【1歳児8月】月齢別(低月齢・高月齢)|今の姿を引き出す観察質問リスト&文例集

5領域メーカー

1歳児クラスの8月は、夏の暑さがピークを迎え、水遊びやプール遊びも一番の盛り上がりを見せる時期です。 一方で、夏の疲れ(夏バテ)が出やすく、食欲不振や「あせも」「とびひ」などの皮膚トラブルも増えるため、個々の体調管理の記録が欠かせません。

8月の特徴と観察ポイント

クラスにとってどんな時期?

水遊びが日常化し、準備から片付けまでの流れが定着してくる時期です。ダイナミックに遊ぶ子、じっくり感触を楽しむ子など、遊び方が多様化します。室内では、熱中症アラートなどで外に出られない日の「発散」と「休息」のバランス調整が重要になります。

子どもにとってどんな時期?

水への恐怖心が薄れ、顔にかかっても平気になったり、自分から水をかぶりに行ったりと「たくましさ」が見られます。また、汗を流してさっぱりする心地よさを知り、着替えやシャワーなどの生活習慣に自分から関わろうとする姿が増えます。

8月に特に観たい発達テーマ

  1. 水遊びの変化(顔にかかっても平気か、道具をどう使っているか)
  2. 清潔と心地よさ(シャワーで汗を流す気持ちよさを知る)
  3. 休息の質(疲れた時にしっかり眠れているか)
  4. 夏の言葉と発見(セミ、カミナリ、冷たい、気持ちいい)

1. 前半・低月齢(1歳0ヶ月~1歳5ヶ月頃)

【特徴】 水遊びにすっかり慣れ、自分から水に向かっていくようになります。暑さで体力が奪われやすいため、食事・睡眠などの「生活リズムの崩れがないか」を重点的に観ていきます。

🌿養護(生活・安心感)

🩷生命の保持(食事・睡眠・排泄・健康)

Q1. 夏の盛りですが、「食欲」は維持できていますか?

  • 暑さで食が進まない日もあったが、保育者が励ますと頑張って口に運んでいた。
  • 麺類やスープなど、喉越しの良いメニューの時は手づかみで意欲的に食べていた。
  • 疲れから食事中に眠くなってしまうことが増えたため、早めに切り上げて休息を取った。
  • 好きな果物(スイカなど)が出ると、嬉しそうに手を伸ばしていた。
  • 全体的に食欲旺盛で、おかわりを欲しがる姿も見られた。

Q2. 水分補給のペースや飲み方はどうですか?

  • 遊びの合間に「お茶飲む?」と聞くと、すぐに寄ってきてコップを両手で持って飲んでいた。
  • 汗をたくさんかいた後は、自分からマグを指差して喉の渇きを訴えていた。
  • 遊びに夢中でお茶を忘れがちだったため、こまめに声をかけて補給を促した。
  • コップ飲みが上達し、こぼさずにゴクゴクと飲めるようになった。
  • ストローを使って、吸い込む量を調節しながら飲んでいた。

Q3. 汗を流す(シャワー・沐浴)時の反応は?

  • シャワーの温かいお湯がかかると、「あー」と声を出し、気持ちよさそうに目を細めていた。
  • 汗でベタベタしていた体を拭いてもらい、さっぱりすると機嫌良く遊びに戻った。
  • 顔にお湯がかかるのを嫌がったが、背中を流してもらうのは気持ちよさそうにしていた。
  • 体を洗ってもらう時、自分で腕やお腹をこすろうとしていた。
  • シャワーから上がると、タオルに包まれて安心した表情をしていた。

Q4. 皮膚トラブル(あせも・虫刺され)への対応は?

  • あせもを痒がって掻く姿が見られたため、爪を短く整え、シャワーで清潔を保つようにした。
  • 虫刺されを気にしていたが、薬を塗ると安心して遊び始めた。
  • オムツかぶれが改善し、お尻を拭く時に嫌がらなくなった。
  • 汗をかいたら着替えることで、肌の不快感を軽減していた。
  • 肌の状態をこまめにチェックし、家庭と連携をとった。

Q5. 夏の疲れによる「睡眠(午睡)」の変化は?

  • 水遊びの後はコトンと入眠し、一度も起きることなく長時間熟睡していた。
  • 疲れすぎて逆に寝付けず、保育者の抱っこでゆったりしてから入眠した。
  • 寝苦しさから何度か起きたが、室温を調整すると朝までぐっすり眠れた。
  • 自分のタオルやぬいぐるみを抱きしめ、安心して入眠していた。
  • 目覚めた後、しばらく布団の上でゴロゴロして体を休めていた。

💚情緒の安定(要求・安心)

Q1. 自分の「してほしい」をどう伝えていますか?

  • 抱っこしてほしい時、両手を広げて保育者の足元に近寄り、甘えた声を出していた。
  • 眠くなると指しゃぶりをして、自分のタオルを探しに行く姿が見られた。
  • 玩具が取れない時、保育者の手を取って誘導していた。
  • 「マンマ」と言って、空腹を訴えていた。
  • 嫌な時は背中を向けて、拒否の意思を示していた。

Q2. 水遊びでの「安心感」や「慣れ」は?

  • 最初は保育者のそばを離れなかったが、今では一人でタライの所へ行き、玩具を選んで遊んでいる。
  • 水が顔にかかっても泣かずに手で拭い、平気な顔で遊び続けていた。
  • 自分から水しぶきの中に入り、楽しそうに声を上げていた。
  • プールの縁に掴まって、バタ足をする余裕が出てきた。
  • 保育者がそばにいれば、大きなプールにも挑戦できていた。

Q3. 夏の疲れ(グズり)が出た時の様子は?

  • 夕方になると疲れから機嫌が悪くなったが、涼しい部屋で静かに過ごすと落ち着いた。
  • 抱っこを求めて泣いたが、特定の保育者に甘えることで気持ちを立て直していた。
  • 些細なことで泣くことが増えたが、気持ちを受け止めると落ち着きを取り戻した。
  • 眠い時にぐずったが、背中をトントンされると安心して眠った。
  • 疲れが見える時は、保育者の膝の上で絵本を見て過ごしていた。

Q4. 特定の玩具や場所への執着(お気に入り)はありますか?

  • 水遊びの時は必ず「緑のジョウロ」を探し、見つけると満足そうに持ち歩いていた。
  • 部屋の隅のクッションスペースを気に入り、疲れるとそこで休憩していた。
  • お気に入りの絵本を何度も持ってきて、読んでもらいたがっていた。
  • 寝る時は必ず特定のタオルがないと落ち着かない様子だった。
  • 自分のマークがついた椅子に座りたがっていた。

Q5. 保育者との愛着関係の深まりは?

  • 登園時に泣いても、担任の顔を見ると手を伸ばして安心していた。
  • 遊びの中で目が合うと、ニコッと笑い返してくれた。
  • 困った時に保育者の名前を呼ぼうとする姿が見られた。
  • 後追いが落ち着き、姿が見えなくても平気で遊べる時間が増えた。
  • 嬉しいことがあると、保育者に駆け寄って共有しようとしていた。

🌸五領域(感覚・探索)

🩵健康(身体機能・水遊び)

Q1. 水を使った「感触遊び」をどう楽しんでいますか?

  • 氷をたらいに入れると、ツルツル滑るのを必死に掴もうとして楽しんでいた。
  • 水を含んだスポンジをぎゅっと握り、水が滴り落ちる様子をじっと見ていた。
  • ジョウロの水を高い位置から流し、手で受け止めようとしていた。
  • 泥の中に手を入れて、ヌルヌルした感触を不思議そうに確かめていた。
  • 水面を叩いて、水しぶきが上がるのを楽しんでいた。

Q2. 全身運動(歩行・粗大運動)の様子は?

  • 室内でのマット山登りで、手足に力を入れて頂上まで登りきり、笑顔を見せていた。
  • 音楽に合わせて体を揺らしたり、保育者の真似をしてジャンプ(膝の屈伸)をしたりしていた。
  • 広いホールでハイハイ競争をし、スピード感を楽しんでいた。
  • 段ボールのトンネルをくぐり抜け、全身を使って遊んでいた。
  • 散歩車から降りて、保育者と手を繋いで歩く距離が伸びた。

Q3. 指先を使った微細な動きは?

  • ペットボトルのキャップを掴んで、容器に入れたり出したりを繰り返していた。
  • シール貼りに集中し、指先で台紙から剥がそうと真剣な表情をしていた。
  • 小さな穴にチェーンリングを通そうと、指先を器用に使っていた。
  • スプーンを使って、食材をすくう動作がスムーズになった。
  • 積み木を崩れないように、慎重に積んでいた。

Q4. 水の抵抗や浮力への反応は?

  • ビニールプールの中で足を動かすと重く感じることに気づき、不思議そうに足を眺めていた。
  • 浮いているおもちゃを手で沈め、手を離すと「ポンッ」と浮いてくる様子を楽しんでいた。
  • 水の中で手を振って、水の流れを感じていた。
  • おもちゃを水に浮かべて、プカプカ動く様子を目で追っていた。
  • ジョウロに水を入れると重くなることを体感していた。

Q5. 身体感覚(バランス・感覚)の発達は?

  • 不安定なマットの上でも、バランスを取って歩くことができた。
  • 滑り台を滑る時、体を起こして着地しようとしていた。
  • 音楽が止まるとピタッと止まり、体の動きを制御していた。
  • ぐるぐる回って目が回る感覚を楽しんでいた。
  • 高いところからジャンプする真似をして、膝を使っていた。

🧡人間関係(人への興味)

Q1. 保育者と「楽しさ」を共有しようとしますか?

  • 水面を叩いて水しぶきが上がると、保育者の方を見て「やったね」という表情をした。
  • 玩具を「どうぞ」と手渡し、受け取ってもらうと嬉しそうに笑っていた。
  • 「見て」と指差し、発見したものを教えてくれた。
  • 楽しい時に保育者に抱きつき、喜びを表現していた。
  • 絵本を読んで笑うと、保育者の顔を見て同意を求めていた。

Q2. 友だちの存在を気にしていますか?

  • 友だちが遊んでいる玩具が気になり、そっと手を伸ばして一緒に触ろうとしていた。
  • 泣いている友だちの顔を覗き込み、心配そうに頭をなでようとしていた。
  • 友だちが笑っていると、つられて一緒に笑っていた。
  • 友だちの名前を呼ぼうとする姿が見られた。
  • 近くにいる友だちにおもちゃを渡そうとしていた。

Q3. 遊びの中で「模倣(まねっこ)」は見られますか?

  • 友だちがタライの水を叩いているのを見て、隣に来て同じようにバシャバシャしていた。
  • 保育者がジョウロで水をかけると、真似をして自分もかけようとしていた。
  • 電話のおもちゃを持って、大人の真似をして話していた。
  • 手遊びの動作を真似して、手を動かしていた。
  • お辞儀をする真似をして、挨拶を楽しんでいた。

Q4. 人見知りや場所見知りの変化は?

  • 夏祭りの行事などで普段と違う雰囲気になっても、泣かずに興味津々で参加していた。
  • 合同保育で違うクラスの先生がいても、平気で玩具を渡して遊んでいた。
  • 実習生に対して最初は警戒していたが、遊んでもらうと笑顔を見せていた。
  • 初めての場所でも、保育者がいれば探索を楽しんでいた。
  • 地域の人に手を振って挨拶していた。

Q5. 集団の中での関わりは?

  • 絵本の読み聞かせが始まると、友だちと一緒に座って見ていた。
  • 「いただきます」の時に、みんなで手を合わせていた。
  • 手洗いの順番待ちで、友だちの後ろに並ぼうとしていた。
  • 音楽が流れると、友だちと顔を見合わせて踊っていた。
  • 散歩車の中で、隣の友だちと触れ合って楽しんでいた。

💛環境(自然・物・探索)

Q1. 夏の生き物や自然現象への反応は?

  • 部屋の中にいてもセミの鳴き声に気づき、窓の方を指差して「あ!あ!」と教えてくれた。
  • 雷の音が聞こえると、驚いて保育者の膝にしがみついてきた。
  • アサガオの花を触り、柔らかい感触を楽しんでいた。
  • トンボが飛んでいるのを目で追い、指差していた。
  • 風鈴の音に気づき、キョロキョロと探していた。

Q2. 玩具の操作(実験的な遊び)は?

  • ペットボトルの口に小さなチェーンリングを入れようと、真剣な表情で集中していた。
  • 水車にお水をかけるとクルクル回ることに気づき、何度も水をかけて実験していた。
  • バケツに砂を入れて、ひっくり返して形ができるのを楽しんでいた。
  • 玩具を振って、音が鳴るのを確かめていた。
  • 磁石がくっつく様子を不思議そうに見ていた。

Q3. 音や光への興味は?

  • 木漏れ日が床に揺れているのを見つけ、手で捕まえようとしていた。
  • 影踏み遊びをして、自分の影が動くのを面白がっていた。
  • 玩具を叩いて音を出し、リズムを楽しんでいた。
  • ピアノの音に合わせて、体を動かしていた。
  • 救急車のサイレンに反応し、「ピーポー」と言っていた。

Q4. 探索行動の広がりは?

  • 部屋の隅々まで歩き回り、新しい発見を楽しんでいた。
  • 箱の中身を出したり入れたりして、何が入っているか確かめていた。
  • カーテンの裏に隠れて、「ばあ」と出てくる遊びを繰り返していた。
  • 鏡に映る自分や部屋の様子をじっと観察していた。
  • 棚の上のものが気になり、背伸びをして見ようとしていた。

Q5. 空間認識(入る・くぐる)は?

  • ダンボール箱に入り、電車ごっこを楽しんでいた。
  • 机の下をくぐり抜け、トンネルのようにして遊んでいた。
  • フラフープの中に入り、自分の場所を確保していた。
  • 狭い隙間を見つけて、通り抜けられるか試していた。
  • テントの中から外を覗き、景色の変化を楽しんでいた。

💚言葉(発声・理解)

Q1. 言葉にならない発声や喃語は?

  • 嬉しい時に「キャー!」「ダダダ」と大きな声を出して全身で表現していた。
  • 絵本を見ながら「ワンワン」「ブーブー」と知っている言葉を言おうとしていた。
  • 何かを見つけた時に「アッ!アッ!」と指差して教えてくれた。
  • 独り言のように「モニョモニョ」と話していることがあった。
  • 歌のリズムに合わせて、声を出していた。

Q2. 意味のある言葉(一語文)は?

  • 「ミズ(水)」「アメ(雨)」など、夏に関する言葉が出ていた。
  • 「マンマ」「パパ」など、身近な人の名前を言っていた。
  • 「イタイ」「ナイナイ」など、状況を伝える言葉を使っていた。
  • 「バイバイ」と言って、手を振っていた。
  • 「オイチイ」と言って、食事を楽しんでいた。

Q3. 大人の言葉の理解度は?

  • 「おいで」と言うと、笑顔で近寄ってきた。
  • 「ちょうだい」と言うと、持っているものを渡してくれた。
  • 「座って」と言うと、椅子に座ることができた。
  • 「ポイして」と言うと、ゴミ箱に捨てに行っていた。
  • 名前を呼ぶと、振り向いて反応していた。

Q4. 指差しや身振りでの表現は?

  • 欲しいものを指差し、「これ」と要求していた。
  • 「抱っこ」と手を広げ、全身で甘えていた。
  • 首を横に振って「イヤ」と伝えていた。
  • 頭を撫でて、「いいこいいこ」の仕草をしていた。
  • 「シーッ」と指を口に当てていた。

Q5. オウム返しや模倣発語は?

  • 保育者が「暑いね」と言うと、「アツイ」と真似していた。
  • 動物の鳴き声を真似して、「ニャーニャー」と言っていた。
  • 挨拶の言葉を聞いて、口を動かしていた。
  • 歌のフレーズを真似して、声を出していた。
  • 名前を呼ぶと、自分の名前のような音を発していた。

💜表現(感情・感性)

Q1. 音やリズムへの反応は?

  • 盆踊りの曲が流れると、手拍子をして体を揺らし、リズムに乗って楽しんでいた。
  • 玩具同士をぶつけて「カチカチ」と音が出るのを楽しんでいた。
  • 音楽に合わせてジャンプし、体でリズムを感じていた。
  • 手遊びの動きを真似て、楽しそうに手を動かしていた。
  • 歌が始まると静かになり、聴き入っていた。

Q2. 全身を使った感情表現は?

  • 嬉しい時に飛び跳ねて、体全体で喜びを表していた。
  • 悔しい時に床に寝転がり、手足をバタバタさせていた。
  • 驚いた時に目を見開き、口を開けていた。
  • 楽しい時に保育者に抱きつき、興奮を伝えていた。
  • 悲しい時に涙を流し、助けを求めていた。

Q3. 描画(なぐり描き)への興味は?

  • クレヨンを握り、紙の上をトントンと叩いて点描を楽しんでいた。
  • 腕を大きく動かして、力強い線を描いていた。
  • 描いた線を見て、「あー!」と声を上げて喜んでいた。
  • 色の違いに気づき、違う色のクレヨンに持ち替えていた。
  • 指に絵の具をつけて、スタンプのように押していた。

Q4. ごっこ遊び(見立て)の始まりは?

  • コップで飲む真似をして、「プハー」と言っていた。
  • 電話の玩具を耳に当て、「もしもし」の真似をしていた。
  • 布を被って「オバケ」になりきり、保育者を驚かせていた。
  • 食べ物を保育者の口に運び、食べさせる真似をしていた。
  • 箱を車に見立てて、押して歩いていた。

Q5. 感触や素材への反応は?

  • 氷を触って冷たさに驚き、手を引っ込めて笑っていた。
  • 泥の感触を楽しみ、手でこねたり握ったりしていた。
  • 新聞紙をビリビリ破り、音や感触の変化に大笑いしていた。
  • 風船の感触を楽しみ、ギュッと抱きしめていた。
  • 水の冷たさを心地よさそうに感じていた。

2. 後半・高月齢(1歳6ヶ月~1歳11ヶ月頃)

【特徴】 水遊びがさらにダイナミックになり、友だちとの関わりも増えます。薄着の季節を利用して、トイレへの興味や「自分で着替える」意欲が伸びる時期です。

🌿養護(生活・自我)

🩷生命の保持(食事・睡眠・排泄・健康)

Q1. 夏の「着替え(プール前後)」への意欲は?

  • プールが終わると、「パンツ履く」と言って自分から足を通そうと頑張っていた。
  • Tシャツの首元を持って、「いないいないばあ」と言いながら頭を出して着替えていた。
  • 汗をかいた服を脱ぎたがり、「脱ぐ!」と言って保育者の所に持ってきた。
  • 脱いだ服を自分のカゴに入れ、片付けまでやろうとしていた。
  • 「自分で!」と言って、保育者の手助けを断っていた。

Q2. トイレトレーニング(排泄感覚)の様子は?

  • 濡れたパンツが気持ち悪くて、「出た」と言葉や仕草で教えてくれるようになった。
  • 便座に座って排尿できた時、「シー出たね!」と保育者と喜び合っていた。
  • トイレに行く友だちを見て、「自分も行く」とついて行き、座ってみることができた。
  • 排泄の間隔が空き、オムツが濡れていない時間が増えた。
  • オムツ交換を嫌がらず、新しいオムツを自分で履こうとしていた。

Q3. 自分で体の状態(欲求)を伝えられますか?

  • 喉が渇くと「お茶ちょーだい」と言葉で要求し、こまめに水分補給をしていた。
  • 蚊に刺されたところを指差し、「ここ、痛い(痒い)」と教えてくれた。
  • 「もっと遊びたい」「眠い」などの気持ちを、簡単な言葉で伝えようとしていた。
  • 暑い時に「アツイ」と言って、服をパタパタさせていた。
  • 鼻水が出ると、ティッシュで拭こうとしていた。

Q4. 夏の食事のマナーや食べ方は?

  • スプーンだけでなくフォークを使って、食材を突き刺して食べるのが上手になった。
  • 「おいしいね」と友だちと言い合いながら、楽しい雰囲気で食事をしていた。
  • 苦手な野菜を端に寄せようとしたが、「一口食べてみよう」と誘うと頑張って食べていた。
  • コップでのお茶飲みが安定し、こぼさずに飲めるようになった。
  • 食事の後、口の周りをタオルで拭こうとしていた。

Q5. 休息の取り方(体力回復)は?

  • たくさん遊んだ日は入眠が早く、布団に入るとすぐに寝息を立てていた。
  • 起きた後にお茶を飲むと、すっきりした表情で遊び始めていた。
  • 自分の布団を見つけて、横になることができた。
  • 途中覚醒しても、自分で再入眠しようとしていた。
  • 疲れが見える時は、静かな遊びを選んで過ごしていた。

💚情緒の安定(自信・発散)

Q1. ダイナミックな遊びで発散できていますか?

  • 水しぶきを浴びると大興奮し、「キャー!」と叫びながら走り回っていた。
  • 室内でも巧技台からのジャンプなどを楽しみ、有り余る体力を発散させていた。
  • 新聞紙を思い切り破り、紙吹雪にして投げて遊んでいた。
  • 広いホールで追いかけっこをし、大声で笑っていた。
  • 泥んこ遊びで全身泥だらけになり、開放感を味わっていた。

Q2. 「自分でできた」という自信を見せていますか?

  • 靴を自分で履けた時、「見て!できた!」と得意げな顔で保育者に報告に来た。
  • 難しいパズルが完成すると、満足そうに拍手をしていた。
  • 失敗しても「もう一回」と言って、あきらめずに挑戦しようとしていた。
  • 友だちに「すごい?」と聞いて、認めてもらおうとしていた。
  • 褒められると照れながらも、嬉しそうな表情をしていた。

Q3. 自分の気持ち(葛藤)をどう処理していますか?

  • 遊びを切り上げるのが嫌で泣いたが、「また明日やろうね」と言うと納得して片付けた。
  • 友だちとぶつかって泣いたが、「ごめんね」と言われると涙を拭いて許していた。
  • 嫌なことがあった時、保育者に抱きついて気持ちを落ち着かせていた。
  • 「あと一回」の約束を守ることができた。
  • 自分の気持ちを言葉で伝えようと努力していた。

Q4. 保育者を「安全基地」として使えていますか?

  • 怖いことがあると保育者の後ろに隠れるが、様子を見て大丈夫だと分かると出てきていた。
  • 少し離れた場所で遊んでいても、時々振り返って保育者がいるか確認していた。
  • 困った時に保育者の顔を見て、助けを求めていた。
  • 遊び疲れると保育者の膝に来て、充電してからまた遊びに行っていた。
  • 新しい遊びに挑戦する時、保育者の手を握っていた。

Q5. 自我の芽生えと主張は?

  • 「自分で!」と言って、何でも自分でやりたがっていた。
  • 「イヤ!」とはっきり言い、自分の意思を通そうとしていた。
  • 自分の玩具を守ろうとして、友だちに対して主張していた。
  • 好きな遊びを選び、集中して取り組んでいた。
  • 着たい服を選び、主張することがあった。

🌸五領域(行動・意欲)

🩵健康(運動・活動)

Q1. プール・水遊びでの「体の使い方」は?

  • ワニ歩きで水の中を進んだり、保育者の背中に乗ったりして、全身で水に親しんでいた。
  • バケツに水をたっぷり入れて、「重いねー」と言いながら運んでいた。
  • 水鉄砲の引き金を指で引き、的を狙って水を飛ばすことができていた。
  • 水の中でジャンプし、水しぶきを上げて楽しんでいた。
  • 四つん這いになって、水の中を進んでいた。

Q2. 室内での運動遊び(サーキットなど)は?

  • 一本橋をカニ歩き(横歩き)で渡ろうと、慎重に足を踏み出していた。
  • トンネルをくぐる時、出口で待つ友だちを見つけてスピードを上げて進んでいた。
  • ボールを両手で投げたり、足で蹴って追いかけたりしていた。
  • 巧技台からジャンプして、着地を決めていた。
  • マットの上で転がり、全身を使って遊んでいた。

Q3. 手指の巧緻性(道具の使用)は?

  • スコップで砂をすくい、型に入れてひっくり返し、プリンを作っていた。
  • 洗濯バサミをつまんで開き、紙や布を挟もうと集中していた。
  • 紐通しに挑戦し、穴に紐を通そうとしていた。
  • シールを台紙から剥がし、狙った場所に貼ることができた。
  • パズルのピースを回して、形を合わせてはめ込んでいた。

Q4. バランス感覚や身体の調整は?

  • 片足立ちをしようと、フラフラしながらも挑戦していた。
  • 平均台の上を、落ちないようにバランスを取って歩いていた。
  • 滑り台を滑る時、スピードを調節していた。
  • ぶつかりそうになると、急ブレーキをかけて止まっていた。
  • 音楽に合わせてスキップのような動きをしていた。

Q5. 危険回避や安全への意識は?

  • プールの周りでは走らないように気をつけていた。
  • 友だちを押さないように、手加減していた。
  • 熱い地面を避けて、日陰を選んで歩いていた。
  • 高いところから降りる時、足元を確認していた。
  • 「危ない」と言われると、すぐに止まっていた。

🧡人間関係(他児との関わり)

Q1. 友だちと一緒に遊ぶ(協同・並行)姿は?

  • プールの中で友だちと水の掛け合いっこをし、お互いに笑い合っていた。
  • 友だちと一緒にブロックを高く積み上げ、倒れると顔を見合わせて笑っていた。
  • 砂場で一緒に大きな山を作っていた。
  • 「まてまてー」と追いかけっこをし、役割を交代して遊んでいた。
  • 並んで座り、同じ遊びを楽しんでいた。

Q2. 言葉や態度での「貸し借り」は?

  • 「貸して」「いいよ(またはイヤ)」など、言葉でのやり取りを通して玩具の貸し借りをしていた。
  • 使っていない玩具を「どうぞ」と友だちに渡す優しさが見られた。
  • 順番を守って、滑り台を滑っていた。
  • 友だちが待っているのに気づき、玩具を渡してあげていた。
  • 取り合いになったが、保育者の仲立ちで解決できた。

Q3. ごっこ遊びでの役割や関わりは?

  • 友だちと並んで座り、「いただきまーす」と言って食べる真似を楽しんでいた。
  • 保育者が患者役になり、聴診器の玩具をあてて「ポンポン」と診察してくれた。
  • 「いらっしゃいませ」とお店屋さんごっこをしていた。
  • 電話ごっこで、「もしもし、元気?」と話していた。
  • 家族ごっこで、「ただいま」「おかえり」のやり取りをしていた。

Q4. トラブル(喧嘩)の時の反応は?

  • 玩具を取られて手が出そうになったが、保育者が止めると口で「ダメ!」と言っていた。
  • 泣いている友だちがいると、「どうしたの?」と覗き込んで心配していた。
  • ぶつかってしまった時、「ごめんね」と謝ることができた。
  • 自分の気持ちを言葉で伝えようとしていた。
  • 気持ちを受け止めてもらうと、すぐに遊びに戻っていた。

Q5. 他者への思いやりや共感は?

  • 転んだ友だちを見て、「大丈夫?」と声をかけていた。
  • 小さい子の頭をなでて、可愛がっていた。
  • 保育者が手伝ってくれた時、「ありがとう」と言っていた。
  • 友だちが楽しそうにしていると、一緒になって喜んでいた。
  • 泣いている子に、自分の玩具を貸してあげようとしていた。

💛環境(自然・物・数量)

Q1. 色水遊びや感触遊びでの「発見」は?

  • 赤と青の色水を混ぜて、「あ!色かわった!」と紫になった不思議さを伝えていた。
  • 寒天遊びで、グチャッと潰した感触を楽しみ、「ゼリーみたい」と表現していた。
  • 氷が溶けて水になる様子を、じっと観察していた。
  • 泥団子を作り、「固いね」と言っていた。
  • 片栗粉粘土の感触に驚き、何度も触っていた。

Q2. 夏に関する語彙(ごい)は増えましたか?

  • 「セミ、ミンミン」「お外、アツイ」など、季節を感じる言葉を使っていた。
  • スイカ割りごっこをして、「パッカーン!」と言いながら割る真似を楽しんでいた。
  • 「冷たい」「気持ちいい」「大きい」などの形容詞を使って感想を言っていた。
  • 「キラキラ」と言って、水面の光を表現していた。
  • 花火の絵を見て、「ドーン」と言っていた。

Q3. ごっこ遊び(見立て遊び)の世界観は?

  • カップに水を入れて「ジュースです、どうぞ」と保育者や友だちに振る舞っていた。
  • 人形をタオルで拭いて、「シャワー気持ちいいねー」とお世話ごっこをしていた。
  • 砂をカレーに見立てて、「辛いよ」と言っていた。
  • ブロックをスマホに見立てて、写真を撮る真似をしていた。
  • 葉っぱをお皿に見立てて、料理を盛り付けていた。

Q4. 制作活動(描画・シール)への興味は?

  • クレヨンで丸や線を描き、「アンパンマン」と言って見立てていた。
  • 糊の感触を少し嫌がったが、紙にくっつく面白さを知ると夢中で貼っていた。
  • シールを貼って、魚の模様を作っていた。
  • 絵の具を手につけて、手形スタンプを楽しんでいた。
  • 描いた絵を見て、「ママ」と説明していた。

Q5. 玩具の仕組みや操作への興味は?

  • 水車の仕組みに気づき、水をかけて回していた。
  • 砂場セットの型抜きを使い、きれいに形を作っていた。
  • ジョウロの口から水が出るのを見て、不思議そうにしていた。
  • バケツをひっくり返して、太鼓のように叩いていた。
  • 玩具を並べて、お店屋さんのようにしていた。

💚言葉(やりとり・理解)

Q1. 二語文での表現は増えましたか?

  • 「水、冷たい」「お外、行く」など、二語文で気持ちを伝えていた。
  • 「ママ、来た」「パパ、抱っこ」など、状況を説明していた。
  • 「これ、欲しい」「もっと、ちょうだい」など、要求を言葉にしていた。
  • 「ワンワン、いた」「ブーブー、バイバイ」など、発見を伝えていた。
  • 「痛い、ここ」と場所を指定して訴えていた。

Q2. 自分の名前や友だちの名前は?

  • 自分の名前を聞かれると、フルネームや愛称で答えていた。
  • 友だちの名前を呼び、一緒に遊ぼうとしていた。
  • 「〇〇ちゃん、貸して」と名前を呼んで関わっていた。
  • 出席確認で名前を呼ばれると、元気に返事をしていた。
  • 自分の持ち物を「〇〇の」と言って区別していた。

Q3. 大人の指示や質問への反応は?

  • 「どっちがいい?」と聞くと、好きな方を選んで答えていた。
  • 「片付けて」と言うと、玩具を箱に入れていた。
  • 「座って待ってて」と言うと、椅子に座っていた。
  • 「帽子を持ってきて」と言うと、ロッカーに取りに行っていた。
  • 「何してるの?」と聞くと、遊びの内容を答えようとしていた。

Q4. 歌や手遊びの言葉は?

  • 夏の歌(アイアイなど)を、歌詞に合わせて歌っていた。
  • 手遊びの言葉を覚えて、一緒に口ずさんでいた。
  • リズムに合わせて、「トントン」などと言っていた。
  • 替え歌を作って、楽しそうに歌っていた。
  • 絵本のフレーズを覚えて、読んでいた。

Q5. ごっこ遊びでの言葉のやり取りは?

  • 「いらっしゃいませー」「これください」とお店屋さんごっこをしていた。
  • 「もしもし、元気?」と電話ごっこをしていた。
  • 「いただきます」「ごちそうさま」と食事ごっこをしていた。
  • 「痛いの?」「薬塗ろうね」とお医者さんごっこをしていた。
  • 「ただいま」「おかえり」と家族ごっこをしていた。

💜表現(創造・感性)

Q1. 描画や制作への取り組みは?

  • クレヨンで力強い線を描き、「花火」と言っていた。
  • 絵の具を手につけて、手形スタンプを楽しんでいた。
  • シールを貼って、魚の模様を作っていた。
  • 糊を使って、折り紙を貼ることができた。
  • 描いた絵を見て、「ママ」と説明していた。

Q2. 音楽やリズム表現は?

  • 音楽に合わせてジャンプしたり、回ったりして踊っていた。
  • 楽器を鳴らして、リズムをとっていた。
  • 「キラキラ星」の振り付けを真似して踊っていた。
  • 盆踊りの曲に合わせて、手拍子をしていた。
  • 好きな曲がかかると、ノリノリで体を動かしていた。

Q3. ごっこ遊び(見立て)の世界観は?

  • 砂をカレーに見立てて、「辛いよ」と言っていた。
  • ブロックをスマホに見立てて、写真を撮る真似をしていた。
  • 葉っぱをお皿に見立てて、料理を盛り付けていた。
  • 泥団子をチョコに見立てて、「どうぞ」と渡していた。
  • 積み木を電車に見立てて、「ガタンゴトン」と走らせていた。

Q4. 感情の表現方法は?

  • できた時に「イェーイ!」とハイタッチを求めていた。
  • 嬉しい時に飛び跳ねて、全身で喜びを表していた。
  • 悔しい時に泣きながら訴え、共感を求めていた。
  • 驚いた時に口を手で押さえ、可愛いポーズをしていた。
  • 楽しい時に大声で笑い、周りを明るくしていた。

Q5. 感触や素材を使った表現は?

  • 泥パックのように腕に泥を塗り、「気持ちいい」と言っていた。
  • 色水を混ぜて、「ジュースできた」と喜んでいた。
  • 氷でお絵描きをして、溶ける様子を楽しんでいた。
  • 寒天を崩して、「キラキラ」と言っていた。
  • 小麦粉粘土でパンを作り、「焼けたよ」と言っていた。

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