【2歳児12月】月齢別(誕生月)|今の姿を引き出す観察質問リスト&文例集

5領域メーカー

2歳児クラスの12月は、街や園内のクリスマスの装飾に目を輝かせ、心躍らせる時期です。 「サンタさん来るかな?」という期待感を共有したり、寒さの中で体を動かして温まったりする姿が見られます。感染症対策として、手洗い・うがいなどの衛生習慣の定着も重要な記録ポイントです。

12月の特徴と観察ポイント(クラス全体)

クラスにとってどんな時期?

クリスマス会や年末の雰囲気を楽しみながら、想像力や表現力が豊かになる時期です。 ごっこ遊びではイメージの共有が進み、集団での遊びが盛り上がります。一方で、寒さから室内遊びが増えることもあるため、動と静の活動バランスや、換気・加湿などの環境設定にも配慮が必要です。


1. 高月齢グループ(4月〜9月生まれ)

【時期の目安】 3歳3ヶ月〜3歳8ヶ月頃

子どもにとってどんな時期?

3歳半を過ぎ、幼児クラス(年少)に向けた意識が少しずつ芽生え始めます。 言葉で自分の気持ちだけでなく、相手の気持ちを推測したり、行事の意味を理解して楽しんだりできるようになります。衣服の調節(脱ぎ着)や排泄の始末など、身の回りのことをほぼ自立して行えるようになります。

12月に特に観たい発達テーマ

  1. 行事への期待と想像力(サンタ、プレゼント、物語)
  2. 友だちとの協同的な遊び(役割分担、ルール作り)
  3. 冬の健康管理と自立(うがい、衣服調節、清潔)
  4. 手指の巧緻性(ハサミ、折り紙、細かい作業)

🌿 養護(生活・情緒)

🩷 生命の保持(食事・排泄・着脱・健康)

Q1. 冬の衣服の着脱と管理は?

  • 登園後の身支度が習慣化し、自ら進んで上着を脱ぐと、袖を整えてハンガーに掛け、自分のマークの場所へ整理する見通しを持った行動が定着してきた。
  • 衣服の構造を理解し始め、脱いだ際に裏返しになったトレーナーを見つけると、袖の中に手を入れ「くるん」と表に直してから着ようとするなど、工夫して整える姿が見られた。
  • 戸外遊びで活発に体を動かした後、「あついね」と自分の体感温度を言葉にし、保育者に知らせてから一枚脱いで調節するなど、健康管理に繋がる自己認識が育ってきた。
  • 指先の巧緻性が高まり、上着の大きなボタンを穴に通したり、ファスナーの噛み合わせを意識しながら慎重に引き上げたりと、時間はかかっても一人で最後までやり遂げようとしていた。
  • 鏡を見て自分の姿を確認し、肌着がズボンから出ていることに気づくと、裾をしっかりと中に仕舞い込んで身だしなみを整えることを楽しんでいた。

Q2. 排泄(トイレ)の自立完了は?

  • 遊びに夢中になっていても排尿の間隔を把握できるようになり、活動の切れ目に「トイレ行ってくる」と自ら保育者に伝え、失敗なく排泄を済ませる自立した姿が見られた。
  • 排便後の始末にも関心を持ち、トイレットペーパーを必要な分だけ丁寧に引き出して畳み、自分なりに拭こうとするなど、清潔への意識が一段と高まってきた。
  • 冬の寒さで尿意を感じやすい日でも、我慢しすぎることなく適切なタイミングでトイレへ向かい、生理的な欲求を適切にコントロールできていた。
  • 排泄後はパンツやズボンの前後を間違えないようによく確認し、裾をしっかりと引き上げてシャツを入れるなど、最後まで丁寧に身なりを整えていた。
  • 手洗い後の習慣も身につき、共有のタオルではなく自分のハンカチを取り出して、指先まで丁寧に水分を拭き取るなど、一連の流れが習慣化している。

Q3. 衛生習慣(手洗い・うがい)は?

  • 外から帰った際の「ガラガラうがい」が上手になり、上を向いて喉の奥までしっかり水を行き渡らせた後、勢いよく水を吐き出して感染症予防に努めていた。
  • 水道水が冷たくなる時期だが、嫌がることなく石鹸をしっかり泡立てて、爪の間や手首まで「ゴシゴシ」と丁寧に洗う心地よさを味わっていた。
  • 保育者の咳エチケットをよく観察しており、不意に出る咳やくしゃみの際に、手や腕の内側で口を覆うなど、周囲への配慮を伴う行動が見られた。
  • 鼻水が出ると不快感を感じ、「はな、出た」と知らせたり、自分でティッシュを取りに行って優しくかんだ後、ゴミ箱へ確実に捨てたりして清潔を保っていた。
  • 食事の前には、自分から手のひらを見つめて「バイキンいないかな?」と確認し、きれいにした手で美味しく食べようとする前向きな姿勢があった。

Q4. 食事(箸・マナー)の様子は?

  • 補助箸を指先の力加減を調整しながら器用に使い、小さな豆や滑りやすいおかずもしっかりと摘んで、こぼさずに口へ運ぶことを楽しんでいた。
  • 正しい姿勢で椅子に座り、食器に片手を添えることで安定させ、最後の一口まで丁寧に集めて食べるなど、食事のマナーを意識した行動が見られた。
  • 「口に食べ物が入っている時はお喋りしないんだよね」と、よく噛んで飲み込んでから保育者に話しかけるなど、マナーを守る心地よさを感じていた。
  • クリスマスへの期待感から、苦手な野菜も「サンタさん見てるかな」「トナカイさんのお鼻の色だね」という励ましを受け、一口頑張って食べる意欲が見られた。
  • 食べ終わると、保育者の手伝いなく食器を種類ごとに重ねて配膳台へ戻し、椅子を引いて片付けるなど、一連の終了動作がスムーズになってきた。

Q5. 睡眠(午睡)の質は?

  • 午睡の準備では自分の布団に横になると、寒さを感じてか自ら毛布を肩まで引き上げ、落ち着いて入眠に入るまでの流れが非常にスムーズだった。
  • 午前中の活発な活動により体力が適度に消耗され、横になると短時間で深い眠りに入り、1〜2時間ほど一定のリズムで熟睡できていた。
  • 乾燥などで寝入りばなに咳き込んで起きてしまった際も、保育者が側に寄り添い背中を優しくさすることで、大きな不安を感じることなく再び深い眠りに戻ることができていた。
  • 目覚めると、保育者の真似をして自分の布団をパタンと二つ折りに畳もうとするなど、身の回りの整理に対する責任感のような芽生えが見られた。
  • 起床後はすっきりと目覚め、情緒が安定した状態で自らトイレへ向かい、午後の活動に向けた気持ちの切り替えがスムーズに行われていた。

💚 情緒の安定(安心感・自己発揮)

Q1. 行事への期待感と情緒は?

  • 「サンタさんにこれをお願いするの」「お手紙書きたいな」と、クリスマスへの期待を膨らませ、カレンダーを眺めながら当日を指折り数えて待つ姿に情緒の安定が感じられた。
  • 園内に飾られたクリスマスツリーの装飾を眺め、「キラキラしてきれいだね」と友だちと顔を見合わせて共感し合い、季節ならではの華やかな雰囲気を心から楽しんでいた。
  • 発表会の練習では当初緊張して固まる場面も見られたが、保育者や友だちの声かけで自信を持ち、やり遂げた後には「楽しかったね!」と満面の笑みを浮かべて達成感を味わっていた。
  • 12月の製作活動で作った自分の作品を大切そうに抱え、迎えに来た保護者に「これ僕(私)が作ったんだよ」と自慢げに披露するなど、表現する喜びと自信に溢れていた。
  • 園全体が華やぐ楽しい雰囲気の中でも、生活リズムを崩すことなく穏やかに過ごし、行事の期待感を日々の活動への意欲へと上手に繋げることができていた。

Q2. 友だちとの関わりと葛藤は?

  • ごっこ遊びの配役で意見がぶつかった際、以前のように泣き出すのではなく「じゃんけんで決めようよ」と解決策を提案するなど、子ども同士で折り合いをつけようとする成長が見られた。
  • 友だちが玩具を落として困っていたり、転んで泣いていたりする姿にいち早く気づき、「どうしたの?」「大丈夫?」と優しく声をかけて寄り添う、思いやりの心が育っていた。
  • 「一緒に大きなお家を作ろう」と自ら友だちを誘い、共通のイメージを持ちながらブロックを積み上げるなど、協力的にお互いのアイデアを認め合って遊ぶ楽しさを味わっていた。
  • 自分の主張を通すだけでなく、友だちの「こうしたい」という言葉にも耳を傾ける余裕ができ、集団の中での自分の役割や立ち位置を意識した関わりが増えてきた。
  • 些細なトラブルで喧嘩になっても、保育者の仲立ちを借りながら「ごめんね」「いいよ」と言葉で伝え合い、自ら気持ちを切り替えて再び仲良く遊び出す逞しさが見られた。

Q3. 自信と自立心は?

  • 自我の育ちと共に「自分でやりたい」という意志がより強固になり、保育者が手を貸そうとすると「自分でやるから見てて」とはっきり伝え、最後まで自力でやり遂げることにこだわっていた。
  • 少し難しいピースの多いパズルにも根気強く取り組み、完成させた際には「できた!」と全身で喜びを表現し、難しいことに挑戦して成功した自信を深めていた。
  • 給食の配膳の手伝いやお当番活動を非常に張り切って行い、保育者や友だちに「ありがとう」と感謝されることで、人の役に立つ喜びと集団の一員としての自覚を高めていた。
  • 上手くいかずに失敗しても、「もう一回やってみるね」と前向きに捉え直す心の余裕ができ、試行錯誤することを楽しみながら活動に取り組む姿勢が見られた。
  • 努力した過程を褒められると、照れくさそうにしながらも誇らしげな表情を浮かべ、「次はもっとすごいの作るよ」と次なる目標へ向かう意欲を燃やしていた。

Q4. 保育者への信頼関係は?

  • トラブルや困りごとがあった際、感情的に泣くだけでなく「〇〇くんが使ってたから待ってるの」と状況を詳しく説明して相談に来るなど、保育者を深く信頼し頼りにしていた。
  • 週末の出来事や楽しかった体験を、「まずね、パパとね…」と順序立てて一生懸命に報告してくれ、自分の世界を保育者と共有することを喜んでいた。
  • 甘えたい時には自ら歩み寄って抱きつき、十分にスキンシップを図って安心感を得ると、すぐに「行ってくる!」と満足そうな表情で自律的な活動へと戻っていった。
  • 保育者との約束事を大切に捉え、一斉活動の際にも「お話を聞く時はお膝だよね」と自分から姿勢を正すなど、信頼関係を基盤とした規範意識が育っていた。
  • 新しいことができるようになると「先生、見ててね!」と繰り返し呼びかけ、自分の成長を認め、見守っていてほしいという真っ直ぐな承認欲求を表現していた。

Q5. 遊びへの集中力は?

  • ごっこ遊びでは「お母さん役」「お店屋さん」など自分に与えられた役割になりきり、友だちとの対話を楽しみながら、途切れることなく長時間遊び込む集中力が見られた。
  • クリスマス製作などの細かい作業では、糊の量やパーツの位置を自分なりにこだわり、納得がいくまで椅子に座って最後まで丁寧に仕上げようとする熱心な姿があった。
  • 絵本コーナーでは、文字は読めなくても絵を読み解きながら、友だちと「次はどうなるかな」と小声で話し合い、静かな雰囲気の中で物語の世界に没頭していた。
  • ブロック遊びでは、単に高く積むだけでなく、左右対称に並べたり複雑な形を組み合わせたりして、自分の頭の中にあるイメージを具体的な形に具現化することを楽しんでいた。
  • 遊びの片付けの時間になると、楽しかった余韻を抱えつつも「次はご飯だね」と自ら気持ちを切り替え、次に続く活動の見通しを持って自発的に行動できていた。

🌸 五領域(遊びと活動)

🩵 健康(運動・身体)

Q1. 全身運動(寒さに負けない体)は?

  • 冬の冷え込みが厳しい日でも、「お外行きたい!」と元気いっぱいに園庭へ飛び出し、友だちと追いかけっこや鬼ごっこをして息を切らして走り回るなど、寒さに負けない逞しい体力が育っていた。
  • 長縄跳びでは、地面を揺れる縄の動きをよく見て、保育者の合図に合わせてタイミングよく両足でジャンプして飛び越えるなど、空間認識と跳躍力の高まりが見られた。
  • 好きなリズムの曲が流れると、弾むようにスキップをしたり、足を交互に繰り出すギャロップのような動きに挑戦したりして、自分の体を意図した通りに動かすことを楽しんでいた。
  • 足腰の筋力が一段と強まり、階段の昇り降りでは手すりに頼らずに片足ずつ交互に踏み出し、リズミカルに移動するなど安定したバランス感覚を披露していた。
  • ボール遊びでは、目標に向かって力強く投げたり、飛んできたボールを胸の前でしっかり受け止めたりと、目と手の協応動作が非常にスムーズになってきた。

Q2. 固定遊具やアスレチックは?

  • 太鼓橋やジャングルジムの頂上を目指し、手足でしっかりとバーを掴んで一歩ずつ慎重に登り、高い場所からの景色を怖がることなく満喫する姿が見られた。
  • 鉄棒では、腕の力で自分の体を支持して「ぶら下がり」を競い合ったり、保育者の補助を受けながら「前回り」に挑戦したりして、逆さまになる感覚を面白がっていた。
  • 平均台のような狭い足場の上でも、両手を横に広げて上手にバランスを取りながら、足元を注視して最後まで落ちずに渡り切る集中力が見られた。
  • 三輪車では、力強くペダルをこいでスピードを出すだけでなく、立ち漕ぎをして力加減を調整したり、壁にぶつかるとバックさせて向きを変えたりと、乗りこなす技術が向上した。
  • 雲梯のバーに自分の体重を預けて数秒間ぶら下がり、腕や体幹で自分の重さを支える感覚を味わいながら、「見ててね」と力強さをアピールしていた。

Q3. 手指の巧緻性(道具・制作)は?

  • ハサミを正しく持ち、画用紙に描かれた直線や緩やかな曲線に沿って刃を動かし、ゆっくりと丁寧に線の上を切り進める手指의 コントロールが上手になってきた。
  • 糊付けの作業では、指先に適量をとる感覚を覚え、パーツの端まで丁寧に塗り広げてから剥がれないように画用紙に貼り付けるなど、根気強い製作姿勢が見られた。
  • 折り紙遊びでは、保育者の手本をよく見ながら「角と角」を合わせることを意識し、アイロンをかけるように指の腹でしっかりと折り目をつける緻密さが育っていた。
  • 紐通しでは、小さな穴をよく狙ってビーズや短く切ったストローに紐を通し、片方の手で紐を支え、もう片方の手でパーツを移動させる複雑な協応動作に没頭していた。
  • クレヨンでの塗り絵では、枠の線を意識して「はみ出さないように」と声を出しながら、手首を柔軟に動かして力加減を調整し、最後まで集中して塗り進めていた。

Q4. 安全への意識は?

  • 園庭で走り回る際にも、周囲にいる年下の友だちや遊んでいる子の様子を気にかけ、ぶつかりそうになるとスピードを緩めたり進路を変えたりして、安全を意識して動く姿があった。
  • 寒い日でも「ポッケに手を入れると危ないよ」という約束を守り、しっかりと手を出して歩くことで、万が一の転倒に備えるなど身の安全を守る習慣が定着してきた。
  • 滑り台などの遊具を使う時は、順番待ちの列に並んで自分の番が来るのを待ち、「どうぞ」と声をかけ合って前の人がいなくなってから滑り出すルールが定着していた。
  • 散歩の道中では、「白い線の内側を歩くんだよ」と自分から友だちに伝え、車や自転車に注意しながら横断歩道を渡るなど、交通ルールを意識した行動が見られた。
  • 友だちが少し危険な遊び方をしているのに気づくと、「危ないから座ろう」と優しく注意を促し、集団生活の中でお互いの安全を守ろうとする責任感が芽生えてきた。

Q5. リズム遊び・身体表現は?

  • クリスマス曲の楽しげなメロディに合わせて、お尻を振ったりポーズを決めたりとオリジナルのダンスを披露し、音楽から受けるイメージを自由に全身で表現していた。
  • ピアノの音が大きくなると力強く足踏みをし、音が小さくなると忍び足で歩くなど、強弱を敏感に聞き分けて動きを変化させる聴覚と運動の連動を楽しんでいた。
  • 「うさぎさん」「恐竜」などお題に合わせた動物の動きを模倣し、耳を立てたり大きく口を開けたりして、その特徴を的確に捉えながらなりきって動く表現力が見られた。
  • 友だちとペアになり、顔を見合わせて「なべなべそこぬけ」などの手合わせ遊びを楽しみ、相手の動きにタイミングを合わせる社会性を伴う表現を喜んでいた。
  • 音楽が不意に止まると、その瞬間の体勢でピタッと静止し、片足立ちや面白いポーズで静止することを楽しみ、室内が静まり返る緊張感と期待感を味わっていた。

🧡 人間関係(友だち・人)

Q1. 協同的なごっこ遊びは?

  • クリスマスへの期待感から「パーティーごっこ」が始まり、「私はケーキ焼くね」「お皿並べるよ」と、友だち同士で役割を分担しながら共通のイメージを膨らませて遊んでいた。
  • 家庭での経験を遊びに取り入れ、「お父さんはお仕事」「赤ちゃんはねんねよ」と役になりきり、相手の反応を見ながら言葉のやり取りを繋いでいく家族ごっこを楽しんでいた。
  • 病院ごっこでは「どうしましたか?」「お熱計りますね」と丁寧な言葉を使い、診察から薬の受け渡しまでの一連の流れを友だちと協力して再現していた。
  • ブロック遊びでは、一人が作ったものに刺激され「こっちに道を作ろう」「お城にしよう」と互いにアイデアを出し合い、集団で一つの大きな作品を作り上げる喜びを味わっていた。
  • 遊びが途切れると「次はサンタさんが来ることにしよう!」などと相談し、自分たちで物語を豊かに展開させていく主体的な姿が見られた。

Q2. 言葉によるコミュニケーションは?

  • 玩具の取り合いになっても「貸して」「いいよ」「あとでね」といった言葉による交渉がスムーズになり、感情を抑えて解決の糸口を自分たちで見つけようとする力が育ってきた。
  • 自分の考えを一方的に伝えるだけでなく、友だちの「私はこうしたい」という意見にも耳を傾け、お互いが納得できる遊び方を探ろうとする姿勢が見られた。
  • 感謝の「ありがとう」や、誤ってぶつかった時の「ごめんね」を、保育者の促しを待たずに状況に応じて自分から言葉にできるようになり、対人関係が円滑になってきた。
  • 「これは順番だよ」「座って遊ぼうね」など、遊びのルールを子ども同士で声をかけ合って確認し、集団の中での望ましい振る舞いを意識していた。
  • 泣いている友だちや困っている姿に気づくと、そっと側へ寄り添い「大丈夫?」「これ使う?」と優しく言葉をかけ、共感的な関わりを持つことができていた。

Q3. 集団遊び(ルール)への理解は?

  • 「しっぽ取り」では、相手に取られないように体をひねったり、ラインを意識して逃げたりするなど、ゲームの目的とルールを正しく理解して全身で楽しんでいた。
  • 「椅子取りゲーム」で座れなかった際、一時的に悔しがる姿は見られたが、すぐに気持ちを切り替えて「頑張れー!」と残った友だちを応援する側に回る情緒の育ちが見られた。
  • 「だるまさんが転んだ」では、鬼の声に全神経を集中させ、止まる瞬間に面白いポーズで静止するなど、静と動の切り替えを楽しみながら集団のリズムを共有していた。
  • 鬼ごっこにおいて、タッチされたら素直に認め、役割を交代して追いかけ始めるなど、遊びを継続させるための公平なルールが子どもたちの中に定着してきた。
  • 片付けの時間になると、「みんなでやると早いね」と声をかけ合い、玩具を分担して元の場所へ戻すなど、集団としての協力意識が行動に現れていた。

Q4. 他者(異年齢・地域)への関心は?

  • 年長児が生活発表会の練習に励む姿を憧れの眼差しで見つめ、部屋に戻ってからそのダンスやセリフを真似るなど、上の学年への強い関心と向上心が見られた。
  • 散歩中に出会う近隣の方々に対し、「こんにちは」と自ら元気よく挨拶を交わし、園の外でも社会的な繋がりを感じて笑顔を見せていた。
  • 給食の先生がワゴンを運んでくると、「今日の給食もおいしいよ、ありがとう」と直接感謝を伝え、自分たちの生活を支えてくれる人への認識が深まっていた。
  • 1歳児クラスの小さい子と関わる際、自らお兄さん(お姉さん)らしく歩幅を合わせたり、頭を優しく撫でたりして慈しむ、心の余裕と優しさが感じられた。
  • 実習生のお姉さんに対して、「ここは座って食べるんだよ」と自慢げに園のルールを教え、自分が培ってきた自信を他者に伝えようとする姿が微笑ましかった。

Q5. 社会的ルールとマナーは?

  • 公園での戸外活動中、ゴミを見つけると「捨てちゃダメなんだよね」と保育者に知らせたり、自分で拾ってゴミ箱に入れたりして、公共の場でのマナーを意識して動いていた。
  • 玄関では靴を脱いだ後、踵をピタッと揃えて端に置く習慣が身につき、自分だけでなく友だちの乱れた靴を直そうとする几帳面な姿も見られた。
  • 職員室に入る際や降園時に、状況に応じた「失礼します」「さようなら」などの挨拶を適切な声量で行い、場に応じた振る舞いができるようになってきた。
  • 遊びの終わりに「次の人が使いやすいように」という意識を持ち、ブロックを種類ごとにカゴへ戻すなど、整理整頓を生活の一部として捉えていた。
  • 友だちとの関わりの中で「叩いたら痛いよ」「嫌だって言ってるよ」という保育者の言葉を内面化し、相手の気持ちを考えて行動しようとする自制心が育ってきた。

💛 環境(自然・物)

Q1. 冬の自然(寒さ・霜・氷)への関心は?

  • 朝の冷え込みで吐く息が白くなることに気づき、「お口から煙が出た!」「怪獣みたいだね」と、目に見えない吐息が形になる不思議さを面白がって何度も繰り返していた。
  • 水たまりに薄く張った氷を見つけると、そっと指先で触れて冷たさに驚いたり、パリンと割れる感触や音をじっくり確かめたりして、冬ならではの自然事象を探索していた。
  • 園庭の片隅にできた霜柱を踏みしめ、「サクサク音がするよ」「冷たくて気持ちいい」と、足の裏に伝わる感触や音を五感を使って楽しんでいた。
  • 夏や秋には青々と茂っていた木々から葉が落ちた様子を観察し、「木も寒いのかな」「お洋服(葉っぱ)なくなっちゃったね」と、季節の変化を自分なりに解釈して表現していた。
  • 冷たい北風が吹くと、「冬の風が来た!」と身を縮めながらも、風によって動く葉や雲の様子を興味深く見つめ、季節の深まりを感じ取っていた。

Q2. クリスマス装飾への興味は?

  • 飾られたばかりのクリスマスツリーを目の前にし、「キラキラしてるね」「この星大きいよ」と色や形の美しさに目を輝かせ、装飾の細部にまで関心を寄せていた。
  • 登園するたびに「あ、壁にベルが増えてる!」と室内のわずかな変化にいち早く気づき、行事に向けて環境が整っていく過程を楽しみながら見通しを持っていた。
  • リースやベル、トナカイなどの象徴的な形に興味を持ち、自由画や製作の時間に「サンタさんの赤い帽子だよ」と自分なりのイメージを形に反映させていた。
  • クリスマスを題材にした絵本を繰り返し読み、サンタクロースやトナカイの存在に期待を膨らませ、「煙突から来るんだよね」と想像の世界を広げていた。
  • 散歩中に近隣のイルミネーションを見つけると、「宝石みたい」「夜は光るのかな」と感動を言葉にし、日常とは違う華やかな美しさに強く心を動かされていた。

Q3. 数量・形・文字への関心は?

  • アドベントカレンダーに書かれた数字を保育者と一緒に読み、「今日は15だね」「あともう少しでお祭りだ」と、数字と日付の繋がりを意識し始めていた。
  • 玩具の片付けの際に「1、2、3…」と指を差しながら数え、「全部で5個あるよ」と数量を把握し、数としての概念を実生活の中で活用していた。
  • 三角や四角の図形パズルを組み合わせ、「三角を二つくっつけるとお星さまになった!」と、形の構成を楽しみながら構成遊びを発展させていた。
  • 部屋の時計を指差して「長いお針さんが一番上にきたよ」と時間の経過を意識し、「お片付けの時間だね」と次の活動への切り替えの目安としていた。
  • 自分のマークや名前の頭文字と同じ文字を絵本やポスターの中から探し出し、「あ、私の『あ』があった!」と、文字という記号に対する発見を楽しんでいた。

Q4. 探索活動(発見と観察)は?

  • 公園で固く閉じた冬芽を見つけ、「まだ眠っている赤ちゃんの葉っぱだよ」と保育者の話を内面化し、春を待つ植物の健気な姿を優しく見守っていた。
  • 影踏み遊びの中で、「自分の影がすっごく長くなってる!」と冬特有の低い太陽の位置による影の変化に気づき、影を追いかけながら光の不思議を体感していた。
  • 散歩に図鑑を持参し、「この赤い実は何かな?」と調べたり、保育者と一緒に冬の草花の名前を確かめたりして、知的な探究心を満たしていた。
  • 鳴き声に耳を澄ませて空を仰ぎ、「あそこにスズメさんがいる」「ハトさんが歩いてる」と鳥の種類や動きを的確に捉え、観察することを楽しんでいた。
  • 日陰に入った時の「ひんやり」とした寒さと、日向の「ポカポカ」とした温かさの違いを肌で感じ、「お日様は温かいね」と太陽の恩恵を実感していた。

Q5. 玩具の構成と創造性は?

  • ブロック遊びでは、単に高く積むだけでなく、緑と赤の色を交互に組み合わせて「クリスマスツリー」に見立てたり、ソリの形を作って人形を乗せたりと、具体的なイメージを形にしていた。
  • 箱や筒などの廃材を組み合わせ、「これはサンタさんのプレゼントを入れる箱だよ」と、身近な素材を別のものに見立てて創造的に遊ぶ力が豊かになってきた。
  • ピースの多い複雑なパズルに対しても、絵柄の繋がりや形をよく見極め、途中で投げ出すことなく最後まで集中して一人で完成させる達成感を味わっていた。
  • 粘土遊びでは、平らに伸ばしたものを「ケーキ」に見立て、細かく丸めたものをロウソクのように立てて「お誕生日おめでとう」とパーティーごっこへと発展させていた。
  • レール遊びでは、高低差をつけた立体的なコースを構築し、電車の連結や走るスピードを調整しながら、自分の思い描く「街」を創造することに没頭していた。

💚 言葉(理解・発語)

Q1. 会話の論理性(理由・説明)は?

  • 自分の欲求を伝える際、「まだ使っているから、後で貸してね」と理由を添えて交渉するなど、論理的な伝え方が身についてきた。
  • 「昨日はパパとクリスマスケーキを食べたの」と、過去の出来事を時系列に沿って整理し、保育者に詳しく報告することを楽しんでいた。
  • 「もし雪が降ったら雪だるま作れるかな」と、目の前にない状況を仮定して期待を膨らませるなど、想像力豊かな会話が見られた。
  • トラブルや困り事があった際、誰が何をしたかという順序を正しく伝えようと努め、客観的に状況を説明しようとする成長が感じられた。
  • 保育者や友だちの話を最後まで聞き、内容を理解した上で「それは〇〇だね」と的な返答を返すなど、双方向のコミュニケーションが深まっていた。

Q2. 語彙の豊かさは?

  • 冬の自然や素材に触れ、「氷がつるつるしてる」「セーターがチクチクする」など、多彩なオノマトペ(擬音語・擬態語)を使い分けて感触を表現していた。
  • 行事への関心から「トナカイ」「ソリ」「えんとつ」など、クリスマスにまつわる語彙が豊富になり、遊びや会話の中で適切に使用していた。
  • 空間認識が広がり、「右側の棚にあるよ」「左のポッケに入れたの」と、方向を示す言葉を使って具体的に物を指示できていた。
  • 保育者の話し方を真似て、「〇〇ですよ」「ください」と丁寧な語尾を使おうとするなど、言葉のTPOに対する意識が芽生え始めていた。
  • クラスの友だちへの関心が高く、ほぼ全員の名前をフルネームで正確に覚え、「〇〇くん、遊ぼう」と親しみを持って呼びかけていた。

Q3. 質問と知的好奇心は?

  • 「サンタさんはどうやってお家に入るの?」「トナカイさんはどこで寝てるの?」と、行事の背景にある物語に強い疑問を持ち、納得いくまで質問を繰り返していた。
  • 製作活動中に「この紙はどうやってくっつけるの?」と、手順や方法を具体的に問いかけ、自分のイメージを形にするための知識を自発的に得ようとしていた。
  • 保育者やお喋りの中で知らない言葉を聞くと、「〇〇ってどういうこと?」と即座に聞き返し、新しい概念を吸収しようとする高い向学心が見られた。
  • 冬の植物や虫の図鑑を広げ、「これ、公園で見つけた赤いの(実)と似てる!」と、実体験と知識を結びつけながら夢中で観察していた。
  • 一斉活動の際、保育者の説明を最後まで集中して聞き、理解できない点があると「〇〇はどこに置くの?」と的確な質問を投げかけていた。

Q4. 物語や歌の表現は?

  • 「あわてんぼうのサンタクロース」などの季節の歌を、歌詞を混同することなくはっきりと歌い、リズムに合わせて元気に表現することを楽しんでいた。
  • 読み聞かせでは物語の世界に没頭し、「うさぎさん、泣いちゃってかわいそう」と登場人物の心情を察して言葉にするなど、共感性の深まりが見られた。
  • 紙芝居が終わった後も「この後、みんなでお菓子食べたんだよね」と、自分なりに続きの展開を想像して友だちに語り聞かせていた。
  • 言葉の響きに関心を持ち、歌詞を面白い言葉に入れ替えた替え歌を作っては、友だちと顔を見合わせて笑い転げるなど、言語感覚を豊かにして遊んでいた。
  • ごっこ遊びの中では、「いらっしゃいませ、何になさいますか?」と、その役になりきった独特のトーンや言葉遣いで遊びの世界を盛り上げていた。

Q5. 挨拶とマナーは?

  • 朝の登園時や帰りの降園時に、保育者や保護者の目を見て「おはようございます」「さようなら」と、場に応じた挨拶を自発的に行えるようになってきた。
  • 食事の前後の「いただきます」「ごちそうさま」の挨拶では、手を合わせる姿勢を整え、食べ物への感謝を込めて心を落ち着かせて行っていた。
  • 職員室などの特別な場所に入る際、保育者の促しを思い出しながら「しつれいします(失礼します)」と小声で言おうとし、社会的なマナーを意識する姿が見られた。
  • 名前を呼ばれたり、問いかけられたりした際に、「はい!」とはっきりとした返事を行い、相手とのコミュニケーションを大切にする姿勢が身についてきた。
  • 外部の方や年上の人と話す際、自然と丁寧な言葉遣いを選ぼうとするなど、相手を敬う気持ちが言葉の端々に現れるようになってきた。

💜 表現(感性・創造)

Q1. 描画(イメージの表現)は?

  • 「サンタさんは赤い服だよね」「ツリーにキラキラを描くの」と、頭の中にあるクリスマスのイメージを色彩豊かに表現し、目的を持って描くことを楽しんでいた。
  • 人物の認識が深まり、丸い顔の中に目や口を描くだけでなく、体から伸びる手足や指先まで意識して描き込もうとするなど、観察力と表現力の高まりが見られた。
  • 自分の好きな色を数色手に取り、画用紙の余白を埋めるようにダイナミックに筆を動かし、色が混ざり合ったり重なったりする変化を面白がっていた。
  • 描き終えた絵を保育者に見せながら、「これはね、プレゼントを運んでいるところなの」と、絵の背景にある物語を自分なりの言葉で一生懸命に説明してくれた。
  • 塗り絵では、線の内側を塗りつぶそうと手首の動きを細かく調整し、枠からはみ出さないように慎重に色を乗せていく集中力が見られた。

Q2. 音楽・リズム表現は?

  • 鈴やタンバリンを手に取ると、クリスマスの軽快なメロディに合わせて、シャンシャンとリズムよく鳴らしたり、強弱をつけて音色の変化を楽しんだりしていた。
  • 音楽から受ける「楽しい」「わくわくする」といった感情を即興のダンスで表現し、お尻を振ったりポーズを決めたりして全身でリズムを刻んでいた。
  • 友だちと自然に手を繋ぎ、「あわてんぼうのサンタクロース」を歌いながら輪になって回るなど、音楽を通じた一体感を喜び、共鳴し合って遊んでいた。
  • リトミックでは、ピアノの音が止まるとピタッと静止したり、高い音でつま先歩きをしたりと、音の変化を即座に身体の動きに変換する反応의 良さが見られた。
  • 歌詞に込められた意味を自分なりに捉え、悲しい場面では優しく、楽しい場面では明るく声を弾ませるなど、感情を込めて歌い上げようとする姿があった。

Q3. 制作活動(工夫・完成度)は?

  • 折り紙の端と端を合わせようと指先に神経を集中させ、サンタやブーツを折り上げると、自分の力で形が変わったことに満足げな表情を浮かべていた。
  • 空き箱や筒などの廃材を「これは煙突にしよう」とセロハンテープで繋ぎ合わせ、平面から立体へとイメージを膨らませていく創造的な製作を楽しんでいた。
  • ハサミを使って「チョキチョキ」と切り抜いたパーツを、画用紙の上に構成して貼り付け、雪だるまやツリーの形を自分なりにデザインする面白さを味わっていた。
  • 糊を使う際は「少しだけだよね」と量を調節し、パーツの角まで丁寧に塗り広げてから貼り付けるなど、細部まで丁寧に仕上げようとする几帳面さが見られた。
  • 出来上がった作品を「これ、お家に持って帰ってママに見せるの」と大切そうに見つめ、自分の頑張りを認められることへの期待感を高めていた。

Q4. 見立て・ごっこ遊びの創造性は?

  • 色とりどりのブロックを積み上げ、「イチゴのケーキだよ」とクリスマスパーティーの準備をし、友だちや保育者に振る舞う「つもり遊び」に熱中していた。
  • 室内にある椅子を一列に並べて「これはサンタさんのソリなの」と見立て、カバンをプレゼント袋にして配って回るなど、空間を自由に設定して遊んでいた。
  • 布を背中に巻いてマントにし、ヒーローやプリンセスの役になりきって、仕草や言葉遣いまで工夫しながら物語の世界に入り込んでいた。
  • 散歩で拾ったドングリを「これは100円ね」とお金に見立てて買い物ごっこを始め、身近な自然物を別の価値あるものに変換する想像力の豊かさが見られた。
  • 空き箱をカバンに見立てたり、新聞紙を丸めて杖にしたりと、身近な素材を工夫して遊びの小道具を作り出し、ごっこ遊びの世界を自分たちで充実させていた。

Q5. 感動や発見の共有は?

  • 園内のイルミネーションや飾りに目を輝かせ、「ぴかぴかして綺麗だね」と、美しいものに素直に感動し、その高揚感を言葉にして周囲に伝えていた。
  • 寒い朝にバケツに張った氷を見つけ、手の温かさで少しずつ溶けていく様子を「お水になっちゃった」と不思議そうに見つめ、自然の不思議を熱心に観察していた。
  • 友だちの作った作品を見て、「これ、色がかっこいいね」と良いところを自分から見つけて褒めるなど、他者の良さを認める心のゆとりが育ってきた。
  • 何か新しい発見をすると「先生、見て見て!」と一番に報告に来て、自分の驚きや発見を保育者に共感してもらうことで、より深い満足感を得ようとしていた。
  • 楽しい遊びの最中に友だちと自然に顔を見合わせ、言葉を使わなくても「楽しいね」という気持ちを通じ合わせているような、微笑ましい共感の場面が多く見られた。

2. 低月齢グループ(10月〜3月生まれ)

【時期の目安】 2歳9ヶ月〜3歳2ヶ月頃

子どもにとってどんな時期?

3歳のお誕生日を迎える子が増え、言葉や運動能力が大きく発達します。 「じぶんで!」という意欲が強く、衣服の着脱や食事などを一人でやろうとします。友だちへの関心が高まり、同じ遊びを共有したり、言葉でやり取りしたりする楽しさを感じ始めます。クリスマスの雰囲気を感じ、ワクワクする姿が見られます。

12月に特に観たい発達テーマ

  1. 行事への興味(サンタ、歌、飾り)
  2. 言葉の増加と会話(三語文、質問、報告)
  3. 生活習慣の自立(着脱、トイレ、うがい)
  4. 手指の操作(ハサミ、シール、ボタン)

🌿 養護(生活・情緒)

🩷 生命の保持(食事・排泄・着脱・健康)

Q1. 衣服の着脱(上着・ボタン)は?

  • 戸外へ出る際に「さむいね」と言いながら、自ら上着を広げて袖を通そうとしたり、前のファスナーを合わせようと集中して取り組んだりする姿が見られた。
  • 大きめのボタンに興味を持ち、保育者に手伝ってもらいながらも、穴にボタンを通そうと指先に力を込めて一生懸命に動かしていた。
  • 足腰のバランスが安定し、壁などに寄りかからなくても立ったままズボンやパンツに足を通し、スムーズに引き上げて履くことができるようになってきた。
  • 靴を履く際、つま先のマークや形をじっくり見て左右を確認し、「こっちかな?」と確かめながら間違えずに履こうとする意識が芽生えてきた。
  • 着替えの後は、脱いだ服をそのままにせず、自分なりにパタンと畳もうとしたり、マークのついたカゴへ片付けたりと、身の回りを整える習慣が身についてきた。

Q2. 排泄(トイレ)の自立は?

  • 尿意を感じると遊びを中断して「チッチ出る」「トイレ行く」と保育者に知らせ、事前に報告できる機会が一段と増えてきた。
  • トイレでの排尿に成功する自信がつき、日中は布パンツで過ごす時間が増え、濡れた時の不快感も言葉で伝えられるようになるなど、自立への一歩が見られた。
  • オムツ交換の時間になると、自ら進んでズボンの着脱場所へ行き、足首からズボンを抜いて脱ごうとするなど、意欲的に身支度に関わっていた。
  • 排泄が終わると「自分でしたい」とレバーを回して水を流し、一連の流れをやり遂げた満足そうな表情で保育者と顔を見合わせていた。
  • トイレに行くことが生活のリズムとして定着し、嫌がることなく自ら「おしっこ、ないかな?」と確認しに向かうなど、習慣化が進んでいる。

Q3. 食事(スプーン・意欲)は?

  • スプーンを下から安定して持つ「下手持ち」が身につき、こぼさないようにゆっくりと口へ運んで、最後まで綺麗に食べようとする姿が見られた。
  • 食器の縁に手を添えることでお皿が動かないように固定し、食べ物をすくいやすくする工夫を自ら行いながら食事を楽しんでいた。
  • 苦手な食材があっても、「サンタさんが見てるよ」「一口だけ食べてみようか」という励ましに答え、勇気を出して口に運ぶ意欲が見られた。
  • 一度に詰め込みすぎると噛みにくいことを学び、適量を口に入れて「もぐもぐ」としっかり噛んでから飲み込む習慣がついてきた。
  • 食べ終えると満足そうに「ごちそうさまでした」と挨拶をし、食器を重ねて配膳台へ運ぼうとするなど、片付けへの意識も高まっている。

Q4. 睡眠(午睡)の安定は?

  • 午前中の活発な戸外遊びやリズム運動で心地よく疲れ、自分の布団に入ると保育者のトントンを待たずに自然と深い眠りに就くことが増えてきた。
  • 午睡前には「ねんねの服(パジャマ)」に自分で着替えようと努め、着替えた後は満足そうに自分の布団に入って体を休める準備を整えていた。
  • 眠りが浅くなり途中で目が覚めてしまっても、保育者が側に寄り添って優しく背中をさすると、安心したように再び深い眠りに戻ることができていた。
  • 一定時間のまとまった睡眠がとれるようになり、目覚めもすっきりと安定し、起きた後は自分から進んで排泄や身支度に向かう姿が見られた。
  • 起床直後は少し甘えたい気持ちになり、保育者に抱っこを求めて寄り添うことで、午後の活動に向けた心のエネルギーを充電しているようだった。

Q5. 健康管理(手洗い・鼻水)は?

  • 帰園後は自ら進んで水道へ向かい、服の袖が濡れないように肘までまくり上げてから、石鹸をしっかり泡立てて丁寧に手を洗う姿が定着してきた。
  • 鼻水が出ると不快感から「ハナ、出た」と保育者に知らせたり、自分でティッシュを取りに行って鼻の下を拭こうとしたりして、清潔を保とうとしていた。
  • 冬の冷たい空気の中でも「お外行こう!」と元気いっぱいに戸外へ飛び出し、追いかけっこなどで体を動かして、寒さに負けない丈夫な体作りをしていた。
  • 冬の乾燥による肌トラブルを防ぐため、保湿クリームを塗る際も「ここも塗って」と自分から手足を差し出し、自分の体をケアすることに関心を持っていた。
  • 手洗いだけでなくうがいにも興味を持ち、口に水を含んで「クチュクチュ」と動かす真似をしながら、新しい衛生習慣に楽しく取り組んでいた。

💚 情緒の安定(安心感・自己発揮)

Q1. クリスマスの雰囲気での情緒は?

  • 園内に飾られたクリスマスツリーのキラキラとした装飾をじっと見つめ、「きれいだね」と目を輝かせながら、季節ならではの特別な雰囲気を全身で楽しんでいた。
  • サンタクロースの人形や壁面装飾を見つけると、嬉しそうに指を差し、「サンタさん、いた!」と保育者に知らせるなど、行事への親しみと期待感を募らせていた。
  • クリスマスソングが流れてくると、リズムに合わせて弾むように体を揺らし、賑やかな音楽がもたらす高揚感を素直に表現する姿に情緒の安定が感じられた。
  • 普段とは違う室内の装飾や賑やかな雰囲気を好み、周囲を興味深くキョロキョロと見渡しながら、園全体が包まれるワクワクとした空気感を存分に味わっていた。
  • 「サンタさん、来るかな?」「プレゼント、赤いの(が欲しい)」と、自分なりの言葉で期待を口にし、行事を通じた心の高まりを保育者と共有することを喜んでいた。

Q2. 自己主張(イヤイヤ)の様子は?

  • 自分の思い通りにいかず「イヤ!」と強く主張することもあるが、保育者が「〇〇したかったんだね」と寄り添うと、「青がよかったの」とたどたどしくも理由を伝えようとする姿が見られた。
  • 遊びを中断しなければならない時など、自分の欲求を抑えきれずに怒って訴える場面もあるが、それは自我が順調に育っている証として、体全体で感情をぶつけていた。
  • 自立心が旺盛になり、手伝おうとする保育者の手を「自分で!」とはねのけ、時間はかかっても自分の力だけでやり遂げようとする強い意志を見せていた。
  • 激しく泣いて抗議していても、保育者がその時の気持ちを優しく言葉にして受け止めると、次第に心が落ち着き、自分から次の活動へと気持ちを切り替えようと努めていた。
  • 玩具の選別や着たい服の色など、「これがいい」と自分の好みをはっきりと主張し、自分の選択が認められることで満足感を得ているようだった。

Q3. 感情の表出は?

  • 嬉しい時や楽しい時には、その場でぴょんぴょんとジャンプしたり手を叩いたりして、溢れんばかりの喜びを全身を使って生き生きと表現していた。
  • 珍しい玩具や現象に出会った際、目を丸くして「わあ!」と驚きの声を上げ、自分の発見や感動を保育者に知らせようとする真っ直ぐな反応が見られた。
  • 友だちが楽しそうに笑っている声を聞くと、内容が分からなくてもつられてニコニコと笑い出し、集団の中での楽しい感情の連鎖を楽しんでいた。
  • お気に入りの歌が聞こえてくると、自然と表情が和らぎ、音楽のイメージに合わせて優しく体を揺らしたり口ずさんだりして、内面的な心地よさを表していた。
  • 眠い時や少し寂しさを感じた時に、指をしゃぶったり特定のタオルを触ったりして、自分で自分の気持ちを落ち着かせようとする健気な姿も見られた。

Q4. 安心できる環境は?

  • 遊びの最中、自分のマークのついたロッカーからお気に入りの玩具を持ち出し、側に置いておくことで安心感を得ながら、自分の世界に没頭して遊んでいた。
  • 広いスペースよりも、部屋の隅やトンネルなどの狭い場所を好んで入り込み、自分だけの落ち着ける空間を確保して穏やかな表情で過ごす姿が見られた。
  • 保育者がゆったりと見守る雰囲気の中で、急かされることなく自分のペースで活動を選び、情緒が安定した状態で一日を過ごすことができていた。
  • 食事の時間には、いつも決まった自分の席に座ることで安心し、落ち着いてスプーンを動かして「おいしいね」と食事を味わう様子が見られた。
  • 転んで痛かった時や不安な時、保育者に抱き寄せられるとすぐに泣き止み、信頼できる大人の温もりに触れることで速やかに安心を取り戻していた。

Q5. 遊びへの集中は?

  • 自分が興味を持ったブロックやままごとの道具を使い、周囲の雑音に惑わされることなく、長時間同じ場所に座ってじっくりと遊び込む高い集中力を見せていた。
  • 絵本コーナーでは一人で静かにページをめくり、知っている動物や乗り物を指差しては「ワンワン」「ブッブー」と呟き、物語の世界を自分なりに探索していた。
  • 音楽に合わせて体を動かす活動では、保育者の模倣をしながらも、自分の身体感覚を確かめるように夢中で手足を動かし、リズムと同化する楽しさを味わっていた。
  • 散歩先で車から降りると、足元の落ち葉や石ころ、小さな虫などを発見して夢中で追いかけ、好奇心の赴くままに探索活動を広げていた。
  • カップからカップへ砂を移し替えたり、同じ形のパズルを何度もはめ直したりと、納得のいくまで同じ動作を繰り返し、遊びの熟練を楽しむ姿があった。

🌸 五領域(遊びと活動)

🩵 健康(運動・身体)

Q1. 歩行の安定と運動は?

  • 全身のバランス感覚が一段と発達し、広い場所では転ばずに力強く走り、保育者の「ストップ!」という合図に合わせてピタッと急停止して見せるなど、自分の動きを制御する力がついてきた。
  • 園庭や散歩道にある小さな段差を見つけると、手をつかずに片足ずつひょいと跨ぎ、足元の状況をよく確認しながら安定して進む姿が見られた。
  • 両足ジャンプ(グー跳び)に強い関心を持ち、膝を深く曲げて「せーの!」と勢いよく床を蹴り、両足を同時に浮かせて着地しようと繰り返し挑戦していた。
  • 足腰が丈夫になり、散歩では友だちや保育者としっかり手を繋いで一定の距離を歩き切り、景色を楽しみながら力強く歩き続けることができた。
  • 階段の昇り降りでは、手すりや壁、時には手も使って身体を支えながら、一段ずつ交互に足を運んでスムーズに上まで登り切る逞しさが見られた。

Q2. 戸外での身体活動は?

  • 寒さに負けず広い園庭を元気に走り回り、保育者を追いかけたり友だちと笑い合ったりしながら、追いかけっこや簡単な鬼ごっこに夢中になっていた。
  • 転がってくるボールに素早く反応して追いかけ、狙いを定めて蹴り上げたり、両手でしっかりと抱えて投げ返したりと、ダイナミックな全身運動を楽しんでいた。
  • 砂場遊びでは、湿った砂の感触を味わいながら腰を据えて座り込み、スコップで砂を山のように積んだり、型抜きを使って食べ物に見立てたりして、根気よく遊び込んでいた。
  • 滑り台では、階段を自分で登って一番上まで行くと、正しい姿勢で一気に滑り降り、着地した際も両足でしっかりと踏ん張って安定して立ち上がることができていた。
  • 鉄棒に興味を持ち、自分の背丈に合った高さのバーをしっかり握り、ギュッと力を入れて自分の体重を支えながら足を浮かせるなど、腕の筋力を試すような遊びを見せていた。

Q3. 手指の操作(つまむ・貼る)は?

  • 指先の巧緻性が高まり、小さなシールも爪先を使って台紙から器用に剥がし、台紙の枠や描かれた絵の目印に合わせて狙った場所にペタッと貼ることを楽しんでいた。
  • クレヨンをしっかりと握り、手首を動かしながら「ぐるぐる」と円を描いたり、勢いよく直線を引いたりして、白い紙に色が広がる面白さを味わっていた。
  • 小さな箱の中に玩具を隙間なく詰め込んだり、一つずつ取りずつ取り出して並べたりすることを繰り返し、物の大きさや空間の広さを手先の感覚で確かめていた。
  • 洗濯ばさみをつまむ指先の力加減を調整し、パカッと開いてから厚紙や布を挟む遊びに集中し、上手く留まると「できた!」と嬉しそうに知らせる姿が見られた。
  • 粘土遊びでは、大きな塊を指先で小さくちぎったり、手のひらで転がして細長くしたり丸めたりして、形が変化していく不思議さをじっくりと楽しんでいた。

Q4. 危険回避と安全は?

  • 走っていて躓いたり、足元が不安定になったりした際、とっさに自分の手をついて顔や頭を守るなど、反射的な身守りの動きができるようになってきた。
  • 興奮して走り出そうとしても、保育者の「待ってね」という制止の言葉がしっかり耳に届き、その場で立ち止まって指示を待てるなど、安全に対する意識が育ってきた。
  • 友だちと近距離で遊んでいる際も、相手の動きをよく見てぶつかりそうになると身をかわしたり、スピードを緩めたりして、周囲との距離感を自分なりに測っていた。
  • 遊具の近くや不安定な場所では無理をせず、自分の力で安全に進める平らな場所を選んで移動するなど、状況を判断して動く冷静さが見られた。
  • 好奇心から探索範囲が広がっているため、興味を持ったものを口に入れたり、危険な場所に手を伸ばしたりしないよう、保育者の見守りの中で安全に探索を楽しんでいた。

Q5. 体力と活動量は?

  • 冬の澄んだ空気の中でも戸外で活発に動き回り、追いかけっこなどを続けるうちに頬を赤く染め、身体の芯から温まっている様子が感じられた。
  • 体力がついてきたことで、散歩の帰り道でも「抱っこ」と言わずに自分の足で一歩ずつしっかりと歩き、最後まで頑張って園まで辿り着く逞しさがついてきた。
  • 戸外でたっぷり身体を動かした日は、空腹を感じて給食を意欲的に食べ、大きなおかずも自分から進んで口に運ぶなど、健やかな食欲が見られた。
  • 夕方になると一日の疲れから少し甘えたり、静かな遊びを好んだりする様子もあるが、絵本を読んだり少し休息をとったりすることで、すぐに活気を取り戻していた。
  • 全身を使って全力で遊ぶ満足感から、午睡の時間には心地よい疲労感に包まれて入眠し、深く安定した睡眠をとることで心身の休息を十分に得られていた。

🧡 人間関係(友だち・人)

Q1. 友だちへの関心(見る・まねる)は?

  • 友だちの存在が身近なものとなり、活動中に友だちの顔をじっと見つめたり、嬉しそうに自ら近づいて隣に並んだりする親愛の情が見られた。
  • 友だちが夢中で遊んでいる玩具に強い好奇心を示し、じっと手元の動きを観察した後に、自分も同じ玩具に手を伸ばして遊びを共有しようとする姿があった。
  • 友だちがぴょんぴょん跳ねたり笑ったりすると、自分も即座に同じ動作を繰り返して「いっしょだね」と楽しさを共鳴させる模倣遊びを楽しんでいた。
  • 泣いている友だちの声にいち早く気づき、心配そうな表情で顔を覗き込んだり、背中をそっと撫でようとしたりするなど、共感の芽生えが感じられた。
  • 積極的なやり取りがなくても、友だちのすぐ隣に座って同じ素材(粘土やブロック)で遊ぶ「並行遊び」を好み、他者の気配を感じながら安心して過ごしていた。

Q2. 玩具の関わり(貸し借り)は?

  • 自分の欲求がはっきりとし、友だちが使っている玩具を「使いたい」と強く求めて思わず手が出そうになる場面も見られたが、自我の育ちが感じられた。
  • 欲しい玩具がある際、保育者の言葉添えを借りながら「かして」と手を差し出したり、頷いたりして、自分の思いを相手に伝えようと努めていた。
  • 保育者が間に入り「順番だよ」「どうぞしようか」と促すと、納得して「どうぞ」と手渡すことができ、やり取りが成立する心地よさを味わっていた。
  • 玩具を譲った後に友だちから「ありがとう」と声をかけられると、はにかんだような笑顔を見せ、認められることの喜びを自信に繋げていた。
  • 特定の玩具を独占するのではなく、友だちと一台のミニカーや一つのカゴを囲み、適度な距離感を保ちながら協力して遊ぼうとする姿が見られた。

Q3. 保育者とのやり取りは?

  • 保育者との「ちょうだい」「どうぞ」といった物品のやり取りをゲームのように楽しみ、何度も繰り返す中でお互いの視線を合わせて微笑み合っていた。
  • 馴染みの手遊びが始まると、保育者の目を見て動きを真似し、歌の終わりのタイミングで声を合わせて笑うなど、情緒的な繋がりを深めていた。
  • 遠くから名前を呼ばれると「自分だ!」と嬉しそうに反応し、大きく手を挙げたり、期待に満ちた表情で足早に駆け寄ってきたりしていた。
  • 少し不安な時や甘えたい時には、保育者の足元にぎゅっとしがみついて温もりを求め、十分に安心を得てから再び遊びの輪へ戻っていく姿が見られた。
  • 保育者の膝の上を定位置のようにして座り、読み聞かせてもらう絵本の内容に「あ!ワンワン」と反応しながら、ゆったりとした親密な時間を楽しんでいた。

Q4. 他者への反応は?

  • 事務室の先生など、普段の担任以外の職員が部屋に入ってくると、遊びの手を止めてじっと見つめ、相手の表情から安心できる人物かどうかを確認しようとしていた。
  • 園庭で3歳児クラスの上の子がダイナミックに遊ぶ姿を憧れの眼差しで追い、その走り方や言葉遣いを自分なりに取り入れようとする向上心が見られた。
  • 散歩道ですれ違う地域の方に対し、保育者が挨拶をするのを見て、自分も小さな手を一生懸命に振り、「ばいばい」と自分から関わろうとしていた。
  • 相手から「バイバイ」と挨拶をされると、照れながらも嬉しそうに手を振り返し、社会的なやり取りが行えることへの満足感を感じていたようだった。
  • 保育者が来客に対して丁寧にお辞儀をする様子をよく観察しており、自分も首をちょこんと下げて真似をするなど、礼儀の仕草に興味を持ち始めていた。

Q5. 集団生活への入り口は?

  • おやつや給食の時間、友だちとテーブルを囲んで「おいしいね」と顔を見合わせる雰囲気を楽しみ、集団で食事を摂ることの心地よさを感じていた。
  • 朝の会でピアノの伴奏や歌が始まると、自然に自分の定位置に座って体を揺らし、集団活動の始まりを見通しを持って受け入れていた。
  • 友だちが集まって何かを覗き込んでいる場所に、「なになに?」と興味津々で自分から加わり、集団の輪の中で一緒に体験することを好んでいた。
  • 片付けの音楽が流れると、保育者の真似をして使った玩具を箱に入れようと努め、みんなで場を整えるというルールを自分なりに理解して行動していた。
  • 紙芝居やパネルシアターが始まると、物語の世界に引き込まれ、最後まで一定時間座って集中して見つめるなど、集団で静かに過ごす時間も定着してきた。

💛 環境(自然・物)

Q1. 冬の気配(寒さ・落ち葉)への反応は?

  • 戸外で冷たい北風が吹くと、少し驚いたように目を細めたり身を縮めたりしながらも、頬にあたる風の冷たさを肌で直接感じ取っていた。
  • 地面に敷き詰められた落ち葉の上を歩き、「カサカサ」と鳴る冬ならではの軽快な音に耳を澄ませ、リズムを刻むように足踏みをして楽しんでいた。
  • 拾い上げた枯れ葉を掌でギュッと握って粉々に砕ける様子を不思議そうに見つめたり、指先で小さくちぎったりして、素材の脆さや感触を確かめていた。
  • 散歩車から見える景色の中に、夏とは違う枯れ木の姿や冬の澄んだ空を見つけ、「あ!あ!」と声を出しながら指を差して保育者に発見を伝えていた。
  • 早朝の園庭で霜柱を見つけると、キラキラと光る結晶をじっと覗き込み、保育者が触れる様子を真似して恐る恐る指でつつくなど、冬の自然現象に興味を示していた。

Q2. 玩具への興味(音・動き)は?

  • 鈴やマラカスなどの音の鳴る玩具を手に持つと、自分の動きに合わせて音が変化することを喜び、音楽のテンポに合わせて力強く振ってリズムを楽しんでいた。
  • ミニカーを床に置いて「ブーブー」と言いながら自分の手で前後に走らせ、車輪が回る様子や床を滑る感触を確かめるようにして遊び込んでいた。
  • 紐を引っ張ると後ろをついてくるプルトイに興味を持ち、振り返りながらゆっくりと歩いて、自分の移動と共に物が動く面白さを味わっていた。
  • 転がるボールの動きを鋭く視線で追いかけ、壁に当たって跳ね返ったり、予想外の方向へ転がったりする様子を見て、声を上げて笑いながら追いかけていた。
  • 大小のカップを順序よく重ねてタワーを作ったり、一気に崩して音が鳴るのを面白がったりして、物の大きさや重なりの仕組みを学習していた。

Q3. 探索活動(場所・空間)は?

  • 活動範囲が広がり、保育室の隅々までハイハイや歩行で移動しては、棚の隙間や隠れた場所にある玩具を見つけ出し、新しい発見を心から楽しんでいた。
  • カーテンの裏側に隠れる遊びを好み、保育者が「どこかな?」と探すと、嬉しそうに「ばあ!」と顔を出して、隠れる場所と見つかる喜びを共有していた。
  • 姿見の鏡に映る自分を見つめ、鏡の中の自分に向かって手を叩いたり、顔を近づけて口づけをするような仕草を見せたりして、自己の存在を確かめていた。
  • 低い棚の上の物が気になり、爪先立ちで一生懸命に背伸びをして手を伸ばし、高い場所にある未知の対象を視認しようとする意欲的な姿が見られた。
  • 開いている扉の向こう側に広がる外の景色に興味を持ち、テラスや廊下へ出ようと一歩踏み出し、未知の空間へ向かおうとする旺盛な好奇心が見られた。

Q4. 感触遊びへの反応は?

  • 砂場では湿った砂を掌でギュッと握りしめ、指の間からこぼれ落ちる様子をじっと見つめて、砂の重みや流動的な感触を確かめていた。
  • 粘土遊びの際、指先で「ぷすっ」とつついて穴を開けたり、掌で押し潰したりして、その柔らかさと形が変わる面白さに夢中になっていた。
  • フワフワとした毛並みのぬいぐるみを自ら抱きしめ、その温かさや柔らかい触り心地に安心感を覚え、心地よさそうに頬ずりをする姿が見られた。
  • 手洗いの際、蛇口から流れる水の温度が以前より冷たくなっていることに気づき、驚きつつも何度も指を触れて温度の変化を感じ取っていた。
  • 新聞紙を両手でクシャクシャに丸め、シワが寄る感触や耳元で鳴る賑やかな音を面白がり、自分自身の力で素材が変化することを楽しんでいた。

Q5. 物の特性への気づきは?

  • 丸いボールは転がり、四角い積み木は積むことができるといった、物の形状と機能の違いを実体験を通して学び、目的に合わせて玩具を選んでいた。
  • 蓋付きの容器を器用に開け閉めし、中に隠れた玩具が現れる様子を「いないいないばあ」のように楽しみ、物の永続性への理解を深めていた。
  • ボタンを押すと音が鳴る仕掛け玩具では、どの部分を押せば反応が返ってくるかを突き止め、原因と結果の繋がりを確認するように何度も繰り返していた。
  • ラップの芯などの筒状のものを持ち上げ、片方の穴から向こう側を覗き込み、視界が丸く切り取られる不思議さを面白そうに確かめていた。
  • プラスチックの硬い玩具と、布製の柔らかいクッションを交互に触り、手に伝わる弾力の違いを自分なりに比較して物の特性を感じ取っていた。

💚 言葉(理解・発語)

Q1. 二語文・三語文の出現は?

  • 言葉の育ちが著しく、「マンマ、たべる」「ワンワン、いたね」など、二つの単語を繋げて自分の状況や欲求をより具体的に伝えようとする姿が見られた。
  • 語彙が増え始めたことで、「ブーブー、ない(ないね)」「これ、ちょうだい」といった二語文を使い、保育者との双方向のやり取りを楽しんでいた。
  • 言葉にならない思いがある時も、対象を力強く指差しながら「アッ!アッ!」と発声し、保育者に自分の発見を必死に伝えようとする熱意が感じられた。
  • 保育者の言葉に敏感に反応し、「おいしいね」と言われると「おいちい」と語尾を真似して繰り返すなど、言葉の響きを楽しみながら吸収していた。
  • 玩具を相手に「どうぞ」「ねんねよ」と独り言のように話しかけ、日常のやり取りを遊びの中で再現しようとする微笑ましい姿が見られた。

Q2. 指示の理解は?

  • 保育者の言葉への理解が深まり、「おいで」と手招きをされると、自分が呼ばれていることを理解して満面の笑みで足早に近づいてくる姿が見られた。
  • 片付けの時間に「ナイナイ(片付け)してね」と促されると、使っていた玩具をカゴや箱に入れようとするなど、簡単な指示に合わせた行動が取れるようになってきた。
  • 手に持っている物を「ちょうだい」とお願いされると、一度は考えるような間を置いてから「どうぞ」と手渡し、やり取りが成立した喜びを共有していた。
  • 給食の準備中、「お椅子に座って待とうね」という言葉を聞き、自ら自分の席を見つけて座るなど、生活の流れを理解して行動する姿に成長を感じた。
  • 「ダメだよ」「危ないよ」という言葉のトーンや表情から状況の危うさを察知し、動きを止めて保育者の顔を伺うなど、制止のニュアンスを敏感に感じ取っていた。

Q3. 指差し行動は?

  • 散歩道や園庭で興味のあるものを見つけると真っ先に指を差し、保育者の顔を交互に見ながら「あった!」と伝え、発見の喜びを共感してもらいたいという欲求が強く見られた。
  • 絵本の読み聞かせの際、保育者が「ワンワンはどこかな?」と問いかけると、ページの中から的確に対象を指差し、内容を理解していることを示していた。
  • 遠くで飛行機や車の音が聞こえると、即座に空や道路の方向を指差し、目に見えない存在を捉えて知らせようとする観察力の鋭さが見られた。
  • おやつの時間などに「どっちのシールがいい?」と聞くと、迷いながらも自分の好きな方を指差して選び、自分の意思を相手に伝えようとしていた。
  • 欲しい玩具が高い場所にある際、その場所を指差して「あ!あ!」と保育者に訴え、具体的に助けを求めるコミュニケーション手段として活用していた。

Q4. 名前への反応は?

  • 出欠確認や活動の合間に名前を呼ばれると、「自分だ!」とはっきり認識し、嬉しそうに「ハーイ!」と右手を挙げて応える姿に自己意識の育ちが感じられた。
  • 背後から名前を呼ばれても、即座に声の方へ振り向いて笑顔を見せ、信頼する保育者との呼びかけ・応答のやり取りを心地よく感じていた。
  • 自分の持ち物やロッカーのマークを完全に覚えており、「〇〇ちゃんの場所はどこ?」と聞くと誇らしげに自分のマークを指差して教えてくれた。
  • 保育者が友だちの名前を呼ぶと、その子の顔をじっと見つめたり、指を差したりして、「次は〇〇ちゃんだね」と周囲の友だちの存在も意識できるようになってきた。
  • 「先生」という言葉が特別な存在であることを理解し、保育者に助けてほしい時や甘えたい時に「しぇんしぇ(先生)」と呼びかけて注目を引こうとしていた。

Q5. 絵本や歌への反応は?

  • クリスマスソングが流れると、弾むようなメロディに合わせてお尻を振ったり膝を揺らしたりして、音楽の楽しさを全身で享受していた。
  • 馴染みの手遊びが始まると、保育者の動きを注視しながら小さな手をパチパチと合わせ、一生懸命に真似をして参加しようとする熱心な姿が見られた。
  • 絵本を手に取ると、自分でページをめくる感触を楽しみ、一枚一枚ゆっくりと開きながら描かれた色鮮やかな世界をじっくりと眺めていた。
  • 読み聞かせの中で知っている動物や乗り物が登場すると、即座に「ワンワン!」「ブーブー!」と指を差して声を上げ、物語への参加を楽しんでいた。
  • 歌のフレーズに合わせて語尾を真似して発声したり、知っている単語の部分で声を大きくしたりして、自分なりに歌の活動に加わろうとする意欲が見られた。

💜 表現(感性・創造)

Q1. 音楽・リズム遊びは?

  • 弾むようなリズムの曲が流れると、その場で膝を屈伸させたりお尻を振ったりして、身体全体で音の心地よさを享受し、リズムに乗る楽しさを味わっていた。
  • クリスマスソングに合わせて鈴を手渡すと、腕を大きく振って「シャンシャン」と鳴る音に驚き、自分の動きと音が連動することを面白がって何度も繰り返していた。
  • マラカスを握り、中身がシャカシャカと動く振動を掌で感じながら、強弱をつけて振ったり友だちと音を鳴らし合わせたりして、音色の変化を喜んでいた。
  • ピアノの柔らかな伴奏が始まると、音の波に合わせるようにゆっくりと上体を揺らし、旋律の美しさに心を委ねて穏やかな表情を見せていた。
  • 保育者が優しく歌い始めると、遊びの手を止めてじっと口元や表情を見つめ、歌声の響きを聴き入ることで、情緒を安定させながら音楽に親しんでいた。

Q2. 描画・造形への関心は?

  • 太めのクレヨンをしっかりと握り、画用紙を「トントン」と叩くようにして点や跡がつくことを楽しみ、画材を通じた自己表現の第一歩を味わっていた。
  • 腕を左右に動かす中で紙に線が描けることに気づくと、自分の手が動いた軌跡を不思議そうに見つめ、何度も力強く筆を動かして描画に没頭していた。
  • シールを台紙から剥がそうと指先に集中するが、指にくっついて離れないもどかしさを感じながらも、保育者の手助けを借りて狙った場所へ貼れた時に達成感を見せていた。
  • 新聞紙を指先に力を入れてビリビリと豪快に破り、形が変わっていく様子や破れる際の爽快な音を面白がり、素材の感触を存分に楽しんでいた。
  • 小麦粉粘土を掌でギュッと握り、指の間からはみ出したり指の跡がついたりする変化を楽しみ、柔らかい素材が自由に変形する心地よさを感じ取っていた。

Q3. 模倣遊び(まねっこ)は?

  • 玩具の受話器を耳に当てて「もしもし」と電話をする真似をし、意味のある言葉にならない喃語を交えながら、大人とのやり取りを再現しようとする「見立て遊び」が見られた。
  • 保育者が床を拭く様子をじっと観察し、自分も布やティッシュを持って並んで床をゴシゴシと拭く真似をして、身近な大人の役割を模倣することを楽しんでいた。
  • 登園時などに保育者が「こんにちは」と頭を下げると、真似をして首をちょこんと下げる愛らしい仕草を見せ、挨拶という社会的なルールを身体で覚え始めていた。
  • おままごとのコップを手に取り、実際に飲んでいるかのように「ゴクゴク」と声を出しながら飲む真似をし、日常生活の動作を遊びの中に取り入れて楽しんでいた。
  • 降園時に保育者が手を振る動作をよく見て、自分も小さな手を一生懸命に動かしてバイバイを返し、ジェスチャーを通じたコミュニケーションを喜んでいた。

Q4. 発見や驚きの表現は?

  • クリスマスツリーのライトがチカチカと点滅し始めると、驚いたように目を見開き、点いたり消えたりする光の不思議さに夢中になって視線を注いでいた。
  • 戸外で飛行機のエンジン音が聞こえてくると、即座に空を仰いで機体を見つけ、「オォー!」と力強い声を上げ、遠くにある存在への興味を保育者に訴えていた。
  • 園庭の片隅を歩くアリの行列に気づいて指を差し、保育者の顔を覗き込みながら「いた!」と教えるなど、小さな生き物への発見を共有しようとする姿が見られた。
  • 箱の中に隠しておいた玩具を保育者が「いないいない、ばあ!」と出すと、予期せぬ登場にキャッキャと声を上げて笑い、驚きを喜びに変えていた。
  • 坂道を転がっていくボールを目で必死に追いかけ、予想外の方向へ跳ねる様子に興奮して「あー!」と歓声を上げ、物の動きの不思議さを全身で感じていた。

Q5. 全身を使った表現は?

  • 嬉しい時や満足した時に、自然と両手を高く挙げて「バンザイ!」を表現し、全身を使って心の弾みを表そうとする真っ直ぐな感情表現が見られた。
  • 好きな音楽が流れると、その場でくるくると円を描くように回り、視界が回る不思議な感覚とリズムとの調和を楽しみながら笑顔を溢れさせていた。
  • 保育者がハイハイで追いかけると、捕まらないように必死に手足を動かして逃げ回り、「きゃあー!」と歓声を上げてスリルと喜びを味わっていた。
  • 部屋に置かれた段ボール箱を見つけると、自ら中に入り込んで静かに身を潜め、保育者に見つかった瞬間の驚きと安心の入り混じった遊びを楽しんでいた。
  • 柔らかい布を自分で頭から被り、保育者の「どこかな?」という声に合わせてパッと布を振り落とす「いないいないばあ」を繰り返し、自発的な表現を楽しんでいた。

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