事例)T君 注意獲得行動と面談(1)

年齢別

最近、注意獲得行動が多いT 君。

ドアを蹴って音を立ててみたり、かばん掛けの下に隠れてみたり、机の下にもぐってみたり。

そういう行動の時に、その行動の前に毎回、チラッと保育士を見る。

僕やるよ。ほら、止めに来て。

僕やったよ。ほら。早く来て。

そんな表情で。

切り替えが苦手。片付けの時間になるが遊びが止められず、片付けの時間が終わったら、端っこに行ったり隠れたり迎えに来てくれる保育士を待つような状態。

クラスで話し合った所、発達障害というよりは、愛着に問題がある為の注意獲得行動かな。という見解。(もちろん診断が出たわけでは無い為、見解のみ)

気持ちが落ち着いているならば、生活で困った行動も無ければ、こだわりの強さも少ない。友達と関わり遊ぶことも出来ている。

では、保育園としては、どのように関わっていくのが良いのかを話し合った。

〇自分で出来るのだから、自分で出来るように関わる。

〇出来るまで待つ。

〇注意獲得行動には反応しない。

〇出来た時には褒める。認める。

まずは、そんな感じでやってみよう。となった。

初日、先生が注目行動に反応しない為、仕方なしとおやつの時間も給食の時間もいつも通り注意獲得行動をしながらも最終的には自分で行動できていた。

1週間ほどはそのまま過ごし、良い感じかな?と思っていたが、、そう上手くは行かない。

良い行動をとった時は褒めるようにしていたが、その反応も保育士によりマチマチ。

良いね!はダレてくる。他の子は普通に出来ている事を褒めながら関わる。

保育士も人間だ。本気が乗らない。

そんな中、反応しない予定だった注意獲得行動にも反応をせざる得ない事が起き始める。

高い所に登ったり、玩具を投げたり。

なるべく無反応を装いながらその行動を止めるが、一枚上手。頭が良い。

ここまで来たところで、フィードバック。

このまま続ける?それとも別の方法を?

話し合った結果は、、エスカレートしても困るので、別の方法をとる事に。

安全基地、安心基地、探索基地の話をX(旧Twitter)でしていたことを思い出し、保育士主導の関わりにスイッチ。

何か行動を始める時は、その子と一緒に。

保育者が主導しながらやっていく。

片付けだよ。と全体に伝えるならば、T君の元へ行き全体に伝え、保育士主導で片づけをする。

例えば、保育士が片づけをする。玩具を集め、箱に入れる。そのお手伝いをお願いする。

トイレに行く事を伝えたならば、嫌がっても抱っこで連れていき、出来るところまで一緒にやる。今日は立っておしっこする?座ってする?やらない?そんなに嫌なの?じゃーズボンンはいたまま座ってみる?次は座ってみてよ。今日はじゃー終わりー。トイレの後の手洗い一緒にやろう!

みたいな感じでとにかく保育士主導で行った。

目をかけながら一緒にやって出来たことや過程を褒めていく。

すると、一週間ほどで、注意獲得行動が減った。かなり減った。

今のR君の状態を保護者に伝えていたが、この時点で保育士主導の時は、いわゆる問題行動も減り良い感じになった為、注意獲得行動が増えた原因は何かあるかな?と思い保護者に面談をしませんか?と声をかけた。

正直、気持ちが乗らないような返事。

出来ればしたくないような雰囲気。

とりあえず検討しておいてください。と声をかけ退散。

前年度のクラスにいた先生に「T君の保護者あんまり乗り気じゃないように見える」と話したら、去年の面談でボロクソ言われていたとの事。

あれが出来ない。

これが出来ない。

幼児になったら困る。

今のうちからちゃんとするようにしないと。

もっと関わってあげて。

など等。。。

こりゃいかんな。。と思いながら思案。

次の日、保護者に「先週の面談やりたいって話なんですけど、あれが出来ないとかこれが出来ないとかの話をしたいんじゃなくて、こんな関わりを園でしてるとか、こんな声をかけたら嬉しそうにしてるとかを共有したり、家での様子やこんな時どうしているのかを教えてもらったりしたいんですよ。」と声をかけたところ、パッと表情が明るくなり、面談の日程調節しますね。と言ってもらえた。

面談の当日。

夫婦で来園。

挨拶をし、面談に来てもらった事に感謝を述べた後、T君の4月頑張っていた様子とその頑張りが少し切れて注意獲得行動が増え見てもらいたい気持ちが増えた事、色々試行錯誤してみたが、今は、保育士がこんな関わりをしている話と、それがT君にとって、とてもいい感じ!な事を知らせた。

エピソードを話ながら、T君の性格を考慮した支援内容を伝えたところ、

家に帰ってからは、あまり関わってあげられておらずT君はTVを見て過ごしている事。

父親が厳しい事。

祖父母の家ではわがまま放題な事。

親に気を使っているような様子がある事。等いろんな話を教えてくれた。

面談の内容については後日記す。

今日はここまで。

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