5歳児クラス(年長)の12月は、2学期の締めくくりとして、クラスの団結力がさらに深まる時期です。 クリスマスへの夢や期待を友だちと語り合ったり、年末の大掃除を通して「場を清める」心地よさを知ったりと、心身ともに充実した時間を過ごします。
12月の特徴と観察ポイント
クラスにとってどんな時期?
発表会やクリスマス会などの行事を通して、友だちと協力して成し遂げる喜びを味わいます。年末には大掃除を行い、自分たちの使っている部屋や道具に感謝し、新年を迎える準備をする中で、社会的な役割や規範意識が育ちます。
子どもにとってどんな時期?
サンタクロースの存在に想像を膨らませたり、年賀状ごっこで文字への関心を深めたりと、知的・文化的な興味が高まります。寒さに負けず、ドッジボールや縄跳びなどの運動遊びにも熱中します。就学に向けて、時計を見て行動するなど、生活の見通しを持つ力がさらに強まります。
12月に特に観たい発達テーマ
- 行事への取り組みと想像力(クリスマス、伝統文化)
- 社会性と協力(大掃除、グループ活動、ルール)
- 文字・数・時間への関心(手紙、カレンダー、時計)
- 冬の健康と体力作り(縄跳び、マラソン、衛生管理)
🌿 養護(生活・情緒)
🩷 生命の保持(食事・睡眠・排泄・健康・着脱)
Q1. 寒さに応じた衣服の調節(自己管理)は?
- 登園後、暖房の効いた室内の温度や自分の活動内容に合わせて、自ら判断して衣服を脱ぎ着して体温を調節していた。
- 「これから鬼ごっこをすると暑くなるから」と、運動を始める前に自発的に上着を脱ぎ、活動しやすい身なりを整えていた。
- 脱いだ衣服を床に置かず、袖がはみ出さないように端を揃えて丁寧に畳み、自分のロッカーへきれいに整頓して入れていた。
- 鏡を見て肌着の乱れに気づくと、自分でズボンの中に入れて身だしなみを整えるなど、清潔感への意識が高まっている。
- ジャンパーのファスナーや小さなボタン、さらにはリボン結びなども保育者の手伝いなしでスムーズに行うことができた。
Q2. 冬の衛生習慣(手洗い・うがい・咳エチケット)は?
- 外遊びから戻ると、誰に言われることもなく自発的に水道へ向かい、喉の奥まで届くように「ガラガラうがい」をしていた。
- 石鹸をしっかりと泡立てて、手首や指の間、爪の間まで時間をかけて丁寧に洗う衛生習慣が完全に定着している。
- 咳やクシャミが出そうになると、とっさに自分の腕や手で口元を覆うなど、周囲への配慮を含めた「咳エチケット」を実践していた。
- 鼻水が出ると自分でティッシュを取ってかみ、使用済みのものをゴミ箱に捨ててから再度手を洗うまでの一連の流れが身についている。
- 食事の前に「みんなが使う場所だから」と進んでテーブルを布巾で拭き、清潔な環境を作ろうとする責任感が見られた。
Q3. 食事のマナーと食具の扱いは?
- 箸の持ち方が非常に安定し、小さな豆や滑りやすい食材も指先の力を加減しながら器用に口まで運んでいた。
- 椅子に深く座って背筋を伸ばし、反対の手でお椀を正しく持って、こぼさないようにきれいに食べるマナーが身についている。
- 口に食べ物が入っている時に話しかけられると、手で「待って」と合図を送り、飲み込んでから落ち着いて話していた。
- 「風邪をひかないように野菜も食べる」と、自分の健康と栄養バランスの繋がりを理解して、意欲的に食事に向き合っていた。
- 食後は、使った食器を大きさや種類ごとにきれいに重ねて返却口まで運び、自分の周りを整えてから活動に移っていた。
Q4. 排泄(トイレ)の習慣と見通しは?
- 活動の切り替わりや外出前など、生活の流れを把握して「今のうちに行っておこう」と、自分から見通しを持ってトイレに行っていた。
- トイレットペーパーの長さを自分で調節して切り、後始末まで一人で完璧に行い、清潔を保つことができていた。
- トイレのスリッパが乱れているのに気づくと、「次の人が使いやすいように」と自ら向きを揃えて並べ直す公共心が育っている。
- 排泄後の手洗いを丁寧に行い、自分のハンカチを広げてしっかりと指先まで拭き取ってからポケットにしまっていた。
- 遊びに夢中になっていても自分の尿意を敏感に察知し、慌てることなく早めにトイレを済ませることができていた。
Q5. 睡眠(午睡)の質と目覚めは?
- 冬の冷たい空気の中でたくさん体を動かして遊んだ日は、布団に入ると心地よい疲れと共にすぐに熟睡していた。
- なかなか寝付けない時も、「今は体を休める時間」と理解し、周囲に配慮して静かに横になり休息をとることができていた。
- 咳が出る時は自分でマスクを着用したり、呼吸が楽なように横向きになったりと、体調に合わせて自分で調整していた。
- 目覚めが非常に良く、起きた後は自分で布団を半分に折って端を揃え、丁寧に畳んで片付けようとする意欲が見られた。
- 起床後、鏡を見て髪の乱れを直したり、シャツが出ていないか確認したりして、身だしなみを自分で整えていた。
🌿 養護(生活・情緒)
💚 情緒の安定(安心感・自己発揮)
Q1. 行事(クリスマス)への期待と想像力は?
- 「サンタさんにこれをお願いするんだ」と一文字ずつ丁寧に手紙を書き、クリスマスの朝を心待ちにする期待を膨らませていた。
- 「サンタさんはどうやってお家に入るのかな?」と友だちと空想を膨らませ、お互いの想像を楽しく語り合っていた。
- 毎日アドベントカレンダーを確認し、「あと〇回寝たら当日だね」と、数字と日付を結びつけて行事までの日々を大切に数えていた。
- 自分が作った飾りで部屋が華やかになる様子を見て、「きれいだね」と友だちと顔を見合わせて心を躍らせていた。
- プレゼントを楽しみにする一方で、「サンタさん、いつもありがとう」と感謝の気持ちを持ち、相手の思いやりを感じ取る心が育っている。
Q2. 友だちとの関係(信頼・協力)は?
- 困っている友だちの様子にいち早く気づき、「大丈夫?」「手伝おうか?」と優しく声をかけて寄り添う姿が見られた。
- グループ活動で意見が割れた際も、感情的にならずに「みんなはどう思う?」と話し合いを通して解決しようとする社会性が成熟している。
- 友だちが鉄棒や縄跳びに成功した際、「すごいね!頑張ったね」とその良さを素直に認め、褒め称え合う温かな関係が築かれている。
- 自分の考えを筋道立てて言葉で伝え、同時に相手の気持ちや考えもしっかりと聞こうとする対等なコミュニケーションができていた。
- 友だちと秘密を共有したり、悩み事を相談し合ったりすることで、特定の友だちとの絆をより一層深めていた。
Q3. 葛藤のコントロールと自律心は?
- 勝負のあるゲームで負けて悔しい気持ちをグッと堪え、「おめでとう。次は頑張るよ」と言葉で表現して立ち直る逞しさが見られた。
- 遊びを中断しなければならない時、最初は不満そうな顔をしても、理由を聞くと納得して気持ちを切り替えて次の活動に移れていた。
- 順番待ちやルールを遵守しなければならない場面で、自分の欲求を抑えて周囲の状況に合わせる自律心が育っている。
- 友だちに対してつい強い言い方をしてしまった後、自分で「言いすぎたかな」と反省し、自ら歩み寄って謝ることができた。
- 遊びの中で興奮しすぎた時に、保育者に促される前に深呼吸をしたり一度座ったりして、自分で落ち着こうとする姿が見られた。
Q4. 自信と意欲(就学への意識)は?
- 「もうすぐ1年生になるんだ」という自覚と自信を持ち、年下の子に対して優しく教えたり手を引いたりとお世話をしていた。
- 難しいあやとりや大縄跳びなどの課題に対しても、一度で諦めずに「できるようになりたい」と何度も繰り返し挑戦する持続力が身についている。
- 給食の配膳や掃除のお当番活動において、自分の役割を最後まで責任を持ってやり遂げ、クラスの役に立っている充足感を得ていた。
- 自分が得意な描画やブロック、運動などを保育者や友だちに披露し、認められることでさらに自己肯定感を高めていた。
- 制作などで上手くいかないことがあっても、「失敗は成功の元」と前向きに捉え、「もう一回やってみる」と粘り強く取り組んでいた。
Q5. 保育者との関わり(対等な対話)は?
- 自分のやりたいことやその理由を、保育者に対しても筋道立ててはっきりと話し、理解を求めようとする知的成長が見られた。
- 進級や就学に伴う小さな悩みや不安な気持ちを、信頼している保育者に素直に打ち明け、支えてもらうことで安心感を得ていた。
- 園庭で見つけた氷や面白い出来事を報告に来て、保育者に共感してもらうと、満足げな表情で再び自立した活動に戻っていった。
- 保育者からの提案に対し、「それもいいね。でもこうしたらもっと楽しくなるかも」と自分の意見を添えて、共に対話を楽しんでいた。
- 疲れた時や甘えたい時には一時的にスキンシップを求め、十分に心が満たされると、再び自信を持って友だちの輪の中へ入っていった。
🌸 五領域(遊びと活動)
🩵 健康(身体機能・運動・安全)
Q1. 寒さに負けない体づくり(運動)は?
- 吐く息が白くなる寒さの中でも「外でドッジボールしよう!」と友だちを誘い、戸外で全身を動かして活発に遊び、冬の寒さに負けない逞しい体力をつけていた。
- 縄跳びでは前跳びだけでなく、後ろ跳びやあや跳びなどの難しい技に自ら目標を立てて挑戦し、何度も繰り返し練習する持続力が身についてきた。
- ドッジボールでは、飛んでくるボールの軌道を素早く察知して身をかわしたり、狙った場所へ力強く投げ返したりと、俊敏な動きを見せていた。
- マラソン遊びにおいて、自分の呼吸に合わせてペースを調整しながら、冷たい風の中でも最後まで走りきる達成感を味わっていた。
- 鬼ごっこでは、急な方向転換や緩急をつけた走りなど、巧みな身のこなしで相手をかわしたり追いかけたりする調整力が一段と高まった。
Q2. 手指の巧緻性(道具の熟練)は?
- ハサミを使い、複雑な曲線や細かな角も紙を回しながら正確に切り抜き、制作活動において緻密なパーツを自作して活用していた。
- 根気のいるリリアンや指編みに集中して取り組み、指先の力加減を調整しながら一定の編み目で長い作品を作り上げる集中力を見せていた。
- 年末の大掃除では、バケツの水で雑巾を固く絞り、手足に力を込めて床を力強く拭くなど、目的を持って手指を機能的に動かしていた。
- 折り紙の角と角を寸分違わず合わせ、指の腹でしっかりと折り目をつけて、工程の多い難しい作品を一人で完成させていた。
- 鉛筆を正しく持ち、自分の名前やメッセージを書く際、筆圧をコントロールして整った文字を丁寧に書こうとする姿勢が定着している。
Q3. 遊具や用具を使った運動能力は?
- 鉄棒において、腕の引き寄せと蹴り上げのタイミングを掴み、「逆上がり」や「連続前回」などの技を軽やかに行えるようになった。
- 跳び箱の開脚跳びでは、助走の勢いを活かして両手でしっかりと台を突き、自分の体を前方へ押し出すダイナミックな動きに挑戦していた。
- 竹馬や一輪車に乗り、体幹を意識してバランスを保ちながら、視線を前方へ向けて一定の距離をスムーズに進めるようになった。
- 大縄跳びでは、回っている縄のリズムを耳と目で捉え、走り込みから連続跳び、そして通り抜けまでを友だちと呼吸を合わせて行っていた。
- ボールつき(ドリブル)において、手の平全体でボールの弾みを感じ取り、一定の高さで長時間つき続けるコントロール力を発揮していた。
Q4. 集団遊びでのルール理解(運動)は?
- ドッジボールの公式ルール(内野・外野の役割やボール権の移行)を完全に理解し、状況を判断しながら戦略的にゲームに参加していた。
- 「氷鬼」や「増え鬼」など、ルールにアレンジが加わっても柔軟に対応し、それぞれの遊びが持つ面白さを理解して楽しんでいた。
- リレー遊びでは、「どうすればバトンを速く渡せるか」とチームで円陣を組んで作戦を立て、仲間と協力して競い合っていた。
- 審判役を子どもたち自身で担い、ラインクロスやタッチの有無を公平にジャッジしようとするなど、自治的な遊びの展開が見られた。
- ルール違反や判定でもめた際も、自分たちで当時の状況を話し合い、納得できる解決策を導き出して遊びを再開させていた。
Q5. 危険回避と安全への意識は?
- 園庭を全力で走り回る際も、周囲の友だちとの距離感を測り、衝突しそうになると瞬時に身をかわして事故を未然に防いでいた。
- 制作で使うカッターや針などの鋭利な道具の危険性を正しく理解し、保育者の指導を守って慎重かつ適切に扱う自律心が見られた。
- 散歩の道中、交通ルールを守って白線の内側を歩き、年少児が危なくないよう車道側を歩くなどの安全配慮を自ら行っていた。
- 凍結して滑りやすくなっている場所や、工事中の場所などには近づかず、安全な場所を選んで遊びを工夫する判断力が備わってきた。
- 運動遊びの前には自分たちで号令をかけ、準備体操を丁寧に行うなど、怪我の予防に対する意識を持って活動に取り組んでいた。
🧡 人間関係(友だち・協同)
Q1. 協同的な活動(大掃除・制作)は?
- 年末の大掃除に際し、「窓を拭く人」「床を磨く人」と自分たちで役割を分担し、教室を隅々まできれいにしようと協力し合っていた。
- グループ制作では、大きなクリスマスツリーの壁面を作るために、「私は飾りを作る」「僕は色を塗る」と声を掛け合いながら一つの目標に向かっていた。
- 劇遊びに使う小道具や背景を、友だちとアイデアを出し合いながら共同で制作し、作品を作り上げる喜びを分かち合っていた。
- 飼育動物の世話を、友だちと協力して手際よく行い、生き物に対する責任感を共有しながら活動していた。
- 一つの大きな目標(発表会の成功など)に向かって、励まし合ったり教え合ったりと、集団としての連帯感が強まっている。
Q2. 話し合い(会議)の力は?
- グループごとの話し合いでは、司会役を中心に互いの意見を出し合い、納得できる着地点を見つけようとする民主的な姿勢が見られた。
- 自分とは違う友だちの考えに対し、「それもいいね」「そんな方法もあるんだ」と一旦受け入れ、柔軟に検討する余裕が生まれている。
- 意見が対立した場面でも、感情的にならずに多数決や譲り合いでの解決を模索し、集団としての意思決定を尊重していた。
- 自分の意見を述べる際、それが自分一人だけでなく「みんなのためになるか」という視点を持って発言しようとする公共心が育っている。
- 話し合いによって決まったルールや役割を、「自分たちで決めたことだから」と、責任を持って最後まで守ろうとしていた。
Q3. 年下の子や異年齢児への関わりは?
- 交流保育の散歩では、歩幅の小さい年少児の手を優しく引き、車道側を自分が歩いて守ってあげるお兄さん・お姉さんらしい姿が見られた。
- 泣いている小さい子を見つけると、「どうしたの?大丈夫だよ」と優しく慰めたり、自分の大切な玩具を貸してあげたりしていた。
- クリスマス会に向けて、小さいクラスの子が喜ぶ顔を想像しながら、手作りのオーナメントやプレゼントを心を込めて用意していた。
- 赤ちゃんクラスの子を見て「小さいお手々だね、かわいいね」と慈しみの心を持って接し、命の尊さを感じ取っているようだった。
- 園生活のあらゆる場面で年長児としての自覚を持ち、下の子たちの良き手本となれるよう、意識して行動する逞しさが見られた。
Q4. 公共心とマナー(社会性)は?
- みんなで使う玩具や共有の道具を「次に使う人が困らないように」と大切に扱い、使い終わると元の場所へきれいに整頓していた。
- 廊下や階段では「右側を静かに歩く」という約束を自ら守り、急いでいる時でも周囲に配慮して落ち着いて移動できていた。
- 事務室の先生や園を訪れたお客様に対しても、自分から進んで「おはようございます」と場に応じた丁寧な挨拶を行っていた。
- 順番待ちの列では割り込みをせず、ルールを守れない子がいても「並ぶんだよ」と優しく注意し、みんなでマナーを守ろうとしていた。
- 公園や道路に落ちているゴミに気づくと自ら拾い上げ、「ゴミ箱に捨てよう」と環境美化に努める公共の精神が芽生えている。
Q5. 競争心と仲間意識は?
- チーム対抗のゲームにおいて、「どうすれば勝てるか」と円陣を組んで作戦を立て、仲間と力を合わせて戦う一体感を楽しんでいた。
- 競い合いに負けて悔し涙を流すこともあったが、「次は絶対に勝つぞ」と仲間同士で励まし合い、前向きに闘志を燃やしていた。
- 勝利したチームに対しても、「足が速くてすごかったね」と素直に称賛し、大きな拍手を送るスポーツマンシップが見られた。
- 運動や制作が苦手な子が頑張っている時、周りの友だちが「頑張れ!あと少し!」と自然に応援し、クラス全員で支え合っていた。
- クラス全員で大きな壁面制作や劇をやり遂げた瞬間、達成感を分かち合い、「このクラスで良かった」という絆を深めていた。
💛 環境(自然・物・数量)
Q1. 冬の自然(寒さ・植物)への興味は?
- 登園時、自分の吐く息が白くなる現象を発見し、「お口の中に雲があるみたい」とはじけるような笑顔で何度も「ハァー」として楽しんでいた。
- 氷が張った水たまりや霜柱を見つけると、「踏むとサクサク音がするよ」と足の裏に伝わる感触や音の響きを詳しく観察していた。
- 冬の澄んだ夜空を見上げ、星座や月の形の変化に興味を持ち、「今日はお月様が細かったよ」と図鑑を開いて調べようとしていた。
- 園庭の隅で落ち葉の下に隠れている虫を探し、「ここで冬眠してるんだね」と、生き物たちが厳しい冬を越す様子を慈しんでいた。
- 秋には葉が茂っていた木が、冬になって枝だけになった姿を観察し、「春になったらまた緑になるかな」と季節の変化を感じ取っていた。
Q2. 数量・図形・時間への関心は?
- 壁時計を意識しながら、「長い針が12になったらお片付けをして、給食の準備だね」と、時間の約束に基づいた見通しを持って行動していた。
- カレンダーを指で追いながら、「クリスマスまであと〇日」「お正月まであと〇回寝る」と、日付と日数を正確に数えていた。
- 1から100までの大きな数への関心が高まり、お風呂掃除や片付けの際に「100まで数えるよ!」と達成感を味わいながら数えていた。
- トランプや双六遊びを通して、「あと3でゴール」「カードが5枚と2枚で7枚」と、数の合成や分解を遊びの中で経験していた。
- 円柱や立方体などの様々な形の積み木を組み合わせ、「崩れないように土台を四角にする」と、構造を考えて立体的な作品を作っていた。
Q3. 文字や記号への関心(手紙・年賀状)は?
- サンタさんへの手紙を書く際、ひらがな表を自分で確認しながら、「プレゼント待ってます」と一生懸命に文字を綴っていた。
- 年賀状ごっこにおいて、送る相手を思い浮かべながら「〇〇ちゃんへ」と名前や住所を文字で書こうとし、文字の役割を理解していた。
- 自分が選んだ絵本を声に出して読み、文字から情報を読み取ってお話の世界を一人でも豊かに楽しんでいた。
- 散歩中に見かける「止まれ」の標識や看板の文字、カレンダーの「祝日」などの漢字に興味を持ち、読み方や意味を熱心に聞いていた。
- 自由遊びの時間に、ひらがなの書き順や「濁点」の付け方に興味を持ち、お手本を真似して正確に書こうと練習していた。
Q4. 科学的な興味(観察・実験)は?
- 水が凍る不思議や、氷が手の中で溶けて水に変わる変化に興味を持ち、「なんで溶けちゃうの?」と変化の理由を知りたがっていた。
- 磁石を持って園内を探索し、「ここはくっつくけど、こっちはつかない」と、鉄とそれ以外の素材の法則性を自分なりに見つけていた。
- 鏡を使って太陽の光を壁に反射させ、「光が逃げた!」と光を自在に動かして遊ぶ中で、光の性質を体感的に学んでいた。
- 下敷きを擦って髪の毛を逆立たせる静電気遊びを楽しみ、「くっついた!」と目に見えない力の不思議に驚きの声を上げていた。
- 楽器から音が出る瞬間をじっくり観察し、「弦が震えてるよ」「太鼓を叩くと空気も揺れるね」と、音の原理に迫ろうとしていた。
Q5. 整理整頓や物の管理(大掃除)は?
- 年末の大掃除に意欲的に取り組み、棚の奥まで雑巾で拭いたり玩具を種類ごとに並べ替えたりと、隅々まで丁寧に行っていた。
- 進級を意識して自分のロッカーの中を点検し、小さくなった服や不要な制作物を整理して、自分の持ち物を大切に管理していた。
- 共有の玩具を片付ける際、「車はこっち」「ブロックはあっち」と分類を徹底し、次に使う人が気持ちよく使えるように並べていた。
- 玩具の部品が外れたり壊れたりしているのに気づくと、「直してあげなきゃ」と保育者に修理を頼んだり自分で直そうとしたりしていた。
- マーカーのキャップが閉まっているか、糊が固まっていないか等、共有の道具を最後まで責任を持って点検して片付けていた。
💚 言葉(理解・発語・会話)
Q1. 論理的な会話(説明・説得)は?
- 「外は雪が降っていて寒いから、今日は中でおままごとをしたい」と、理由を添えて自分の欲求を保育者や友だちに明確に述べていた。
- ルールを知らない友だちに対し、「まずはこうして、その次にこうするんだよ」と言葉を尽くして分かりやすく説明し、遊びの輪を広げていた。
- 友だちとのトラブルが起きた際、「最初は僕がこれを使っていて、次に〇〇ちゃんが…」と出来事を順序立てて客観的に説明していた。
- 友だちの違う意見を聞いた際、「なるほど、そういう考えもあるんだね」と一度理解を示してから、自分の案を提案することができていた。
- クラス全体の話し合いにおいて、みんなの注目を集める中でも自分の考えを理由と共に堂々と発表し、合意を形成しようとしていた。
Q2. 文字の読み書きへの意欲は?
- 自分の名前に加え、お当番表や持ち物を見て友だちの名前もほぼ正確に読み書きできるようになり、文字への関心が一段と深まっている。
- 友だちへのお礼のカードに「いつもありがとう」というメッセージを添え、言葉を視覚化して気持ちを伝える喜びを感じていた。
- 自分が読みたい絵本をタイトルで判断して選び、「今日はこのお話を読むね」と、文字を通して主体的に本を選んでいた。
- カタカナや数字の書き方にも興味を持ち、「『ケーキ』はどう書くの?」と質問しながら、新しい文字の習得に意欲的だった。
- 自分が書こうとした文字が分からない時、「『む』はどう書くんだっけ?」と保育者や文字の得意な友だちに聞いて解決していた。
Q3. 語彙の豊かさと表現力は?
- プレゼントを待つ気持ちを「ワクワクする」、失敗して「残念だ」など、自分の繊細な感情を適切な言葉で使い分けていた。
- 「雨がしとしと降ってるね」「キラキラ光って宝石みたい」など、擬音語や比喩を使い、出来事を臨場感たっぷりに描写していた。
- 日常生活の中でニュースや大人の会話から覚えた難しい言葉(「協力」「相談」等)を、状況に合わせて適切に使ってみようとしていた。
- 園を訪れた園長先生やお客様に対し、「おはようございます」「お世話になります」などの丁寧語を意識して使い分けていた。
- しりとり遊びにおいて、「『ん』がつかないように『アイスクリーム』じゃなくて『アイス』にしよう」と語尾を意識して言葉を選んでいた。
Q4. 物語の創作と共有は?
- 絵本の読み聞かせの後、「この後はきっとお家でパーティーをするんだよ」と続きの物語を想像し、友だちと楽しそうに語り合っていた。
- 自由画帳に自分で絵を描き、その下に「むかしむかしあるところに…」とお話を書き込んで、自分だけの絵本を作ることに没頭していた。
- ペープサートや人形で遊ぶ際、その役になりきって声色を変え、物語の設定に沿ったセリフを生き生きと発していた。
- 週末に経験した出来事を、いつ・どこで・誰と何をしたかという「日記」のような形式で、保育者に順序立てて話して聞かせてくれた。
- 挿絵のない「素話」を聞く際、保育者の言葉から頭の中で情景を映像化し、お話の世界に深く入り込んで集中して聞き入っていた。
Q5. コミュニケーションの広がりは?
- 交流保育において、年下の子には優しい言葉をかけ、大人には丁寧な口調を選ぶなど、相手に応じた適切な言葉遣いを選んでいた。
- 受話器に見立てた玩具で「もしもし、今からお届けに上がります」と、顔が見えない相手とのやり取りを想像して会話を楽しんでいた。
- 友だちと「丸くて赤い果物は何だ?」となぞなぞやクイズを出し合い、言葉の意味を深く考える遊びを共有していた。
- 「これは二人だけの秘密だよ」と耳元で囁き合い、言葉を介した特別な情報の共有によって、特定の友だちとの親密な絆を深めていた。
- 返事や挨拶を、その場の雰囲気に合わせて「はい!」とはつらつと言ったり、静かに「失礼します」と言ったりと適切に使い分けていた。
💜 表現(感性・創造)
Q1. 描画(イメージの表現)の充実は?
- クリスマス会の楽しかった場面を、人物の表情や周囲のイルミネーションを色鮮やかに描き、画面から賑やかな雰囲気が伝わるよう表現していた。
- 人の絵を描く際、走っている時の足の曲がり方や踊っている時の手の動きなど、躍動感のある体の動きを意識して描けるようになった。
- 空の色や地面の様子など、画用紙の隅々まで丁寧に塗り込み、白抜きのない完成度の高い画面を作っていた。
- 園庭の冬枯れの木や寒さに耐える花をじっくり観察し、幹のゴツゴツした様子や花びらの色などを特徴を捉えて緻密に描写していた。
- 描き上げた自分の絵に対し、「ここは怪獣の住処で、今から戦うところ」と、絵の背景にある壮大なストーリーを説明してくれた。
Q2. 制作活動(素材の活用・工夫)は?
- 園庭で見つけた松ぼっくりや小枝に、綿やリボンをボンドで飾り付け、素材の感触を活かして素敵なクリスマスリースを作り上げていた。
- 空き箱やペットボトルなどの廃材を組み合わせ、「ここは階段にする」と自分なりの工夫を加えて、立体的で複雑な構造の作品を作っていた。
- 折り紙を数回折って「サンタさん」や「赤いブーツ」を作り、さらに千切り紙を貼るなどして、季節の飾り物を一人で完成させていた。
- 制作の際、「糊よりもテープの方がくっつく」など、必要な材料や道具を自分で判断し、目的に合わせて効果的に使い分けていた。
- 友だちと「お城を作ろう」と相談し、大きな段ボールに色を塗ったり窓をつけたりして、大規模な壁面制作に協力して取り組んでいた。
Q3. 音楽・リズム表現の豊かさは?
- クリスマスソングの歌詞を一言ずつ丁寧に覚え、歌詞に込められたワクワクする気持ちを表情や歌声に乗せて元気に歌っていた。
- ハンドベルや木琴などの合奏練習において、周りの音をよく聞きながら自分の担当する音を出し、ハーモニーが重なる心地よさを感じていた。
- 曲の明るいイメージやゆったりしたテンポに合わせて、即興で手足を動かしてダンスを創作し、全身で音楽を表現することを楽しんでいた。
- 友だちとパートに分かれて歌う輪唱や合唱に挑戦し、自分たちの声が重なり合って一つの響きになる楽しさを味わっていた。
- 3拍子や4拍子の複雑なリズムを、保育者の伴奏に合わせて手拍子や足踏みで正確に刻み、リズム遊びを堪能していた。
Q4. 劇遊びやごっこ遊びの演出は?
- 劇ごっこでは自分の役になりきり、悲しい場面では声を低く、嬉しい場面では高くするなど、抑揚をつけたセリフ回しを工夫していた。
- カラーポリ袋や色画用紙を使って衣装や小道具を自分たちで自作し、「これでお姫様になれる!」と物語の世界観を自分たちで演出していた。
- 劇のストーリーをなぞるだけでなく、「ここでダンスを踊りたい」と自分たちのアイデアを出し合い、さらに面白くなるようアレンジしていた。
- お客さんに見てもらうことを意識して、舞台の上で大きな声を出したり、客席の方を向いて動作を大きくしたりと、演じる意識を持って取り組んでいた。
- 赤い帽子を被ってサンタさんになりきり、「メリークリスマス!」と言いながら友だちにプレゼント(折り紙)を配り歩くごっこ遊びを盛り上げていた。
Q5. 感動や美しさへの感性は?
- 街のイルミネーションや園のツリーが点灯する瞬間を見て、「ダイヤモンドみたいにきれいだね」とはじけるような笑顔で感動を表現していた。
- 初雪が降った際、空気がピンと張り詰める静けさや一面が白く染まる景色の変化に、畏敬の念を込めて「きれい…」と見入っていた。
- 友だちが作った制作物を見て、「その色の使い方がすごく上手だね」と、具体的な工夫のポイントを見つけて素直に褒めていた。
- クラシックや季節の音楽を聴き、「これは楽しい曲」「こっちは少し寂しい音がするね」と、音楽から受ける感情の変化を敏感に感じ取っていた。
- クラス全員で大きな壁面制作や合奏をやり遂げた瞬間に、「みんなでするとすごいね!」と、仲間と共鳴し合う喜びを全力で分かち合っていた。



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