後輩のやる気をUPさせる方法。

心理技術

アンダーマイニング効果とエンハンシング効果という心理効果をご存じでしょうか?

アンダーマイニング効果とは、内発的動機付けに対して、外発的動機付けを加えると目的がすり替わり外発的動機付けが無いとモチベーションが下がってしまう心理効果。

はぁ?(*´Д`)ですね。

内発的動機と言うのは、自らやろうとする気持ちです。好奇心だったり、向上心だったり、やりがいだったり興味関心だったり内面的に自らやりたいと思う欲求の事です。

外発的動機と言うのは、他者からの働きかけによりやろうとする気持ちです。やらないと怒られるからとか、これやるとお金もらえるからとかそういう事です。

つまり、アンダーマイニング効果と言うのは、自分のためにやろうと始めたことに対して、報酬を与えたり、罰則を設けたりする事でモチベーションが下がるという効果です。

エンハンシング効果とは、能力では無く行動や過程を褒められる事(外発的な動機)により、自信をつけ自らモチベーションをあげて行動する(内発的動機)ようになる心理効果です。

つまり、外発的動機によって始めた事が、もっとやりたい!楽しい!と感じる事により、内発的動機になるという事。

これらの効果を使いながら、後輩保育士の育成を行います。

1⃣きっかけ作り。

今週の指導は先生にお願いしますと伝えます。(頼まれて(命令されて)行う)外発的動機

今週の指導、、やってみたいです!(内発的動機)みたいな子がいたら3⃣から始めよう。

2⃣エンハンシング効果を使って外発的動機を内発的動機へと変えていきます。

外発的動機を内発的動機に変えるには・・・

①本人が楽しいと感じる

②やっている事に対して励ましを受ける。

③肯定的なフィードバックを与える。

3⃣結果では無く過程を褒め、能力では無く行動を褒めていく。

例えば・・・

子ども達への伝え方が分かりやすく工夫されてて良いね!

制作の準備をしっかり行っているから慌ててなくてめちゃくちゃ落ち着いて見えたよ!

一人ひとりの子ども達を丁寧に見ているのが素敵だね!

4⃣後輩が内発的動機で行動し始めた時に気を付けるべき事

内発的動機で行動し始めた時には、報酬を与える、監視をする、締め切りを設定する、評価する、罰則を与える、競争させるの6項目はしてはいけないです。

認知的評価理論によると金銭的報酬は内発的動機を低下させやすいが、言語的報酬は高めやすいので、言葉で努力や過程を褒めたり認めたりしてください。

最後に大事なのは、、、必ず、本心から褒めたり認めたりをする事!です。

スープでホッとしませんか?

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