服を畳もうとしたり、カゴに入れたりしていた。
  • 靴下を自分で履き、かかとの位置を合わせようとしていた。
  • 「自分で!」と言って、手伝いを断り最後までやった。

Q2. 排泄(トイレトレーニング)の自立度は?

  • 「オシッコ出る」と言葉で伝え、トイレに行けていた。
  • 便座に座って排尿に成功し、「出たよ!」と教えてくれた。
  • ズボンとオムツを一緒に脱ごうと、指先に力を入れていた。
  • 排泄後、自分でお尻を拭く真似をしていた。
  • トイレのスリッパをきれいに揃えていた。

Q3. 食事(食具・マナー)の様子は?

  • スプーンやフォークを下握り(鉛筆持ち)で持ち、上手に食べていた。
  • こぼさずに食べようと、お皿に顔を近づけていた。
  • 「おいしいね」と友だちと言い合いながら食べていた。
  • 食後の口拭きタオルを使い、自分で口の周りを拭いていた。
  • 苦手な野菜も、「一口だけ」と励ますと頑張って食べていた。

Q4. 休息(午睡)の質とリズムは?

  • プール遊びで疲れ、布団に入るとすぐに寝息を立てていた。
  • 途中で目が覚めても、自分で再入眠しようとしていた。
  • 目覚めが良く、起きてすぐにトイレに行っていた。
  • 自分の布団を見つけて、横になることができた。
  • 「ねむい」と言葉で伝え、休息を求めていた。

Q5. 健康管理(水分・体調)の訴えは?

  • 喉が渇くと「お茶ちょうだい」と言って、水分補給を求めていた。
  • 「痛い」と場所を指差して、保育者に伝えていた。
  • 鼻水が出ると、ティッシュを取って自分で拭こうとしていた。
  • 暑い時に「アツイ」と言って、服をパタパタさせていた。
  • 疲れが見える時は、静かな遊びを選んで過ごしていた。

💚情緒の安定(自己主張・葛藤)

Q1. 自我の表現(イヤイヤ)とコントロールは?

  • 自分の意見をはっきりと言葉で伝え、主張していた。
  • 我慢が必要な場面で、「あとでね」と言われると待つことができた。
  • 失敗しても「もう一回」と粘り強く挑戦していた。
  • 気持ちを受け止めてもらうと、すぐに落ち着いて切り替えた。
  • 玩具を取られると、怒って「ダメ!」と言い返していた。

Q2. 友だちとの関係での情緒は?

  • 友だちと喧嘩しても、「ごめんね」「いいよ」で仲直りできた。
  • 友だちが泣いていると心配し、ティッシュを持ってきていた。
  • 自分の思い通りにならず泣いたが、理由を話すと納得した。
  • 友だちに優しくされて、嬉しそうな顔をしていた。
  • 友だちと一緒にいることで、安心感を得ているようだった。

Q3. 甘えと自立のバランスは?

  • 基本的には自分でやるが、疲れると「やって」と甘えていた。
  • 抱っこしてほしい時に、素直に言葉で伝えていた。
  • 困った時は保育者を頼り、解決しようとしていた。
  • 登園時の別れ際、笑顔で手を振って送り出していた。
  • 遊びに夢中になり、保育者から離れて長時間過ごしていた。

Q4. 自信や達成感の表現は?

  • 着替えができた時に、「見て!」と誇らしげに見せてくれた。
  • 難しいパズルが完成すると、拍手して達成感を味わっていた。
  • トイレで成功した時、得意げな顔をしていた。
  • 友だちに「すごいでしょ」と自慢していた。
  • 褒められると照れながらも、やる気を見せていた。

Q5. 新しい環境や変化への適応は?

  • プール開きなどの行事に、期待を持って参加していた。
  • 新しい遊具に興味を持ち、積極的に挑戦していた。
  • 実習生や新しい先生にも、すぐに慣れて遊んでいた。
  • 部屋の模様替えに気づき、「変わった」と教えてくれた。
  • 予定の変更があっても、説明を聞いて納得していた。

🌸五領域(行動・意欲)

🩵健康(運動・活動)

Q1. 水中での動き(ワニ歩きなど)は?

  • ワニ歩きで水の中を進み、全身で水を感じていた。
  • 水の中でジャンプし、水しぶきを上げて楽しんでいた。
  • プールの縁に掴まって、足を浮かせてバタ足の真似をしていた。
  • 顔に水がかかっても平気で、手で拭って遊んでいた。
  • 四つん這いになって、水の中を移動していた。

Q2. 道具を使った操作(水鉄砲など)は?

  • 水鉄砲の引き金を指で引き、的を狙って飛ばしていた。
  • プリンカップで水をすくい、バケツに移し替える動作がスムーズだった。
  • ジョウロに水を入れるため、沈めて空気が抜けるのを見ていた。
  • 雑巾を絞る真似をして、スポンジの水を絞っていた。
  • 魚釣りのおもちゃで、集中して釣ろうとしていた。

Q3. 走る・跳ぶなどの調整能力は?

  • 走る速度を調節し、急停止や急カーブができた。
  • 友だちとぶつからないように、相手を避けて走れた。
  • 両足ジャンプ(グーパージャンプ)ができるようになった。
  • 片足立ちで数秒間バランスを取ることができた。
  • 高いところから飛び降りて、膝を使って着地していた。

Q4. 手指の巧緻性(制作など)は?

  • クレヨンをしっかり握り、丸や線を描いていた。
  • シールを台紙から剥がし、狙った場所に貼ることができた。
  • 紐通しに挑戦し、穴に紐を通そうと集中していた。
  • 洗濯バサミをつまんで開き、紙を挟んで遊んでいた。
  • パズルのピースを回して、形を合わせてはめ込んでいた。

Q5. 危険回避や安全への意識は?

  • プールサイドを走らないように、気をつけて歩いていた。
  • 「危ない」と言われると、すぐに手を止めていた。
  • 友だちを押さないように、手加減していた。
  • 高いところから降りる時、足元を確認していた。
  • 転んだ時、すぐに手をついて顔を守っていた。

🧡人間関係(他児との関わり)

Q1. 友だちとの協同的な遊びは?

  • プールで水の掛け合いっこをして、笑い合っていた。
  • 砂場で一緒に山を作り、トンネルを掘っていた。
  • 「まてまてー」と追いかけっこをし、役割を交代していた。
  • ブロックで一つの街を作り、イメージを共有していた。
  • 手を繋いで輪になり、「かごめかごめ」をしていた。

Q2. 言葉による解決(貸し借り・トラブル)は?

  • 「貸して」「いいよ」「あとでね」のやり取りができていた。
  • 玩具を取られても、言葉で「返して」と言っていた。
  • 順番を守れない友だちに、「並んで」と教えていた。
  • 自分の気持ちを言葉で伝え、相手の話も聞こうとしていた。
  • 喧嘩の後、「ごめんね」と言って仲直りしていた。

Q3. ごっこ遊び(役割)の発展は?

  • 「ジュース屋さんです」と言って、色水を振る舞っていた。
  • 病院ごっこで、「お腹痛いですか?」「薬飲みましょう」と会話していた。
  • 「私はお母さん」「僕はお父さん」と役割を決めて遊んでいた。
  • 電車ごっこで、車掌とお客さんになりきっていた。
  • 友だちのアイデアを取り入れ、遊びを展開させていた。

Q4. 他者への思いやりや共感は?

  • 泣いている友だちに「どうしたの?」と声をかけ、頭をなでていた。
  • 年下の子が転んだ時、助け起こしてあげていた。
  • 友だちが褒められていると、一緒に喜んでいた。
  • 自分の大切なお菓子(玩具)を、友だちに分けてあげていた。
  • 困っている友だちがいると、保育者に知らせに来ていた。

Q5. 集団でのルール理解は?

  • プールに入る前の準備体操を、みんなと一緒にやっていた。
  • 順番待ちの列に並び、抜かさずに待てていた。
  • 片付けの時間になると、みんなで協力して片付けていた。
  • 話を聞く時に、お喋りを止めて注目していた。
  • 「よーいドン」の合図で走り出し、フライングせずに待てていた。

💛環境(自然・物・数量)

Q1. 夏の自然(虫・植物)への興味は?

  • セミの抜け殻を見つけ、怖がりながらも触ろうとしていた。
  • アサガオの色水を作り、色の変化を楽しんでいた。
  • トンボが飛んでいるのを指差し、目で追っていた。
  • 夏野菜(キュウリやトマト)の匂いを嗅いでいた。
  • 雷の音を聞いて、「ゴロゴロ」と言っていた。

Q2. 水の性質(流れる・浮く)への気づきは?

  • 穴の空いたカップから水が出るのを見て、指で塞ごうとしていた。
  • 水に浮く玩具と沈む玩具の違いを試していた。
  • 色水を混ぜて、「紫になった」と発見を伝えていた。
  • スポンジが水を吸って重くなるのを感じていた。
  • 高いところから水を流し、落ちる様子を見ていた。

Q3. 数量・形・色への認識は?

  • 「1、2、3…」と数を数える真似をしていた。
  • 「赤い車」「青い服」など、色と物を組み合わせて言っていた。
  • 三角と四角を組み合わせて、「お家」を作っていた。
  • 「いっぱい」「すこし」など、量を表す言葉を使っていた。
  • 時計の針を見て、「長い針が上になったら」と時間を意識していた。

Q4. 道具の操作や仕組みへの興味は?

  • 水車の仕組みに気づき、水をかけて回していた。
  • 砂場セットの型抜きを使い、きれいに形を作っていた。
  • 鍵の開け閉めに興味を持ち、仕組みを理解しようとしていた。
  • ハサミや糊などの道具を、目的に合わせて使っていた。
  • 磁石がつく場所とつかない場所を探して遊んでいた。

Q5. 整理整頓や物の管理は?

  • 玩具の片付け場所を理解し、種類ごとに分けてしまっていた。
  • 自分のロッカーの中をきれいに整頓しようとしていた。
  • 脱いだ靴を揃えて靴箱に入れていた。
  • 落ちているゴミを拾い、ゴミ箱に捨てていた。
  • 友だちが片付けていないと、手伝ってあげていた。

💚言葉(やりとり・理解)

Q1. 会話(多語文)の広がりは?

  • 「今日、プール楽しかったよ」など、過去の出来事を話していた。
  • 「これ、どうやってやるの?」と、方法を尋ねていた。
  • 「だって、〇〇だから」と、理由を説明しようとしていた。
  • 友だちとのお喋りが弾み、楽しそうに笑い合っていた。
  • 大人びた口調を真似して話し、周囲を笑わせていた。

Q2. 「なんで?」「どうして?」の質問期は?

  • 「なんで雨降るの?」「これなあに?」と頻繁に質問していた。
  • 知らない言葉を聞くと、「それどういう意味?」と聞いていた。
  • 物の名前だけでなく、機能や理由を知りたがっていた。
  • 納得するまで質問を繰り返し、知識を深めていた。
  • 保育者の説明を聞いて、「そうなんだ」と頷いていた。

Q3. 自分の名前や相手の名前は?

  • フルネームで自分の名前をはっきり言えるようになった。
  • クラス全員の名前を覚え、呼ぶことができた。
  • 家族の名前(パパ、ママ以外)も言えるようになった。
  • 「僕」「私」という一人称を使い始めていた。
  • 先生の名前を呼び、「先生、見て」と言っていた。

Q4. 歌や物語への言葉の関心は?

  • 七夕の歌や夏の歌を、歌詞を覚えて歌っていた。
  • 絵本の内容を覚えて、自分なりの言葉で読んでいた。
  • ごっこ遊びの設定を言葉で説明し、友だちと共有していた。
  • 自分の作った物語を、楽しそうに話していた。
  • 登場人物のセリフを真似て、感情を表現していた。

Q5. 挨拶や社会的な言葉は?

  • 朝、「おはようございます」と元気に挨拶していた。
  • 帰る時、「さようなら、また明日」と言っていた。
  • 何かしてもらった時、「ありがとう」と自然に言えていた。
  • ぶつかった時、「ごめんね」とすぐに謝っていた。
  • 食事の前後、「いただきます」「ごちそうさま」を言っていた。

💜表現(創造・感性)

Q1. 描画や制作活動の様子は?

  • クレヨンで丸や線を描き、「花火」と言っていた。
  • 糊を使って、折り紙を台紙に貼って作品を作っていた。
  • ハサミで一回切りした紙を、何かに見立てていた。
  • 絵の具を指につけて、スタンプを楽しんでいた。
  • 出来上がった作品を、保育者や友だちに見せて説明していた。

Q2. 音楽やリズム表現は?

  • 盆踊りの曲に合わせて、手拍子や足踏みをしていた。
  • 歌のリズムに合わせて、楽器を鳴らしていた。
  • 音楽がない時も、自分で歌いながら体を動かしていた。
  • 友だちと向かい合い、手を取り合って踊ることを楽しんでいた。
  • 自分の気持ちを歌やリズムで表現しようとしていた。

Q3. ごっこ遊び(見立て)の世界観は?

  • 自分の知っている役割(お母さん、先生など)になりきって遊んでいた。
  • 玩具を使わず、身の回りにあるものを代用して遊んでいた。
  • 友だちと役割を分担し、遊びを続けることができた。
  • 過去の経験(病院、買い物など)を再現して遊んでいた。
  • 想像上の動物や友達と、会話をしながら遊んでいた。

Q4. 感情の表現方法は?

  • 感情を言葉(嬉しい、悲しい)と表情で豊かに表現していた。
  • 友だちと感情を共有し、共感し合っていた。
  • 怒りや不満を、言葉で訴えようと努力していた。
  • 嬉しい時、全身で喜びを爆発させていた。
  • 自分の表現を見て、友だちが笑うのを喜んでいた。

Q5. 素材や感触を使った表現は?

  • 泥団子を磨いて、ツルツルになるまで作っていた。
  • 色水を混ぜて、「魔法のジュース」を作っていた。
  • 笹飾りを作るとき、紙の感触を楽しんでいた。
  • 氷でお絵描きをして、溶ける様子を楽しんでいた。
  • 寒天を型抜きして、きれいな形を作っていた。

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