1歳児クラスの3月は、心身ともに大きく逞しくなった子どもたちの姿に感動する時期です。 高月齢児は「お兄さん・お姉さん」になる自覚が芽生え、低月齢児も身の回りのことへの意欲が高まります。1年間の成長を喜び合い、自信を持って次のクラスへ送り出すための記録を残しましょう。
3月の特徴と観察ポイント(クラス全体)
クラスにとってどんな時期?
進級に向けて、2歳児クラスの部屋へ遊びに行ったり、新しい靴箱の場所を確認したりと、移行準備が進みます。 期待感と共に、部屋の片付けや担任の動きの変化を敏感に感じ取り、少し不安定になる子もいます。一人ひとりの不安を受け止め、「大きくなったね」と自信を持たせる関わりが大切な時期です。
1. 高月齢グループ(4月〜9月生まれ)
【時期の目安】 2歳5ヶ月〜2歳11ヶ月頃
子どもにとってどんな時期?
会話が上手になり、自分の気持ちだけでなく、状況の説明や相手への共感も言葉で表現できるようになります。 排泄や着脱などの生活習慣がほぼ自立し、自信に満ちています。友だちとの関わりでは、簡単なルールのある遊びを楽しんだり、役割を分担してごっこ遊びをしたりと、社会性が著しく発達します。
3月に特に観たい発達テーマ
- 進級への期待と自信(「お兄さんパンツ」「自分で」)
- 言葉による複雑なやり取り(交渉、共感、説明)
- 友だちとの協同遊び(ルール理解、役割分担)
- 指先の巧緻性(ハサミ、箸への興味、衣服の整理)
🌿 養護(生活・情緒)
🩷 生命の保持(食事・排泄・着脱・健康)
Q1. 排泄(トイレ)の状況は?
- 日中の活動時間は布パンツで過ごす生活が定着し、失敗することもほとんどなくなり、自信を持って過ごしていた。
- 遊びに夢中になっている時でも、尿意(おしっこしたい感覚)に気づくと、自分で遊びを中断してトイレに行くことができていた。
- 排尿だけでなく排便もトイレで成功する回数が増え、「でたよ!」とすっきりした表情で保育者に報告してくれた。
- 排泄後の始末(紙で拭く)や水を流すことなど、トイレでの一連の流れを覚え、「自分で」やろうとする意欲が見られた。
- 散歩先やいつもと違う環境でも、尿意を感じると「おしっこ」と言葉ではっきり伝え、焦らずトイレに行くことができていた。
Q2. 衣服の着脱と整理整頓は?
- パジャマやスモックの大きなボタンに興味を持ち、指先を器用に使って穴に通し、ほとんど手伝いなしで着替えることができていた。
- 衣服の絵柄やタグを見て前後・裏表を確認し、間違えていることに気づくと、納得がいくまで自分で直そうとする根気強さが見られた。
- 着替えた後の服を、端と端を合わせるように丁寧に畳もうとしたり、自分のロッカーの決まった場所にしまったりしていた。
- 足腰や体幹がしっかりとし、靴下や靴を履く際に、座り込まずに立ったままバランスを取ってスムーズに履くことができていた。
- 「着替えたら袋に入れる」という手順が身につき、保育者に言われなくても汚れ物をビニール袋に入れ、最後まで自分でやり遂げていた。
Q3. 食事(食具・マナー)は?
- スプーンやフォークの持ち方が安定し、箸(トレーニング箸等)にも興味を持って、「お兄さんたちみたいに」と正しく持とうと挑戦していた。
- 左手(利き手と逆の手)を自然と食器に添え、姿勢を保ってこぼさないようにきれいに食べようとする意識が高まっていた。
- 口の中に食べ物を入れたまま話さず、しっかりと咀嚼して飲み込んでから話すなど、食事中のマナーやルールを守ろうとしていた。
- 苦手な食材があっても、「もうすぐ新しいクラスになるから」という自覚を持ち、励まされると自分から一口頑張って食べていた。
- 「ごちそうさま」の挨拶の後、食器を種類ごとに重ねて片付け場所まで慎重に運び、食事の後の片付けまで一人で完結させていた。
Q4. 睡眠(午睡)のリズムは?
- 布団に入ると、保育者にトントンされなくても自分で気持ちを落ち着かせ、静かに休息を取って入眠する習慣が定着していた。
- 体力がついて睡眠時間が短くなっても、すっきりと目覚めて機嫌よく過ごし、自分なりの生活リズムが整っていた。
- 「暑い」「寒い」といった感覚を自分で感じ取り、タオルケットをお腹に掛けたり剥いだりして、快適に眠れるよう調整していた。
- 目覚めた後は、促されなくても自らトイレに行き、パジャマから洋服への着替えをスムーズに行って、次の活動の準備をしていた。
- 起きた後に布団を畳むことに興味を持ち、「お手伝いする!」と張り切って端を合わせようとするなど、保育者の真似を楽しんでいた。
Q5. 健康管理と清潔は?
- 戸外から帰室すると、保育者に言われなくても自ら洗面所へ向かい、石鹸を泡立てて指の間まで丁寧に洗うなど手洗いが習慣化していた。
- 鼻水が出ると「はなでた」と気づいてティッシュを取りに行き、自分で拭き取ってゴミ箱に捨てるなど、清潔にしようとする姿が見られた。
- 遊びの中で体が温まると、「あつい」と自分の体感の変化を言葉にし、上着を脱いで調節するなど、快適に過ごそうと工夫していた。
- 体調の変化や痛みを感じた際、「あたまがいたい」「お腹が痛い」と具体的な言葉で保育者に伝え、助けを求めることができていた。
- 手洗いの際などに自分の爪が伸びていることに気づき、「つめ、ながいね」と教えてくれるなど、自分の体に関心を持ち始めていた。
💚 情緒の安定(安心感・自己発揮)
Q1. 進級への期待感は?
- 「次は〇〇組さんになるの」と嬉しそうに保育者や友だちに話し、一つ大きくなることへの期待や誇りを感じていた。
- 新しい保育室へ見学に行くと、部屋の様子や新しい玩具に興味津々で探索し、進級後の生活を楽しみにする姿が見られた。
- 0歳児クラスの子を見かけると、「かわいいね」と頭を撫でたり玩具を譲ったりして、年下の友だちに優しく接する芽生えが見られた。
- 進級に向けて、「お引越し」の準備として自分の荷物やロッカーの整理を楽しみながら行い、身の回りの環境を整えようとしていた。
- 転んだり寂しくなったりした時も、「もうお兄さん(お姉さん)だから泣かない」と自分で気持ちを立て直し、精神的なたくましさが育っていた。
Q2. 自分の気持ちのコントロールは?
- 玩具の取り合いになっても、手が出そうになるのをぐっと抑え、「かして」「あとで」などと言葉を使って解決しようとする姿が増えてきた。
- 滑り台や手洗いなどの順番待ちの際、「じゅんばん」というルールを理解し、自分の番が来るまでイライラせずに落ち着いて待つことができていた。
- 遊びでうまくできずに悔し涙を流すこともあったが、気持ちを切り替えて「もう一回やる!」と再挑戦する粘り強さが見られた。
- 友だちに嫌なことをされた時、泣いて訴えるだけでなく、「やめて」「だめ」ときっぱりと言葉で伝え、自分の意思(拒否)を表示できていた。
- 遊びに夢中になって興奮する場面でも、保育者の「静かにしようね」などの声かけにハッと気づき、自ら気持ちを静めることができていた。
Q3. 友だちへの思いやりは?
- 泣いている友だちに気づくと、心配そうに顔を覗き込み、「だいじょうぶ?」「いたいの?」と優しく声をかけて慰めようとしていた。
- 困っている友だちがいると、自分の力だけでは解決できないと判断し、すぐに保育者を呼びに来て状況を知らせてくれた。
- 大切な玩具を自分から「どうぞ」と譲り、相手が喜ぶ顔を見て自分も満足気な表情を浮かべ、やり取りの心地よさを感じていた。
- 友だちが着替えができたり褒められたりした際、嫉妬するのではなく、「すごいね!」「できたね」と一緒に手を叩いて喜ぶ姿が見られた。
- 転んでしまった友だちにすぐに駆け寄り、「パンパン」と言って服についた砂を払ってあげるなど、具体的な手助けを自然に行っていた。
Q4. 保育者との関係性は?
- 不安や寂しさを感じた際、ただ泣くのではなく「~が悲しかった」と言葉で具体的に理由を伝え、保育者に心の安定を求めていた。
- 家庭や遊びの中で楽しかった出来事を、「それでね」「あとはね」と時系列に沿って順序立てて報告し、共感してもらう喜びを感じていた。
- 保育者との信頼関係が深まり、「せんせい大好き」「見ててね」と素直に親愛の情を表現し、安心して甘える姿が見られた。
- 基本的には「自分でやる」と自立心が強いが、困った時には適切に「手伝って」と援助を求めることができ、依存と自立のバランスが取れていた。
- 「廊下は歩こうね」などの約束を守れた際、保育者に認められると誇らしげな表情を見せ、自分に自信をつけて次への意欲につなげていた。
Q5. 遊びへの集中と持続性は?
- ブロックや構成遊びでは、自分のイメージした形を作るために30分以上も集中して取り組み、没頭して遊ぶ安定感が見られた。
- 「昨日の続きがしたい」と前日の遊びの内容を記憶しており、遊びに連続性を持たせて発展させようとする意欲が見られた。
- 友だちと「お城を作ろう」などと声をかけ合い、役割分担をしながら協力して一つの大きな作品を作り上げる楽しさを味わっていた。
- 図鑑や写真集を見る際、ただ眺めるだけでなく、細かい部分までじっくりと観察し、「なんで?」と疑問を持ったり発見を楽しんだりしていた。
- 製作活動では、途中で投げ出さずに「最後までやる」と根気強く取り組み、丁寧に仕上げて達成感を味わっていた。
🌸 五領域(遊びと活動)
🩵 健康(運動・身体)
Q1. 全身運動の巧緻性(走る・跳ぶ)は?
- 障害物を巧みに避けながら、スピードを緩めずに走り抜けるなど、急な方向転換もスムーズにできる身体コントロール能力が育っていた。
- 両足を揃えた「グー跳び」が安定し、連続してリズミカルに跳んだり、線の上をはみ出さないように跳んだりして、脚力が向上していた。
- 年上の子や保育者の動きを真似て、片足立ちや「ケンケン」のような動きに意欲的に挑戦し、難しいバランス感覚を養っていた。
- ボールを目で追いながら「蹴る」、狙った場所に「投げる」といった、目と手足の動きを連動させる(協応動作)力がスムーズになっていた。
- 音楽のリズムに合わせ、スキップの前段階であるギャロップ(馬のようなステップ)を楽しむなど、軽やかな身のこなしが見られた。
Q2. 固定遊具への挑戦は?
- 太鼓橋(アーチ型遊具)では、手足の運びと重心移動がスムーズになり、頂上まで登りきると、自分で降りるまでの動作を余裕を持って楽しんでいた。
- 鉄棒をしっかりと順手で握り、腕の力で体を持ち上げて支える「ツバメ」のポーズを決めたり、年長児の真似をして前回りに興味を示したりしていた。
- ジャングルジムの枠を確実に握り、足元を確認しながら上下左右へ自在に移動し、高い場所からの景色や立体的な空間移動を楽しんでいた。
- 三輪車のペダルに足を乗せ、脚力を使って強く踏み込むことができるようになり、ハンドル操作と合わせてスピードに乗って走る爽快感を味わっていた。
- 自分の身長よりも高い雲梯(うんてい)に手を伸ばしてぶら下がり、自分の体重を腕だけで支えて保持するなど、握力や懸垂力がついてきた。
Q3. 手指の操作(道具・ハサミ)は?
- ハサミの「グー・パー」という開閉動作がスムーズになり、紙に書かれた太い線を目で追いながら、慎重に切り進めようと集中していた。
- 遊びの中で箸(またはトング)を使い、指先の力加減を微調整しながら、スポンジなどの小さな物を掴んで移すことを楽しんでいた。
- 折り紙遊びでは、「角と角をぺったんこ」と意識して合わせようとしたり、指先を使ってしっかりと折り目(アイロン)をつけようとしていた。
- 粘土遊びでは、ただちぎるだけでなく、丸める・伸ばす・くっつける等の技法を組み合わせ、自分のイメージした動物や食べ物を形作っていた。
- 小さな穴のビーズを狙って紐に通す作業に没頭し、視線と指先を連動(協応)させ、自分だけのネックレスなどを完成させて喜んでいた。
Q4. 安全への意識は?
- 散歩の際、「赤信号は止まるんだよ」「青になったら行くよ」と交通ルールを声に出して確認し、安全への意識を高めながら歩いていた。
- 遊具の順番や「座って滑る」などの約束事を理解して守るだけでなく、友だちに「危ないよ」「こうやるんだよ」と教える頼もしい姿が見られた。
- 鬼ごっこなどでスピードを出して走っている時でも、友だちとぶつかりそうになると瞬時に急停止したり身をかわしたりして、衝突を回避できていた。
- 足がもつれて転びそうになった際、とっさに両手を前に出して地面につき、顔や頭を打たないように守る反射神経(防衛反応)が育っていた。
- 保育者が以前伝えた「行ってはいけない場所」や危険なエリアを記憶しており、自分から近づかないようにするなど、危険を予知して行動していた。
Q5. リズム遊び・身体表現は?
- ピアノの音の強弱(大きい・小さい)や高低の変化を敏感に耳で聞き分け、音のイメージに合わせて「忍者のように抜き足」「ゾウのように力強く」など動きを変えて楽しんでいた。
- 決まった振り付けだけでなく、曲の雰囲気を感じ取って自由に体を動かし、自分なりの「創作ダンス」を披露するなど、枠にとらわれない表現力が豊かだった。
- 友だちと手を繋いで円を作る(輪になる)ことができるようになり、顔を見合わせながら回ったり歌ったりして、集団でリズムを共有する一体感を味わっていた。
- 動物の模倣遊びでは、特徴をよく捉えてリアルな動きや鳴き声を真似し、ただ動くのだけでなく「〇〇になりきる」イメージの世界を深く楽しんでいた。
- 「音が止まったら動かない」というルール(即時反応)を理解し、ストップの合図でピタッと止まったり、わざと面白いポーズをとって笑い合ったりしていた。
🧡 人間関係(友だち・人)
Q1. 集団遊び(ルールのある遊び)は?
- 「しっぽ取りゲーム」では、保育者がしっぽをつけて走るのを「まてまてー」と追いかけたり、自分のしっぽを触られて笑ったりして、追いかけっこの心地よさを味わっていた。
- 「かくれんぼ」では、保育者の後ろやカーテンの陰に隠れ、見つけられると「ばあ!」と声をあげて喜ぶなど、期待感を持ってやり取りを楽しんでいた。
- 「だるまさんが転んだ」の遊びを通し、保育者が振り向く動きに合わせて動きを止めようとしたり、友だちと顔を見合わせて笑ったりして、集団で遊ぶ楽しさを感じていた。
- 鬼ごっこなどの遊びでは、保育者の仲立ちによって「交代」することに少しずつ慣れ、友だちと一緒に走る楽しさを共有しようとする姿が見られた。
- 椅子取りゲームなどの勝敗がある遊びで、自分の場所がなくても、保育者と一緒に「がんばれー」と手を叩いて応援するなど、集団の雰囲気に参加することを楽しんでいた。
Q2. 協同的なごっこ遊びは?
- 「お家ごっこ」では、友だちが人形を寝かせている横で自分もトントンと布団をかけるなど、言葉はなくても同じイメージを共有して並んで遊ぶ姿が見られた。
- お店屋さんごっこでは、保育者のやり取りを真似て「はい、どうぞ」と玩具を差し出し、友だちが受け取ってくれると嬉しそうに笑い合うなど、やり取りの基礎を楽しんでいた。
- ブロック遊びでは、友だちが作っている横で「いっしょ」と言いながら同じように積み上げ、一つの塊を「大きなお家」や「街」に見立てて満足そうに眺めていた。
- 病院ごっこでは、保育者が診察する真似をすると自分も真似て友だちの背中を「もしもし」と叩き、身近な生活経験を遊びの中で再現しようとする意欲が見られた。
- 遊びの中で「電車、つなげよう」と片言で伝え、友だちが隣に来るのを待つなど、自分なりに友だちを誘って一緒に遊ぼうとする芽生えが見られた。
Q3. 言葉によるコミュニケーションは?
- 自分の思いを「これ」「あっち」と指差しや言葉で伝えようとし、保育者が仲立ちすることで友だちの反応にも気づき、言葉のやり取りが続くようになってきた。
- 玩具の貸し借りでは、つい手が出そうになるのを堪えて「かして」と言おうとしたり、保育者に促されて「いいよ」と手渡したりするなど、言葉での交渉を経験していた。
- 保育者の「ありがとうだね」という言葉かけに応じるように、ペコリとお辞儀をしたり言葉を真似たりして、状況に合った挨拶の心地よさを覚え始めていた。
- 友だちが泣いていると心配そうに顔をのぞき込み、頭をなでたり保育者に教えに来たりするなど、言葉にならない思いやりを仕草や簡単な言葉で表現していた。
- 保育者の「順番だよ」「座ろうね」という約束を聞き、友だちと顔を見合わせて一緒に並ぶなど、簡単なルールを意識して行動する様子が見られた。
Q4. 他者(異年齢・地域)への関心は?
- 進級を控え、新しいクラスの保育者の顔を覚えると、自分から側へ寄っていき、指差しや片言で「あっち(で遊ぼう)」と誘うなど、少しずつ親しみを持っていた。
- 年長児が卒園の準備をする姿を見て、「お兄さん、お姉さん」と憧れの眼差しで眺めたり、手を振って交流したりして、大きい子への親しみを感じていた。
- 地域での散歩中、すれ違う人に保育者が挨拶をする様子を見て、自分も真似て「バイバイ」と手を振ったりペコリとお辞儀をしたりして、挨拶を交わす喜びを味わっていた。
- 0歳児クラスの赤ちゃんと目が合うと、自ら歩み寄って優しく顔をのぞき込んだり、頭を撫でようとしたりするなど、小さくて可愛い存在を慈しむ心が育っていた。
- 実習生や園の職員など、身近な大人と一緒に遊ぶことを楽しみ、降園時や実習終了時には寂しそうにバイバイをするなど、人との関わりを大切にする姿が見られた。
Q5. 社会的ルールの理解は?
- 公園などの公共の場では、保育者の「歩こうね」「座って待とうね」という言葉を聞いて、自分なりに周囲を意識しながら落ち着いて過ごそうとする姿が見られた。
- 滑り台や手洗いなどの際、保育者が「次は〇〇ちゃんだよ」と伝えると、前の友だちの後ろで「じゅんばん」と言いながら、期待を持って待つことができていた。
- 片付けの合図が聞こえると、使っていた玩具をカゴに入れたり、保育者の手伝いをしたりして、自分なりに活動の区切りをつけようとする意欲が見られた。
- みんなで使う絵本や玩具に対し、保育者の「優しくしようね」という言葉を聞いて、そっとページをめくったり両手で運んだりするなど、大切に扱おうとしていた。
- 朝の会や帰りの会で、自分の名前を呼ばれると嬉しそうに手を挙げたり、保育者の挨拶に合わせてお辞儀をしたりして、場に応じたやり取りを楽しんでいた。
💛 環境(自然・物)
Q1. 春の訪れ(自然)への関心は?
- 散歩道につくしや小さな青い花(オオイヌノフグリ)を見つけると、「おはな!」「あった」と指を差し、保育者と一緒に春の草花の可愛らしさに触れていた。
- 園庭の梅の花が咲いているのに気づき、保育者に促されて鼻を近づけると、微かな香りに目を細めて「いいにおい」と微笑むなど、五感で季節を感じていた。
- 草むらから飛び出した蝶々やてんとう虫を見つけると、「あ!」「いたよ」と歓声をあげて後を追いかけ、動く生き物への強い好奇心を見せていた。
- 日差しの温かさを肌で感じて「あついね」と言葉にしたり、自分で上着のファスナーを下げようとしたりするなど、季節の移り変わりに合わせて心地よく過ごそうとしていた。
- チューリップの芽が土から顔を出しているのを見つけると、「おおきくなったね」とじっと観察し、何色の花が咲くのか期待を持って保育者の話を聞いていた。
Q2. 数量・形・文字への関心は?
- 壁に掛かった時計を見て、「チクタク」と言いながら針の動きを指で追ったり、保育者の「お片付けの時間だよ」という言葉を聞いて時計を見上げたりして、時間の存在を意識し始めていた。
- カレンダーに書いてある数字を指差し、知っている数字があると「あ、1だよ」と教えたり、保育者と一緒に「1、2、3…」とリズム良く唱えたりして、記号としての数字を楽しんでいた。
- 下履きやロッカーにある自分の名前のマークを見て、「これ、わたしの(ぼくの)」と分かり、文字が自分や友だちを識別する印であることを少しずつ理解し始めていた。
- 玩具を並べながら「1、2…」と数える真似をしたり、おやつの際に「2個ちょうだい」と指を立てて伝えたりするなど、生活の中で数の概念に触れることを喜んでいた。
- お絵描きでは、丸い形をなぐり描きして「アンパンマン」に見立てたり、積み木で四角と三角を組み合わせて「お家」を作ったりして、図形の特徴を遊びに取り入れていた。
Q3. 探索活動(発見と観察)は?
- 地面を歩くアリを見つけると、「いた!」としゃがみ込んでじっと見つめ、アリが進む方向に合わせて自分も少しずつ移動するなど、小さな命の動きに興味津々で見入っていた。
- 砂場遊びでは、保育者が水を流す様子を真似て自分でもスコップで水をかけ、砂が湿って色が変わったり、水が吸い込まれたりする不思議な変化を繰り返し試していた。
- お気に入りの図鑑を保育者と一緒に開き、園庭で見つけた花や虫と同じ絵を指差して「あった!」と喜ぶなど、実物と絵を結びつけて発見を楽しむ姿が見られた。
- 日向で自分の影が動くことに気づき、手を振ったり足踏みをしたりして影が自分と一緒に動く面白さを感じ、不思議そうに何度も地面を確かめていた。
- 風が吹いて木々の葉が揺れたり、雲が動いたりする様子を指差し、「ゆらゆらしてるね」「(雲が)いったね」と保育者に伝え、自然の動きを肌で感じていた。
Q4. 玩具の構成と創造性は?
- ブロック遊びでは、長く繋げたり高く積み上げたりすることに集中し、形ができてくると「でんしゃ」「おうち」と自分の作ったものに名前をつけて喜んでいた。
- 空き箱や紙コップなどの廃材に触れ、中に物を入れたりガムテープを貼ったりして、保育者と一緒に「太鼓」や「マイク」などに見立てて遊ぶことを楽しんでいた。
- 4〜6ピース程度の型はめパズルや簡単な絵合わせを好み、絵の向きを自分で変えながら正しい位置にはめ込もうと、指先を器用に使って取り組んでいた。
- 粘土を手のひらで丸めたり、指先でちぎったりして「パン」「ヘビ」などに見立て、保育者や友だちに「どうぞ」と食べる真似をしてやり取りを楽しんでいた。
- レールを横に長く繋げたり、少し高いところに置いて坂道を作ったりして、電車を走らせて動く様子をじっと眺めるなど、構成する面白さを味わっていた。
Q5. 生活の中の不思議への気づきは?
- 雨が降る様子を窓越しに眺め、ガラスを伝う水滴を指で追いかけたり、「あめ、ザーザーだね」と音の響きを感じたりして、天気の変化を不思議そうに見つめていた。
- 日差しが反射して壁にキラキラした光が映るのを見つけると、手で掴もうとしたり、光を追いかけて歩き回ったりして、光が動く不思議な現象を楽しんでいた。
- 玩具の連結パーツなどの磁石が「ピタッ」と吸い付く感覚を面白がり、何度もくっつけたり離したりを繰り返して、手に伝わる感触の不思議を味わっていた。
- 時計の音や遠くの救急車のサイレンに気づくと、ピタッと動きを止めて耳を澄ませ、「音がするね」と保育者に知らせるなど、身の回りの音に敏感に反応していた。
- 食育活動や給食の際に、ピーマンやオクラの断面を見て「お星さまみたい」「種があるね」と指差し、野菜の中にある模様の面白さに気づく姿が見られた。
💚 言葉(理解・発語)
Q1. 会話の論理性(理由・説明)は?
- 自分の思いを伝える際、「お外、いく。あったかいね」と、要求に簡単な理由を添えるような言葉の繋がりが見られ、自分の意図を伝えようと一生懸命になっていた。
- 時制の概念はまだ未分化だが、「昨日、公園いった」と印象的な過去を振り返ったり、「明日、ねんねして(起きたら)くる?」と尋ねたりして、少しずつ時間の流れを言葉にしようとしていた。
- 出来事の順序をすべて話すのは難しいが、「転んだ、痛かった」など、起きたことと自分の感情を二語文・三語文で繋げ、保育者に一生懸命伝えようとする姿が見られた。
- 「雨降ったら、お部屋?」など、生活のルーティンに基づいた「もし〜なら」という状況の変化を少しずつ理解し、見通しを持って行動しようとする芽生えが見られた。
- 保育者の「楽しかったね」という問いかけに「たのしかった!」と応じたり、友だちの「かして」に「あとで」と返したりするなど、一対一の簡単な対話を楽しんでいた。
Q2. 語彙の豊かさは?
- 製作や遊びの中で、綿を触って「ふわふわ」、砂を触って「ザラザラ」など、感触と言葉を結びつけて発し、自分の感覚を言葉で伝えようとする姿が見られた。
- 色への興味が広がり、「あか」「あお」といった基本の色がわかるようになり、さらに「ピンク」「みずいろ」など好きな色を指差して名前を言おうとしていた。
- 「うえにあるね」「お外いこう」など、自分を中心とした位置や方向を表す言葉を使い、身の回りの空間を認識して言葉にする様子が見られた。
- 保育者の真似をして「どうぞです」「ありがとう」と言ってみるなど、大人の言葉遣いに親しみ、やり取りの中で自分なりに使ってみようとしていた。
- 友だちへの関心が強まり、「〇〇くん」「〇〇ちゃん」と親しみを持って名前を呼び合い、お休みの子がいると「〇〇ちゃん、ないね(いないね)」と気にする姿が見られた。
Q3. 物語や歌の表現は?
- お気に入りの絵本の繰り返しフレーズを覚え、保育者の読みに合わせて「ポン!」と言ったり、次のページをめくるのを期待して待ったりするなど、物語の世界に親しんでいた。
- 歌のメロディや終わりの言葉を覚えて一緒に歌ったり、楽しい曲では弾むように、ゆったりした曲では体を揺らしたりして、音楽の雰囲気を感じて表現していた。
- ごっこ遊びの中で、エプロンをつけて「お母さん」の真似をして「ご飯ですよ」と言ってみるなど、日常生活で見聞きする言葉を遊びに取り入れて楽しんでいた。
- 紙芝居などの読み聞かせの際、登場人物が隠れると「どこかな?」と探したり、見つかると「いた!」と喜んだりして、お話の展開に素直に反応を返していた。
- 歌の語尾をわざと変えたり、面白い響きの言葉を何度も繰り返して笑い合ったりするなど、言葉のリズムや音の響きそのものを面白がって遊んでいた。
Q4. 質問と知的好奇心は?
- 図鑑や絵本を指差し、「これ、なあに?」と繰り返し尋ねるなど、物の名前を知ることへの強い関心を持ち、教えてもらうと嬉しそうに真似をして言ってみようとしていた。
- 自分の思い通りにいかない時や、いつもと違う状況に気づいた際、「ないね?」「どうしたの?」と首を傾げて保育者の顔を見るなど、自分なりに理由を求めて確認しようとしていた。
- 散歩中に見かける看板やマークを指差して「アンパンマンいた!」「(自分のマークと)いっしょ」と教えに来るなど、形や色の特徴に注目して発見を楽しんでいた。
- 家庭での出来事や好きなキャラクターのことを「わんわん、いたの」「かっこいいよ」と一生懸命に話し、自分の大好きな世界を保育者に伝えようとする意欲が見られた。
- 保育者が手遊びや短いお話をしているのをじっと見つめ、終わると「もういっかい!」とリクエストしたり、お話に出てきた言葉を口にしたりして、内容を自分なりに受け止めていた。
Q5. コミュニケーションの楽しさは?
- 友だちの隣で同じ遊びをしながら、顔を見合わせて「あはは」と笑い合ったり、同じ言葉を繰り返して喜び合ったりするなど、友だちの存在を身近に感じて楽しんでいた。
- 友だちの耳元で「ないしょ」と言って笑ったり、保育者に「おばけだぞー」と驚かす真似をしたりするなど、簡単なやり取りを通して相手の反応を引き出す面白さを味わっていた。
- 嫌なことがあった際、保育者に「いやだった」「〇〇したかった」と片言で受け止めてもらうことで、次第に落ち着きを取り戻し、言葉で伝わる安心感を経験していた。
- 保育者が「これ、おいしいね」と言うと「おいしいね!」と返すなど、一対一のやり取り(応答的な会話)が続くことを喜び、満足そうな表情を見せていた。
- 登園時や帰りの際、保育者の挨拶に応えて手を振ったり、自分から「バイバイ」「おはよ」と言ってみたりするなど、挨拶を通した繋がりの心地よさを感じていた。
💜 表現(感性・創造)
Q1. 描画(イメージの表現)は?
- 散歩で見つけた花や大好きな乗り物を思い出しながら、力強い線や丸を描き、「お花!」「ブーブー」と自分の描いたものに名前をつけて、イメージを膨らませていた。
- ぐるぐると丸を描く中で、点々を描き足して「おめめ」に見立てるなど、顔のような形ができたことを喜び、自分なりに「人」を意識して描こうとする芽生えが見られた。
- 紙の端から端まで腕を大きく動かして伸び伸びと描き、時にはトントンと叩くように点々を描くなど、画用紙いっぱいに表現することを楽しんでいた。
- 「あかがいい」「きいろにする」と自分の好きな色を選び、点や線を重ねて色が混ざり合う様子を面白がったり、複数の色を使ってカラフルに描いたりしていた。
- 描き終えた後に「ママ、ここ(にいる)」と指差して教えてくれたり、描いた線を線路に見立てて指でなぞったりするなど、描いたものと言葉を繋げて共有していた。
Q2. 音楽・リズム表現は?
- お気に入りの曲や手遊びが始まると、膝を屈伸させてリズムをとったり、自分なりに手を叩いたりして、全身で音の楽しさを表現していた。
- カスタネットや鈴を手に取ると、振ったり叩いたりして音が出ることを喜び、保育者が奏でるピアノの速さに合わせて、夢中になって音を鳴らして楽しんでいた。
- 歌の特定のフレーズに合わせて手を叩いたり、保育者の「ストップ」という合図で動きを止めたりするなど、音をよく聞いて反応することを面白がっていた。
- リトミックでは、ウサギになりきって両足でジャンプしたり、カメのように床を這ったりするなど、動物の真似をして体を動かす心地よさを味わっていた。
- 友だちと一緒に円になって歩いたり、顔を見合わせて歌ったりして、みんなで同じリズムを共有する賑やかな雰囲気に満足そうな表情を見せていた。
Q3. 制作活動(工夫・完成度)は?
- 糊(のり)を指先につけると、画用紙に塗り広げてペタペタと色がつく様子や、紙がくっつく不思議さを楽しみ、保育者と一緒に好きな場所へ貼ることを喜んでいた。
- 保育者が支えるハサミに手を添えて「チョキン」と切れる手応えを味わったり、ちぎった紙を画用紙に並べたりして、自分なりに形が変わっていく様子を面白がっていた。
- 空き箱にシールを貼ったり、保育者が丸めたテープをペタッとつけたりして、自分なりに素材に触れて構成を楽しみ、身近なものに見立てて遊ぶ姿が見られた。
- 保育者が折り紙を折る様子をじっと見つめ、真似をして紙を半分に折ろうとしたり、アイロンのように手で押さえたりして、紙の形が変わる面白さを感じていた。
- 出来上がった作品を「できた!」と保育者に見せ、嬉しそうに指差したり、大切そうにロッカーへ運んだりするなど、自分で作ったものに愛着を持っていた。
Q4. ごっこ遊びの創造性は?
- 布を頭に被って「おばけー!」と言ったり、四角い積み木を耳に当てて「もしもし」と電話の真似をしたりするなど、身近な物を自分なりのイメージで見立てて遊んでいた。
- 玩具の包丁で食べ物を切って「どうぞ」とお皿に並べたり、保育者に「あーん」と食べさせる真似をしたりして、生活の中の再現遊びを繰り返し楽しんでいた。
- ぬいぐるみや人形に布団を掛け、「ねんねー」と言いながらトントンして寝かしつけをするなど、普段大人にしてもらっていることを優しく再現する姿が見られた。
- 絵本の動物が食べるシーンに合わせて自分も食べる真似をしたり、大好きなキャラクターのポーズを真似したりして、好きな世界を体全体で表現していた。
- 友だちが座っている場所へ「いーれーて」と近づき、並んで座って同じようにハンドルを回す真似をするなど、友だちと同じイメージの中にいることを喜んでいた。
Q5. 感動や発見の共有は?
- 散歩中に道端に咲く花を見つけると、指を差して「あ!おはな!」と目を輝かせ、保育者の顔を覗き込んで「きれいね」と共感を求めるように微笑んでいた。
- 空に虹を見つけたり、珍しい虫を見つけたりした際、興奮した様子で保育者の服を引っ張り、「あっち!」「いたよ!」と全力で大発見を伝えようとしていた。
- 友だちが積み木を高く積んでいるのをじっと見つめ、「おー!」と拍手をしたり、隣で一緒に笑ったりして、友だちのしていることに興味を持って見守っていた。
- 一人で靴が履けた時や、段差を登れた時に、パッと明るい表情で「できた!」と言い、保育者と目が合うと誇らしげに何度も頷いて喜びを表現していた。
- 拾った石や自分で描いた絵を「みてー!」と大切そうに見せに来て、保育者に「すごいね」と認められると、満足そうに何度も繰り返して見せていた。
2. 低月齢グループ(10月〜3月生まれ)
【時期の目安】 1歳11ヶ月〜2歳4ヶ月頃
子どもにとってどんな時期?
「イヤイヤ期」の真っ只中ですが、言葉が増えることで自分の気持ちを伝えられるようになり、少しずつ落ち着きも見せ始めます。 ズボンの着脱やスプーン食べなど、身の回りのことができるようになり、「自分でできた!」という達成感が自信に繋がります。友だちへの関心が高まり、「かして」「いいよ」のやり取りを経験します。
3月に特に観たい発達テーマ
- 進級への意識(荷物の整理、友だちとの関わり)
- 言葉の増加と会話(二語文・三語文、質問)
- 生活習慣の自立(着脱、手洗い、トイレへの興味)
- 手指の操作(ボタン、ピース、キャップ)
🌿 養護(生活・情緒)
🩷 生命の保持(食事・排泄・着脱・健康)
Q1. 衣服の着脱(ズボン・靴下)は?
- ズボンを広げてもらうと、片足ずつ一生懸命に通そうとしたり、足が出ると「ギュッ」と言いながら腰まで引き上げようとしたりして、自分で穿こうとする意欲を見せていた。
- 靴下をつま先に入れてもらうと、自分で履き口を引っ張って引き上げようとし、最後まで足が入ると嬉しそうに保育者と顔を見合わせていた。
- 帽子を自分で頭に乗せようとしたり、被せてもらった後にゴムを少し引っ張ってみたりするなど、身の回りのものを身につけることに興味を持って取り組んでいた。
- 靴を履く際、マジックテープをペタッと剥がしたり、履いた後に上から手で押さえて留めようとしたりして、履き方をよく見て真似ようとする姿が見られた。
- できない時には「やって」と手を差し出したり、少し手伝うと「自分でする」と手を添え直したりして、自分なりに最後まで関わろうと頑張っていた。
Q2. 排泄(トイレ・オムツ)の感覚は?
- オムツが濡れると、股の間を触ったり保育者のところへ寄ってきたりして、言葉や仕草で「出た」という感覚を自分なりに伝えようとする姿が見られた。
- 保育者に「トイレ行ってみる?」と優しく誘われると、保育者と手を繋いで嬉しそうにトイレに向かい、便座に座って「おしっこ、出るかな」と期待を持って待つことができていた。
- 生活リズムの中でタイミングが合うと、トイレで排尿できることもあり、「出たね!」と保育者に褒められると、嬉しそうな笑顔で達成感を味わっていた。
- オムツ交換の際に、自分でズボンやオムツを膝の下まで下げようとしたり、足から抜こうとしたりして、身の回りのことが進むのを手伝おうとしていた。
- お兄さん・お姉さんたちがパンツを履いている姿をじっと見つめたり、新しいオムツを自分で持ってきたりするなど、排泄に関する習慣に少しずつ興味を持ち始めていた。
Q3. 食事(スプーン・意欲)は?
- スプーンを握って持ち、自分で食べ物をすくおうとしたり、保育者に手を添えてもらって口に運んだりして、意欲的に食事を進める姿が見られた。
- コップを両手でしっかりと持ち、保育者に見守られながら少しずつお茶を飲むことができ、飲み終えると「ぷはー」と満足そうな表情を見せていた。
- 苦手な食材があっても、保育者が「おいしいよ」「パクっ」と食べる真似を見せると、一瞬ためらいながらも自分から一口試してみようとする意欲が見られた。
- 途中で遊びたくなることもあるが、保育者に「おいしいね」と声をかけられると再び食事に集中し、椅子に座って最後まで食べようと頑張っていた。
- 食べ終わると、保育者の真似をして手を合わせたり、お腹をポンポンと叩いて「いっぱい(食べた)」と満足感を伝えたりして、食事の終わりの合図を楽しんでいた。
Q4. 睡眠(午睡)の安定は?
- 眠くなると自分の布団へ向かい、お気に入りのタオルを引き寄せたり、顔に当てたりして、自分なりの落ち着くスタイルで入眠の準備をしようとしていた。
- 午前中の活動でしっかりと体を動かして遊ぶことで、布団に入ると保育者の心地よいトントンに身を任せ、短時間で深く眠りにつく姿が見られた。
- 物音などで途中で目が覚めても、保育者がそばにいて優しく体に触れたりトントンしたりすることで、安心して再び深い眠りに入ることができていた。
- 一定時間、まとまってぐっすりと眠ることが定着し、目覚めた時もすっきりとした表情で、自分で布団から這い出してくるなど機嫌よく起きられていた。
- 目覚めた直後は、保育者に「抱っこ」と手を伸ばして甘え、温かな触れ合いを通して少しずつ意識を活動へと切り替えていく様子が見られた。
Q5. 健康管理(手洗い・鼻水)は?
- 外から帰ると自分から水道へ向かい、保育者に袖をまくってもらうと、水に触れる心地よさを味わいながら、手をこすり合わせて洗おうとする姿が見られた。
- 鼻水が出ると、鼻を指差したり「出た」と言葉で伝えたりして、保育者に拭いてもらうことでスッキリとする心地よさを感じていた。
- 体力がつき、散歩では保育者と手を繋いで長い距離を歩けるようになり、斜面を登ったり探索活動をしたりして、全身を使って伸び伸びと活動を楽しんでいた。
- 沐浴や着替えの際、保育者が保湿クリームを塗る様子をじっと見つめ、自分の足や腕を差し出したり、真似をして手で塗り広げようとしたりしていた。
- 保育者が咳をする時に口を覆う姿を見て、自分も咳が出そうになると手を口に当てようとするなど、大人の振る舞いをよく見て真似ようとする姿が見られた。
💚 情緒の安定(安心感・自己発揮)
Q1. 進級への意識(部屋・荷物)は?
- 新しいクラスの部屋へ見学に行くと、保育者と手を繋ぎながらそっと中を覗き込み、いつもと違う玩具や棚の配置を不思議そうに、かつ興味深そうに探索していた。
- ロッカーのマークが新しくなることを伝えると、自分のマークを指差して「これ?」と確認したり、新しいマークの場所へ荷物を持って行こうとしたりして、変化を受け入れようとしていた。
- 「自分のことは自分で」という雰囲気を察し、カバンをロッカーに入れようとしたり、帽子を片付けたりして、身の回りの準備に自分なりに関わろうと頑張っていた。
- 「お兄さん・お姉さんになるんだよね」と声をかけられると、嬉しそうに胸を張ったり、年上の子の動きをじっと見つめて真似ようとしたりする姿が見られた。
- 環境の変化に少しドキドキする様子も見られたが、保育者に抱っこされて安心感を得ると、再び新しい環境へ一歩踏み出し、好奇心を持って過ごすことができていた。
Q2. 自己主張(イヤイヤ)の様子は?
- 遊びを終える時などに「イヤ!」と全身で拒否することもあるが、保育者に「まだ遊びたかったね」と気持ちを代弁してもらうと、少しずつ納得して次の活動へ気持ちを切り替えられるようになってきた。
- 自分の思い通りにならないと泣いて悔しさを表すが、保育者がそばで見守り、落ち着いた頃に「どうしたの?」と優しく促すと、指差しや片言で何がしたかったのかを伝えようとしていた。
- 衣服の着脱や手洗いなどで、保育者の手をそっと押しのけ「じぶんで(する)」と主張し、時間はかかっても自分の力でやり遂げようとする強い自立心が見られた。
- 激しく泣いていても、保育者に抱きしめられて「悲しかったね」と気持ちを丸ごと受け止めてもらうことで安心し、自分から涙を拭いて再び遊びの中へ戻っていく姿が見られた。
- 散歩の準備や玩具を選ぶ際、「こっち!」「これ!」と指を差して自分の好みをはっきりと伝え、自分の選んだもので活動できることに満足感や誇らしさを感じていた。
Q3. 保育者への愛着と信頼は?
- 名前を呼ばれると「はーい」と手を挙げたり、嬉しそうに声を上げて駆け寄ったりして、保育者とのやり取りを全身で喜ぶ姿が見られた。
- 園庭開放で知らない人が来たり、大きな音がしたりして不安を感じると、すぐに大好きな保育者の足元へ戻り、ズボンを握ったりしがみついたりして安心を得ようとしていた。
- 積み木が積めた時や探索で宝物を見つけた時など、パッと顔を上げて保育者と目を合わせ、指差しや「あ!」という声で「見ててね」という気持ちを一生懸命に伝えていた。
- 遊びの合間にふと保育者のもとへ歩み寄り、膝の上にちょこんと座って体を預けたり、頭を撫でてもらったりして、心のエネルギーを充電してから再び遊びへと向かっていた。
- 危険なことをして注意された際、悲しくて泣いてしまっても、保育者が手を広げると自分から飛び込み、温かく抱きしめられることで「大好き」という絆を再確認して仲直りしていた。
Q4. 感情の表出は?
- 嬉しいことがあったり、大好きな保育者を見つけたりすると、両手をパタパタさせたり、その場でピョンピョンと跳ねるように全身を動かして、喜びをストレートに表現していた。
- 玩具から音が鳴ったり、綺麗な色の花を見つけたりすると、目を大きく見開いて「あ!」と驚きの声を上げ、指を差してその驚きを保育者に伝えようとしていた。
- 隣で友だちが楽しそうに笑っていると、自分も自然と笑顔になり、理由がわからなくても一緒に声を上げて笑い合うなど、周囲の楽しそうな雰囲気に心地よく共鳴していた。
- 好きな手遊びの曲が流れると、音楽のリズムに合わせて左右に体を揺らしたり、手を叩いたりして、自分の心身が弾んでいる様子を伸び伸びと表現していた。
- 眠い時や保育者と離れて寂しい時、お気に入りのタオルを握ったり、指をしゃぶったりしながら、自分なりに気持ちを落ち着かせ、安心しようとする姿が見られた。
Q5. 安心できる環境は?
- 自分が一番気に入っているぬいぐるみや車をそばに置き、時折手で触れて感触を確かめたり、抱きしめたりすることで、心を満たしながら遊びに集中していた。
- 段ボールハウスや机の下など、自分の体がすっぽり入る狭い場所を好み、そこにお気に入りの絵本を持ち込んで、自分だけの落ち着く空間として楽しんでいた。
- 保育者が傍らで見守るゆったりとした流れの中で、自分の好きな玩具を繰り返し操作したり、のんびりと探索したりして、穏やかな表情で過ごすことができていた。
- 食事や着替えの際、いつもと同じ場所や決まった椅子に座ることで、「これからはじまる」という見通しを持ち、安心して活動に向かう姿が見られた。
- 転んで痛かった時や不安な時、保育者に抱きしめられて背中を優しくさすってもらうと、次第に呼吸を整え、安心して再び遊び出すことができていた。
🌸 五領域(遊びと活動)
🩵 健康(運動・身体)
Q1. 歩行の安定と運動は?
- 広い場所へ行くと嬉しそうに駆け出し、転びそうになっても手をついて踏ん張ったり、保育者の呼びかけに反応してスピードを緩めようとしたりするなど、全身のバランスをとりながら歩行や走行を楽しんでいた。
- 園庭や散歩先の段差を見つけると、保育者と手を繋いだり、片手を地面についたりして重心を安定させながら、自分の足を持ち上げて一段ずつ慎重にまたぎ越そうとしていた。
- リズム遊びの中で、保育者の真似をしてその場で膝を曲げて屈伸したり、勢いをつけて両足で「ピョン」と小さく跳び上がろうとしたりして、力強く体を使うことを面白がっていた。
- 散歩では歩くことが楽しくなり、保育者としっかりと手を繋いで、道端の草花や動くものに興味を向けながら、一定の距離を自分の足で一歩ずつ力強く歩く姿が見られた。
- 階段を見ると意欲的に近づき、手すりや壁をしっかり掴んだり、時には手と膝をついて這うようにしたりして、自分の体全体を使って一段ずつ一段ずつ、上へと登ることを楽しんでいた。
Q2. 戸外での身体活動は?
- 広い園庭に出ると開放感を味わい、保育者が「まてまてー!」と追いかけると、声を上げて笑いながら一生懸命に逃げたり、保育者のあとを追いかけたりして、戸外での「追いかけっこ」を全身で楽しんでいた。
- ボールが転がってくると、自分から手を伸ばして抱えようとしたり、一生懸命に足を振り上げてボールに当てようとしたりして、動くものを追いかけて遊ぶ面白さを味わっていた。
- 砂場ではじっくりと腰を下ろし、スコップで砂をすくってバケツに入れたり、湿った砂を手でギュッギュと固めたりして、砂の感触や形が変わる様子に集中して取り組んでいた。
- 滑り台の階段を一段ずつ登り、保育者に見守られながらシュッと滑り降りるスピード感を楽しみ、着地すると「もういっかい!」と繰り返し挑戦しようとする意欲が見られた。
- 鉄棒を目の高さで見つけると、自分から両手でしっかりと握り、保育者に体を支えてもらいながら足を地面から浮かせて「ぶらーん」と揺れる感覚を面白がっていた。
Q3. 手指の操作(つまむ・ボタン)は?
- 布絵本や衣装にある大きめのボタンを見つけると、指先でつまんで引っ張ったり、穴に入れようと集中して手元を見つめたりして、留め具の仕組みに興味を持って関わろうとしていた。
- 指先を器用に使ってシールを台紙からめくろうとし、指にくっつく感覚を面白がりながら、画用紙の好きな場所へペタッと貼り付ける動作を繰り返し楽しんでいた。
- 太めのクレヨンをしっかりと握り、腕全体を大きく動かして伸び伸びとなぐり描きを楽しんだり、トントンと紙を叩いて点々を描いたりと、描くことによる色の変化を喜んでいた。
- 玩具のボトルの蓋などを指先で掴み、回そうとしたり引っ張ったりして外そうと試み、保育者に少し緩めてもらうと、自分で開けられた喜びを笑顔で表現していた。
- 粘土の塊を指先で小さくちぎって並べたり、手のひらでギュッと押し潰して形が変わる様子を楽しんだりして、柔らかな素材の感触を自分なりに味わいながら遊んでいた。
Q4. 危険回避と安全は?
- 歩行や走行中にバランスを崩しそうになると、反射的に手をついて顔を守ろうとするなど、自分の体を守るための防衛反応がしっかりと身についてきた。
- 散歩や戸外遊びの際、保育者が「止まって」「待って」と声をかけると、その言葉に反応して足を止めたり、保育者の顔を見たりして、制止の意味を少しずつ理解し始めていた。
- 室内外を移動する際、向こうから来る友だちに気づくと、立ち止まって道を譲ったり、少し横に避けたりして、周囲の動きを視界に入れて動こうとする姿が見られた。
- 高い段差や不安定な場所を前にすると、一度立ち止まってじっと見つめ、保育者に手を伸ばして助けを求めたり、安全な場所から慎重に進もうとしたりしていた。
- 好奇心旺盛に探索範囲を広げる中で、小さな物を見つけると指先でつまんで保育者に見せに来るなど、口に入れずに「発見」として共有することで安全に過ごすことができていた。
Q5. 体力と活動量は?
- 戸外では、散歩先や園庭を探索して休むことなく歩き回り、冬の寒さの中でも頬を赤くして、額にうっすらと汗をかくほど活発に体を動かして遊んでいた。
- 散歩では、以前に比べて足取りが力強くなり、保育者と手を繋いで周囲の景色を楽しみながら、自分の足で一歩一歩踏みしめるようにして長い距離を歩けるようになってきた。
- 全身を使ってたっぷりと活動した後は、お腹も空くようで、椅子に座ると自分からスプーンを動かして給食をパクパクと食べ、意欲的に栄養を摂る姿が見られた。
- 夕方になると、遊びに夢中になりつつも、ふと保育者の膝に座って体を休めるなど、自分で「休息」を挟みながら、降園まで機嫌よく過ごすことができていた。
- 日中の充実した活動により、午睡の時間には布団に入るとすぐに深い眠りにつき、心地よい疲労感の中で心身ともにリラックスして休息をとることができていた。
🧡 人間関係(友だち・人)
Q1. 友だちへの関心(見る・まねる)は?
- 近くで遊んでいる友だちをじっと見つめ、トコトコと近づいて顔を覗き込んだり、相手が笑うと自分も嬉しそうに微笑んだりして、他者への純粋な好奇心を見せていた。
- 友だちが持っている玩具をじっと観察し、自分も同じものが欲しくて手を伸ばしたり、隣で同じような玩具を探したりして、友だちの活動に刺激を受けて遊ぶ姿が見られた。
- 友だちがパチパチと手を叩いたり、ジャンプしたりするのを見て、自分も同じ動作を繰り返して楽しむ「模倣(まねっこ)」を通して、友だちとの繋がりを味わっていた。
- 友だちが泣いていると「どうしたの?」というように顔を近づけて心配そうに見つめたり、保育者の顔を見て知らせようとしたりするなど、相手の感情に敏感に反応していた。
- 友だちのすぐ隣に座り、それぞれが自分の遊びに没頭しながらも、時折顔を見合わせて笑い合う「並行遊び」を通して、同じ空間にいる心地よさを楽しんでいた。
Q2. 玩具の関わり(貸し借り)は?
- 友だちが使っている玩具が魅力的に見えて、思わず手を伸ばして触れようとしたり、「あー!」と声を上げて欲しがったりするなど、自分の欲求をストレートに表現していた。
- 欲しい玩具がある際、保育者に促されて「かーして」と手を横に振る仕草をしたり、言葉にならない声を出しながら手を差し出したりして、自分なりに思いを伝えようとしていた。
- 保育者が「あとで貸してね」「どうぞしようか」と優しく仲立ちをすると、納得したように手を離して玩具を譲り、相手に「どうぞ」ができた達成感を味わっていた。
- 玩具を貸してあげた際、保育者や友だちに「ありがとう」と微笑みかけられると、照れくさそうにしたり、パッと明るい表情になったりして、やり取りの喜びを感じていた。
- 友だちと同じ玩具(色違いの車など)を手に持つと、お互いに見せ合いながら並んで走らせるなど、同じものを持っているという一体感の中でやり取りを楽しんでいた。
Q3. 保育者とのやり取りは?
- 保育者と向かい合って座り、玩具を「どうぞ」と差し出したり、保育者が「ちょうだい」と言うと手渡したりするやり取りを、声を立てて笑いながら何度も繰り返し楽しんでいた。
- 大好きな手遊びの曲が聞こえてくると、保育者の動きをじっと見つめ、自分なりに手を動かしたり体を揺らしたりして、目が合うたびに満面の笑みを浮かべていた。
- 少し離れた場所から名前を呼ぶと、パッと顔を輝かせて「あー!」と返事をするような声を出し、嬉しそうに足取り軽く保育者のもとへ駆け寄る姿が見られた。
- 遊びの合間や少し不安になった時、保育者のそばに寄ってきて「だっこ」と手を伸ばしたり、足にしがみついて顔を埋めたりして、温かな触れ合いの中で安心感を得ようとしていた。
- 保育者の膝の中にすっぽりと入り、自分の好きな絵本を読んでもらう時間を楽しみ、ページをめくるのを手伝ったり、描かれた絵を指差して保育者と顔を見合わせたりしていた。
Q4. 他者への反応は?
- クラス以外の職員が部屋に入ってくると、遊びの手を止めてじっと見つめたり、保育者の後ろに隠れたりしながら、相手がどのような人か慎重に確認しようとする姿が見られた。
- 園庭などで年上の子が活発に走ったり三輪車を漕いだりする様子を、羨ましそうにじっと目で追い、その動きに合わせて自分も手足を動かして刺激を受けていた。
- 散歩中に地域の方から「こんにちは」と声をかけられると、少し照れながらも保育者の顔を見て安心を確認し、自分なりに手を小さく振って応えようとしていた。
- 帰りの会や玄関先で「バイバイ」と言われると、その言葉に反応して元気よく手を振ったり、何度も振り返って手を動かしたりして、お別れの挨拶のやり取りを楽しんでいた。
- 保育者が「おはよう」とお辞儀をするのをよく見ており、自分も首や腰を曲げてペコリと頭を下げる真似をするなど、日常の丁寧な振る舞いに親しみを持って真似ていた。
Q5. 集団生活への入り口は?
- おやつの時間になると、友だちが席に座る様子を見て自分も椅子に座り、「おいしいね」と顔を見合わせるような温かな雰囲気の中で、食べる喜びを共有していた。
- 朝の会などで大好きな歌が聞こえてくると、保育者の周りに自然と集まり、リズムに合わせて手を叩いたり体を左右に揺らしたりして、みんなで同じ音を楽しむ一体感を味わっていた。
- 数人の友だちが絵本を見ていたり、ブロックを広げていたりする場所に「なにしてるの?」というように近づき、その輪の端っこで同じように過ごすことを楽しんでいた。
- 「お片付けしようね」という保育者の声と歌を聞き、周りの様子を見ながら自分も手に持っていた玩具を箱に入れに行こうとするなど、集団のルールを少しずつ意識し始めていた。
- 紙芝居や絵本の読み聞かせが始まると、保育者の前に座ってじっと絵を見つめ、お話の展開に合わせて声を上げたり驚いた顔をしたりして、物語の世界に皆と一緒に浸っていた。
💛 環境(自然・物)
Q1. 春の気配(花・虫)への反応は?
- 散歩道の足元に咲く青い小さな花を見つけると、足を止めてじっと見つめ、人差し指でそっと触れようとしたり、「あ!あ!」と声を上げて保育者に教えたりして、春の訪れを喜んでいた。
- てんとう虫が動く様子に気づくと、目を丸くしてじっと観察し、指で触れようとしては引っ込めるなど、小さな生き物の不思議な動きに興味津々な様子で見入っていた。
- 柔らかな春の日差しが差し込む園庭で、空を見上げて眩しそうに目を細めたり、風が吹くと頬を撫でる感覚を心地よさそうに味わったりして、全身で季節の変化を感じていた。
- 保育者が落ち葉をめくり、中から虫がひょっこり出てくると、一瞬「わあ!」と驚いて保育者の後ろに隠れながらも、隙間からそっと覗き込んで興味深そうに観察していた。
- つくしを見つけると、保育者の真似をして指先でつまんでみたり、ツンツンと突いてみたりして、少しカサカサとした独特の感触を不思議そうに確かめていた。
Q2. 玩具への興味(音・動き)は?
- マラカスや鈴などの玩具を手に持つと、力強く振って音が鳴るのを面白がり、保育者の歌に合わせて「シャカシャカ」と音を鳴らしながら、リズムに身を任せて楽しんでいた。
- 車の玩具を床に置き、手でギュッと押し出しながら「ブーブー」と声を出し、自分の動きに合わせて進む様子をじっと見つめながら、繰り返し走らせて遊んでいた。
- 紐のついたプルトイ(引き車)が動く様子に興味を持ち、紐を握って自分の後ろをついてくる様子を時折振り返って確認しながら、室内を歩き回ることを楽しんでいた。
- 目の前でボールが転がると、「あ!」と明るい声を上げて追いかけ、壁に当たって跳ね返ったり止まったりする不規則な動きに興奮し、全身で喜びを表現していた。
- 重ねカップを一つずつ積み上げようと真剣な表情で取り組み、高く積み上がると「おー!」と声を上げ、最後は豪快に崩してその音や変化を何度も楽しんでいた。
Q3. 探索活動(場所・空間)は?
- 保育室内の棚の裏や机の下など、隅々までハイハイや歩行で移動して回り、「あ!」と指を差して小さな埃や落ちている玩具を見つけるなど、自分なりの視点で発見を楽しんでいた。
- カーテンの後ろに隠れて保育者が「どこかな?」と探すのをワクワクしながら待ち、名前を呼ばれると「ばあ!」と笑顔で顔を出して、隠れたり現れたりする空間の不思議を楽しんでいた。
- 鏡に映る自分の姿を不思議そうにじっと見つめ、鏡をトントンと叩いて感触を確かめたり、顔を近づけて口をつけようとしたりして、鏡の中の存在を興味深く探索していた。
- 手の届かない高い棚の上に置いてある玩具が気になると、壁に手をついて一生懸命に背伸びをしたり、保育者の服を引っ張って「あっち」と指を差したりして、上の世界を見ようとしていた。
- 砂場でスコップや手を使い、夢中になって砂を掘り進め、中から色の違う湿った砂や小さな石が出てくる様子をじっと観察して、手応えや変化を自分なりに楽しんでいた。
Q4. 感触遊びへの反応は?
- 砂場に座り込み、乾いた砂を手のひらからパラパラと落としたり、湿った砂をギュッと言いながら握り固めようとしたりして、状態によって変わる砂の重みや感触をじっくりと確かめていた。
- 粘土の塊を前にすると、人差し指でツンツンと突いてへこむ様子を面白がったり、手のひらで力いっぱい押し潰したりして、粘土ならではの柔らかい弾力や形の変化を楽しんでいた。
- 水道から出る水にそっと手を伸ばし、手のひらで水を受け止めて跳ね返る様子をじっと見つめたり、冷たさに驚いて手を引っ込めたりしながら、水の不思議な感触に繰り返し触れていた。
- フワフワとした柔らかな素材のぬいぐるみを頬に当ててうっとりとした表情を浮かべたり、ギュッと抱きしめて「いいこいいこ」と撫でたりして、心地よい感触に安心感を得ていた。
- 新聞紙を両手で力いっぱいクシャクシャと丸めたり、保育者に少し切り目を入れてもらうと勢いよく「ビリビリ」と破いたりして、指先の感覚と独特の音の響きを面白がっていた。
Q5. 物の特性への気づきは?
- ボールを離すと転がっていく様子や、四角い積み木を重ねると高く積めることに気づき、「あ!」と声を上げて何度も試すなど、物の形や性質に応じた遊び方を自分なりに見つけていた。
- 容器の蓋を一生懸命に指先で持ち上げて開け、中に入っている玩具を取り出したり、再び閉めて隠したりすることを繰り返し、中身が見え隠れする変化を不思議そうに楽しんでいた。
- 玩具のスイッチやボタンを指でグッと押し込むと音が鳴ることに気づき、音が鳴るたびにパッと顔を輝かせて保育者と目を合わせ、何度も繰り返し押して音の反応を確かめていた。
- ラップの芯などの筒状のものを手に取ると、片目で中を覗き込んで向こう側が見えることに驚いたり、声を「アー」と入れて響きが変わるのを面白がったりして、空間の特性を探索していた。
- 木の積み木のコツコツとした硬い感触と、スポンジや布の玩具のムニュッとした柔らかい感触を交互に触り、手に伝わる感覚の違いに興味を持ってじっくりと確かめる姿が見られた。
💚 言葉(理解・発語)
Q1. 二語文・三語文の出現は?
- 食事中に「マンマ、ないない(食べたよ)」と言ったり、散歩中に「ワンワン、いた」と指差したりするなど、対象とその状態を組み合わせた「二語文」が少しずつ聞かれるようになってきた。
- 三語文には至らないものの、「パパ、ブーブー」と言いながら車を指差すなど、単語を並べて自分の発見や思いを一生懸命に保育者に伝えようとする姿が見られた。
- 言葉にならない思いがある時は、対象を指差しながら「アッ!アッ!」と強い声を出して保育者の顔を覗き込み、共感や要求を力強く訴えていた。
- 保育者が「おいしいね」「きれいだね」と語りかけると、その言葉をじっと聞いて「ちいね(おいしいね)」「えーね(きれいだね)」と語尾を真似して発音しようとしていた。
- ぬいぐるみや車を相手に「どーじょ(どうぞ)」「ねんね」など、覚えたての言葉を使って独り言のように話しかけ、再現遊びの中で言葉の響きを楽しんでいた。
Q2. 指示の理解は?
- 保育者が離れた場所から「おいで」と両手を広げると、名前を呼ばれた喜びと共に自分に向けられた意図を理解し、満面の笑みで駆け寄る姿が見られた。
- 「お片付け、ナイナイしようね」という声かけに、手に持っていた玩具を箱に入れようとしたり、保育者が持つ箱の中に玩具を届けたりして、簡単な決まりを理解して動こうとしていた。
- 大切に持っている玩具でも、保育者が手を差し出して「ちょうだい」と言うと、少し名残惜しそうにしながらも手渡してくれ、やり取りが成立することに満足感を得ていた。
- 「お椅子に座ろうね」という言葉を聞くと、自分のマークがある椅子やいつもの場所へ向かい、食事や活動の始まりを予見して座って待とうとする姿が見られた。
- 危険な時などに、保育者が真剣な表情やトーンで「ダメだよ」「待ってね」と伝えると、その場の空気の変化を感じ取って動きを止め、保育者の顔をじっと見つめて確認していた。
Q3. 指差し行動は?
- 散歩中に動く車や綺麗な花を見つけると、パッと指を差し、何度も保育者の顔を振り返って「あ!あ!」と訴えるなど、自分の「見つけた!」という感動を共有(共感)しようとしていた。
- 大好きな絵本を読んでいる時、「ワンワンはどこかな?」という問いかけに、迷わず絵の中の犬を指でピタッと差し、誇らしげな表情で保育者と顔を見合わせていた。
- 遠くで飛行機の音やサイレンが聞こえると、音のする方をいち早く指差し、空や道の先をじっと見つめて、目に見えないものの存在を確認しようとする高い探索意欲が見られた。
- おやつの時間や遊びの中で、「赤いお皿と青いお皿、どっちがいい?」と聞かれると、じっくりと見比べたあとに自分の欲しい方を指差し、自分の意思を相手に伝えようとしていた。
- 手の届かない場所にある玩具が欲しい時、その方向を指差しながら保育者の手を引いたり、声を上げたりして、自分の「やりたい・欲しい」という欲求を明確に表現していた。
Q4. 名前への反応は?
- 朝の会などで名前を呼ばれると、保育者の目を見て「あーい!」と元気な声を出したり、ピシッと真っ直ぐ手を挙げたりして、自分が呼ばれたことを全身で表現して喜んでいた。
- 遊びに夢中になっていても、保育者が自分の名前を呼ぶ声が聞こえると、パッと顔を上げて声のする方を振り向き、目が合うと安心したように満面の笑顔を見せていた。
- 「〇〇ちゃんの場所はどこかな?」と聞くと、自分のマークが貼られたロッカーや靴箱までトコトコと歩いていき、指を差して「ここだよ」と教えるように誇らしげにしていた。
- 保育者が友だちの名前を呼ぶと、その子の顔をじっと見つめたり、その子が返事をする様子をニコニコしながら見守ったりして、自分以外の名前の存在にも関心を広げていた。
- 「先生のところにおいで」という言葉を聞くと、特定の保育者のもとへ駆け寄るなど、「先生」という存在を身近な安心できる大人として認識し、親しみを持って関わっていた。
Q5. 絵本や歌への反応は?
- 『だるまさんが』などの繰り返しがある絵本では、だるまさんの動きに合わせて「どてっ」と体を倒したり、「びろーん」と背筋を伸ばしたりして、物語を全身で表現して楽しんでいた。
- 大好きな手遊びが始まると、保育者の動きをじっと見つめ、リズムに合わせて一生懸命に手をパチパチ叩いたり、キラキラと手を動かしたりして、キラキラした表情で参加していた。
- 保育者と一緒に絵本を読む際、次の展開を期待するように自分でページをめくろうとしたり、めくった後にパッと顔を上げて保育者と目を合わせたりして、読み進める喜びを味わっていた。
- ページの中に知っている動物や乗り物を見つけると、「あ!」と声を上げて力強く指を差し、保育者がその名前を言うと、満足そうに頷くなどして、発見を共有することを楽しんでいた。
- ピアノの音や歌が聞こえてくると、言葉にはならなくても「あー」「うー」と自分なりの旋律で声を出し、メロディに合わせて体を左右に揺らして、音楽の心地よさを全身で感じていた。
💜 表現(感性・創造)
Q1. 音楽・リズム遊びは?
- お気に入りのリズム曲が流れると、その場で膝をピョコピョコと屈伸させたり、お尻を振ったりして、全身で音楽のノリを感じながらリズムをとって楽しんでいた。
- 玩具の太鼓や床を手のひらでトントンと叩き、「音が鳴った!」という表情で保育者と顔を見合わせ、自分の動きで音が出る面白さを繰り返し味わっていた。
- 両手にマラカスを持ち、腕を大きく動かして「シャカシャカ」という音を鳴らし、自分の動きと音の連動を楽しみながら、満面の笑みで鳴らし続けていた。
- ピアノのゆったりした曲では左右に優しく体を揺らし、速い曲では足踏みをするなど、音の速さや雰囲気に合わせて自然と体の動きを変えて表現していた。
- 保育者が目の前で優しく歌い出すと、遊んでいた手を休めてじっと保育者の口元や表情を見つめ、歌声の心地よさに浸りながら穏やかに聴き入っていた。
Q2. 描画・造形への関心は?
- 太めのクレヨンを手のひら全体でしっかり握り、画用紙をトントンと力強く叩いて点々を描いたり、偶然ついた色を不思議そうに見つめたりして、描くことの面白さを味わっていた。
- クレヨンを動かした跡に線が残ることに気づくと、ハッとした表情で自分の手元をじっと見つめ、何度も腕を大きく動かして伸び伸びとなぐり描きを楽しんでいた。
- シールを台紙から剥がそうと指先に集中し、指にくっついて離れない感覚を面白がったり、保育者に手伝ってもらって画用紙にペタッと貼れたりすると、嬉しそうに拍手していた。
- 新聞紙の両端をギュッと掴み、力を込めて「ビリビリ」と破く音や感触を楽しみ、細かくなった紙を上から降らせてひらひらと舞う様子を、声を上げて喜んでいた。
- 柔らかな小麦粉粘土を手のひらでギュッと握り、指の隙間から出てくる感触を楽しんだり、指で突いて深い穴が開く様子をじっと観察したりして、素材の変化に没頭していた。
Q3. 模倣遊び(まねっこ)は?
- 玩具の受話器や積み木を耳に当て、「もしもし」と言うように首を傾げ、保育者の顔を見ながら「あーうー」と楽しそうに喃語を話して、電話でのやり取りを真似ていた。
- 保育者が床を拭く様子をじっと観察し、自分も近くにあるタオルや玩具を持って床をゴシゴシと擦る仕草を見せ、身近な大人の仕事に親しみを持って仲間入りしようとしていた。
- 朝の挨拶で保育者が「おはよう」とお辞儀をするのを見ると、自分も腰を曲げてペコリと頭を下げ、動作を通して周囲との心地よいコミュニケーションを経験していた。
- ままごとのコップを手に取り、口に当てて「ゴクゴク」と音を立てる真似をしたり、保育者に「どーじょ」と差し出したりして、日常の食事風景を遊びの中で再現していた。
- 帰りの会や散歩の出発時、保育者が手を振るのに合わせて自分も一生懸命に手を動かし、言葉と動作を結びつけながら挨拶の習慣に親しむ姿が見られた。
Q4. 発見や驚きの表現は?
- 空高く飛ぶ飛行機を見つけると、首を大きく反らせて指を差し、「オォー!」と地響きのような歓声を上げ、消えてしまうまで何度も保育者の顔を振り返りながら興奮を伝えていた。
- 地面を動くアリの行列に気づくと、その場にしゃがみ込んでじっと見つめ、人差し指で指し示しながら「あ!あ!」と保育者を呼び、小さな命の動きに驚きを露わにしていた。
- 箱の中や布の下から隠していた玩具が「ばあ!」と現れると、パッと表情を輝かせて体を揺らし、予期せぬ出現を全身で面白がるように声を上げて笑い転げていた。
- 勢いよく転がるボールの動きを食い入るように目で追い、跳ねたり角に当たったりするたびに驚きの声を上げ、自分の予測を超える動きにワクワクしながら追いかけていた。
- 鏡に映る自分の姿を不思議そうにじっと見つめ、手を伸ばして鏡を触ったり、首を傾けて中の自分と動きが連動するのを確かめたりして、不思議な感覚を味わっていた。
Q5. 全身を使った表現は?
- 自分の要望が通った時や、給食で好きなものが出てきた時などに、両手を真っ直ぐ上に挙げて「バンザーイ!」と声を上げ、体全体から溢れ出すような喜びをストレートに表現していた。
- ピアノや手遊びのメロディに合わせて、その場で足踏みをしたり、ゆっくりとくるくる回ったりして、自分の体が動く心地よさと音楽の楽しさを全身で味わっていた。
- 室内で保育者が「まてまてー」と追いかけると、声を上げて笑いながら、力強いハイハイや歩行で逃げ回り、スリルと解放感に満ちた表情で追いかけっこを楽しんでいた。
- 部屋に用意した大きな段ボール箱を見つけると、自分から中にすっぽりと入り込み、狭い空間に包まれる安心感を楽しみながら、内側から箱を叩いて音を鳴らして喜んでいた。
- 柔らかいシフォン布を自分から頭に被り、保育者が「〇〇ちゃんはどこかな?」と声をかけるのをワクワクしながら待って、自ら布をパッと取って「ばあ!」と顔を出し、やり取りの面白さを満喫していた。



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