保育士の離職理由の上位には「人間関係の悩み」があります。
- 苦手な同僚や先輩がいる
- 指導が厳しい先輩に緊張する
- 後輩の行動が気になる
- 保護者とのやり取りにストレスを感じる
こうした悩みを抱えているあなたに、今日から実践できる5つの考え方を紹介します。
実はこの考え方は、世界的に有名な自己啓発書『人を動かす』で知られるデール・カーネギーの人間関係の原則をベースにしています。
カーネギーとは?
もくじ
デール・カーネギー(Dale Carnegie、1888〜1955)はアメリカの実業家であり、世界中で読まれる『人を動かす』の著者です。
彼の提唱する人間関係の原則は、批判せず、相手を理解し、誠実に褒めることで信頼関係を築くというもの。
企業だけでなく、保育士の現場でも応用可能で、特に「同僚・先輩・後輩・保護者との関係改善」に効果的です。
①批判せず、非難しない
カーネギーは「批判、非難、苦情は相手の心を閉ざすだけ」と説いています。
人は誰でも自分の行動を正当化する心理を持っているため、怒ったり責めても反発を生むだけです。
保育現場での例
- 後輩が書類を間違えたときも「どうしてできないの?」ではなく、
「ここをこう直すともっとわかりやすくなるね」と伝える。
②相手の立場に立って理解する
カーネギーの原則のひとつに「相手の立場に立って物事を考える」があります。
相手がなぜその行動をしたのか、背景や気持ちを想像することで、共感を示し、協力的な態度を引き出すことができます。
実践例
- 慌てて対応した同僚に対して、「慌てるのも仕方ないですね。次はこうしてみましょう」と共感しつつ改善を促す。
③誠実に褒める
カーネギーは「人は心から褒められると、やる気を出す」と説きます。
漠然とした褒め言葉ではなく、具体的で誠実な褒め方がポイントです。
実践例
- 「細かいところまで観察していてすごいですね」
- 「子ども一人一人に声をかける姿勢が本当に尊敬します」
④相手を重要な存在として扱う
カーネギーは「誰でも自分が重要な存在だと感じたい」と言います。
相手の存在意義を認めることで、自然に協力的な態度が引き出せます。
実践例
- 小言が多い先輩には「いつも細かいところまで気が付けるのは素晴らしいです」と具体的に褒める。
⑤相手が納得して行動できるように働きかける
カーネギーの原則のひとつに「相手に自分の判断で行動させる」があります。
命令口調ではなく、相手が納得して行動できるように伝えることが大切です。
実践例
- 「私も同じ立場だったら同じ行動をしたと思います。ただ、今の状況をこう改善できるとみんな助かります」と伝える。
1日1原則チェックリスト(保育士向け)
毎日意識して振り返ることで、人間関係を改善できます。
| 原則 | 今日やった? | コメント・感想 |
|---|---|---|
| ①批判せず非難しなかった | ☐ | 例:後輩のミスを優しく伝えた |
| ②相手の立場で理解した | ☐ | 例:先輩の行動の理由を考えて共感できた |
| ③誠実に褒めた | ☐ | 例:同僚や子どもを具体的に褒めた |
| ④相手を重要な存在として扱った | ☐ | 例:小言の多い先輩を尊重して接した |
| ⑤相手が納得して行動できるように伝えた | ☐ | 例:お願いの伝え方を改善した |
💡 今日からできるポイント
- 朝、必ず1人以上の同僚を具体的に褒める
- 感情的になりそうなときは一度立ち止まり、相手の立場を考える
- 指示やお願いは「命令」ではなく「理由+納得感」で伝える



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