「なぜ服が汚れるような遊びをするの?汚れないように遊べばいい。なんで汚すの?」
そんな事を言う保護者に何て言えばいいの?
ツイッターでそんなツイートを見た。正直考えたことも無かった。
自分ならどういうか、、自分なりに考察。
まず、子ども達が遊ぶという事は、とても重要だという事を理解してもらいたい。
子どもは遊びの中で様々な事を学びます。
砂場遊び一つとっても
「感触遊び」→好奇心の芽生えを促す。
・砂のザラサラとした感触・砂の冷たさ
・握った砂が固まった後手からこぼれ落ちる砂の感覚・水を混ぜた後の砂の感触
「人間関係」→人との関わり方を知る。
・ごっこ遊び・玩具の貸し借り・共同で作る楽しさ・友達との関わり方
「表現」→豊かな感性や表現力、創造性を豊かにする。
山を作ったり、街並みを作ったり、川を作ったり、泥団子、カップに砂入れてひっくり返してケーキ、ケーキの上に花や葉を乗せて飾ったり
「探求心」→ものごとを深く知る事が出来る。
どこに水を流したらどんな風に流れるのか、高い山を作るにはどうすればいいか、
等々他にもいっぱいありますが、、、とにかく。
成長に必要な要素がいっぱい入っている。そして、それは夢中で遊ぶことで楽しさを感じながら遊ぶことが出来る。
夢中で楽しく遊べたことは、またやりたいという気持ちにつながります。何度も楽しく遊ぶことはさらなる子どもの成長につながっていきます。
熱中体験をする事は、あきらめずに物事に取り組むことが出来る子に育ちます。
汚れないように遊ぶという事は、制限しながら遊ぶという事。
制限しながら遊ぶという事は、夢中になって遊べないという事。
あれがダメ、これがダメと言われながら遊ぶとつまらない。
子どもは正直で、つまらないとやらない。
すると、本来自然と遊ぶ中で育つべきところが育たない。なんてことにもなりかねない。
汚れないようにする事は制限掛ければ簡単にできます。
ただ、今育っているべき所が育たないと後で取り戻すのがとても大変です。
汚れは洗えば落ちる!又は買いなおせば済む。
そして、私たち保育士は、保育に誇りを持っているプロだからこそ、簡単に制限をかけて育ちを阻害するようなことをするわけにはいかない!
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