1歳以上3歳未満児は、保育士等と一緒に身近な動植物を実際に見たり、触ったりすることを通して、それらに親しみや興味をもちます。
- 手触り、重さ、大きさ、におい、動き、鳴き声などの様々な感覚を直接的に体験し、命をもつものの存在を実感します。
- 姿かたちなどの特徴的な部分をはじめ、絵本や映像などを通して見知っていた生き物のイメージが、実物に触れることで更に鮮明になり、その生き物に対する認識が具体的で豊かなものになります。
- 初めて接する生き物に対して、最初はその扱い方などが分からず、いきなり触ろうとして逃げられてしまったり、相手から思いがけない反応が返ってきたりすることもあります。それらは、生きた存在を相手にするからこその経験です。
- 生き物との様々な触れ合いを重ねてそれぞれの特性が分かってくると、子どももそれに合わせた関わり方をするようになってきます。
- こうした動植物の美しさや力強さ、はかなさ、可愛らしさなどに驚きや感動を味わい、心を動かされます。
- また、日常的に目にしたり、保育士等や年上の子どもたちが行う世話を手伝ったりしていく中で、慣れ親しんだ生き物に愛着を感じるようにもなっていく。
保育士等の役割
保育士等は、子どもが身近な動植物との関わりを通して、生き物への興味や関心を育むことができるよう、以下のことに配慮しましょう。
- 子どもの興味や関心を引き出すような環境を整える。
- 生き物の特徴や扱い方を丁寧に説明する。
- 子どもが生き物と安全に触れ合えるように援助する。
- 子どもの体験を振り返り、感想を共有する。
まとめ
1歳以上3歳未満児は、身近な動植物との触れ合いを通して、生き物への興味や関心を育むことができます。保育士等は、子どもが生き物と安全に触れ合えるような環境を整え、子どもの体験を振り返るなどの援助をすることで、子どもが生き物への興味や関心をさらに深めることができるでしょう。
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