1歳児クラスの12月は、本格的な冬の到来とともに、クリスマスや年末の雰囲気を肌で感じる時期です。 寒さに負けずに体を動かす姿や、行事を通した友だちとの関わり、言葉の広がりが記録のポイントになります。
12月の特徴と観察ポイント
クラスにとってどんな時期?
クリスマス会などの行事に向けて、クラス全体が楽しい雰囲気に包まれます。歌やダンスを楽しむ時間が増える一方、感染症が流行しやすくなるため、健康観察や衛生管理(手洗い・換気)がより重要になる時期です。
子どもにとってどんな時期?
「サンタさん」「プレゼント」などのイメージを共有し、期待感を持って過ごします。厚着になっても活発に動こうとしたり、冷たい風や水に触れて冬の感覚を味わったりします。衣服の着脱(上着など)に興味を持ち、自分でやろうとする姿も見られます。
12月に特に観たい発達テーマ
- 冬の健康と衛生(寒さに負けない体、手洗いや鼻かみ)
- 行事への参加と期待(クリスマスを楽しむ、歌やリズム)
- 身の回りのこと(上着の着脱、ファスナーやボタンへの興味)
- 友だちとの関わり(「一緒」が楽しい、場所や物の共有)
1. 前半・低月齢(1歳0ヶ月~1歳5ヶ月頃)
【特徴】 歩行や探索が安定し、簡単な言葉のやり取りを楽しめるようになります。クリスマスの装飾や音楽に反応し、全身で嬉しさを表現する姿が見られます。
🌿養護(生活・安心感)
🩷生命の保持(食事・睡眠・排泄・健康)
Q1. 寒くなり、食欲や食べ方に変化はありますか?
- 寒さに負けず食欲旺盛で、おかわりを欲しがっていた。
- 完了食をよく噛んで食べ、食材の形や味を楽しんでいた。
- スプーンを持とうとするが、手づかみの方がスムーズに食べていた。
- 苦手な野菜も、細かく刻むと他のものと一緒に食べていた。
- 温かいスープを飲むと、「あー」と声を出し満足そうにしていた。
Q2. 睡眠(午睡)の暖かさやリズムは?
- 布団に入るとすぐに体が温まり、安心して入眠していた。
- 自分のタオルケットにくるまり、心地よさそうに眠っていた。
- 途中で布団を蹴ってしまうことがあったため、掛け直して保温に努めた。
- 部屋が薄暗くなると、静かに横になろうとしていた。
- 目覚めた後、保育者に抱っこを求めて体温を感じていた。
Q3. 冬の健康管理(鼻水・手洗い)への反応は?
- 鼻水が出ると気にして、ティッシュで拭いてもらおうとしていた。
- 外から帰ると水道に向かい、冷たい水でも手を洗おうとしていた。
- 袖をまくってもらうと、自分から手を出していた。
- 乾燥して肌が痒そうだったが、保湿すると落ち着いていた。
- 咳が出ると手で口を押さえる真似をしていた。
Q4. 厚着(上着・靴下)への着脱意欲は?
- 靴下を引っ張って、自分で脱ぐことができた。
- 帽子を被せてもらうと、嬉しそうに頭を触っていた。
- 上着を着せてもらう時、腕を通して協力していた。
- 散歩の準備が始まると、自分の上着を持ってきていた。
- 手袋やマフラーに興味を持ち、触って感触を楽しんでいた。
Q5. 排泄のリズムやオムツ交換は?
- オムツが濡れると、保育者の所に来て知らせようとしていた。
- 交換台の上でじっとしていられ、スムーズに交換できた。
- お尻がきれいになると、笑顔で足をバタバタさせていた。
- 排便があると動きを止め、気にする様子が見られた。
- 「チッチ」という言葉を聞いて、オムツを指差していた。
💚情緒の安定(愛着・行事)
Q1. クリスマスの雰囲気への反応は?
- クリスマスツリーのライトがつくと、「わあ!」と声を上げて喜んでいた。
- サンタクロースの人形を怖がらず、触ろうとしていた。
- クリスマスの歌が流れると、体を揺らしてご機嫌だった。
- 部屋の飾り付けが変わったことに気づき、指差して教えてくれた。
- 行事の集まりでも、保育者の膝の上で落ち着いて参加していた。
Q2. 保育者との愛着関係(冬のスキンシップ)は?
- 寒い時に抱っこを求め、温もりを感じて安心していた。
- 遊びの合間に保育者と目を合わせ、ニコッと笑っていた。
- 絵本を読んでほしくて、膝の上に座り込んでいた。
- 姿が見えなくなると探すが、声を聞くと安心して遊び続けた。
- 手遊びを一緒にする時間を喜び、何度も求めていた。
Q3. 自分の欲求(やりたい・イヤ)の表現は?
- 欲しい玩具を指差し、「アー!」と大きな声で要求していた。
- 嫌な時は首を横に振り、全身で拒否を表していた。
- 眠い時に目をこすり、保育者に寄りかかってきた。
- 遊びを中断されると怒って泣き、まだ遊びたいと訴えていた。
- 「抱っこ」と手を広げ、甘えたい気持ちを伝えていた。
Q4. 探索への意欲と集中力は?
- 部屋の隅々まで移動し、新しい発見を楽しんでいた。
- 一つの玩具に集中し、長時間遊び込む姿が見られた。
- 箱の中身を出し入れし、何が入っているか確かめていた。
- 散歩先で落ち葉や石を見つけ、拾って大事そうに持っていた。
- 鏡に映る自分を見て、不思議そうに触ったり笑ったりしていた。
Q5. 気持ちの切り替えはスムーズですか?
- 泣いていても、好きな玩具を見せると涙が止まった。
- 「ご飯だよ」と声をかけると、遊びを止めて集まってきた。
- 転んで泣いたが、保育者に慰められるとすぐに遊び始めた。
- 抱っこで落ち着くと、自分から降りて遊びに行っていた。
- 歌が始まると注目し、泣くのを止めていた。
🌸五領域(感覚・探索)
🩵健康(身体機能・運動)
Q1. 歩行の安定感や厚着での動きは?
- 厚着をしていても、バランスを崩さずに歩くことができた。
- 靴を履いて、園庭の凸凹道を転ばずに歩いていた。
- 小走りができるようになり、保育者を追いかけて楽しんでいた。
- 散歩車から降りて、保育者と手を繋いで短い距離を歩いた。
- 段差の前で立ち止まり、手をついて慎重に降りていた。
Q2. 手指を使った操作(つまむ・貼る)は?
- シールを台紙から剥がそうと、指先を細かく動かしていた。
- 小さな穴にチェーンリングを落とす遊びに集中していた。
- 積み木を2〜3個積み上げ、崩れるとまた積もうとしていた。
- ペットボトルのキャップを掴み、容器に入れたり出したりしていた。
- 絵本のページを、指先を使ってめくろうとしていた。
Q3. 全身運動(リズム・模倣)の様子は?
- 音楽に合わせて手を叩いたり、体を揺らしたりしていた。
- 「キラキラ」の手の動きを真似て、頭の上で手を振っていた。
- 屈伸運動のように膝を曲げ伸ばし、リズムをとっていた。
- 保育者の動きを真似て、万歳のポーズをしていた。
- 床に寝転がってゴロゴロし、全身運動を楽しんでいた。
Q4. 寒さの中での活動量は?
- 寒さに負けず、戸外で活発に動き回っていた。
- ボールを追いかけて、園庭の端から端まで移動していた。
- 砂場と遊具を行き来し、探索を楽しんでいた。
- 散歩先で広場に行くと、開放感から走り回っていた。
- 疲れるとベンチに座り、休憩をとっていた。
Q5. バランス感覚や体幹の発達は?
- 不安定なクッションの上でも、バランスを取って座っていた。
- 音楽に合わせてクルクル回り、目が回る感覚を楽しんでいた。
- ボールを投げようとして、片足が上がっても耐えていた。
- 斜面を登る時に、手をつかずに足の力だけで登ろうとしていた。
- 抱っこで高い高いをされると、怖がらずに喜んでいた。
🧡人間関係(人への興味)
Q1. 保育者との「やり取り」を楽しんでいますか?
- 名前を呼ぶと振り向き、笑顔で近寄ってきた。
- 「どうぞ」「ありがとう」と玩具の受け渡しを楽しんでいた。
- 絵本を持ってきて、膝の上に座って読んでほしがった。
- 「いないいないばあ」をして、保育者を驚かせていた。
- 追いかけっこをして、捕まえられると声を上げて笑っていた。
Q2. 友だちへの関心や接触は?
- 友だちが遊んでいる玩具に興味を持ち、手を伸ばしていた。
- 泣いている友だちの顔を覗き込み、心配そうにしていた。
- 友だちと目が合うと、ニコッと笑い合っていた。
- 友だちの真似をして、同じポーズをとっていた。
- 近くにいる友だちの頭をなでようとしていた。
Q3. 集団の中での姿は?
- 朝の会で名前を呼ばれると、保育者の方を見ていた。
- みんなが手遊びをしていると、真似して手を動かしていた。
- 給食の準備ができると、自分の椅子に座って待っていた。
- 散歩車の中で、隣の友だちと触れ合って楽しんでいた。
- 絵本の読み聞かせが始まると、集まって座っていた。
Q4. 人見知りや場所見知りは?
- サンタクロースの衣装を着た人を見て、少し驚いて固まっていた。
- 慣れない場所では保育者のそばを離れなかったが、徐々に探索を始めた。
- 散歩先で地域の人に会うと、恥ずかしそうに隠れていた。
- 実習生に対して、玩具を渡して関わろうとしていた。
- 誰にでも愛想よく手を振り、挨拶をしていた。
Q5. 愛着対象へのサインは?
- 抱っこしてほしい時に、足元に来て服を引っ張っていた。
- 姿が見えなくなると泣いて呼び、探していた。
- 嬉しいことがあると、保育者の顔を見て共感を求めていた。
- 眠くなると保育者に寄りかかり、安心していた。
- 怖いことがあると、急いで保育者の後ろに隠れていた。
💛環境(自然・物・探索)
Q1. 冬の自然(冷たい風・枯葉)への反応は?
- 落ち葉を踏んで、カサカサする音を楽しんでいた。
- 冷たい風が吹くと、目を細めて驚いた表情をしていた。
- 木の枝を拾い、地面に線を描いて遊んでいた。
- 霜柱を見つけ、不思議そうに指で触っていた。
- 散歩中に見つけた赤い実を、大事そうに持っていた。
Q2. クリスマスの装飾や光への興味は?
- ツリーのオーナメントに興味を持ち、触ろうと手を伸ばしていた。
- イルミネーションの光を見て、「キラキラ」と言っていた。
- 部屋の飾りが揺れるのを、じっと見つめていた。
- サンタクロースの絵を見て、指差して反応していた。
- 鏡に映る装飾を見て、不思議そうにしていた。
Q3. 玩具の操作や仕組みへの興味は?
- 音の鳴る玩具を振り、リズムを楽しんでいた。
- 箱の蓋を開け閉めし、中が見え隠れするのを喜んでいた。
- ボタンを押すと音がすることに気づき、何度も押していた。
- くるくる回るコマを見て、自分でも回そうとしていた。
- 積み木を横に並べて、長く繋げていた。
Q4. 探索行動の広がりは?
- 部屋の隅々まで歩き回り、新しい発見を楽しんでいた。
- カーテンの裏に隠れて、景色が変わるのを楽しんでいた。
- 鏡に映る自分や部屋の様子をじっと観察していた。
- 棚の上のものが気になり、背伸びをして見ようとしていた。
- 散歩中に犬を見つけ、「ワンワン」と指差していた。
Q5. 空間認識(入る・くぐる)は?
- ダンボール箱に入り、電車ごっこを楽しんでいた。
- 机の下をくぐり抜け、狭い場所の感覚を楽しんでいた。
- フラフープの中に入り、自分の陣地にしていた。
- テントの中から外を覗き、視界の変化を喜んでいた。
- 隙間を見つけて、通り抜けられるか試していた。
💚言葉(発声・理解)
Q1. 発語(一語文)の状況は?
- 「サンタ」「キラキラ」など、行事に関連する言葉が出ていた。
- 「マンマ」「ブーブー」など、意味のある言葉が増えてきた。
- 「あった!」「イタイ」など、状況に合った言葉が出ていた。
- 動物を見て「ワンワン」「ニャーニャー」と言っていた。
- 名前を呼ばれると「ハーイ」と返事をしていた。
Q2. 喃語(なんご)や発声の変化は?
- 「アーウー」「ダダダ」など、抑揚をつけておしゃべりしていた。
- 保育者の目を見て、一生懸命何かを伝えようとしていた。
- 嬉しい時に「キャー!」と高い声を出して表現していた。
- 歌のリズムに合わせて、声を出していた。
- 独り言のように、遊びながらブツブツと言っていた。
Q3. 指示の理解・反応は?
- 「おいで」と言うと、嬉しそうに近寄ってきた。
- 「ちょうだい」と言うと、持っているものを渡してくれた。
- 「ナイナイして」と言うと、片付けようとしていた。
- 「座って」と言うと、椅子に座ることができた。
- 名前を呼ばれると、振り返って反応していた。
Q4. 指差しでのコミュニケーションは?
- ツリーを指差し、「アッ!」と教えてくれた。
- 欲しい玩具を指差し、「これ」と要求していた。
- 絵本の中の動物を指差し、名前を聞こうとしていた。
- 「どっち?」と聞くと、好きな方を指差していた。
- 痛いところを指差し、訴えていた。
Q5. 模倣発語(オウム返し)は?
- 「きれいだね」と言うと、「キエー(きれい)」と真似していた。
- 動物の鳴き声を真似して遊んでいた。
- 「バイバイ」と言いながら、手を振っていた。
- 歌の語尾を真似して、一緒に歌おうとしていた。
- 挨拶の言葉を聞いて、口を動かしていた。
💜表現(感情・感性)
Q1. 音楽やリズムへの反応は?
- クリスマスソングが流れると、手を叩いて喜んでいた。
- 音楽に合わせて体を揺らし、膝を使ってリズムをとっていた。
- 手遊びの動作を真似て、手をキラキラさせていた。
- 鈴を持って振り、音が鳴るのを楽しんでいた。
- 歌が始まると静かになり、じっと聴き入っていた。
Q2. 全身を使った感情表現は?
- 嬉しい時に飛び跳ねて、体全体で喜びを表していた。
- 悔しい時に床に寝転がり、手足をバタバタさせていた。
- 驚いた時に目を見開き、口を開けていた。
- 楽しい時に保育者に抱きつき、興奮を伝えていた。
- 悲しい時に涙を流し、助けを求めていた。
Q3. 描画(なぐり描き)への興味は?
- クレヨンを握り、点や線を描いて楽しんでいた。
- 描いた線を見て、「アー!」と声を上げていた。
- 色の違いに気づき、次々と色を変えて描いていた。
- 紙からはみ出るほど、ダイナミックに腕を動かしていた。
- 描いたものを指差し、何かを説明しようとしていた。
Q4. ごっこ遊び(見立て)の芽生えは?
- 電話の玩具を耳に当て、「もしもし」の真似をしていた。
- コップで飲む真似をして、「プハー」と言っていた。
- 布を被って「オバケ」になりきっていた。
- 食べ物を保育者の口に運び、食べさせる真似をしていた。
- 箱を車に見立てて、押して歩いていた。
Q5. 感触や素材への反応は?
- ツリーの葉のチクチクした感触を確かめていた。
- 新聞紙をビリビリ破り、音や感触の変化に笑っていた。
- フワフワした布に顔を埋め、気持ちよさそうにしていた。
- シールが手にくっつくのを不思議そうに見ていた。
- 窓ガラスの冷たさを手で触って感じていた。
2. 後半・高月齢(1歳6ヶ月~1歳11ヶ月頃)
【特徴】 「自分でやりたい」気持ちが強まり、上着の着脱などに挑戦します。クリスマスへの期待感を言葉で表現したり、友だちと一緒に歌ったりする姿が見られます。
🌿養護(生活・自我)
🩷生命の保持(食事・睡眠・排泄・健康)
Q1. 手洗い・うがい(ガラガラ・ブクブク)への興味は?
- 外から帰ると、自分から水道に行って手を洗おうとしていた。
- 「ブクブク」と言いながら、口をゆすぐ真似をしていた。
- 袖をまくろうと、一生懸命引き上げていた。
- 泡石鹸を手に取り、指の間までこすろうとしていた。
- タオルで手を拭き、ペーパータオルをゴミ箱に捨てていた。
Q2. 冬の衣服の着脱(ファスナーなど)は?
- 上着のファスナーを上げようと、つまんで集中していた。
- 「自分で!」と言って、上着を着ようと腕を通していた。
- 靴下を履く時、かかとの位置を合わせようとしていた。
- 帽子や手袋を自分のロッカーから出して身につけていた。
- 脱いだ上着を畳もうとする仕草が見られた。
Q3. 排泄(トイレトレーニング)の冬の様子は?
- 寒くなってもトイレに行くのを嫌がらず、便座に座っていた。
- 「オシッコ出た」と事後報告し、新しいオムツを持ってきた。
- 便座に座って排尿に成功し、「出たよ!」と教えてくれた。
- ズボンとオムツを一緒に脱ごうと、指先に力を入れていた。
- トイレのスリッパを揃えようとしていた。
Q4. 食事の自立とマナーは?
- スプーンやフォークを下握りで持ち、上手に食べていた。
- こぼさずに食べようと、お皿に顔を近づけていた。
- 「おいしいね」と友だちと言い合いながら食べていた。
- 食後の口拭きタオルを使い、口の周りを拭いていた。
- 苦手な野菜も、「一口頑張る」と言って食べていた。
Q5. 休息と体調の自己管理は?
- 「寒い」と言って、上着を着たがっていた。
- 鼻水が出ると、ティッシュを取って自分で拭こうとしていた。
- 遊び疲れると、部屋の隅でゴロンと横になっていた。
- 喉が渇くと「お茶」と言って、水分補給を求めていた。
- 咳が出ると、手で口を覆う仕草をしていた。
💚情緒の安定(自己主張・葛藤)
Q1. 行事(クリスマス)への期待感は?
- 「サンタさん来るかな?」と保育者に尋ねていた。
- クリスマスの飾りを見て、「きれいだね」と喜んでいた。
- プレゼントを楽しみにし、「車がいい」などと話していた。
- アドベントカレンダー(カウントダウン)を楽しみにしていた。
- サンタクロースの絵本を読んで、イメージを膨らませていた。
Q2. 自我の芽生え(イヤイヤ期)の様子は?
- 「自分でやる!」と強く主張し、手伝いを拒否していた。
- 自分のやりたい遊びを貫き、集中して取り組んでいた。
- 気に入らないことがあると「イヤ!」とはっきり言っていた。
- 玩具を取られると、怒って取り返そうとしていた。
- 気持ちを受け止めてもらうと、落ち着いて切り替えていた。
Q3. 気持ちの切り替えはスムーズですか?
- 遊びの切り上げ時にぐずったが、「あと一回」で納得した。
- 泣いていても、「サンタさん見てるよ」と言うと涙が止まった。
- 嫌なことがあった後、保育者に抱っこされて落ち着いた。
- 友だちと喧嘩しても、すぐに仲直りして遊んでいた。
- 好きな歌を歌うと、機嫌が直っていた。
Q4. 甘えと自立のバランスは?
- 困った時だけ保育者に助けを求め、基本は一人でやろうとしていた。
- 「抱っこ」と言葉で甘え、安心すると離れていった。
- 着替えを「手伝って」と言ったが、励ますと自分でやった。
- 眠くなると甘えん坊になり、膝の上に来ていた。
- 登園時は泣いても、すぐに遊びに気持ちを切り替えていた。
Q5. 自信や達成感の表現は?
- 上着を着られた時に、「できた!」と誇らしげに見せてくれた。
- 難しいパズルが完成すると、拍手して達成感を味わっていた。
- 友だちに「すごいでしょ」と自慢していた。
- 失敗しても「もう一回」と言って、諦めずに挑戦していた。
- 褒められると照れながらも、嬉しそうな表情をしていた。
🌸五領域(行動・意欲)
🩵健康(運動・活動)
Q1. 走る・跳ぶなどの基本動作は?
- 園庭を走り回り、寒さに負けずに体を動かしていた。
- 両足でジャンプしようと、膝を曲げてタイミングを計っていた。
- 音楽に合わせて、スキップのような動きをしていた。
- 段差を飛び降りて、着地を決めていた。
- 転んでも手をついて、すぐに立ち上がっていた。
Q2. 遊具を使った運動遊びは?
- 滑り台を何度も滑り、順番を守って遊んでいた。
- 鉄棒にぶら下がり、足を浮かせて楽しんでいた。
- 砂場で大きな穴を掘り、全身を使っていた。
- ボールを蹴って追いかけ、サッカーのように遊んでいた。
- 三輪車にまたがり、足で地面を蹴って進んでいた。
Q3. 散歩での歩行やルールは?
- 友だちと手を繋ぎ、列になって歩くことができた。
- 信号待ちで「赤だよ」と言って、止まることができた。
- 長い距離を歩いても、「疲れた」と言わずに頑張っていた。
- 「端っこ歩くよ」という声かけを守っていた。
- 散歩車のふちを持って、一緒に歩こうとしていた。
Q4. 手指の巧緻性(道具の使用)は?
- クレヨンをしっかり握り、丸や線を描いていた。
- シールを台紙から剥がし、狙った場所に貼ることができた。
- 紐通しに挑戦し、穴に紐を通そうと集中していた。
- 洗濯バサミをつまんで開き、紙を挟んで遊んでいた。
- パズルのピースを回して、形を合わせてはめ込んでいた。
Q5. 危険回避や安全への意識は?
- 友だちとぶつからないように、避けて走っていた。
- 高いところから降りる時、足元を確認していた。
- 「危ない」と言われると、すぐに手を止めていた。
- ドアの開閉時に、指を挟まないように気をつけていた。
- 道路に出ないように、白線の内側を歩いていた。
🧡人間関係(他児との関わり)
Q1. 友だちとの関わり(遊び)は?
- 「一緒に行こう」と誘い合って、遊具に向かっていた。
- 友だちの名前を呼んで、追いかけっこをしていた。
- 砂場で一緒に山を作り、協力しているようだった。
- 隣に座って同じ遊びをし、時々顔を見合わせていた。
- 手を繋いで歩くことを喜び、「ギュッ」としていた。
Q2. 物の貸し借りやトラブルは?
- 玩具の取り合いになったが、「貸して」と言葉で言おうとしていた。
- 「あとでね」と言われて、待つことができた。
- 貸してもらえた時に「ありがとう」と言っていた。
- 「どうぞ」と言って、玩具を渡す優しさが見られた。
- 取られて泣いてしまったが、保育者の仲立ちで解決した。
Q3. ごっこ遊びでのやり取りは?
- 「メリークリスマス」と言って、パーティーごっこをしていた。
- 「いらっしゃいませ」とお店屋さんごっこをしていた。
- 電話ごっこで、「もしもし、サンタさん?」と話していた。
- 病院ごっこで、聴診器を当てて「ポンポン」としていた。
- 人形をおんぶして、お母さんになりきっていた。
Q4. 他者への思いやりや共感は?
- 転んだ友だちを見て、「大丈夫?」と声をかけていた。
- 泣いている子に、自分の玩具を貸してあげようとしていた。
- 小さい子の頭をなでて、可愛がっていた。
- 保育者が手伝ってくれた時、「ありがとう」と言っていた。
- 友だちが楽しそうにしていると、一緒になって喜んでいた。
Q5. 保育者の模倣(まねっこ)は?
- 雑巾がけの真似をして、大掃除ごっこをしていた。
- 手遊びの動きを覚えて、先生役になってやっていた。
- ピアノを弾く真似をして、歌っていた。
- 「シーッ」と静かにするポーズを真似していた。
- 挨拶の時、深々とお辞儀をしていた。
💛環境(自然・物・数量)
Q1. 冬の自然(氷・霜)への興味は?
- 水たまりに氷が張っているのを見つけ、踏んで音を楽しんでいた。
- 吐く息が白くなるのに気づき、「ハァー」としていた。
- 落ち葉を集めて、「焼き芋しよう」と言っていた。
- 木の枝を拾い、雪の上に絵を描いていた(雪国の場合)。
- 冷たい風を感じて、「寒いね」と言い合っていた。
Q2. クリスマスの装飾や光への興味は?
- ツリーの飾りを見て、「これなあに?」と質問していた。
- イルミネーションの点滅を見て、「チカチカしてる」と言っていた。
- サンタクロースの袋に興味を持ち、中身を想像していた。
- リースを作りたいと言って、素材を集めていた。
- 部屋の飾りが変わるとすぐに気づき、喜んでいた。
Q3. 数量や大きさへの関心は?
- 「いっぱい」と言って、たくさんのボールを集めていた。
- 「大きい」「小さい」と言って、雪だるまのサイズを比べていた。
- 「いち、に、さん」と数を数える真似をしていた。
- お菓子がなくなると「ないない」と言って、空になったことを伝えていた。
- 「半分こ」と言って、粘土を分けていた。
Q4. 色や形への認識は?
- 「赤」「緑」など、クリスマスカラーに反応していた。
- 形合わせパズルで、丸や四角を正しくはめていた。
- 同じ色のブロックを集めて遊んでいた。
- 「星の形」と言って、オーナメントを指差していた。
- 信号の色を見て、「青だから進む」と言っていた。
Q5. 空間認識や場所への理解は?
- 自分のロッカーや靴箱の場所を把握していた。
- 「トイレ行く」と言って、トイレの場所に向かっていた。
- 隠れん坊をして、見つかりにくい場所に隠れていた。
- 片付けの時間に、玩具を正しい場所に戻していた。
- 狭いトンネルを、頭をぶつけないように通っていた。
💚言葉(やりとり・理解)
Q1. 二語文での表現は増えましたか?
- 「サンタ、来た」「プレゼント、欲しい」など、行事の会話をしていた。
- 「ママ、抱っこ」「お茶、ちょうだい」など、要求を伝えていた。
- 「ワンワン、いた」「ブーブー、バイバイ」など、発見を伝えていた。
- 「これ、何?」と質問し、名前を知ろうとしていた。
- 「痛い、ここ」と場所を指定して訴えていた。
Q2. 語彙(ごい)の広がりは?
- 乗り物や動物の名前をたくさん言えるようになった。
- 友だちや先生の名前を呼んでいた。
- 「寒い」「冷たい」など、感覚を表す言葉を使っていた。
- 挨拶の言葉(おはよう、ありがとう)を状況に合わせて使っていた。
- 自分の名前をフルネームで言おうとしていた。
Q3. 会話のキャッチボールは?
- 「何してるの?」と聞くと、「遊んでる」と答えていた。
- 「クリスマス楽しかった?」と聞くと、「うん」と答えていた。
- 名前を呼ばれると、「はーい」と返事をしていた。
- 保育者の言葉を繰り返して、確認していた。
- 友だちと「貸して」「いいよ」のやり取りをしていた。
Q4. 歌や物語への言葉の関心は?
- ジングルベルなどのクリスマスソングを歌っていた。
- 絵本のフレーズを真似して言っていた。
- 手遊びの言葉に合わせて、体を動かしていた。
- 紙芝居を見て、登場人物の名前を言っていた。
- 「むかしむかし」と言って、お話をする真似をしていた。
Q5. 自分の気持ちを言葉にする力は?
- 「イヤ!」と言って、拒否の気持ちを伝えていた。
- 「楽しいね」と言って、共感を求めていた。
- 泣いている理由を聞くと、「転んだ」と言葉で説明しようとしていた。
- 「もっとやりたい」と意欲を伝えていた。
- 「ごめんね」と謝ることができた。
💜表現(創造・感性)
Q1. 描画や制作活動の様子は?
- シールを貼って、クリスマスツリーの飾り付けをしていた。
- クレヨンで丸を描き、「雪だるま」と言っていた。
- 糊を使って、折り紙を台紙に貼っていた。
- 絵の具を指につけて、スタンプを楽しんでいた。
- 出来上がった作品を、「ママに見せる」と大事にしていた。
Q2. 音楽やリズム表現は?
- クリスマスソングに合わせて、鈴を鳴らしていた。
- 音楽に合わせてジャンプし、体でリズムを感じていた。
- 曲の終わりに「ジャン!」とポーズを決めていた。
- 友だちと手を繋いで、輪になって回っていた。
- 動物になりきって、音楽に合わせて動いていた。
Q3. ごっこ遊び(見立て)の世界観は?
- 積み木をケーキに見立てて、「ふー」とロウソクを消す真似をしていた。
- 布を袋にして、「サンタさんごっこ」をしていた。
- 椅子を並べてソリごっこをし、プレゼントを配る真似をしていた。
- 人形を寝かしつけ、「トントン」していた。
- 砂場でご馳走を作り、パーティーを開いていた。
Q4. 感情の表現方法は?
- できた時に「イェーイ!」とハイタッチを求めていた。
- 面白いことがあると、大きな声で笑っていた。
- 悲しい時に涙を流し、慰めてもらうのを待っていた。
- 驚いた時に「ワァ!」と声を上げていた。
- 悔しい時に怒った顔をして、気持ちを伝えていた。
Q5. 素材や感触を使った表現は?
- 粘土を丸めて、「お団子」を作っていた。
- 新聞紙を丸めてボールにし、雪合戦ごっこをしていた。
- 綿をちぎって、雪のように降らせていた。
- 松ぼっくりに毛糸を巻いて、飾りを作っていた。
- 寒天を型抜きして、おやつに見立てていた。



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