保育事例 トイレトレーニング

保育士の頭の中(事例集)

2歳児 18人 自由遊び中のトイレ。

布パンツの子には、「トイレ大丈夫?」と確認し、トイレに行くかどうかを聞いていく。

このタイミングで行く子も居るが行かない子も多い為「おしっこ行きたくなったら我慢しないで行ってね」と声をかけておく。

紙パンツの子には、一人ひとりに「〇〇君。トイレにいこっか?」と声をかける。

普通に声をかけていく子は、だいたい半分くらい。

声をかけた時に行く事を嫌がる子には、「今遊んでいる遊びが終わったら行ってね。」と声をかける。

それでも「やだー」という子もいるので、「やだー」の子には、ちゃんと言葉の意味が伝わっていない可能性がある為、再度同じテンションで「この遊んでいるのが終わったら行ってね。」と声をかける。

それでも「いやだ」という子は、だいたい行くのが嫌な子なので、それ以上は声をかけず個別対応を後で行う事にする。

遊びが一段落してすぐに行く子と行かない子に分かれる為、見守りつつ行かない子は、忘れている可能性もあるので、再度声をかけていく。

意味を理解してトイレに行く事に自ら《OK》を出した子は、トイレに行く事が出来ている。

※保育士側の勝手な判断でOKだよね!と子どもの意思を尊重しなかったり《OK》を強要した場合は、行かない事が多い。

だいたい他の子の見通しが付いたら、トイレ自体を嫌がっている子へ声をかけていく。

5人ほど行きたく無い勢がいる。

最初と同じようなテンションで『トイレ行こう。』と誘う。

当然のように『行かなーい!』と言う。

『行きたくないのか。。。オムツは濡れてる?オムツが濡れてたら交換はしないとなんだけど、、ちょっと見せてね。』と確認。

『あーちょっと出てるね。交換しにトイレ行こう。』

『やだ。』

『オムツの交換が嫌なの?トイレが嫌なの?』

『トイレ』

『そうか。。(沈黙2、3秒)そしたらオムツだけ交換しようか。トイレの前にオムツあるからそこまで行こう。』

そこでようやく頷いのでトイレ前に行きオムツを交換する。交換しながら『トイレ嫌いなの?座るのが嫌なの?』なんて会話をしながら『次はトイレ行ってみようよ。』と話をし、自ら考えて『YES』をもらえるようにしていった。もう交換済みな為、『YES 』はもらいやすい。

他の行きたくない勢にも、同じように声をかけていく。

それぞれ、何かしら行きたくない理由があって、それを丁寧に聞いたり質問をして原因を取り除く事で自ら行けるように関わる。そうする事でイヤイヤ期でも、うまく行ってくれることが多いですね。

いや、、まったく行かないし、今日は何やっても駄目だって時もあるから、そんな時は、人を変え、場所を変え、時間を変えてみるのも有効。 それでも駄目なら、今日はもうやめましょうー。

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