【0歳児2月】月齢別(誕生月)|今の姿を引き出す観察質問リスト&文例集

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0歳児クラスの2月は、寒さが厳しい中でも、子どもたちは成長のエネルギーに満ち溢れています。 節分では、新聞紙を丸めた豆まきごっこを楽しんだり、鬼のお面に驚いたりする姿が見られます。この1年間で大きく成長した身体機能と、豊かになった感情表現を丁寧に記録しましょう。

2月の特徴と観察ポイント(クラス全体)

クラスにとってどんな時期?

1年間の締めくくりに向けて、一人ひとりの成長が著しい時期です。 月齢の高い子は言葉でのやり取りが増え、低い子もしっかりとした足取りで歩き始めます。乾燥による肌荒れや、インフルエンザ等の感染症対策を徹底しつつ、進級を見据えて「自分でやりたい」という意欲を尊重して見守ります。


1. 高月齢グループ(4月〜7月生まれ)

【時期の目安】 生後1歳7ヶ月〜1歳10ヶ月頃 【特徴】 走る、跳ぶ(真似)など運動機能が充実し、体力もつきます。二語文(ワンワン、キタなど)が出始め、自分の意思を言葉で伝えようとします。着脱などの身の回りのことを「自分で!」と主張する姿が見られます。

🍼 健やかに伸び伸びと育つ(身体・健康)

Q1. 戸外での運動機能(走る・登る)は?

  • 冬の冷たい風の中でも、頬を赤らめて園庭を小走りで探索し、自分の行きたい場所へ安定して歩き回るなど、身体を動かす心地よさを全身で味わっていた。
  • 太鼓橋や滑り台などの固定遊具に興味を持ち、保育者に見守られながら手足に力を込めて一段ずつ慎重に登り、高い場所からの景色を喜ぶなど、旺盛な好奇心が見られた。
  • 目の前のボールを追いかけ、足が触れて転がっていく様子を「あ!」と声を上げて喜び、バランスを保ちながら追いかけては再び触れようとする動作を楽しんでいた。
  • 散歩では保育者や友だちと手を繋ぎ、気になるものを見つけると指差しで教えながら、自分の足で一定の距離を安定して歩き通すなど、体力が一段とついてきた。
  • 園庭に流れる音楽や保育者の手拍子に合わせて、膝を屈伸させてリズムをとったり、その場で足踏みをしたりして、身体を揺らして表現する面白さを感じているようだった。

Q2. 食事(道具・自立)の意欲は?

  • 手づかみ食べで一口量を調整したり、スプーンを使って食材を口へ運ぼうと試行錯誤したりして、自分の力で食べ進めようとする意欲的な姿が見られた。
  • 両手でコップやお椀を安定して持ち、こぼさないようにゆっくりと飲むことが上手になり、飲み終えると空になった器を保育者に見せて、満足そうな笑みを浮かべていた。
  • 苦手な食材も、保育者が美味しそうに食べる姿を見たり、明るく声をかけられたりすることで、「一口食べてみよう」と自分から口を動かす健気な姿が見られた。
  • 食事の挨拶が終わると、マジックテープ式の食事用エプロンを自分でバリバリと外そうとし、身の回りのことを自分で行おうとする自立の芽生えが感じられた。
  • 隣に座る友だちの様子をじっと見つめ、「マンマ」「おいしいね」と声をかけ合うような雰囲気の中で、共食の楽しさを味わいながら過ごしていた。

Q3. 衣服の着脱・生活習慣は?

  • おむつ替えや着替えの際、保育者がズボンを膝まで下ろすと、自ら足を抜き出そうとして動作に協力し、着脱の心地よさを保育者と共有する姿が見られた。
  • 靴下を履く時には、自分の足に手を添えて一生懸命に足に入れようと指先を動かし、保育者と一緒に最後まで履き終えると、嬉しそうに足を動かして達成感を味わっていた。
  • 外遊びの準備で帽子を被ると、鏡に映る自分の姿を指差したり頭を触ったりして、「お外に行くんだね」という保育者の言葉に笑顔で応え、準備の時間を喜んでいた。
  • 午睡から目覚めると、保育者が布団を整える様子をじっと見つめ、自分でも布団の端を触ったりパタパタさせたりして、身近な大人の行動を真似ようとする意欲が見られた。
  • 手洗いの際、保育者と一緒に手をこすり合わせることを楽しみ、拭いてもらった後はさっぱりとした表情で「きれい!」と掌を広げて保育者に見せていた。

Q4. 排泄への意識は?

  • 排泄の感覚が少しずつ分かり始め、オムツが濡れると保育者の顔をじっと見たり、オムツのあたりを触ったりして、言葉や仕草で不快感を伝えようとする自立への歩みが見られた。
  • 保育者の誘いでトイレの空間に慣れ、便座に座ってリラックスした状態で排尿に成功すると、「出たね!」という保育者の言葉に嬉しそうに反応し、自信に繋げているようだった。
  • オムツ替えの合図を聞くと、ハイハイや歩行で保育者のもとへ近づいたり、自分のオムツが入ったカゴを指差したりして、排泄に伴う身の回りの準備に意欲的に関わろうとしていた。
  • 排泄の間隔が空いてきたタイミングで「さっぱりしに行こうか」と誘うと、遊びを切り替えてトイレへ向かうなど、無理のない生活リズムの中で排泄の習慣を積み重ねていた。
  • 友だちがトイレに向かう姿を不思議そうに眺め、その後に続いてトコトコと歩いていくなど、集団の中での友だちの行動に刺激を受けて生活習慣に興味を持つ姿があった。

Q5. 手指の巧緻性(操作)は?

  • クレヨンをしっかり握って画用紙に点や線を描き、描き終えると「あ!あ!」と指を差して保育者の顔を見るなど、描くことによる変化を保育者と共有する喜びを味わっていた。
  • 紐通しや穴通しの玩具では、小さな穴をじっと見つめて全神経を集中させ、指先を細かく動かして通そうとするなど、手指のコントロールと集中力が著しく発達してきた。
  • 洗濯ばさみを握って開こうとしたり、保育者が挟んだものを引っ張って外したりして、指先の力加減によって物が動く面白さを試行錯誤しながら楽しんでいた。
  • シール貼りでは、指先にくっついたシールを不思議そうに見つめ、保育者の手助けで紙にペタッと貼れると、嬉しそうに手を叩いて達成感を表す姿が見られた。
  • パズル遊びでは、持ち手付きのピースを枠に合わせてはめようと向きを変えたり、偶然「ピッタリ」とはまると声を上げて喜んだりと、形への興味を深めている様子が伺えた。

💕 身近な人と気持ちが通じ合う(愛着・対人)

Q1. 言葉と意思表示(二語文)は?

  • 言語の育ちが目覚ましく、「ブーブー、いた」「マンマ、たべる」など、二つの単語を繋げて自分の発見や要求を保育者に伝えようとする姿に大きな成長が感じられた。
  • 自我の芽生えがはっきりとし、やりたくないことに対して「イヤ!」とはっきり拒否の意思を示したり、首を振ったりして、自分の思いを相手に届けようとする自律への歩みが見られた。
  • 遠くからでも名前を呼ばれると、自分が認められている喜びを感じて「ハーイ!」と元気よく手を挙げ、保育者のもとへ嬉しそうに駆け寄っていた。
  • 伝えたいことがうまく言葉にならない時も、対象を指差したり身振り手振りを交えたりしながら保育者の目を見て話し、想いを共有しようとする懸命な姿が見られた。
  • 制作した鬼のお面を見つめ、保育者の「こわいね」「おこってるかな?」という語りかけに頷いたり、同じような表情を真似したりして、感情のイメージを言葉や仕草で共有していた。

Q2. 友だちへの関わりは?

  • 玩具の貸し借りなどの場面で、保育者の仲立ちを受けながら「どうぞ」と玩具を渡したり、受け取って嬉しそうにしたりと、他者との素朴なやり取りを楽しめるようになってきた。
  • 友だちが泣いている様子に気づくと、心配そうな表情で顔を覗き込んだり、そっと側に寄り添って頭を撫でようとしたりする、温かな思いやりの芽生えが感じられた。
  • 友だちと同じ玩具を手に取り、遊び方を真似し合ったり、ふとした瞬間に顔を見合わせて笑い合ったりするなど、隣に友だちがいる心地よさを味わいながら遊んでいた。
  • 大好きな友だちの後を追いかけたり、顔を見合わせて「あ!」と呼び合ったりして、相手の反応を確かめながら一緒に体を動かす交流を心から喜んでいた。
  • 散歩や移動の際に友だちと手を繋ぐことを好み、お互いの存在を感じながらゆっくりと歩調を合わせようとする姿に、社会性の広がりを感じた。

Q3. 行事(節分)への反応は?

  • 節分行事で鬼が登場すると、その迫力に驚いてとっさに保育者の元へ駆け寄り、ぎゅっとしがみついて安心を求めることで、未知の存在への不安を乗り越えようとしていた。
  • 保育者の「おにはそと」という声に合わせて、自分も新聞紙の豆を投げようとしたり、豆を拾って集めたりして、行事特有の賑やかな雰囲気を自分なりに楽しんでいた。
  • 鬼が去った後、安堵した表情で保育者に抱っこを求めたり、友だちの顔を見て微笑んだりすることで、共通の体験を通した心の結びつきを深めていたようだった。
  • 節分の歌が流れると、頭の上に手を当ててツノを作る仕草を真似したり、リズムに合わせて体を揺らしたりして、歌を通した表現遊びに親しんでいた。
  • 魔除けの柊(ヒイラギ)の葉を保育者と一緒に観察し、そっと指先で触れて「いたい」「ちくちく」と独特の感触を言葉や表情で確かめていた。

Q4. 愛着の安定感は?

  • 登園時、笑顔で保護者に手を振って別れ、自ら保育者の手を取って保育室へ入るなど、園を安心できる場所として認識し、前向きに一日をスタートさせていた。
  • 遊びの途中で困ったことがあると、保育者の元へ近づいて手を引いたり「あけて」と一語文で伝えたりして、保育者を信頼して助けを求める姿が見られた。
  • 夢中で一人遊びをしていても、時折「先生いるかな?」と顔を上げて確認し、保育者と目が合い頷き合えることで満足し、再び安心して遊びに没頭していた。
  • 甘えたい時には保育者の膝の上へよじ登って座り、十分なスキンシップで心を満たすと、自分からスッと遊びに戻るという情緒의 安定感が感じられた。
  • 自分で何かをやり遂げた際、すかさず「あ!」と声を上げて保育者にアピールし、褒められることで喜びを膨らませ、認められる満足感を全身で表現していた。

Q5. 感情のコントロールは?

  • 玩具の取り合いで怒ったり泣いたりする場面もあったが、保育者に気持ちを代弁してもらい、別の玩具を提案されると、スッと納得して気持ちを切り替える柔軟さが見られた。
  • 「待っててね」という保育者の言葉に少しの間動作を止めて待とうとするなど、自分の欲求を抑えようとする自制心の育ちが少しずつ感じられた。
  • 段差で転んでしまってもすぐに泣き出すことはせず、保育者に「痛かったね」と声をかけられると安心し、自分で服を払って再び遊び出す逞しさが見られた。
  • 寂しさから涙が出そうな時でも、大好きな音楽や手遊びが始まるとすぐに表情を輝かせ、楽しい活動に心を向けて気分を立て直すことができていた。
  • 夕方の疲れからぐずる様子が見られたが、保育者の膝の上でゆったりと過ごしたり、優しく背中をさすられたりすることで、短時間で情緒を取り戻していた。

🧸 身近なものと関わり感性が育つ(環境・探索)

Q1. 冬の自然(雪・氷)への反応は?

  • 窓の外に雪が舞い始めると、いち早く気づいて駆け寄り、ガラス越しにひらひらと落ちる白い粒を夢中で追いかけ、冬の不思議な光景に目を輝かせていた。
  • バケツの氷を触り、「つめたいね」と保育者と顔を見合わせながら、手のひらで少しずつ溶けていく変化やつるつると滑る感触を、不思議そうにじっくり確かめていた。
  • 朝の園庭で霜柱を見つけると、足裏から伝わる「サクサク」という音や感触を面白がり、何度も踏みしめては保育者に「あ!」と指を差して発見を伝えていた。
  • 白い息が出ることに気づき、わざと「はーっ」と息を吐き出しては、煙のように消えていく様子を不思議そうに見つめ、繰り返し楽しむ姿が見られた。
  • 園庭の片隅で膨らみ始めた梅のつぼみを見つけ、そっと指先で触れたり顔を近づけたりして、春の訪れを感じさせる小さな変化に親しんでいた。

Q2. 玩具の操作・見立ては?

  • 四角いブロックを繋げて「ブーブー」と走らせたり、高く積んで「おうち」と喜んだりして、自分の作ったものに意味を持たせて遊ぶイメージの広がりが見られた。
  • おままごとコーナーでは、お皿に食べ物を盛り付けて「どうぞ」と保育者に手渡すなど、日常の食事風景を真似した「つもり遊び」を楽しんでいた。
  • ぬいぐるみを優しくトントンして「ねんねー」と寝かしつける仕草を見せ、保育者に自分がされているような育児行動を可愛らしく模倣していた。
  • 電話の玩具を耳に当て、「あーい(はい)」「バイバイ」と頷きながら、目に見えない相手と対話しているような姿に、想像力の育ちが感じられた。
  • 絵本のページを自分でめくり、知っている動物が出てくると「ワンワン、いた」と言葉にしたり、鳴き真似をしたりして、物語の世界に親しんでいた。

Q3. 探索活動の広がりは?

  • 園庭の植え込みを覗き込んだり、落ち葉をめくってみたりと、冬の自然の中にある「何か」を探し求めるような熱心な探索活動が見られた。
  • 室内環境の変化に敏感で、新しく出された玩具を見つけるといち早く駆け寄り、手に取って動かしたり振ったりして、その仕組みを確認して楽しんでいた。
  • 散歩中に働く車を見つけると、足を止めて釘付けになり、重機が動く様子や大きな音を、驚きと期待が入り混じった表情でじっと見守っていた。
  • 地面に映る自分の影の動きに気づき、手を振ったり体を揺らしたりして自分と一緒に動く影を不思議そうに観察し、光と影の面白さを味わっていた。
  • 鏡に映る自分の顔をじっと見つめたり、変な顔をして笑ったりして、鏡の中の自分と目が合う不思議さを楽しみながら、自己への認識を深めていた。

Q4. 手を使った探索(感触)は?

  • 小麦粉粘土の柔らかい感触を楽しみ、指先で突いて穴を開けたり掌で押しつぶしたりして、自分の力で形が変わる面白さを繰り返し味わっていた。
  • 新聞紙を両手でギュッギュッと丸めて「おまめ」を作り、手のひらで丸まり具合を確かめるようにしながら、節分に向けた準備に意欲的に関わっていた。
  • 砂場ではカップに砂を詰め、ひっくり返して型を抜こうと慎重にカップを持ち上げたり、固まった砂をそっと触れたりして、素材の性質に触れていた。
  • 手洗いの際、蛇口から流れる水流に指を入れ、水がパチパチと弾ける感触や冷たさを楽しみ、流動的な水の動きに夢中になっていた。
  • 衣服のファスナーや大きなボタンに興味を持ち、指先を細かく動かして摘んだり動かそうとしたりして、身近な持ち物の仕組みに自分から関わろうとしていた。

Q5. 音やリズムへの反応は?

  • 鈴やカスタネットを持って振ったり叩いたりし、音が鳴るたびにニコッと微笑み、保育者の手拍子に合わせてリズムをとることを楽しんでいた。
  • ピアノのメロディが止まった瞬間に自分も動きを止め、再び音が鳴るのをワクワクした表情で待つなど、音の有無による変化を面白がっていた。
  • 友だちの歌声や楽しそうな声を聞くと、自ら歩み寄って隣で体を揺らし、心地よい音の響きを仲間と一緒に共有する喜びを味わっていた。
  • お気に入りの曲が流れると、膝を屈伸させたり手を叩いたりして自分なりの振り付けで全身を動かし、音楽の世界を存分に満喫していた。
  • 遠くでゴロゴロと鳴る雷や風の音にいち早く反応し、不思議そうな表情で耳を澄ませるなど、周囲の様々な音に対して感受性豊かに反応していた。

2. 中月齢グループ(8月〜11月生まれ)

【時期の目安】 生後1歳3ヶ月〜1歳6ヶ月頃 【特徴】 独り歩きが安定し、しゃがんだり小走りをしたりと動きが多様になります。一語文(マンマ、ワンワン)がはっきりし、指差しで要求を伝えます。スプーンなどの道具を使うことに意欲を見せます。

🍼 健やかに伸び伸びと育つ(身体・健康)

Q1. 運動機能(歩行・バランス)は?

  • 歩行が安定し、室内や園庭でも転ばずにトコトコと歩き回り、気になる玩具を見つけるとスムーズに体の向きを変えて目的地へ向かうなど、足腰の確かな育ちが見られた。
  • お気に入りのメロディが聞こえてくると、立ったまま膝をリズムよく屈伸させて全身でリズムをとり、保育者と顔を見合わせながらダンスを弾むように楽しんでいた。
  • 手押し車のハンドルをしっかりと握って一歩ずつ踏み出し、自分のペースで進む心地よさを味わいながら、園庭の隅々まで意欲的に移動することを楽しんでいた。
  • 段差やマットの傾斜を見つけると、手足を使って力強く登り、降りる際は保育者の「お尻からだよ」という促しに合わせて慎重に足をつこうとするなど、安全な身体の使い方が身についてきた。
  • 散歩先では保育者と手を繋ぎ、道端の石や草花に目を向けながら、自分の足で一歩一歩踏みしめて歩くことを喜び、体力がついてきたことを感じさせた。

Q2. 離乳食(完了期・スプーン)の様子は?

  • 自分で食べたいという意欲がさらに高まり、スプーンを「下手持ち」で握って保持し、皿の中の食べ物を掬い上げようと何度も熱心に挑戦する姿が見られた。
  • 手づかみ食べでは、前歯を使って一口分を上手に噛み切り、口を閉じてモグモグとしっかり咀嚼してから飲み込むなど、安定したリズムで食事を楽しんでいた。
  • 両手でコップを保持し、こぼさないように少しずつ傾けて飲む加減が上手になり、喉を潤すと満足そうな声を上げて保育者に微笑みかけていた。
  • 食事前の挨拶では、保育者の「パチン」という言葉に合わせて元気よく手を合わせ、これから始まる食事の時間への期待を全身で表現していた。
  • 食後、保育者が手口拭きを差し出すと自ら受け取り、口の周りを拭こうとするような仕草を見せるなど、清潔にすることへの関心が少しずつ芽生え始めている。

Q3. 健康と清潔への意識は?

  • 外から戻ると自ら手洗い場へ向かい、水の冷たさに驚きつつも、保育者と一緒に掌をパチャパチャとこすり合わせ、丁寧に手を洗う習慣が身についてきた。
  • 鼻水が出るとムズムズする不快感から自分の鼻を指差したり、保育者の顔を覗き込んで「あ!」とサインを送ったりして、拭いてもらおうとする姿が見られた。
  • 冬の乾燥しやすい時期、保湿クリームを塗る際も、保育者の優しい声かけに安心し、自分の肌に触れられる心地よさを感じながら落ち着いて身を任せていた。
  • 着替えの際に保育者がズボンを広げると、自ら片足ずつスッと通そうと足を持ち上げて踏ん張るなど、身支度に能動的に協力しようとする意欲が感じられた。
  • 散歩の準備で帽子を被せてもらうと、鏡を見て位置を確認したり、嬉しそうに頭を触ったりして、お出かけ前のひと時を保育者と一緒に楽しんでいた。

Q4. 睡眠のリズムは?

  • 食事をしっかり摂った後は生活の見通しを持ち、眠気を感じると自ら布団の場所へ行って静かに横になるなど、入眠の準備を自分なりに整えていた。
  • 午後の決まった時間帯に深い眠りに入り、1〜2時間ほどまとまってぐっすりと眠ることで、目覚め後の活動に向けた十分な休息がとれていた。
  • 眠りが浅くなり途中で目が覚めても、側にいる保育者が優しく背中をトントンとさすることで、大きな不安を感じることなく再び安心して眠りにつくことができていた。
  • 目覚めた後は情緒が安定しており、すっきりと起き出して側にいる保育者にニコッと微笑んだり、自ら抱きついて甘えたりしてから活動を再開させていた。
  • 入眠時に自分のマークのついたタオルやシーツを顔に寄せたり、指先で触れたりすることで、自ら安心できる環境を見つけて落ち着いて入眠していた。

Q5. 手指の発達(操作)は?

  • 積み木遊びでは、バランスをとりながら3〜4個を慎重に積み上げ、完成すると「できた!」と言わんばかりに拍手をし、その後ダイナミックに崩れる様子を面白がっていた。
  • ペットボトルのキャップや玩具のつまみを指先で掴み、左右にひねろうと手首を動かすなど、複雑な手の動きを伴う操作に根気強く挑戦する姿が見られた。
  • 絵本のページを指先で1枚ずつめくろうとし、知っている動物や食べ物を見つけると指差しをして「あ!あ!」と興奮気味に保育者に知らせていた。
  • 型はめパズルでは、ピースの形と穴をよく見比べ、向きを少しずつ変えながら「ピッタリ」とはまる場所を探し当てようと、集中して取り組んでいた。
  • 太いクレヨンを掌で握り、画用紙に点や線を描いて色が広がる様子をじっと見つめ、自分の動きによって跡が残る不思議さを繰り返し楽しんでいた。

💕 身近な人と気持ちが通じ合う(愛着・対人)

Q1. 意思表示と発声は?

  • 欲しい玩具や食べ物を見つけると、力強く指を差し、以前よりはっきりとした発声で「アッアッ!」と要求を伝え、大人が気づくと満足そうに微笑むなど、双方向のやり取りを楽しんでいた。
  • 「マンマ」「ワンワン」「ブーブー」などの意味のある単語が増え、一語文で自分の発見や欲求を保育者に伝えようとする意欲が一段と強ままった。
  • 自我の芽生えがはっきりとし、遊びを切り上げたくない時や嫌なことがあると、保育者の目を見て明確に首を横に振り、自分の気持ちを伝えようとする自律への歩みが見られた。
  • 楽しいことや心地よい刺激を受けると、全身を弾ませながら「キャッキャ」と弾んだ声を上げて笑い、周囲に喜びを伝えていた。
  • お気に入りの絵本を自ら手に取って保育者の膝まで運び、無言で差し出したり「あー」と声をかけたりして、読んでほしいという期待を込めて熱心に訴えていた。

Q2. 模倣とやり取りは?

  • 「バイバイ」という言葉に即座に反応し、相手の顔をじっと見つめながら小さな手を力強く振り返して、社会的な挨拶のやり取りを楽しんでいた。
  • 四角いブロックや手近な物を耳に当て、保育者の真似をして「もしもし」と言うように首を傾げ、何かをお喋りしているような「つもり遊び」を繰り返し楽しんでいた。
  • 保育者が「ちょうだい」と手を差し出すと、一度は考えるような間を置いてから手に持っている物を「どうぞ」と差し出し、手渡した後の保育者の「ありがとう」という反応を嬉しそうに待つ姿が見られた。
  • 節分の豆まきでは、保育者の腕の動きをよく見て真似し、新聞紙の豆を「エイッ」と投げる仕草を繰り返し、模倣を通して行事の雰囲気を味わっていた。
  • 保育者が手を叩いて「パチパチ」と促すと、その様子をじっと見てから自分でも嬉しそうに拍手をし、喜びを共有することを面白がっていた。

Q3. 友だちへの関心は?

  • 友だちが夢中で遊んでいる玩具に興味を持ち、ハイハイや安定した歩行で自ら近づき、じっと観察しながら隣で同じ遊びを始めようとする社会性の育ちが見られた。
  • 近くにいる友だちとふと目が合うと、嬉しそうに顔を覗き込み、ニッコリと微笑みかけるなど、同年代の友だちに対して親しみの情を真っ直ぐに表現していた。
  • 友だちの隣に座り、それぞれが別々の遊びをしながらも、時折顔を見合わせたり同じ玩具に手を伸ばしたりする「並行遊び」を通して、他者の存在を心地よく感じていた。
  • 泣いている友だちの声が聞こえると、遊びの手を止めて心配そうな表情でじっと見つめ、顔を近づけて様子を伺うなど、共感的な反応が芽生え始めている。
  • 保育者が友だちを「いいこいいこ」と撫でている様子をよく見て、自分も真似をして友だちの頭や背中をそっと撫でようとする優しい関わりが見られた。

Q4. 愛着の深まりは?

  • 特定の保育者との信頼関係がより強固になり、姿が少しでも見えなくなると「どこかな?」と不安そうに探し、後を追ってドアの方を覗き込むなどの後追い行動が見られた。
  • 節分の行事などで驚いた際や不安な時に、真っ先に安心できる保育者の足元にしがみつき、顔を埋めて安心を得ようとするなど、保育者を「心の安全基地」としていた。
  • 甘えたい気持ちになると保育者の元へ近づいて両手を大きく広げ、「だっこして」と体全体でアピールし、抱き上げられると満足そうに体を預けて落ち着いていた。
  • 眠気や疲れを感じると、吸い寄せられるように保育者の側に擦り寄り、服の端を掴んだり膝に乗ったりして、スキンシップを通して情緒を安定させていた。
  • 登園時、保護者との別れ際に一瞬涙を見せても、大好きな保育者の顔を見て抱っこされると、すぐにホッとした表情に切り替わり安心して一日をスタートさせていた。

Q5. 感情の表現は?

  • 節分の行事で真っ赤な鬼のお面を見ると、その迫力に圧倒されて目を大きく開き、驚きと恐怖が入り混じった様子で声を上げて泣き出し、素直な感情を露わにしていた。
  • 嬉しい出来事や好きな遊びが見つかると、両手を振ったり足をバタバタさせたりして全身で喜びを爆発させ、弾けるような笑顔を見せていた。
  • 窓の外の大きな音や初めて見る玩具に驚いた際、目を丸くして即座に保育者の顔を見つめ、「これは大丈夫?」と確認するように視線を送る姿が見られた。
  • ピアノのメロディや明るい音楽が聞こえてくると、即座に反応してニコニコと微笑み、膝を屈伸させたり手を叩いたりして、心の高鳴りをリズムに乗せていた。
  • 寂しさや疲れで情緒が不安定になりそうな時、自ら指を吸ったり保育者の温もりに触れたりして、自分なりの方法で気持ちを落ち着かせようと努める姿があった。

🧸 身近なものと関わり感性が育つ(環境・探索)

Q1. 節分・冬の行事への反応は?

  • 節分に向けて新聞紙を掌で「ギュッ」と丸めて豆を作り、保育者の真似をして「エイッ」と投げる動作を繰り返し、豆を放すタイミングや感触を楽しんでいた。
  • 壁に貼られた赤鬼や青鬼のお面を見つけると、少し緊張した表情でじっと見つめた後、「オニ!」と言おうとして一生懸命に指を差し、保育者に知らせていた。
  • 「まめまき」の歌が流れてくると、その明るい旋律に合わせてお座りやつかまり立ちの状態で腰を揺らし、にぎやかな行事の雰囲気を全身で味わっていた。
  • 節分に合わせて保育室の壁面が変わったことに敏感に気づき、入室時にキョロキョロと周囲を見渡して、いつもと違う特別な環境を探索していた。
  • 魔除けの柊(ヒイラギ)の葉を保育者と一緒に観察し、葉の尖った形を不思議そうに見つめながら、そっと指先で触れて独特の質感を感じ取っていた。

Q2. 素材や感触への興味は?

  • バケツに張った氷の冷たさに触れると、あまりの鮮烈な刺激に「はっ」と驚いて目を丸くし、一度は手を引っ込めつつも再び恐る恐る触れようとするなど、未知の感触を確かめていた。
  • 朝の園庭で霜柱を見つけると自ら踏み出し、「サクサク」と崩れる独特の音や、足の裏に伝わるシャリシャリとした振動を面白がって繰り返し歩いていた。
  • 指先に力を込めて新聞紙を「ビリビリ」と破り、裂ける音を楽しみながら、さらに小さく丸めようと両手を使って熱心に形を変化させて遊んでいた。
  • 砂場で冷たく湿った砂をギュッと握り、自分のマークのカップに溢れるほど詰め込んだり、ひっくり返して型抜きを試したりして、砂の性質を確かめていた。
  • 制作で使うふわふわとした布や綿を手に取り、掌で包み込んだり自分の頬にそっと当てたりして、その柔らかさや温かさを心地よさそうに味わっていた。

Q3. 玩具の操作・探索は?

  • 振ると音が鳴る玩具を両手でしっかりと保持し、自分の動きに合わせて音が強まったり弱まったりする変化に気づき、満足そうな表情でリズムを刻んで遊んでいた。
  • 蓋付きの箱に興味を持ち、器用に開け閉めを繰り返しては、中に入っている玩具を一つずつ丁寧に取り出したり覗き込んだりして、空間の奥行きや容積を確認していた。
  • 転がるボールをハイハイや安定した歩行で活発に追いかけ、両手でしっかりと捕まえると「あ!」という歓声を上げて、達成感を保育者に知らせていた。
  • 壁に設置された鏡の裏側に何があるのか気になり、横から覗き込んだり手を回して探ったりして、鏡に映る世界と現実の仕組みを自分なりに解明しようとする知的な姿が見られた。
  • 紐を引っ張ると付いてくる玩具を操作し、自分が動かすことで物が移動する因果関係を面白がり、何度も紐を握り直しては広い室内を歩き回ることを楽しんでいた。

Q4. 戸外・自然への反応は?

  • 冬の冷たい風が急に吹くと、目を細めて風の勢いを感じ取ったり、少し驚いて保育者にしがみついたりして、目に見えない風という自然事象に敏感に反応していた。
  • 散歩車から遠くにいる犬や通り過ぎる車を見つけると、いち早く気づいて「わんわん」「ぶーぶー」と発声しながら指を差し、保育者に発見を共有しようとしていた。
  • 澄み渡った冬の空を見上げ、白い雲のゆっくりとした動きや遠くを飛ぶ鳥の姿を首を長く伸ばして追いかけ、広い世界への関心を豊かに広げていた。
  • 園庭の土に触れ、冬ならではの「ひんやり」とした地面의 冷たさを感じ取り、掌で土を叩いたり握ったりして、季節によって変わる大地の感触を確認していた。
  • 公園の落ち葉が敷き詰められた場所を歩き、足元から鳴る「カサカサ」という軽快な音や、踏みしめた時の弾力のある感触に目を輝かせて繰り返し歩いていた。

Q5. 音や光への反応は?

  • 楽器の鈴を手に取ると、腕を大きく振って「リンリン」と澄んだ音が出ることを喜び、ピアノの音色に合わせて鳴らして、音の響きを仲間と一緒に楽しんでいた。
  • 保育者が懐中電灯の光を壁に当てると、動く光의 玉を不思議そうに目で追いかけ、ハイハイや安定した歩行で光を捕まえようとするなど、視覚的な刺激に敏感に反応していた。
  • オルゴールの優しくゆったりとした音色が聞こえてくると、それまでの活発な動きを止めて静かに耳を傾け、心地よい音に包まれてリラックスした穏やかな表情を見せていた。
  • 玩具をわざと床に落とし、素材による「カチャン」や「コン」という音の違いを聴き分け、音の変化を自分なりに確かめるような探索行動を楽しんでいた。
  • 隣の友だちが大きな声を出したり笑ったりすると、すぐにそちらを振り向き、相手の顔を覗き込んで一緒に笑おうとするなど、周囲の音をきっかけに対人関係を広げようとする様子が見られた。

3. 低月齢グループ(12月〜3月生まれ)

【時期の目安】 生後11ヶ月〜1歳2ヶ月頃 【特徴】 1歳のお誕生日を迎え、つかまり立ちから独り歩きへの移行期です。ハイハイや伝い歩きで活発に移動し、探索意欲が旺盛です。手づかみ食べが上手になり、食への興味が高まります。

🍼 健やかに伸び伸びと育つ(身体・健康)

Q1. 運動機能(伝い歩き・一歩)は?

  • 伝い歩きによる移動がより確かなものになり、目的の玩具を見つけると、棚や壁を支えにして手足を器用に運び、迷うことなく素早く移動する姿が見られた。
  • つかまり立ちの姿勢からふとした瞬間に自ら手を離し、全身でバランスを取りながら数秒間ひとりで立つことができ、視界の変化を楽しんでいた。
  • 保育者の見守る中で力強く「はじめの一歩」を踏み出し、自力で一歩進めた喜びから、パッと満面の笑みを浮かべて保育者と顔を見合わせていた。
  • 室内にあるクッションの段差や低い傾斜を、手足に力を込めた力強いハイハイで乗り越え、自分の行きたい場所へ到達しようとする探索意欲に溢れていた。
  • 好きな手遊びやリズムの速い曲が流れると、お座りの姿勢で腰や膝をピョコピョコと上下に揺らし、全身で音楽の心地よさを表現していた。

Q2. 離乳食(完了期移行・手づかみ)の様子は?

  • 「自分で食べたい」という意欲が非常に強く、配膳されると自ら手を伸ばし、一口大の食材を指先で上手につまんで次々と口へ運ぶ手づかみ食べを堪能していた。
  • 離乳食後期の適度な固さがある食材も、前歯や歯茎をしっかり使って上下に動かす「カミカミ」の動きが定着し、食材をしっかり潰して味わう姿が見られた。
  • ストロー飲みが完全にマスターされ、マグの両端をしっかり保持して適量を吸い込み、喉を鳴らして美味しそうに水分補給ができるようになった。
  • 保育者が使うスプーンの動きをじっと観察し、自分でも手に取って器の中をかき混ぜたり、口へ運ぶ仕草を真似たりするなど、道具への興味が一段と深まってきた。
  • 離乳食3回食の生活リズムが確立し、毎食を心待ちにする姿が見られるようになり、完食して満足感を得る経験を積み重ねていた。

Q3. 快・不快の表現は?

  • 排泄の感覚に敏感になり、オムツが濡れた不快感を「あー!」という声や、遊びを止めて泣いて知らせることで、清潔にしてもらいたい気持ちを訴えていた。
  • 鼻水が出るとムズムズする不快感から自分の鼻を触ったり、保育者の顔を覗き込んで「拭いて」というような視線を送ったりして、解消を求めていた。
  • 眠気が強くなると目をこすったりぐずったりし、保育者に抱っこされて優しく背中をトントンされると、安心してすぐに体の力を抜いて落ち着く姿があった。
  • 抱っこされた際の保育者の温もりや安定感を心地よく感じ、身を委ねてリラックスしたり、穏やかな表情を見せたりして心の充足を表現していた。
  • 空腹を感じると調理室の気配や食事の準備をする保育者の動きをよく見て、「早く食べたい!」と声を上げて活発に手足を動かし、期待を伝えていた。

Q4. 手指の発達(つまむ・入れる)は?

  • 指先の巧緻性が高まり、小さなボーロや玩具の突起などを親指と人差し指で上手につまみ上げ、感触を確かめながら集中して遊ぶ姿が見られた。
  • 両手に一つずつ玩具を持ち、保育者の「カチカチ」という声かけに合わせて掌を打ち合わせ、音が鳴るたびに驚きと喜びの表情を浮かべていた。
  • 紐を引っ張ると付いてくる玩具に興味を持ち、指先を細かく動かして紐を手繰り寄せたり、動く様子を目で追ったりして手指のコントロールを楽しんでいた。
  • 玩具を箱の中に入れようと手を伸ばし、離すタイミングを自分なりに調整しながら一つずつ丁寧に入れ、箱が一杯になる様子をじっと観察していた。
  • お気に入りの布や保育者の衣服を小さな手でギュッと力強く掴み、握力が逞しくなったことで、納得するまで離さずに感触を確かめようとする姿があった。

Q5. 健康状態は?

  • 冬の空気の乾燥による肌荒れを防ぐため、保湿クリームによる入念なケアを習慣化し、しっとりとした健やかな肌の状態を保つことができた。
  • 鼻水が出る場面もあったが、家庭と連携して適切に吸引を行ったりこまめに拭き取ったりすることで、鼻呼吸をスムーズにし、機嫌よく過ごせるよう配慮した。
  • 便秘気味な時には水分補給をこまめに促したり、腹部のマッサージを行ったりして解消を図り、生理的な心地よさを維持するよう努めた。
  • 満1歳に向けて体重が順調に増加し、全身の肉付きも良くなって、ひとり立ちや歩行を支える体が一段としなやかに逞しくなってきた。
  • 室内外の寒暖差に留意し、活発に動いて汗をかいた際には速やかに衣服を調整して着替えることで、冷えを防ぎ清潔で快適な状態を保った。

💕 身近な人と気持ちが通じ合う(愛着・対人)

Q1. 愛着形成(後追い・人見知り)は?

  • 特定の保育者との情緒的な絆がいっそう強まり、保育者が部屋を離れようとすると、すぐに気づいて泣きながらハイハイで後を追うなど、素直な甘えの表現が見られた。
  • 知らない人や慣れない実習生に対しては、じっと顔を見つめて固まったり、保育者の背中に顔を隠したりして、安心できる場所を確認しようとする「人見知り」の反応が見られた。
  • 不安を感じた際、担任に抱っこされるとそれまでの表情が一変し、ホッとしたようにギュッとしがみついて、自分の居場所を見つけたかのように安心して身を預けていた。
  • 最初は人見知りで泣いてしまう場面もあったが、信頼する保育者が側にいて見守ってくれることで徐々に安心感を得て、自分から周囲の玩具に手を伸ばし始める心の逞しさが見られた。
  • 甘えたい気持ちになると保育者に近づいて満面の笑みで両手を大きく広げ、「抱っこして!」と全身でアピールして愛着を求める微笑ましい姿があった。

Q2. 発声とコミュニケーションは?

  • 「ダダダ」「マンマ」といった音節のはっきりとした発音が増え、一語文に近い言葉で自分の要求や発見を保育者に伝えようとする意欲が一段と強まった。
  • 遊びに夢中になっていても、自分の名前を呼ばれると即座に反応してパッと笑顔で振り向き、保育者との心の繋がりを確認して喜ぶ姿が見られた。
  • 保育者が優しくあやしたり、お腹をこちょこちょとくすぐったりすると、「キャッキャ」と弾んだ声を上げて大笑いし、全身を弾ませて楽しさを表現していた。
  • 鏡に映る自分と、背後にいる保育者の姿を何度も見比べ、鏡の中の自分に笑いかけたり、鏡越しの保育者と目が合うのを喜んだりと、自己と他者の認識を深めていた。
  • 好きなリズムの曲に合わせて、お座りやつかまり立ちの姿勢で手を「パチパチ」と合わせたり、手を振ったりする仕草を見せ、音楽を通したやり取りを楽しんでいた。

Q3. 模倣とやり取りは?

  • 散歩の出発時などに保育者が「バイバイ」と手を振ると、じっとその動きを観察し、自分も小さな手を左右に一生懸命動かして振り返そうとする模倣の芽生えが見られた。
  • 保育者が「上手だね」と言って拍手をすると、自分も真似をして掌をパチパチと合わせ、音が鳴るたびに驚きと喜びの入り混じった表情で何度も繰り返していた。
  • 保育者が手を差し出して「ちょうだい」と言うと、手に持っている玩具を「どうぞ」と差し出すようになり、受け取ってもらえると満足そうに微笑むやり取りが成立していた。
  • 「いないいないばあ」遊びが大好きで、保育者が顔を隠すとワクワクしながら待ち、顔が現れた瞬間に「アッ!」と声を上げて笑い、期待通りの展開を心から楽しんでいた。
  • 保育者がゆっくり話しかけると、その口元の動きを全神経を集中させて見つめ、自分も「アー」「ウー」と声を返して対話に応えようとする真剣な姿があった。

Q4. 友だちへの関心は?

  • 近くで友だちが活発に遊んでいる様子を、遊びの手を止めてじっと見つめ、他者の動きや発する声に対して強い興味や関心を示す姿が見られた。
  • 友だちが手に持っている玩具が気になり、ハイハイで自ら近づいてそっと手を伸ばし、感触を確かめたり一緒に触れようとしたりと、他者へのピュアな好奇心が育っていた。
  • 友だちが楽しそうに大笑いしていると、その場の明るい雰囲気を察して自分もつられてニコニコと笑い、感情を共鳴させる心地よさを感じているようだった。
  • 活発に移動する友だちの後を追うようにハイハイや伝い歩きで追いかけ、まるで「待って!」と言うように声を出しながら、他者と一緒に動くことを楽しんでいた。
  • 友だちの頬や手をそっと優しく触ろうとし、自分とは違う「誰か」の存在や温もりを確認しようとするような、情緒的な関わりが見られた。

Q5. 情緒の安定は?

  • お気に入りの音の鳴る玩具や布絵本を手に持つと、保育者の側で安心して一人遊びに没頭し、一定時間集中して取り組むことで自ら情緒の安定を図っていた。
  • 眠気が強くなり情緒が不安定になりそうな時、自ら指を吸ったり保育者の服の端を握ったりして、自分なりに気持ちを落ち着かせようとする仕草が見られた。
  • 室内遊び中、少し離れた場所から保育者の優しい声や自分の名前を呼ぶ声が聞こえてくると、それだけで安心したように泣き止み、声の主を探して微笑む姿があった。
  • 甘えたい時に抱っこされると、保育者の胸に顔をうずめて擦り寄せ、大好きな大人の匂いや温もりを全身で感じながら、深い安心感を得て落ち着いていた。
  • お座りやつかまり立ちの姿勢で、窓の外の景色や友だちの動きを穏やかな表情でじっくりと観察し、心のゆとりを持って周囲の世界を受け入れていた。

🧸 身近なものと関わり感性が育つ(環境・探索)

Q1. 冬の素材・行事への反応は?

  • 節分に向けて丸めた新聞紙の豆を手に取ると、握るたびに鳴る「カサカサ」という軽快な音や指先に伝わる抵抗感を面白がり、何度も握り直して感触を確かめていた。
  • 保育室に飾られた鬼のお面をじっと見つめ、その鮮やかな色や独特の形に興味を示し、指を差したり近づこうとしたりして、いつもと違う特別な雰囲気を感じ取っていた。
  • バケツに張った氷の冷たさに触れると、あまりの鮮烈な刺激に「はっ」と驚いて目を丸くし、一度は手を引っ込めつつも再び恐る恐る指先でつついて、温度の変化を学んでいた。
  • 窓の外で北風が「ビュー」と鳴る音に気づくと、遊びの手を止めて窓の方をじっと見つめ、目に見えない風の存在を耳を澄ませて感じ取っているようだった。
  • 節分に合わせて保育室の壁面が変わったことに敏感に気づき、入室時にキョロキョロと周囲を見渡して、新しく飾られたものに自ら近づいて探索を楽しんでいた。

Q2. 手や口での確認(舐める・振る)は?

  • 手に取った玩具をまずは口へ運び、舌や唇でその形や固さを入念に確かめることで、「これは何だろう?」と物体としての性質を深く探索していた。
  • 持ちやすい形状のガラガラを掌でしっかりと保持して激しく振り、自分の手の動きに合わせて音が鳴る因果関係に気づくと、満足そうな表情で繰り返し音を楽しんでいた。
  • 柔らかいガーゼやタオルの端を指先でギュッと握りしめ、吸い付くような感触や肌触りを確かめながら、お気に入りの素材を見つけて落ち着く姿が見られた。
  • プレイジムに吊るされた玩具を仰向けの状態で足で器用に蹴り、大きく揺れる動きや触れ合う音をじっと見つめて、自分の働きかけによる変化を面白がっていた。
  • ティッシュペーパーの箱に興味を持ち、指先を細かく動かして中身を次々と引っ張り出し、紙が溢れていく様子やカサカサという音の連鎖を夢中で楽しんでいた。

Q3. 音や光への反応は?

  • 玩具からメロディが流れ出すとパッと顔を向け、その音色に誘われるようにハイハイや伝い歩きで近寄り、音の出る仕組みを覗き込むようにして観察していた。
  • 冬の澄んだ日差しが窓から差し込み、床に光の模様ができると、目を細めて眩しそうにしながらも、動く光に手を伸ばして捕まえようとする姿が見られた。
  • 扉の閉まる音や大きな物音に敏感に反応し、驚いて肩を「ビクッ」とさせ、不安そうに保育者の顔を見て安心を確認しようとする敏感な姿が見られた。
  • オルゴールの優しくゆったりとした音色が聞こえてくると、それまでの活発な動きを止めて静かに耳を傾け、リラックスした穏やかな表情を見せていた。
  • 保育者が優しく歌を歌い始めると、心地よい声のトーンに合わせてゆったりと体を揺らし、声の響きを全身でリラックスして受け止めていた。

Q4. 玩具への興味は?

  • ボタンを押すと音が鳴ったり光ったりする玩具を「不思議だな」という表情で見つめ、人差し指で何度もボタンを押しては、反応が返ってくることを楽しんでいた。
  • 布製玩具のしっとりと柔らかい感触を好み、掌全体で握りつぶしたり顔を寄せたりして、素材から得られる安心感と心地よさを十分に味わっていた。
  • 目の前を転がるボールの動きを視線で追いかけ、捕まえようとして一生懸命にハイハイで追いかけ、目標に到達すると「あ!」と声を上げて喜んでいた。
  • 玩具についている小さな鏡に映る自分の顔をじっと見つめ、自分が動くと鏡の中の自分も動く様子に興味を持ち、何度も顔を近づけたり離したりしていた。
  • おきあがりこぼしを掌でポンと押し、不規則に揺れながら再び起き上がる様子を面白がり、倒れても戻ってくる不思議な動きを繰り返し観察していた。

Q5. 探索の広がりは?

  • つかまり立ちができるようになったことで視線が一段と高くなり、棚の上の玩具までよく見えるようになると、一生懸命に背伸びをして新しい発見を楽しんでいた。
  • カーテンや布の後ろに隠れる楽しさに気づき、保育者に「ばあ!」と顔を見せると、見つかった喜びでキャッキャと弾んだ声を上げて笑っていた。
  • 布製のトンネルを見つけると迷わず中へ入り込み、出口を目指して力強いハイハイでくぐることで、空間の繋がりや奥行きを全身で確かめる遊びに夢中になっていた。
  • 蓋付きの箱を器用に開け、中に入っている玩具を一つずつ丁寧に取り出したり覗き込んだりして、「何が入っているかな?」と期待を持って中身を確認していた。
  • 保育者が布の下に玩具を隠すと、どこへ消えたか一生懸命に探し、布を力強くめくって中から現れる玩具を見つけると、誇らしげに保育者と顔を見合わせていた。

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