【1歳児7月】月齢別(低月齢・高月齢)|今の姿を引き出す観察質問リスト&文例集

5領域メーカー

1歳児クラスの7月は、いよいよ本格的な夏が到来し、水遊びやプール遊びが始まります。 水の感触に大喜びする子もいれば、顔にかかって泣いてしまう子もいるなど、個々の反応がはっきりと出る時期です。

また、暑さによる食欲不振や体力の消耗(夏バテ)に注意しながら、休息と活動のバランスをどう取っているかが記録のポイントになります。

7月の特徴と観察ポイント

クラスにとってどんな時期?

「水遊び・プール開き」という大きな行事を迎え、活動のメインが戸外やテラスの水遊びへとシフトします。準備や着替えで慌ただしくなりますが、開放的な雰囲気の中で、子どもたちのダイナミックな姿や新たな一面が見られる時期です。

子どもにとってどんな時期?

冷たい水、ドロドロの泥、氷など、夏ならではの強い刺激(感触)に出会います。驚きや恐怖、心地よさなど、感情が大きく揺れ動きます。また、薄着になることで「自分で着替えたい」という意欲が育ちやすいタイミングでもあります。

7月に特に観たい発達テーマ

  1. 水・泥・氷への感触反応(冷たさ、気持ちよさ、不快感)
  2. 夏の生活リズム(暑さの中でも食べて、眠れているか)
  3. 着脱への意欲(パンツを履こうとする、帽子を被る)
  4. 開放的な表現(全身を使ったダイナミックな遊び)

1. 前半・低月齢(1歳0ヶ月~1歳5ヶ月頃)

【特徴】 歩行が安定し、探索意欲が増しますが、初めての水遊びに戸惑う姿も見られます。無理なく水に慣れていく過程や、暑さの中での生理的欲求(食・寝)の満たされ方を観ていきます。

🌿養護(生活・安心感)

🩷生命の保持(食事・睡眠・排泄・健康)

Q1. 暑さの中での「食欲」や「水分補給」はどうですか?

  • 暑さで少し食欲が落ちる日もあったが、麺類など喉越しの良いメニューは喜んで食べていた。
  • こまめに水分補給を行い、コップを見せると自分から手を伸ばしてゴクゴクと飲んでいた。
  • 遊びに夢中でも、保育者が誘うとお茶休憩を取り、一息つくことができた。
  • 苦手な食材も、雰囲気が変わると口に運び、味わうことができた。
  • 完了食へ移行し、いろいろな食材の味や固さに慣れてきた。

Q2. プール・水遊びの後の「休息(午睡)」は?

  • 水遊びの心地よい疲れから、布団に入るとすぐにぐっすりと眠っていた。
  • いつもより早く眠くなり、給食中にウトウトする姿が見られた。
  • 疲れが出すぎないよう、短時間の水遊びで切り上げ、室内でゆったり過ごす時間を設けた。
  • 寝苦しさからか何度か起きたが、背中をさすると再入眠できた。
  • 目覚めが良く、起きてすぐにおやつを欲しがるなど元気な様子だった。

Q3. 汗や「沐浴・シャワー」への反応は?

  • 汗で体がベタつくのを不快がり、シャワーで流すとさっぱりして機嫌が良くなった。
  • 顔に水がかかるのを嫌がったが、背中を流してもらうのは気持ちよさそうにしていた。
  • あせも等の肌トラブルが見られたため、こまめに着替えや清拭を行った。
  • タオルで体を拭いてもらう時、くすぐったそうに笑っていた。
  • オムツかぶれを気にして、お尻を触ったり指差したりしていた。

Q4. オムツ交換や着替え時の協力動作は?

  • プール後の着替えで、オムツを履かせようとすると足を上げようとしていた。
  • 「バンザイ」の声かけに合わせて腕を伸ばし、服の着脱をスムーズに行えた。
  • 濡れた水着を脱がせてもらう時、じっとして協力してくれた。
  • ズボンを履く時、自分でも引っ張り上げようと手を添えていた。
  • 帽子を被せてもらうと、自分で位置を直そうと触っていた。

Q5. 夏の体調変化(感染症・疲れ)は?

  • 週末に熱が出ることがあったが、週明けには元気に登園できた。
  • 鼻水が出ていたため、プール遊びを控えて室内で沐浴を楽しんだ。
  • 手足口病の発疹を気にしていたが、痛みはなく機嫌よく遊んでいた。
  • 疲れからか夕方にグズることが増えたが、抱っこで落ち着いて過ごした。
  • 食欲が落ちることなく、夏バテせず元気に過ごしていた。

💚情緒の安定(水への反応・安心)

Q1. 初めての「水遊び」に対する反応は?

  • 最初は水の冷たさに驚いて泣いてしまったが、保育者に抱っこされると安心し、足だけ水につけてみた。
  • 怖がることなくタライの水に手を入れ、バシャバシャと水しぶきを上げて大喜びしていた。
  • 遠くから様子を見ていたが、慣れてくるとジョウロの水に触れようと近づいてきた。
  • 水がかかると驚いて固まっていたが、保育者が笑いかけるとつられて笑っていた。
  • 特定の玩具(ジョウロなど)を持つことで安心して水遊びに参加できた。

Q2. 暑さや疲れによる「グズり」への対応は?

  • 夕方になると疲れから抱っこを求めたが、ゆったり関わることで落ち着いて過ごせた。
  • 眠くて機嫌が悪くなったが、涼しい部屋で静かな遊び(絵本など)に誘うと気分が変わった。
  • 「抱っこ」と泣いて訴え、保育者の膝の上でしばらく休息をとっていた。
  • 氷などの冷たいものに触れると、驚いて泣き止み、興味を示していた。
  • 特定の保育者に甘えることで、安心感を得ているようだった。

Q3. 自分の欲求(やりたい・イヤ)の表現は?

  • 水遊びを切り上げるのが嫌で、体を反らして抵抗していた。
  • 欲しい玩具を指差し、「アー!」と大きな声を出して要求していた。
  • 嫌なことがあると首を振り、全身で拒否していた。
  • 楽しい時は手を叩き、「もう一回」とアピールしていた。
  • 眠い時に自分の布団を指差し、寝たいことを伝えていた。

Q4. 保育者との愛着関係(安全基地)は?

  • 怖いことがあると保育者の後ろに隠れ、様子を伺っていた。
  • 水遊び中も何度も保育者の方を振り返り、見守られているか確認していた。
  • 抱っこされると安心して、すぐに遊びに戻っていった。
  • 担任以外の保育者にも慣れ、笑顔で関わろうとしていた。
  • 困った時に保育者の顔を見て、助けを求めていた。

Q5. 特定の物への執着や安心感は?

  • 水遊び用の特定のカップを気に入り、ずっと持ち歩いていた。
  • タオルを握りしめることで、新しい環境でも落ち着いて過ごせた。
  • お気に入りの絵本を繰り返し見て、安心しているようだった。
  • 自分のマークがついたロッカーを認識し、指差していた。
  • 決まった場所(部屋の隅など)で遊ぶことを好んでいた。

🌸五領域(感覚・探索)

🩵健康(身体機能・感触)

Q1. 水や泥、氷などの「夏の感触」を楽しんでいますか?

  • 氷を渡すと「冷たい!」という表情で手を引っ込めたが、すぐにまた触って溶ける様子を楽しんでいた。
  • 泥んこ遊びで、泥のヌルヌルした感触を不思議そうに指で握ったり開いたりしていた。
  • 水たまりの中を足踏みして、水が跳ねる様子を全身で楽しんでいた。
  • 片栗粉粘土のドロドロした感触に驚き、じっと手を見つめていた。
  • シャワーの水を嫌がらず、手で受け止めようとしていた。

Q2. 全身を使った運動(歩行・探索)は?

  • 水遊び用のマットの上でもバランスを崩さず、しっかりと歩いて移動していた。
  • 散歩先でセミの抜け殻や夏草を見つけ、しゃがみこんでじっと観察していた。
  • 広いホールでハイハイや小走りをし、体を動かすことを楽しんでいた。
  • 段差を乗り越えようと、手をついて慎重に足を運んでいた。
  • ボールを追いかけて、方向転換しながら走っていた。

Q3. 手指を使った微細な動きは?

  • ペットボトルのキャップを掴んで、容器に入れたり出したりしていた。
  • 水遊び用のカップを重ねたり、崩したりして遊んでいた。
  • スポンジを握って水を絞り出す動作を繰り返していた。
  • 小さな石や葉っぱを指先でつまみ、保育者に見せてくれた。
  • シールを台紙から剥がそうと、指先を細かく動かしていた。

Q4. 身体感覚(バランス・平衡感覚)は?

  • 音楽に合わせて体を揺らし、リズムをとっていた。
  • 抱っこで高い高いをされると、喜びの声を上げていた。
  • 不安定な足場(マットの上など)でも、転ばずに歩こうとしていた。
  • 滑り台を滑る時、体を起こしてバランスを取っていた。
  • ぐるぐる回る感覚を楽しみ、目が回ると座り込んでいた。

Q5. 水の中での身体の使い方は?

  • タライの中に座り込み、足で水を蹴ってバシャバシャさせていた。
  • 手で水を叩き、水しぶきが顔にかかるのを楽しんでいた。
  • ジョウロの水を頭から浴びようと、顔を近づけていた。
  • 水の抵抗を感じながら、手や足を動かしていた。
  • カップに水を汲み、こぼさないように運ぼうとしていた。

🧡人間関係(人への興味)

Q1. 保育者と一緒に楽しさを共有していますか?

  • ジョウロから出る水を指差し、保育者と顔を見合わせて「あ!」と声を上げて笑っていた。
  • 怖くて泣いている時、保育者がそばについて励ますと、少しずつ水に触れるようになった。
  • 「冷たいね」と声をかけると、ニコッとして頷いていた。
  • できたことを「見て」とアピールし、褒められると喜んでいた。
  • 保育者の背中におんぶされ、安心して水の中を移動することを楽しんでいた。

Q2. 友だちの様子を気にしていますか?

  • 友だちが楽しそうに水を叩いているのを見て、真似をして横でバシャバシャしていた。
  • 友だちが持っている水遊び用のおもちゃに興味を持ち、手を伸ばしていた。
  • 泣いている友だちを覗き込み、心配そうな顔をしていた。
  • 友だちと目が合うと、お互いに笑い合っていた。
  • 友だちの後をついて歩き、同じ遊びをしようとしていた。

Q3. 「触れ合い」やスキンシップへの反応は?

  • 保育者と水のかけ合いっこをして、キャッキャと笑っていた。
  • 膝の上に乗って絵本を読んでもらうことを喜んでいた。
  • 友だちの手や頬に触れようと、優しく手を伸ばしていた。
  • 「こちょこちょ」をされると、体をよじって笑っていた。
  • 抱っこを求めて、自分から腕を広げて近寄ってきた。

Q4. 集団の中での姿(模倣など)は?

  • みんなが体操をしていると、手を振って真似しようとしていた。
  • 手洗いの列に並び、友だちの様子を見ていた。
  • 「いただきます」の挨拶で、手をパチンと合わせていた。
  • 友だちが玩具を片付けるのを見て、自分も箱に入れようとしていた。
  • 名前を呼ばれると、他児のことでも反応して見ていた。

Q5. 人見知りや場所見知りの変化は?

  • 水遊びの場所(テラスなど)に慣れ、自分から遊び場に向かっていた。
  • 普段と違う保育者がいても、泣かずに遊べるようになった。
  • 散歩先で地域の人に手を振っていた。
  • 初めてのプールに緊張していたが、保育者が入ると安心していた。
  • 誰にでも愛想よく振る舞い、関わりを楽しんでいた。

💛環境(自然・物・安全)

Q1. 夏の自然や行事(七夕など)への反応は?

  • 七夕の笹飾りが揺れるのをじっと見つめ、短冊を指で触ろうとしていた。
  • 散歩中にセミの声が聞こえると、キョロキョロと音のする方を探していた。
  • アサガオの花を指差し、色や形に興味を示していた。
  • 夏野菜(キュウリやトマト)を触り、感触や匂いを確かめていた。
  • 風鈴の音を聞いて、不思議そうに上を見上げていた。

Q2. 水の性質(冷たい・流れる)への気づきは?

  • カップの底に穴が空いていて、水が漏れるのを不思議そうに見ていた。
  • 水面を叩くと水しぶきが上がることを発見し、何度も繰り返していた。
  • 氷が溶けてなくなる様子を、じっと観察していた。
  • 水に浮く玩具と沈む玩具の違いに気づき、試していた。
  • 手ですくった水が指の間から落ちるのを見ていた。

Q3. 玩具の操作や探索の変化は?

  • ジョウロに水を入れるため、水の中に沈める動作をしていた。
  • 水車に水をかけると回ることに気づき、集中して水をかけていた。
  • バケツに玩具を詰め込み、重さを感じながら運んでいた。
  • スポンジを押すと水が出る仕組みを楽しんでいた。
  • ペットボトルを振って、中の水が動く様子を見ていた。

Q4. 音や光への反応は?

  • 太陽の光が水面に反射してキラキラするのを、指差して喜んでいた。
  • 雷の音に驚き、保育者の方を見て安全を確認していた。
  • 玩具同士をぶつけて音を出し、楽しんでいた。
  • 音楽が流れると、体を動かして反応していた。
  • 飛行機の音に気づき、空を探していた。

Q5. 安全への意識(熱い・痛い)は?

  • コンクリートが熱いことに気づき、日陰の方へ行こうとしていた。
  • 転ばないように、手をついて慎重に歩いていた。
  • 「危ない」と言われると、手を止めて保育者を見ていた。
  • 友だちとぶつからないように、避けて通っていた。
  • プールの縁に座り、落ちないように気をつけていた。

💚言葉(発声・理解)

Q1. 言葉にならない声(歓声など)での表現は?

  • 水がかかると「キャー!」「うわー!」と大きな歓声を上げ、興奮して喜んでいた。
  • 気持ちいい、冷たいなどの感覚を、表情や「ん!ん!」という声で伝えようとしていた。
  • 欲しいものがある時、「アー!」と指差して訴えていた。
  • 楽しい時に「キャッキャ」と笑い声を上げていた。
  • 嫌な時に「ウー」と唸り声を上げ、拒否していた。

Q2. 発語(一語文)の広がりは?

  • 「ミズ(水)」「アメ(雨)」など、状況に合った言葉が出ていた。
  • 「アツイ」「ツメタイ」など、感覚を表す言葉を真似していた。
  • 動物を見て「ワンワン」「ニャーニャー」と言っていた。
  • 食べ物を見て「マンマ」「パン」と言っていた。
  • 「バイバイ」と言いながら手を振っていた。

Q3. 大人の言葉(指示)の理解度は?

  • 「おいで」と言うと、笑顔で近寄ってきた。
  • 「ないない(片付け)」と言うと、玩具を箱に入れようとしていた。
  • 「ちょうだい」と言うと、持っているものを渡してくれた。
  • 「座って」と言うと、その場に座ることができた。
  • 名前を呼ばれると、振り向いて反応していた。

Q4. 指差しや身振りでのコミュニケーションは?

  • 飛行機を見つけて指差し、保育者に教えてくれた。
  • 「抱っこ」と手を広げ、全身で要求していた。
  • 首を横に振って「イヤ」と伝えていた。
  • 「美味しい?」と聞くと、ほっぺたを叩く仕草をしていた。
  • 「シーッ」と指を口に当てていた。

Q5. オウム返しや模倣発語は?

  • 保育者が「冷たいね」と言うと、「タイ(冷たい)」と真似していた。
  • 名前を呼ぶと、自分の名前のような音を発していた。
  • 歌の最後に合わせて、声を出していた。
  • 挨拶の言葉を聞いて、口を動かしていた。
  • 動物の鳴き声を真似して遊んでいた。

💜表現(感情・感性)

Q1. 音楽やリズム遊びへの反応は?

  • 音楽に合わせて体を揺らし、ノリノリで踊っていた。
  • 手遊びの動きを真似て、手をパチパチしていた。
  • 楽器を鳴らして、音が出ることを楽しんでいた。
  • 歌が始まると静かになり、聴き入っていた。
  • リズムに合わせて足踏みをしていた。

Q2. 全身を使った感情表現は?

  • 嬉しい時に飛び跳ねて、全身で喜びを表していた。
  • 悔しい時に床に寝転がり、手足をバタバタさせていた。
  • 驚いた時に目を見開き、口を開けていた。
  • 楽しい時に保育者に抱きつき、興奮を伝えていた。
  • 悲しい時に涙を流し、助けを求めていた。

Q3. 感触や素材への反応は?

  • 氷を触って冷たさに驚き、手を引っ込めて笑っていた。
  • 泥の感触を楽しみ、手でこねたり握ったりしていた。
  • 片栗粉粘土の感触に不思議そうな顔をしていた。
  • 水の冷たさを心地よさそうに感じていた。
  • フワフワしたタオルに顔を埋めていた。

Q4. 描画や制作への興味は?

  • クレヨンを持って、点や線を描くことを楽しんでいた。
  • シールを台紙から剥がし、紙に貼ることができた。
  • 描いた線を見て、「あー!」と声を上げていた。
  • 指に絵の具をつけて、スタンプのように押していた。
  • 新聞紙をビリビリと破り、音を楽しんでいた。

Q5. 模倣(まねっこ)遊びの始まりは?

  • 電話の玩具を耳に当て、「もしもし」の真似をしていた。
  • コップで飲む真似をして、「プハー」と言っていた。
  • 布を被って「いないいないばあ」をしていた。
  • 保育者が笑うと、つられて笑っていた。
  • バイバイの仕草を真似していた。

2. 後半・高月齢(1歳6ヶ月~1歳11ヶ月頃)

【特徴】 水遊びがダイナミックになり、ワニ歩きや玩具を使った遊びが広がります。着脱の機会が増えることで「自分でやりたい」意欲が高まる絶好のチャンスです。

🌿養護(生活・自我)

🩷生命の保持(食事・睡眠・排泄・健康)

Q1. プール前後の「着替え」への意欲はどうですか?

  • プールバックを見ると自分から服を脱ごうとし、意欲的に準備を始めていた。
  • 濡れた水着が脱ぎにくくて怒っていたが、少し手伝うと残りは自分で脱ごうとしていた。
  • パンツに足を通し、立ち上がって上まで上げようと頑張っていた。
  • 脱いだ服を自分のカゴに入れ、片付けまでやろうとしていた。
  • 「自分で!」と言って、保育者の手助けを断っていた。

Q2. 夏の食事(食具・完食)の様子は?

  • 暑さに負けず食欲旺盛で、「おいしいね」と言いながらスプーンを使って完食していた。
  • 苦手な野菜が出ると進みが悪かったが、減らしてもらうと頑張って食べていた。
  • コップでお茶を飲む時、こぼさずに飲めるようになった。
  • フォークを使って、食材を刺して食べていた。
  • 食事の後、口の周りをタオルで拭こうとしていた。

Q3. トイレトレーニング(排泄)の進み具合は?

  • 濡れたオムツやパンツを「気持ち悪い」と感じ、自分から替えたいと訴えることがあった。
  • プール前にトイレに誘うと、意欲的に便座に座り、排尿に成功することも増えてきた。
  • 排泄後、「出た!」と嬉しそうに報告してくれた。
  • 友だちがトイレに行くのを見て、自分も行こうとしていた。
  • オムツが汚れると、新しいオムツを持ってきていた。

Q4. 休息(午睡)の深さやリズムは?

  • 水遊びで体力を使い、布団に入ると「ねんね」と言ってすぐに眠りについていた。
  • ぐっすりと深く眠り、目覚めた後はすっきりとした表情でおやつを食べていた。
  • 途中で目が覚めても、自分でまた眠ろうとしていた。
  • 自分の布団を見つけて、横になることができた。
  • 疲れからか早く眠くなり、午前寝をすることもあった。

Q5. 体調管理(水分・休息)の訴えは?

  • 喉が渇くと「お茶」と言って、水分を欲しがっていた。
  • 遊び疲れると、保育者の膝に来て休憩していた。
  • 暑い時に「アツイ」と言って、服をパタパタさせていた。
  • 鼻水が出ると、ティッシュで拭こうとしていた。
  • 痛いところがあると、指差して教えてくれた。

💚情緒の安定(自己主張・開放感)

Q1. 水遊びでの「大胆さ」や「慎重さ」は?

  • 顔に水がかかってもへっちゃらで、自らシャワーの下に入り修行のように浴びていた。
  • 最初は慎重だったが、保育者と一緒に遊ぶうちに安心して、自分から水の中に入れるようになった。
  • 水しぶきを浴びて大笑いし、興奮して遊んでいた。
  • 少し怖い時は、タライの周りで遊ぶことを選んでいた。
  • 自分のペースで水に慣れ、楽しむことができた。

Q2. 「自分で!」と「甘え」のバランスは?

  • 着替えがうまくいかずに「キーッ」となったが、保育者が「手伝おうか?」と聞くと素直にお願いできた。
  • 遊び疲れると保育者にべったり甘え、十分に充電してからまた遊び始めていた。
  • 自分でやりたい気持ちを尊重すると、満足して次の行動に移っていた。
  • 困った時にだけ助けを求め、それ以外は一人で頑張っていた。
  • 甘える時は赤ちゃんのように抱っこを求めていた。

Q3. 気持ちの切り替え(葛藤)は?

  • 水遊びを終わりにする時、嫌がって泣いたが、「また明日」と言うと納得した。
  • 玩具の取り合いで泣いたが、代わりのものを渡すと泣き止んだ。
  • 嫌なことがあっても、好きな遊びを見つけると機嫌が直った。
  • 「あと一回」の約束を守ることができた。
  • 気持ちを受け止めてもらうと、落ち着いて行動できた。

Q4. 保育者を安全基地として使えていますか?

  • 遊びながら時々保育者の方を見て、安心を確認していた。
  • 怖いことがあると保育者の後ろに隠れていた。
  • 離れた場所で遊んでいても、名前を呼ぶと戻ってきた。
  • 困った時に保育者の顔を見て、どうすればいいか聞いていた。
  • 保育者がそばにいることで、安心して新しい遊びに挑戦していた。

Q5. 自信や達成感の表現は?

  • 自分で着替えられた時、「できた!」と誇らしげに見せてくれた。
  • 難しいパズルが完成すると、拍手して喜んでいた。
  • 友だちに「見て見て」と、自分の作品を見せていた。
  • 褒められると照れながらも嬉しそうにしていた。
  • 失敗しても諦めずに、何度も挑戦していた。

🌸五領域(行動・意欲)

🩵健康(運動・活動)

Q1. 水中での動き(ワニ歩き・バタ足)は?

  • 保育者の真似をして、両手をついて足を伸ばす「ワニさん歩き」を楽しんでいた。
  • 座って足をバタバタさせ、水しぶきが高く上がるのを見て大笑いしていた。
  • 水の中でジャンプし、水が跳ねる様子を楽しんでいた。
  • プールの縁に掴まって、体を浮かそうとしていた。
  • 四つん這いになって、水の中を進んでいた。

Q2. 指先を使った操作(すくう・入れる)は?

  • プリンカップで水をすくい、バケツに移し替える作業を真剣な表情で繰り返していた。
  • ペットボトルのシャワーにおもちゃを入れようと、指先を使って集中していた。
  • 水鉄砲(マヨネーズ容器)を押し、水を飛ばすことができた。
  • ぞうきんを絞る真似をして、水を絞り出していた。
  • 小さな穴に水を通そうと、慎重に注いでいた。

Q3. 全身を使ったダイナミックな遊びは?

  • バケツに水をたっぷり入れて、「重いねー」と言いながら運んでいた。
  • 泥んこ遊びで、全身泥だらけになって遊んでいた。
  • マットの上で転がり、全身を使って遊んでいた。
  • ボールを蹴って追いかけ、走り回っていた。
  • 高いところからジャンプして、着地を決めていた。

Q4. バランス感覚や身体の調整は?

  • 水の中で転ばないように、バランスを取って歩いていた。
  • 片足立ちをしようと、フラフラしながらも挑戦していた。
  • 狭い平均台の上を、落ちないように渡っていた。
  • 滑り台を滑る時、スピードを調節していた。
  • ぶつかりそうになると、急ブレーキをかけて止まっていた。

Q5. 危険回避や安全への意識は?

  • プールの周りでは走らないように気をつけていた。
  • 友だちを押さないように、手加減していた。
  • 熱い地面を避けて、日陰を選んで歩いていた。
  • 高いところから降りる時、足元を確認していた。
  • 「危ない」と言われると、すぐに止まっていた。

🧡人間関係(他児との関わり)

Q1. 水遊びを通じた友だちとの関わりは?

  • 友だちと水を掛け合いっこして、「冷たーい!」と言いながら逃げ回って遊んでいた。
  • 友だちが使っているジョウロが欲しくて「貸して」と言葉で伝えようとしていた。
  • 一緒に泥団子を作り、「見て見て」と見せ合っていた。
  • 友だちがプールに入ると、嬉しそうに近づいていた。
  • 水鉄砲で水をかけ合い、笑い合っていた。

Q2. 保育者とのやり取り(ごっこ遊びなど)は?

  • 「ジュース屋さんです」と言って、色水を入れたカップを保育者に振る舞っていた。
  • 保育者の背中に水をかけ、「ジャー!」と言って驚かせて楽しんでいた。
  • 「お風呂入りましょう」と言って、体を洗う真似をしていた。
  • 水をかけられると「キャー」と逃げ、追いかけっこを楽しんでいた。
  • 一緒に歌を歌いながら、水遊びを楽しんでいた。

Q3. 物の貸し借りやトラブルは?

  • 玩具の取り合いになったが、「貸して」「いいよ」のやり取りができた。
  • 取られて泣いてしまったが、保育者が介入すると落ち着いた。
  • 「順番ね」と言われて、待つことができた。
  • 友だちに玩具を渡して、「どうぞ」と言っていた。
  • 自分の玩具を守ろうと、必死に抵抗していた。

Q4. 協同遊びの芽生えは?

  • 友だちと一緒に大きな山を砂場で作っていた。
  • バケツに水を汲み、協力して運んでいた。
  • 並んで座り、同じ遊びを楽しんでいた。
  • 「せーの」と言って、同時に水を流していた。
  • 手をつないで、プールの中を歩いていた。

Q5. 他者への思いやりや共感は?

  • 転んだ友だちを見て、「大丈夫?」と声をかけていた。
  • 泣いている子に、自分の玩具を貸してあげようとしていた。
  • 小さい子の頭をなでて、可愛がっていた。
  • 保育者が濡れていると、タオルで拭こうとしていた。
  • 友だちが楽しそうにしていると、一緒になって喜んでいた。

💛環境(自然・物・数量)

Q1. 夏の言葉(暑い・冷たいなど)は出ていますか?

  • 氷を触って「つめたっ!」、外に出て「あついねー」など、肌で感じたことを言葉にしていた。
  • セミの鳴き声を真似て「ミーン、ミーン」と言ったり、カミナリの音を怖がって「ゴロゴロ」と言ったりしていた。
  • 「キラキラ」と言って、水面の光を表現していた。
  • 「いっぱい」と言って、水をたくさん汲んでいた。
  • 「大きい」「小さい」と言って、玩具のサイズを比べていた。

Q2. 水の性質(流れる・こぼれる)への気づきは?

  • 穴の空いたカップから水が出るのを見て、指で穴を塞ごうと実験していた。
  • 水に浮く玩具と沈む玩具の違いに気づき、何度も水に入れて確かめていた。
  • 水を高いところから流し、落ちる様子を見ていた。
  • スポンジに水を吸わせて、重くなるのを感じていた。
  • 色水を混ぜて、色が変わるのを楽しんでいた。

Q3. 七夕などの行事への関心は?

  • 「お星さまキラキラ」と歌いながら、七夕の制作物を嬉しそうに持ち帰っていた。
  • 短冊のお願い事の話をすると、うんうんと頷いて聞いていた。
  • 笹飾りを見て、「きれい」と言っていた。
  • 行事食のゼリーを見て、大喜びしていた。
  • 七夕の歌に合わせて、手遊びをしていた。

Q4. 自然物や生き物への興味は?

  • セミの抜け殻を見つけ、怖がりながらも触ろうとしていた。
  • トンボが飛んでいるのを見て、指差して追いかけていた。
  • 夏野菜を収穫し、匂いや重さを確かめていた。
  • アサガオの花を摘んで、色水を作ろうとしていた。
  • ダンゴムシを見つけ、手のひらに乗せていた。

Q5. 玩具の操作や仕組みへの興味は?

  • 水車の仕組みに気づき、水をかけて回していた。
  • 砂場セットの型抜きを使い、きれいに形を作っていた。
  • ジョウロの口から水が出るのを見て、不思議そうにしていた。
  • バケツをひっくり返して、太鼓のように叩いていた。
  • 玩具を並べて、お店屋さんのようにしていた。

💚言葉(やりとり・理解)

Q1. 二語文での表現は増えましたか?

  • 「水、冷たい」「お外、行く」など、二語文で気持ちを伝えていた。
  • 「ママ、来た」「パパ、抱っこ」など、状況を説明していた。
  • 「これ、欲しい」「もっと、ちょうだい」など、要求を言葉にしていた。
  • 「ワンワン、いた」「ブーブー、バイバイ」など、発見を伝えていた。
  • 「痛い、ここ」と場所を指定して訴えていた。

Q2. 自分の名前や友だちの名前は?

  • 自分の名前を聞かれると、フルネームや愛称で答えていた。
  • 友だちの名前を呼び、一緒に遊ぼうとしていた。
  • 「〇〇ちゃん、貸して」と名前を呼んで関わっていた。
  • 出席確認で名前を呼ばれると、元気に返事をしていた。
  • 自分の持ち物を「〇〇の」と言って区別していた。

Q3. 大人の指示や質問への反応は?

  • 「どっちがいい?」と聞くと、好きな方を選んで答えていた。
  • 「片付けて」と言うと、玩具を箱に入れていた。
  • 「座って待ってて」と言うと、椅子に座っていた。
  • 「帽子を持ってきて」と言うと、ロッカーに取りに行っていた。
  • 「何してるの?」と聞くと、遊びの内容を答えようとしていた。

Q4. 歌や手遊びの言葉は?

  • 夏の歌(アイアイなど)を、歌詞に合わせて歌っていた。
  • 手遊びの言葉を覚えて、一緒に口ずさんでいた。
  • リズムに合わせて、「トントン」などと言っていた。
  • 替え歌を作って、楽しそうに歌っていた。
  • 絵本のフレーズを覚えて、読んでいた。

Q5. ごっこ遊びでの言葉のやり取りは?

  • 「いらっしゃいませー」「これください」とお店屋さんごっこをしていた。
  • 「もしもし、元気?」と電話ごっこをしていた。
  • 「いただきます」「ごちそうさま」と食事ごっこをしていた。
  • 「痛いの?」「薬塗ろうね」とお医者さんごっこをしていた。
  • 「ただいま」「おかえり」と家族ごっこをしていた。

💜表現(創造・感性)

Q1. 描画や制作への取り組みは?

  • クレヨンで力強い線を描き、「花火」と言っていた。
  • 絵の具を手につけて、手形スタンプを楽しんでいた。
  • シールを貼って、魚の模様を作っていた。
  • 糊を使って、折り紙を貼ることができた。
  • 描いた絵を見て、「ママ」と説明していた。

Q2. 音楽やリズム表現は?

  • 音楽に合わせてジャンプしたり、回ったりして踊っていた。
  • 楽器を鳴らして、リズムをとっていた。
  • 「キラキラ星」の振り付けを真似して踊っていた。
  • 盆踊りの曲に合わせて、手拍子をしていた。
  • 好きな曲がかかると、ノリノリで体を動かしていた。

Q3. ごっこ遊び(見立て)の世界観は?

  • 砂をカレーに見立てて、「辛いよ」と言っていた。
  • ブロックをスマホに見立てて、写真を撮る真似をしていた。
  • 葉っぱをお皿に見立てて、料理を盛り付けていた。
  • 泥団子をチョコに見立てて、「どうぞ」と渡していた。
  • 積み木を電車に見立てて、「ガタンゴトン」と走らせていた。

Q4. 感情の表現方法は?

  • できた時に「イェーイ!」とハイタッチを求めていた。
  • 嬉しい時に飛び跳ねて、全身で喜びを表していた。
  • 悔しい時に泣きながら訴え、共感を求めていた。
  • 驚いた時に口を手で押さえ、可愛いポーズをしていた。
  • 楽しい時に大声で笑い、周りを明るくしていた。

Q5. 感触や素材を使った表現は?

  • 泥パックのように腕に泥を塗り、「気持ちいい」と言っていた。
  • 色水を混ぜて、「ジュースできた」と喜んでいた。
  • 氷でお絵描きをして、溶ける様子を楽しんでいた。
  • 寒天を崩して、「キラキラ」と言っていた。
  • 小麦粉粘土でパンを作り、「焼けたよ」と言っていた。

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