【第3章-5】評価しっぱなしは一番のムダ!『計画の改善』で保育のOSをアップデートせよ

世界一わかりやすい保育指針

【導入:体重計に乗って満足していませんか?】

前回、名探偵になって「評価(分析)」をしました。
「なるほど、今回は環境設定が甘かったのか」と原因がわかりました。

で、それで終わりにしてませんか?

厳しいことを言います。
評価をして、次の計画を変えなければ、その評価は時間の無駄です。

それは、体重計に乗って「あ、2キロ太ったな」と確認したのに、その後ポテチを食べているのと同じです。
太ったと分かったら、食事(計画)を変えなければなりません。

今日は、PDCAサイクルの最後にして最大の難関、「改善(Action)」について解説します。


1. 改善なき評価は「ただの日記」

指針には、評価の結果を踏まえて「指導計画の改善を図る」と書かれています。

多くの保育士さんが、「反省会」をしてスッキリしてしまいます。
「ああ、私の配慮不足でした。次は頑張ります」

これでは何も変わりません。精神論ではなく、「仕組み」を変えるのが改善です。

  • 評価(Check): 製作の時間が足りなくてパニックになった。
  • 精神論(×): 次はもっとテキパキ動くように頑張る!
  • 改善(Action): 次回は、導入の時間を5分短縮し、材料をテーブルに事前配布する手順に変更する。

【超訳】
「頑張ります」は禁止ワードだ!
「次は『手順』のどこを書き換えるのか?」具体的にコードを書き換えろ!


2. 保育は「スパイラル(螺旋)」で進化する

計画(P)→実行(D)→評価(C)→改善(A)。
このサイクルを回すと、どうなるか?

元の場所に戻るのではなく、「一段高い場所」に行けます。これをスパイラルアップ(螺旋的向上)と呼びます。

  1. やってみたけど失敗した。
  2. 計画を修正した(改善)。
  3. もう一度やってみたら、うまくいった!

この時、あなたは以前のあなたよりも、確実にレベルアップしています。

【超訳】
失敗は「経験値」だ。改善は「レベルアップ」だ!
同じ失敗を繰り返しているなら、それは円を回っているハムスター。
改善して上に登れば、それは天を目指すドラゴンだ!

昨日より今日、今日より明日。
少しずつ計画をブラッシュアップしていくことで、あなたの保育は洗練されていきます。


3. 「やめる勇気」も立派な改善

改善というと、「新しいことを足す」ことだと思いがちですが、「引き算」も重要な改善です。

  • 「毎朝のこの活動、子どもたちがダラダラしているな(評価)」
  • 「思い切って、この活動をやめてみよう(改善)」

昔からの慣習で続けているけれど、実は意味がないこと。
評価の結果、効果がないと分かったなら、勇気を持って「廃止」「変更」をする。
これも立派な、そして高度な専門性です。

【超訳】
「今までやってきたから」は思考停止のサイン!
効果のないアプリ(活動)はアンインストールしろ!それがスマホ(子ども)を軽くする秘訣だ!


4. 結論:あなたは保育の「開発者(デベロッパー)」だ

第2章で見てきた「計画・実行・評価・改善」。
これは、単なる事務作業ではありません。
「保育」というOS(システム)を、日々アップデートしていく開発者の仕事です。

バグ(問題)が見つかったら、修正パッチ(改善案)を当てて、バージョンアップする。
その繰り返しで、あなたのクラスは最高のチームになっていきます。

これで、第2章のPDCAサイクルの旅は終わりです。
失敗を恐れず、どんどん計画を書き換えて、最強の保育を作り上げてください!

【明日の一手】

次回の指導計画を書く時。
前回の「反省欄」を読み返してからペンを持ってください。
そして、一つだけでいいので「前回とは違うやり方」を盛り込んでください。

それが、あなたがプロとして進化している証拠です。

次回からは新章突入!【第4章-1】これからの時代を生き抜く『育みたい資質・能力』の3つの柱を攻略せよ!

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