0歳児クラスの9月は、ハイハイや歩行などの運動機能が著しく発達し、行動範囲がぐんと広がる時期です。 涼しい日には散歩に出かけ、秋の草花や虫に触れるなど、戸外での探索活動が活発になります。夏の疲れからくる体調変化に留意しつつ、「自分で動ける喜び」や「発見する楽しさ」を記録しましょう。
9月の特徴と観察ポイント(クラス全体)
クラスにとってどんな時期?
プール遊びが終わり、散歩や園庭遊びなどの戸外活動へとシフトする時期です。 靴を履いて歩く練習を始めたり、バギーから降りて探索したりと、それぞれの月齢に応じた外の世界との関わりが増えます。季節の変わり目で体調を崩しやすいため、検温や視診、衣服の調節を丁寧に行います。
1. 高月齢グループ(4月〜7月生まれ)
【時期の目安】 生後1歳1ヶ月〜1歳5ヶ月頃 【特徴】 独り歩きが安定し、小走りができるようになる子もいます。意味のある言葉(一語文)が増え、身振りを交えて思いを伝えようとします。自我が芽生え、「自分で!」という主張が見え始めます。
🍼 健やかに伸び伸びと育つ(身体・健康)
Q1. 運動機能(歩行・しゃがむ)は?
- 転ばずに安定して歩き、方向転換もスムーズだった。
- 興味のある物を見つけると、しゃがんで観察していた。
- 音楽に合わせて、手足を動かして踊っていた。
- 段差を認識し、慎重にまたごうとしていた。
- 靴を履いて、園庭を喜んで歩き回っていた。
Q2. 食事(完了期・スプーン)の様子は?
- スプーンを下から握り、口に運ぼうと頑張っていた。
- コップ飲みが上手になり、こぼさずに飲めていた。
- 完了期食の大きさに慣れ、よく噛んで食べていた。
- 「マンマ」と言って、お代わりを要求していた。
- 食後の手口拭きを、自分でやろうとしていた。
Q3. 夏の疲れと休息リズムは?
- 涼しくなり、戸外で遊んだ日はぐっすり眠っていた。
- 遊び疲れて、午前中に少し機嫌が悪くなることがあった。
- 一定の時間に排便があり、リズムが整っていた。
- 寝起きが良く、すぐに遊び始めていた。
- 鼻水が出ていたが、食欲はあり元気だった。
Q4. 手指の機能(操作・着脱)は?
- ズボンを脱ぐ際、手で下ろそうと協力していた。
- クレヨンを握り、点や線を描いて楽しんだ。
- 積み木を3つ以上積み上げ、拍手していた。
- 絵本のページを、一枚ずつめくろうとしていた。
- 帽子を自分で被ろうと、頭に乗せていた。
Q5. 清潔・排泄への意識は?
- オムツが濡れると、指差して教えてくれた。
- 手洗いの際、自分で手をこすり合わせていた。
- 汗をかくと、服を引っ張って不快感を伝えた。
- シャワーを浴びて、さっぱりすると笑っていた。
- 鼻水が出ると、ティッシュを持ってきていた。
💕 身近な人と気持ちが通じ合う(愛着・対人)
Q1. 言葉と意思表示(一語文)は?
- 「ワンワン」「ブーブー」など、見たものを言葉にしていた。
- 「イヤ」と首を振り、拒否の意思表示をした。
- 名前を呼ばれると、「ハーイ」と手を挙げた。
- 「あっち」と指差し、行きたい方向を伝えた。
- 何かを見つけると、保育者の顔を見て共感を求めた。
Q2. 友だちへの関心は?
- 友だちの頭を撫でたり、よしよししていた。
- 同じ玩具を持って、隣で遊ぶことを楽しんだ(並行遊び)。
- 友だちが泣いていると、心配そうに覗き込んだ。
- 玩具の貸し借りで、「どうぞ」ができた。
- 友だちの後をついて歩き、笑い合っていた。
Q3. 大人とのやり取りは?
- 「ないないして」と言うと、片付けようとした。
- 「おいで」と言うと、嬉しそうに駆け寄ってきた。
- 保育者の膝に座り、安心して絵本を見ていた。
- 手遊びの振りを真似して、一緒に楽しんだ。
- できたことを褒められると、得意げな顔をした。
Q4. 愛着と探索のバランスは?
- 保育者から離れて遊び、時々振り返って確認していた。
- 不安なことがあると、すぐに保育者の所に戻ってきた。
- 眠くなると、特定の保育者に抱っこを求めた。
- 登園時、笑顔でバイバイができるようになった。
- 抱っこされると、安心してすぐに落ち着いた。
Q5. 感情の表現は?
- 嬉しい時に、飛び跳ねて全身で表現した。
- 思い通りにならないと、床に寝転がって怒った。
- 驚いた時に、目を丸くして保育者にしがみついた。
- 楽しい音楽が流れると、笑顔で体を揺らした。
- 寂しい時に、お気に入りのタオルを探していた。
🧸 身近なものと関わり感性が育つ(環境・探索)
Q1. 戸外での探索(秋の自然)は?
- 落ち葉を拾い、カサカサする音を楽しんだ。
- アリの行列を見つけ、じっと観察していた。
- 猫じゃらしを触り、フワフワ感に喜んでいた。
- 砂場で山を作り、崩すことを楽しんだ。
- 木の実を見つけ、指でつまんで拾った。
Q2. 手指の操作(入れる・はめる)は?
- 型はめパズルに興味を持ち、入れようとしていた。
- ペットボトルのキャップを、回そうと試みた。
- 小さな穴に、チェーンやストローを落とした。
- ファスナーのつまみを持って、動かそうとした。
- シールを剥がし、画用紙に貼っていた。
Q3. 玩具への関わりは?
- 車の玩具を走らせ、「ブーブー」と言っていた。
- おままごとのカップで、飲む真似をしていた。
- ボールを投げて、追いかけて遊んだ。
- 電話の玩具を耳に当て、お喋りしていた。
- 絵本の中から、知っている物を指差していた。
Q4. 空間認識と移動は?
- トンネルくぐりを楽しみ、向こう側の保育者を見た。
- 狭い隙間に入り込み、隠れ家のようにしていた。
- 滑り台の階段を、手足を使って登っていた。
- 部屋の隅にある玩具を見つけ、取りに行った。
- 鏡の裏側を覗き込み、不思議そうにしていた。
Q5. 音や光への反応は?
- 虫の声(コオロギなど)に気づき、耳を澄ませた。
- 飛行機の音に反応し、空を見上げて指差した。
- 影踏み遊びで、自分の影を追いかけた。
- 楽器を叩いて、大きな音が出るのを楽しんだ。
- 夕方の空の色を見て、指差ししていた。
2. 中月齢グループ(8月〜11月生まれ)
【時期の目安】 生後10ヶ月〜1歳1ヶ月頃 【特徴】 つかまり立ちから伝い歩き、独り立ちへと移行する時期です。指先が器用になり、小さなものをつまむことができます。言葉の理解が進み、大人の真似を盛んにするようになります。
🍼 健やかに伸び伸びと育つ(身体・健康)
Q1. 運動機能(伝い歩き・独り立ち)は?
- 伝い歩きで、行きたい場所へ素早く移動していた。
- 手を離して数秒間、バランスをとって立っていた。
- ハイハイで段差を乗り越え、全身を使っていた。
- 手押し車を押して、前に進むことを楽しんだ。
- 音楽に合わせて、膝を屈伸させてリズムをとった。
Q2. 離乳食(後期・完了期移行)の様子は?
- 手づかみ食べが上手になり、一口量を覚えた。
- 歯茎で噛む動き(カミカミ)がしっかりしてきた。
- ストロー飲みで、水分補給ができるようになった。
- スプーンに興味を持ち、持とうとしていた。
- 苦手な食材をベーっと出したが、励ますと食べた。
Q3. 体調と生活リズムは?
- 夏の疲れからか、目やにが出ていた。
- 涼しくなり、食欲が戻って完食していた。
- 午睡の時間帯が定まり、まとめて眠れるようになった。
- 鼻水が出ていたが、機嫌よく遊んでいた。
- 便秘気味だったが、水分をとると解消した。
Q4. 手指の発達(つまむ・出す)は?
- 親指と人差し指で、小さなゴミをつまんでいた。
- 箱の中の玩具を、次々と取り出して空にした。
- 玩具同士を打ち合わせ、音を出して楽しんだ。
- 引っ張ると動く玩具の紐を、上手に引いていた。
- 絵本のページを、指先でめくろうとした。
Q5. 清潔への意識は?
- 食後、口の周りを拭かれるのを待っていた。
- 手洗いの際、水に触れるのを喜んでいた。
- オムツ替えの時、足をバタつかせていた。
- 着替えの時、袖に手を通そうと協力した。
- 汗を拭いてもらうと、気持ちよさそうにした。
💕 身近な人と気持ちが通じ合う(愛着・対人)
Q1. 愛着形成(後追い・確認)は?
- 姿が見えなくなると泣いて探し、後追いをした。
- 遊びながら、時々保育者の顔を見て安心していた。
- 眠くなると保育者に寄りかかり、甘えていた。
- 人見知りで泣いたが、慣れると笑顔を見せた。
- 抱っこを求めて、両手を広げてアピールした。
Q2. 模倣とジェスチャーは?
- 「バイバイ」と言うと、手を振り返していた。
- 「パチパチ」の拍手を真似して喜んでいた。
- 名前を呼ぶと、手を挙げる仕草をした。
- 「いただきます」で、手を合わせようとした。
- 大人の動きをじっと見て、真似ようとした。
Q3. 意思表示と発声は?
- 欲しいものを指差し、「アッアッ」と要求した。
- 「マンマ」「ダダ」などの喃語を盛んに話した。
- 嫌なことがあると、体をのけぞらせて拒否した。
- 楽しい時に、大きな声を出して笑った。
- 絵本を持ってきて、読んでほしいと訴えた。
Q4. 友だちへの関心は?
- 友だちが遊んでいる様子を、じっと見ていた。
- 友だちの玩具に手を伸ばし、触ろうとした。
- 友だちが笑うと、つられて笑っていた。
- ハイハイで友だちの後を追いかけていた。
- 友だちの顔や髪を触ろうとしていた。
Q5. 情緒の安定は?
- 好きな玩具を持つと、一人遊びを楽しんでいた。
- 眠くなると指しゃぶりをして、落ち着こうとした。
- 保育者の声が聞こえると、泣き止んで探した。
- 朝の分離時、泣いてもすぐに立ち直っていた。
- 穏やかな表情で、周囲を観察していた。
🧸 身近なものと関わり感性が育つ(環境・探索)
Q1. 物への関わり(開ける・落とす)は?
- 箱の蓋を開け、中身を確認していた。
- 玩具をわざと落とし、音や落ちる様子を見た。
- 布をめくって、隠れている玩具を見つけた。
- 音の出る玩具を振り、リズムをとっていた。
- ボールを転がし、ハイハイで追いかけた。
Q2. 秋の自然や音への反応は?
- 落ち葉の感触に驚き、手を引っ込めた。
- 風が吹くと、目を細めて感じていた。
- 虫の声に気づき、キョロキョロしていた。
- 散歩車から犬を見つけ、指差していた。
- 砂場の手触りを楽しみ、握っていた。
Q3. 探索活動の広がりは?
- つかまり立ちで視線が高くなり、棚の上を見た。
- 部屋の隅にあるコンセントなどに興味を持った(安全配慮)。
- トンネルの中に入り、ハイハイでくぐった。
- 鏡に映る自分を叩いたり、キスしたりした。
- カーテンに隠れて、「ばあ」と顔を出した。
Q4. 玩具の操作は?
- おきあがりこぼしを押して、揺れを楽しんだ。
- 穴に指を入れ、感触を確かめていた。
- 積み木を崩して、喜んでいた。
- ボタンを押すと音が鳴ることに気づき、繰り返した。
- 引っ張る玩具を操作して遊んだ。
Q5. 感触遊びへの反応は?
- 新聞紙を破り、ビリビリという音を楽しんだ。
- 芝生の上に座り、草を引き抜こうとした。
- 布団の感触を確かめ、ゴロゴロしていた。
- タグや紐など、細かい部分をいじっていた。
- プレイマットの凸凹を、手で触っていた。
3. 低月齢グループ(12月〜3月生まれ)
【時期の目安】 生後6ヶ月〜9ヶ月頃 【特徴】 寝返りからお座り、ずり這いへと移動手段が変化します。離乳食は2回食へ進み、スプーンの感触にも慣れてきます。人や物への関心が深まり、手を伸ばして掴んだり、舐めて確かめたりします。
🍼 健やかに伸び伸びと育つ(身体・健康)
Q1. 身体の動き(お座り・ずり這い)は?
- 支えなしで少しの間、座っていられた。
- 腹ばいでお尻を持ち上げ、前に進もうとした。
- ずり這い(またはハイハイ)で、玩具に近づいた。
- 寝返りで部屋中を移動し、探索していた。
- 足を持って舐めるなど、体が柔らかかった。
Q2. 離乳食(中期・モグモグ期)と授乳は?
- スプーンを近づけると、口を開けて待っていた。
- 舌と上顎でつぶして、モグモグ食べていた。
- 自分で哺乳瓶を持ちたがり、手を添えていた。
- 授乳後、満足してそのまま入眠していた。
- 麦茶をスパウトで飲めるようになってきた。
Q3. 快・不快の表現は?
- オムツが濡れると、泣いてすぐに知らせた。
- 眠い時に目をこすり、抱っこで落ち着いた。
- 汗をかいて不機嫌だったが、着替えると笑った。
- 便秘気味だったが、マッサージで排便できた。
- 抱き心地が良いと、全身の力を抜いてリラックスした。
Q4. 手指の発達(持ち替え)は?
- 左右の手で玩具を持ち替えることができた。
- 目の前の玩具に手を伸ばし、掴んで振った。
- タオルや衣服を掴んで、離さなかった。
- 両手で哺乳瓶や玩具を持とうとした。
- 指を口に入れ、感触を確かめていた。
Q5. 健康状態は?
- 季節の変わり目で鼻水が出ていた。
- 湿疹ができやすい部分を清潔にし、保湿した。
- 体重が順調に増え、体がしっかりしてきた。
- 吐き戻しが減り、消化機能が整ってきた。
- 昼寝の時間帯が定まり、リズムがついてきた。
💕 身近な人と気持ちが通じ合う(愛着・対人)
Q1. 大人への反応(人見知り)は?
- 知らない人を見て、じっと見つめて固まった。
- 慣れない職員が抱っこすると、泣き出した。
- 担任の顔を見ると、安心して笑顔になった。
- あやすと声を上げて笑い、手足をバタつかせた。
- 名前を呼ぶと、声のする方を見て反応した。
Q2. 発声とコミュニケーションは?
- 「アー」「ウー」などの喃語でおしゃべりした。
- 寂しくなると、甘えるような声を出した。
- 話しかけると、口元を見て応えようとした。
- 抱っこを求めて、両手を伸ばす仕草をした。
- 鏡に映る自分と保育者を見て、喜んでいた。
Q3. 愛着の形成は?
- 特定の保育者に抱かれると、すぐに泣き止んだ。
- 保育者の姿を目で追い、探していた。
- 授乳中、保育者の目を見て安心していた。
- 眠い時、保育者の匂いや温かさで入眠した。
- 不安な時、保育者の顔を確認していた。
Q4. スキンシップは?
- こちょこちょ遊びを喜び、期待して待っていた。
- 手足を優しく触られると、リラックスした。
- 頬ずりをすると、嬉しそうに笑った。
- 抱っこで背中をトントンされると、安心した。
- 肌と肌が触れ合う感触を好んでいた。
Q5. 人への関心は?
- 近くにいる友だちの顔を、じっと見つめていた。
- 友だちが泣いていると、そちらを見ていた。
- 保育者の顔を触ろうと手を伸ばした。
- 人の声がすると、そちらを見ていた。
- 抱っこされている友だちを見て、反応した。
🧸 身近なものと関わり感性が育つ(環境・探索)
Q1. 手や口での確認(舐める・振る)は?
- 掴んだ玩具を口に入れ、形や固さを確かめた。
- ガラガラを振って、音が出るのを楽しんだ。
- タオルやガーゼの感触を、手で握って確かめた。
- プレイジムの玩具を足で蹴り、揺れるのを見た。
- 自分の足を舐め、感触を楽しんでいた。
Q2. 音や光への反応は?
- オルゴールの音が鳴ると、静かになり聴いていた。
- 窓からの光が眩しいと、目を細めていた。
- 大きな音に驚き、ビクッとしていた。
- 玩具の音に反応し、顔を向けた。
- 保育者の歌に合わせて、手足を動かした。
Q3. 玩具への興味は?
- 布製玩具の柔らかい感触を楽しんでいた。
- メリーが回るのを、目で追っていた(追視)。
- 音の出る玩具に、手を伸ばしていた。
- 赤や黄色などの鮮やかな色を見ていた。
- 鏡に映るものを、不思議そうに見ていた。
Q4. 探索の広がりは?
- 寝返りで移動し、気になる玩具に近づいた。
- 布を顔にかけて、「いないいないばあ」を楽しんだ。
- 床の模様やゴミに気づき、じっと見ていた。
- 抱っこで視点が変わると、キョロキョロしていた。
- 周囲を見回し、興味のあるものを探していた。
Q5. 環境への適応は?
- 散歩車の揺れを心地よく感じていた。
- 戸外の風を感じ、目をパチパチさせていた。
- ざわついた環境でも、眠れるようになった。
- 新しい玩具を見せると、じっと見つめた。
- 布団の感触を確かめるように、手足を動かした。



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