人間関係で困っている人の為の人間関係の基本的な考え方 5選

保育士の離職率の高さの原因の一つに人間関係が有ります。

・あの人と上手く行かない。

・こわい先輩がいる。

・苦手な保護者がいる。

・後輩と上手く行かない

等々、、そんな人間関係で悩んでいる人。

人との接し方に関する基本的な考え方を知っていますか?

これを知れば、人間関係で悩む事がグッと減ります。

そんな人との接し方に関する基本的な考え方を是非知ってください。

①誰もが「自分は悪くない」と思っている事を知っておこう。

どんな凶悪犯でも自分は悪人だと思っている人はほとんどいない。

「あの状況ではそうせざるを得なかった」と釈明する。

理屈に合っているかどうかは別として、自分の行動を正当化する。

凶悪犯でさえ、そう思っているのだから一般の人はもっとそう思っている。

あなたに冷たく当たる同僚も、意地悪を言ってくる先輩も「自分は悪くない、あの状況ではそうするしかなかった。そんな事をしなくてはいけないのはあの人のせいだ。」と考え正当化する。

テレビで不適切保育のニュースが流れる。

それと同じような事をやっている人が、そんなひどい事をよくできるよね!と言っているのを聞いたことが無いでしょうか?

テレビの中の不適切保育は駄目だけど、自分が行っている事は仕方がない事と正当化してしまう。

自分を正当化している人に、それは良くないと指摘したらどうなるのか想像できるでしょ?

つまり、批判し指摘する事は、人間関係を悪化させることにしかならないと覚えておこう。

②何故その人は、そういうことをするのかを理解しよう。

「何故こんな事をしたんだ。」「何故そんな事になったんだ。」そう言って責め立てる前に

「何故こんなことをしたんだろうか。」と相手の立場に立ってかんがえてみよう。

①でも述べたように、人は「自分は悪くない」と思っている。

それがとんでもないミスだとしても、相手は自分を正当化し、「その時の私にそれ以外の方法は思いつかなかった。」と思っているだろう。そう考えている人に指摘し批判したところで反省など促せない。

だから、相手の立場に立ってみよう。そうすると、かけるべき声掛けが見えてくる。

「もし、私があなたと同じ考えをしていたら、私もそうしていたでしょう。とはいえ、今の状況はとてもまずい状況にあるから、何とかしていこう」と伝えてみよう。

共感したところで、問題は解決されるわけでも許されるわけでも無い。しかし、一度理解を示す事で、問題への向き合い方が変わってくる事は容易に想像がつくでしょう。

つまり、大事なのは批判し反省を促すのではなく、共感し向き合う事が出来るように関わって行く事

③褒めて伸ばそう

①も②も出来るようになったあなたは既に理解しているかと思います。

いくら口うるさく言っても相手はいう事を聞きません。いや、もちろん脅したり、強制的にやる様にすれば動いてくれるかもしれませんが、それは一時的な効果しかなく反感を抱く恐れさえあります。

では、どうするか。

褒めるのです。

人を動かす秘訣は、【相手が上手く出来たことを褒めて自尊心を満たしてあげる】

それが出来ないと、人は喜んで動いてはくれないのです。

④人を動かす唯一の方法は?

①も②も③も出来るようになったあなた。そんなあなたには、この方法は容易でしょう。

実は、人を上手く動かす方法は、一つしかないのです。

それは、【そうしたくなるように働きかける】事です。

人間には「重要な人物として扱われたい」という欲求がある。なので、相手のその欲求を満たす事が人を動かす秘訣です。

例えば、小言が多いお局様。

何故小言を言うのでしょう。逆に考えると、小言を言えるという事は、よく気が付くという事。

自分の事だけでなく、周りの事をとてもよく見ているという事。

そして、自分は気が付くのに何故あなたは気が付かないの?と思っている。

その気が付くという点を褒めるのです。

「自分では気が付かない細かいところまで気が付けるのは、本当に凄いですね。いつも気が付かないところを伝えてくれてありがとうございます。」

大人になってから他者に褒められた記憶はありますか?

あなたは褒めてくれる人の事をどう思いますか?

皆、賞賛の言葉に飢えています。その心の渇きを、誠実な気持ちで満たすことが出来る人間は少数しかいません。その少数の人間は、相手の心をつかむことが出来るのです。

⑤お世辞は通用しない。

【褒めたけど上手く行かない】【通用する人もいるが通用しない人もいる】

実践してくれた人の中には、そういう人もいます。

大事な事は褒める事ですが、お世辞は通用しないのです。

お世辞は、見え透いていて不誠実。なんとか相手を動かしてやろうという気持ちが見え隠れする。

【褒めていい気にさせればいいんだろう?】そんな気持ちは見透かされてしまう。相手に下心を感じさせてしまう。

褒めてもらう事に躍起になっている人ならば、喜ぶかもしれませんがそんな不誠実な下心がばれたとたんに信頼関係は崩壊する。

単なるお世辞と違って心のこもった誉め言葉が相手の心に響くのです。

だから、その人の事を心から褒める事が出来るポイントを探すのです。

その人の事を良く知り、その人が得意な事を知り、その人の事を心から賞賛できるように。

ここまで出来れば人間関係で悩む事は、ほとんどなくなるのでは無いでしょうか?

実は、相手を変えるより、自分が変わる方が何百倍も簡単です。

この様に自分の考え方を変えながら上手な人間関係を築く事が出来れば、人間関係に悩むという人生の無駄な時間をかなり削減できます。

さて、あなたも今日からやってみよう!

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