【2歳児6月】月齢別(低月齢・高月齢)|今の姿を引き出す観察質問リスト&文例集

5領域メーカー

2歳児クラスの6月は、梅雨により室内で過ごす時間が増える時期です。 エネルギーの発散場所が限られるため、友だちとの距離が近くなり、トラブル(噛みつきや押し合い)が増える傾向にあります。 一方で、じっくりと机上遊びに取り組んだり、トイレトレーニングが進んだりと、生活習慣や集中力が育つ大切な時期でもあります。

6月の特徴と観察ポイント

クラスにとってどんな時期?

雨が続き、戸外に出られないストレスが溜まりやすいため、室内環境(サーキット、新聞紙、感触遊びなど)の工夫が求められます。また、湿度や気温の上昇により、汗の始末や水分補給などの衛生管理、感染症対策が重要になります。

子どもにとってどんな時期?

「外に行きたい!」という欲求を抱えつつ、室内での新しい遊び(粘土や制作)に興味を持ちます。薄着になることで、排泄の自立(トイレトレーニング)や着替えの自立が一気に進む子も多いです。友だちへの関心が強まる分、思い通りにならずに葛藤する姿も多く見られます。

6月に特に観たい発達テーマ

  1. 室内での発散と身体制御(走らずに遊ぶ、マット運動など)
  2. 清潔・排泄の自立(トイレでの成功、汗を拭く)
  3. 友だちとの距離感(場所や物の取り合い、貸し借り)
  4. 梅雨の自然・感触(雨音、カエル、粘土、寒天)

1. 前半・低月齢(2歳0ヶ月~2歳5ヶ月頃)

【特徴】 「自分で!」の気持ちは強いですが、うまくいかずに癇癪を起こすこともあります。室内遊びでは、友だちと同じ場所で遊ぶ「並行遊び」が中心ですが、物の取り合いなどのトラブルも経験し始めます。

🌿養護(生活・安心感)

🩷生命の保持(食事・睡眠・排泄・健康)

Q1. 蒸し暑さの中での食欲や水分補給は?

  • 湿気で食欲が落ち気味だったが、励ますと好きなものは食べていた。
  • 汗をかいた後、お茶を欲しがりゴクゴクと飲んでいた。
  • 苦手な野菜を「いらない」と除けたが、一口頑張ろうとしていた。
  • スプーンを下握りで持ち、こぼさないように食べていた。
  • 食事中、遊び食べになりがちだったが、声をかけると戻っていた。

Q2. 汗や汚れ(不快感)への反応は?

  • 汗をかいて「服脱ぐ」と言い、着替えようとしていた。
  • 手が汚れると気にして、すぐに洗いに行こうとしていた。
  • 鼻水が出ると、ティッシュを持ってきて拭いてほしがった。
  • 泥んこ遊びで汚れても平気で、感触を楽しんでいた。
  • シャワーをしてさっぱりすると、機嫌よく遊び始めた。

Q3. 排泄(トイレトレーニング)の進み具合は?

  • トイレに誘うと、「出る」と言って座ることができた。
  • タイミングが合うと排尿でき、褒められると喜んでいた。
  • オムツが濡れると、股を触って教えてくれた。
  • 遊びに夢中でトイレに行きたがらないことがあった。
  • ズボンやパンツを自分で脱ごうと、親指を入れていた。

Q4. 睡眠(午睡)の質と寝苦しさへの対応は?

  • 室内遊びだけでも十分に体を動かし、スムーズに入眠していた。
  • 湿気が多く寝苦しそうにしていたが、室温調整で落ち着いた。
  • 自分のタオルを顔に当て、安心して眠りについていた。
  • 途中で目が覚めて泣いたが、トントンすると再入眠できた。
  • 起きた後、機嫌よく自分で布団から出てきた。

Q5. 衣服の着脱(半ズボン・Tシャツ)は?

  • Tシャツの裾を持って、頭から被ろうとしていた。
  • ズボンに足を通そうと、座ってバランスを取っていた。
  • 「できない」と甘えたが、手を添えると自分で引き上げた。
  • 靴の左右を間違えずに履こうと確認していた。
  • 脱いだ服をカゴに入れようとしていた。

💚情緒の安定(愛着・イヤイヤ)

Q1. 室内遊びでのストレスや機嫌は?

  • 外に行けない不満からぐずっていたが、新聞紙遊びで発散できた。
  • 広いホールで走り回り、声を上げてストレスを発散していた。
  • 友だちとぶつかって泣いたが、保育者に抱っこされて落ち着いた。
  • 部屋の隅の狭いスペースに入り、一人で静かに過ごしていた。
  • 窓の外の雨を見て、「アメ」と言いながら落ち着いていた。

Q2. 「イヤイヤ(自己主張)」の強さは?

  • 気に入らないことがあると、床に寝転がって抗議していた。
  • 「イヤ!」と言葉で強く拒否し、自分の意思を通そうとした。
  • 自分でやりたいのにできず、怒って泣いていた。
  • 気持ちを受け止めると、涙を拭いて遊びに戻った。
  • 玩具の貸し借りができず、抱え込んで守ろうとしていた。

Q3. 甘えと自立のバランスは?

  • 眠くなると保育者にべったりと甘えていた。
  • 困った時だけ助けを求め、それ以外は一人で遊んでいた。
  • 抱っこしてほしい時に、両手を広げてアピールしていた。
  • 着替えを「やって」と言ったが、励ますと自分で頑張った。
  • 登園時は泣いても、すぐに好きな遊びを見つけていた。

Q4. 自分の気持ちをどう表現していますか?

  • 嬉しい時に飛び跳ねて、全身で喜びを表していた。
  • 怒った時に友だちを押そうとしたが、言葉で止めると手を引いた。
  • 悲しい時に涙を流し、慰めてもらうのを待っていた。
  • 楽しい時に「キャハハ」と笑い、友だちと顔を見合わせていた。
  • 痛いところを指差し、「イタイ」と言葉で伝えていた。

Q5. 保育者との関わり(安心感)は?

  • 遊びの合間に保育者と目を合わせ、ニコッと笑っていた。
  • 困ったことがあると、保育者の服を引っ張って知らせた。
  • 絵本を持ってきて、膝の上で読んでほしがった。
  • 姿が見えなくなると探すが、声を聞くと安心して遊び続けた。
  • 手遊びを一緒にして、楽しさを共有していた。

🌸五領域(感覚・探索)

🩵健康(身体機能・運動)

Q1. 室内での粗大運動(バランス・ジャンプ)は?

  • マットの上でジャンプし、着地のバランスをとっていた。
  • 平均台の上を、保育者の手を借りずに渡ろうとしていた。
  • 音楽に合わせて、その場でクルクル回って楽しんでいた。
  • トンネルを四つん這いで進み、出口で笑顔を見せていた。
  • 階段の上り下りを、手すりを持って慎重に行っていた。

Q2. 手指を使った操作(つまむ・ちぎる)は?

  • 新聞紙を指先でつまみ、細長くビリビリと破いていた。
  • シールを台紙から剥がし、指定された場所に貼ろうとしていた。
  • 洗濯バサミをつまんで開き、紙を挟んで遊んでいた。
  • 粘土を小さくちぎり、並べて楽しんでいた。
  • 紐通しの穴に紐を通そうと、集中して取り組んでいた。

Q3. 体の使い方の調整(止まる・避ける)は?

  • 走っていて「ストップ」と言うと、ピタッと止まることができた。
  • 友だちとぶつかりそうになり、体をひねって避けていた。
  • 音楽が止まると動きを止め、ポーズをとっていた。
  • 狭い隙間を、体を小さくして通り抜けていた。
  • 転びそうになった時、手をついて防御していた。

Q4. 感触遊び(粘土・寒天など)への反応は?

  • 寒天の冷たさに驚き、ツンツンと指で触っていた。
  • 小麦粉粘土の柔らかさを楽しみ、握ったり叩いたりしていた。
  • 泥んこ遊びで、手足が汚れるのを気にせず遊んでいた。
  • 水遊びで、水が流れる感触を手で受け止めていた。
  • タオルのフワフワした感触を好み、顔を埋めていた。

Q5. 道具(スプーン・クレヨン)の操作は?

  • クレヨンをしっかり握り、力強く円を描いていた。
  • スプーンですくったものを、こぼさずに運んでいた。
  • 糊を指に適量とり、紙に塗ることができた。
  • カップに砂を詰め、ひっくり返して型抜きをしていた。
  • ペットボトルのキャップを回して開けていた。

🧡人間関係(人への興味)

Q1. 友だちへの関心(並行遊び)は?

  • 友だちの隣に座り、同じブロックでそれぞれ遊んでいた。
  • 友だちが走ると、面白がって一緒に走り出していた。
  • 友だちが笑っていると、つられて一緒に笑っていた。
  • 「一緒」と言って、同じ玩具を持っていることを喜んでいた。
  • 友だちの真似をして、同じポーズをとっていた。

Q2. 物の取り合いやトラブルは?

  • 友だちの玩具が欲しくて、無言で手が出てしまうことがあった。
  • 玩具を取られると泣いて怒り、保育者に訴えていた。
  • 「貸して」と言われたが、まだ貸したくなくて背中を向けて隠した。
  • 自分の場所を守ろうとして、友だちを押してしまった。
  • トラブルの後、保育者が仲立ちすると落ち着いた。

Q3. 保育者とのやり取り遊びは?

  • 「まてまてー」と追いかけっこをし、捕まると喜んでいた。
  • 「どうぞ」「ありがとう」と、おままごとのやり取りを楽しんでいた。
  • 「いないいないばあ」をして、保育者を驚かせていた。
  • 手遊びの動作を真似して、楽しさを共有していた。
  • 絵本を読んでもらい、指差しで共感していた。

Q4. 他者への優しさの芽生えは?

  • 泣いている友だちを見て、心配そうに顔を覗き込んでいた。
  • 転んだ友だちの頭をなでて、慰めようとしていた。
  • 落ちている帽子を拾い、友だちに渡そうとしていた。
  • 友だちにお菓子を配る真似をしていた。
  • 保育者が手伝ってくれた時、ニコッと笑ってお礼をしていた。

Q5. 人見知りや場所見知りは?

  • 実習生に対し、興味はあるが遠くから観察していた。
  • 園長先生など、担任以外の職員にも笑顔で手を振っていた。
  • 慣れない部屋に入ると、保育者の足にしがみついていた。
  • 散歩先で地域の人に会うと、恥ずかしそうにしていた。
  • 誰にでも愛想よく振る舞い、人見知りが少ない様子だった。

💛環境(自然・物・探索)

Q1. 梅雨の自然(雨・カエル・アジサイ)への反応は?

  • 窓ガラスをつたう雨粒を、指で追いかけていた。
  • カエルの鳴き声を聞いて、「ケロケロ」と真似していた。
  • アジサイの花を見て、「きれい」と指差していた。
  • 水たまりを見つけると、わざと入って水しぶきを楽しんでいた。
  • カタツムリを見つけ、ツノが出るのをじっと待っていた。

Q2. 室内環境(玩具・制作)への興味は?

  • おままごとのキッチンで、料理をする真似を楽しんでいた。
  • ブロックを長く繋げて、「電車」に見立てていた。
  • パズルがはまらない時、向きを変えて試行錯誤していた。
  • 壁面の飾りに興味を持ち、触ろうと背伸びしていた。
  • 鏡の前で変な顔をして、映る様子を楽しんでいた。

Q3. 探索行動(隠す・探す)は?

  • カーテンの裏に隠れて、「ばあ」と出てくる遊びを繰り返していた。
  • 玩具を箱の中に隠し、また取り出して喜んでいた。
  • 部屋の隅々まで歩き回り、新しい発見を楽しんでいた。
  • 布の下に隠れた友だちを見つけて、「見つけた!」と喜んでいた。
  • 散歩中にアリの巣を見つけ、しゃがみ込んで観察していた。

Q4. 音や光への反応は?

  • 雷の音に驚き、保育者の方を見て安全を確認していた。
  • 楽器を叩いて、音が出ることを楽しんでいた。
  • 部屋が暗くなると、「暗いね」と言って反応していた。
  • 懐中電灯の光を追いかけて、捕まえようとしていた。
  • 雨音に耳を澄ませ、静かになる瞬間があった。

Q5. 身近な環境(マーク・場所)の理解は?

  • 自分のマークを覚え、靴箱やロッカーを探していた。
  • 「お片付け」と言うと、玩具を元の箱に戻そうとしていた。
  • 手洗い場の場所を知り、自分で行こうとしていた。
  • 給食の準備が始まると、自分の椅子に座って待っていた。
  • 「トイレ行く」と言って、トイレの方向へ歩いて行った。

💚言葉(発声・理解)

Q1. 二語文の出現や語彙の広がりは?

  • 「アメ、降ってる」「ママ、来た」など、二語文を話していた。
  • 「カエル」「カサ」など、季節の言葉を覚えていた。
  • 「あった!」「ないない」など、状況に合わせて言葉を使っていた。
  • 自分の名前を呼ばれると、「〇〇ちゃん」と言おうとしていた。
  • 「イタイ」「アツイ」など、感覚を言葉で伝えていた。

Q2. 指示の理解と行動は?

  • 「おいで」と言うと、嬉しそうに近寄ってきた。
  • 「ポイして」と言うと、ゴミ箱に捨てに行っていた。
  • 「座って」と言うと、椅子に座ることができた。
  • 「ナイナイして」と言うと、片付けを始めた。
  • 名前を呼ばれると、「はーい」と手を挙げて返事をしていた。

Q3. 指差しや身振りでのコミュニケーションは?

  • 欲しいものを指差し、「これ」と要求していた。
  • 「バイバイ」と言いながら、手を振っていた。
  • カエルを見つけて指差し、「アッ!」と教えてくれた。
  • 首を振って「イヤイヤ」をし、拒否の気持ちを伝えていた。
  • 「シーッ」と指を口に当て、静かにするポーズをしていた。

Q4. 歌や手遊びの言葉は?

  • 「カエルの歌」を、語尾だけ一緒に歌っていた。
  • 手遊びの歌詞に合わせて、手を動かそうとしていた。
  • 絵本のフレーズを覚え、繰り返し言っていた。
  • リズムに合わせて、「トントン」などと言っていた。
  • 好きな歌が流れると、体を揺らして口ずさんでいた。

Q5. 模倣発語(オウム返し)は?

  • 「雨だね」と言うと、「アメ」と真似していた。
  • 動物の鳴き声を真似して、「ゲコゲコ」と言っていた。
  • 挨拶の言葉を聞いて、口を動かしていた。
  • 友だちの名前を呼ぶ真似をしていた。
  • 保育者の言葉を真似して、確認していた。

💜表現(感情・感性)

Q1. 音楽やリズムへの反応は?

  • ピアノの音が聞こえると、手を叩いて反応していた。
  • 音楽に合わせてジャンプし、リズムを感じていた。
  • カエルの歌に合わせて、ジャンプする真似をしていた。
  • 楽器を鳴らして、音が出ることを喜んでいた。
  • 曲が終わると、「もう一回」とリクエストしていた。

Q2. 描画(なぐり描き)の様子は?

  • クレヨンを握り、雨のように縦線をたくさん描いていた。
  • 描いた線を見て、「アメ!」と声を上げていた。
  • 色を変えることを楽しみ、次々と持ち替えていた。
  • 紙からはみ出るほど、ダイナミックに腕を動かしていた。
  • 描いたものを指差し、「ママ」と言って見立てていた。

Q3. ごっこ遊び(見立て)の芽生えは?

  • 傘を差す真似をして、部屋の中を歩いていた。
  • コップで飲む真似をして、「プハー」と言っていた。
  • お皿にチェーンリングを入れ、食べる真似をしていた。
  • 電話の玩具を耳に当て、「もしもし」と言っていた。
  • 布を被って「オバケ」になりきっていた。

Q4. 全身を使った感情表現は?

  • 嬉しい時に飛び跳ねて、全身で喜びを表していた。
  • 悔しい時に床に寝転がり、手足をバタバタさせていた。
  • 驚いた時に目を見開き、口を開けていた。
  • 楽しい時に保育者に抱きつき、興奮を伝えていた。
  • 悲しい時に涙を流し、助けを求めていた。

Q5. 素材や感触への反応は?

  • 粘土を指でつんつん触り、感触を確かめていた。
  • 新聞紙をビリビリ破り、音や感触の変化に笑っていた。
  • フワフワした布に顔を埋め、気持ちよさそうにしていた。
  • シールが手にくっつくのを不思議そうに見ていた。
  • 寒天の冷たさに驚き、慎重に触っていた。

2. 後半・高月齢(2歳6ヶ月~2歳11ヶ月頃)

【特徴】 「自分で!」という自我が強まり、身の回りのこと(着替えや排泄)に意欲的に取り組みます。言葉でのやり取りが増え、友だちと一緒にごっこ遊びを楽しむ姿が見られます。

🌿養護(生活・自我)

🩷生命の保持(食事・睡眠・排泄・健康)

Q1. 排泄(トイレトレーニング)の進み具合は?

  • 「オシッコ」と尿意を言葉で伝え、トイレに行けていた。
  • 便座に座って排尿に成功し、「出たよ!」と教えてくれた。
  • お昼寝明けもパンツが濡れていないことが増えた。
  • 自分でお尻を拭こうとする意欲が見られた(仕上げは保育者)。
  • トイレのスリッパをきれいに揃えていた。

Q2. 衣服の着脱(ボタン・前後)への挑戦は?

  • ズボンの前後を確認して、正しく履こうとしていた。
  • 大きめのボタンを、時間をかけて自分で留めることができた。
  • 脱いだ服を畳んで、自分のカゴにしまおうとしていた。
  • 靴の左右を気にして、「こっち?」と確認していた。
  • 汗をかいたことに気づき、「着替える」と言っていた。

Q3. 食事(食具・マナー)の自立度は?

  • スプーンやフォークを下握り(鉛筆持ち)で持ち、上手に食べていた。
  • お椀を持って、汁物をこぼさずに飲んでいた。
  • 「おいしいね」と友だちと言い合いながら、楽しく食事をしていた。
  • 苦手な野菜も、「一口だけ」と励ますと頑張って食べていた。
  • 食後の口拭きタオルを使い、自分で口の周りを拭いていた。

Q4. 清潔習慣(手洗い・うがい)の定着は?

  • 外から帰ると、自分から水道に行って手を洗っていた。
  • 「ブクブクうがい」ができ、水を吐き出していた。
  • 袖をまくろうと、一生懸命引き上げていた。
  • 泡石鹸を手に取り、指の間までこすろうとしていた。
  • 鼻水が出ると、自分でティッシュを取り、鼻をかんでいた。

Q5. 休息と体調の自己管理は?

  • 「ねむい」と言葉で伝え、布団に行こうとしていた。
  • 遊び疲れると、自分で静かな場所で休憩していた。
  • 喉が渇くと「お茶」と言って、水分補給を求めていた。
  • 体調が悪い時、「お腹痛い」と具体的に伝えていた。
  • 自分のパジャマに着替え、布団を掛けようとしていた。

💚情緒の安定(自己主張・葛藤)

Q1. 自我の表現(イヤイヤ)とコントロールは?

  • 「自分でやる!」と強く主張し、手伝いを拒否していた。
  • 自分の意見をはっきりと言葉で伝え、譲らないことがあった。
  • 失敗しても「もう一回」と粘り強く挑戦していた。
  • 気持ちを受け止めてもらうと、落ち着いて切り替えていた。
  • 玩具を取られると、怒って「ダメ!」と言い返していた。

Q2. 友だちとの関係での情緒は?

  • 友だちと喧嘩しても、「ごめんね」「いいよ」で仲直りできた。
  • 友だちが泣いていると心配し、ティッシュを持ってきていた。
  • 自分の思い通りにならず泣いたが、理由を話すと納得した。
  • 友だちに優しくされて、嬉しそうな顔をしていた。
  • 友だちと一緒にいることで、安心感を得ているようだった。

Q3. 気持ちの切り替えはスムーズですか?

  • 遊びの切り上げ時にぐずったが、「あと一回」で納得した。
  • 泣いていても、「次は粘土しよう」と誘うと涙が止まった。
  • 嫌なことがあった後、保育者に抱っこされて落ち着いた。
  • 自分の気持ちを言葉で伝えようと努力していた。
  • 好きな歌を歌うと、機嫌が直っていた。

Q4. 甘えと自立のバランスは?

  • 基本的には自分でやるが、疲れると「やって」と甘えていた。
  • 抱っこしてほしい時に、素直に言葉で伝えていた。
  • 困った時は保育者を頼り、解決しようとしていた。
  • 登園時の別れ際、笑顔で手を振って送り出していた。
  • 遊びに夢中になり、保育者から離れて長時間過ごしていた。

Q5. 自信や達成感の表現は?

  • ボタンが留められた時に、「できた!」と誇らしげに見せてくれた。
  • 難しいパズルが完成すると、拍手して達成感を味わっていた。
  • トイレで成功した時、得意げな顔をしていた。
  • 友だちに「すごいでしょ」と自慢していた。
  • 褒められると照れながらも、やる気を見せていた。

🌸五領域(行動・意欲)

🩵健康(運動・活動)

Q1. 室内での運動能力(バランス・ジャンプ)は?

  • 両足ジャンプ(グーパージャンプ)ができるようになった。
  • 平均台の上を、落ちないようにバランスを取って歩いていた。
  • 音楽に合わせて、スキップのような動きをしていた。
  • マットの上で前転がりをし、全身を使っていた。
  • 片足立ちで数秒間バランスを取ることができた。

Q2. 手指の巧緻性(道具の使用)は?

  • クレヨンを鉛筆持ち(三指)で持とうとしていた。
  • ハサミを一回切りし、線に沿って切ろうとしていた。
  • 洗濯バサミをつまんで開き、紙を挟んで遊んでいた。
  • 紐通しに挑戦し、集中して通していた。
  • 粘土を小さくちぎり、丸めて団子を作っていた。

Q3. 体の使い方の調整(止まる・避ける)は?

  • 走る速度を調節し、急停止や急カーブができた。
  • 友だちとぶつからないように、相手を避けて走れた。
  • 音楽が止まるとピタッと止まり、即時反応を楽しんでいた。
  • 狭いトンネルを、頭をぶつけないように通っていた。
  • 転んだ時、すぐに手をついて顔を守っていた。

Q4. 身の回りのことをする手先の動きは?

  • 雑巾を絞る真似をして、手首をひねっていた。
  • コップの水をこぼさずに注ぐことができた。
  • 靴下を裏返しから表に直そうとしていた。
  • ボタンの掛け外しを、指先を見て行っていた。
  • ファスナーの金具を合わせて、上げようとしていた。

Q5. 危険回避や安全への意識は?

  • ハサミを使う時、座って集中して扱っていた。
  • 「危ない」と言われると、すぐに手を止めていた。
  • ドアの開閉時に、指を挟まないように確認していた。
  • 友だちを押さないように、気をつけていた。
  • 高いところから飛び降りる時、足元を確認していた。

🧡人間関係(他児との関わり)

Q1. 友だちとの協同的な遊びは?

  • 友だちと手を繋いで、「なべなべそこぬけ」をしていた。
  • 砂場で一緒にトンネルを掘り、貫通させて喜んでいた。
  • ブロックで一つの街を作り、イメージを共有していた。
  • 「だるまさんが転んだ」を、友だち同士で楽しんでいた。
  • 追いかけっこで、逃げる役と追う役を交代していた。

Q2. 言葉による解決(貸し借り・トラブル)は?

  • 「貸して」「いいよ」「あとでね」のやり取りができていた。
  • 玩具を取られても、言葉で「返して」と言っていた。
  • 順番を守れない友だちに、「並んで」と教えていた。
  • 自分の気持ちを言葉で伝え、相手の話も聞こうとしていた。
  • 喧嘩の後、「ごめんね」と言って仲直りしていた。

Q3. ごっこ遊び(役割)の発展は?

  • 「私はお母さん」「僕はお父さん」と役割を決めて遊んでいた。
  • 病院ごっこで、「お腹痛いですか?」「薬飲みましょう」と会話していた。
  • お店屋さんごっこで、「いらっしゃいませ」と客引きをしていた。
  • 電車ごっこで、運転手とお客さんになりきっていた。
  • 友だちのアイデアを取り入れ、遊びを展開させていた。

Q4. 他者への思いやりや共感は?

  • 泣いている友だちに「どうしたの?」と声をかけ、頭をなでていた。
  • 年下の子が転んだ時、助け起こしてあげていた。
  • 友だちが褒められていると、一緒に喜んでいた。
  • 自分の大切なお菓子(玩具)を、友だちに分けてあげていた。
  • 困っている友だちがいると、保育者に知らせに来ていた。

Q5. 集団でのルール理解は?

  • 「よーいドン」の合図で走り出し、フライングせずに待てていた。
  • 椅子取りゲームのルールを理解し、参加していた。
  • 順番待ちの列に並び、抜かさずに待てていた。
  • 片付けの時間になると、みんなで協力して片付けていた。
  • 話を聞く時に、お喋りを止めて注目していた。

💛環境・言葉・💜表現(探索・言語・感性)

Q1. 梅雨の自然現象への興味は?

  • カタツムリを見つけ、殻や目の動きをじっと観察していた。
  • 傘を差して歩くことを喜び、雨音を楽しんでいた。
  • アジサイの色が変わることに気づき、「青になった」と言っていた。
  • カエルの合唱を聞いて、「いっぱいいるね」と言っていた。
  • 泥団子を作り、硬さや冷たさを感じていた。

Q2. 数量・形・色への認識は?

  • 「1、2、3…」と数を数える真似をしていた。
  • 「赤い車」「青い服」など、色と物を組み合わせて言っていた。
  • 三角と四角を組み合わせて、「お家」を作っていた。
  • 「いっぱい」「すこし」など、量を表す言葉を使っていた。
  • 時計の針を見て、「長い針が上になったら」と時間を意識していた。

Q3. 会話(多語文)の広がりは?

  • 「今日、長靴履いてきたよ」など、過去の出来事を話していた。
  • 「なんで雨降るの?」と、理由を尋ねていた。
  • 「だって、〇〇だから」と、理由を説明しようとしていた。
  • 友だちとのお喋りが弾み、楽しそうに笑い合っていた。
  • 自分の名前をフルネームで言えるようになった。

Q4. 描画や制作活動の様子は?

  • クレヨンで丸や線を描き、「ママの顔」と言っていた。
  • 糊を使って、折り紙を台紙に貼って作品を作っていた。
  • ハサミで紙を切り、それを糊で貼って楽しんでいた。
  • 複数の色を使って、カラフルな絵を描いていた。
  • 完成した作品を大事にし、壊れないように扱っていた。

Q5. 音楽やリズム表現は?

  • 曲に合わせて、スキップやステップのような動きをしていた。
  • 歌詞の意味を理解し、感情を込めて歌っていた。
  • 楽器を使って、合奏のようなことを楽しんでいた。
  • 自分で振付を考え、曲に合わせて踊っていた。
  • リトミックで、音の高低を聞き分けて動いていた。

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