子どもに話を聞いてもらいたい時に大切なたった一つの『○○感の演出』

その他

子ども達の前に立って話をする時、子ども達が話を聞いてくれない事ってありませんか?

どうすれば、子ども達は話を聞いてくれるのかなとお悩みのあなた。

先輩の話はよく聞くのに・・私の話は聞いてくれない・・・。と嘆いているあなた。

責任実習で子ども達が話を聞いくれるか不安なあなた。

そんなあなたに向けた記事です。

どうすれば話を聞いてくれるの?

実はちょっとしたコツがあるのです。

話を聞いてもらうのに怒ったり、大きな声を出したり、面白い話をしたりする必要は一つもありません。

必要なのは『期待感の演出』です。

さて、それはどうやって演出すればいいのでしょうか。

それでは、一例をご紹介。

①紙袋を一つ持って子ども達の前に立ちます。

この時は、気づく子も気づかない子もいて、きっとザワザワしてます。

②あれ?あれ?おかしいな。。。ここに入れたんだけど・・と言いながら紙袋の中を覗いたり探ったりします。

数人が気が付き「何入れたの?」「どうしたの?」という子がいます。

③声をかけてくれた子に「いや、、大事な物をいれたんだけどさ・・・」と話しながら紙袋の中を探し続けます。

④そして、良きところで「あ!あったあった。」と言いながら顔をあげてみてください。子ども達は、もうあなたにくぎ付けです。

応用編 制作(導入)に繋げてみよう。

準備)紙袋の中に制作物を入れておく。

上記の①②③④をした後、

紙袋から制作物を出す前に『今日は、皆と一緒におもしろい事やりたいなと思ってこれを持ってきたんだけど一緒にやってくれる?』ときいてみましょう。

今日は制作をします!と言うより、『皆と制作がしたいんだけど一緒にやってくれる?』と聞く事によって強制ではなく、子ども達自身が自ら選択した気になってくれます。

※人は強制されたことや指示されたことより【自分で選択し実行すると決めたこと】は責任を持ってやる傾向が有ります。

この聞き方をすると、大半が「いいよー!」と言ってくれます。

※もし、ヤダー!という子がいたらどうするの?

そのヤダーに対してはわざわざ反応しなくて大丈夫。その場では反応しないで、制作物を配る時に『どう?一緒にやってくれる?』と再度声をかければ大丈夫です。そこでもやらないという子は、きっと出来るかどうかの不安感や他にやりたい事があるなど何かしら理由のある子なので、その考えを尊重してあげましょう。そうでなければ、『じゃーやりたくなったら一緒にやろうね。』と声をかけておきましょう。

そしたら、ゆっくり制作物を紙袋から出して「今日はこんなものを作りたいんだ」と制作物を見せましょう。

※徐々に徐々にその全貌が明らかになる制作物。一気にバッ!と出すのではなく、少しずつ少しずつ出してみましょう。《え?え?何が出てくるの??》 これも期待感の演出。

子どもは褒められた方に行動する。

褒める時は具体的に。

何がどのように良いかを意識して声をかけましょう。

『静かに話を聞いてくれたから聞いてくれてるなぁって思って嬉しかったよ。ありがとう』

『先生の顔もよく見て話を聞いてくれていますねー』

『椅子の座り方が背筋が伸びていてとても素敵だね。』

一人でも出来ている子が居たらその子に向けて声をかけてあげてください。

他の子も真似をしてそれをしてくれるでしょう。そして、この人は褒めてくれる人だという認識が子ども達の中にできます。

※よくやりがちだけど気を付けなければいけない事は、褒めを皆に働きかける目的で使うという事。つまり、【あの子の座り方が良い!皆にもあの座り方をしてもらおう。】という誘導目的で褒めを使う事は、その誘導の意図が伝わってしまった時に相手との信頼関係が崩れます。褒める時は本気でその子の為に誉めましょう。

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