1歳児クラスの9月は、夏ならではの水遊びが終わり、運動会や秋の戸外遊びに向けて生活リズムを整えていく「転換期」です。 ひと夏を越えて体が大きくなり、動きが活発になった子どもたちの成長と、季節の変わり目の体調管理が記録のポイントになります。
9月の特徴と観察ポイント
クラスにとってどんな時期？
プール遊びが終わり、散歩や園庭遊びなど、戸外での探索活動が再開します。夏の開放感から落ち着いた生活リズムへと戻していく時期であり、運動会ごっこなどを通して「体を動かす楽しさ」をクラス全体で共有し始めます。
子どもにとってどんな時期？
水遊びで全身を使ったことで体幹が強くなり、歩行や走行が安定してきます。一方で、夏の疲れが出やすく、体調を崩したり機嫌が悪くなったりすることもあるため、休息と活動のバランス調整が必要です。
9月に特に観たい発達テーマ
- 運動機能の向上（しっかりと歩く、走る、よじ登る）
- 手指の操作性（つまむ、通す、重ねるなどの微細運動）
- 言葉の理解と表出（指差し、一語文、二語文の広がり）
- 生活リズムの安定（夏の疲れを癒やし、秋の活動へ向かう）
1. 前半・低月齢（1歳0ヶ月～1歳5ヶ月頃）
【特徴】 歩行が安定し、靴を履いて戸外を探索することを喜びます。指先が器用になり、穴落としや積み木などの操作遊びに集中する姿が見られます。
🌿養護（生活・安心感）
🩷生命の保持（食事・睡眠・排泄・健康）
Q1. 夏の疲れや、食欲の変化はありますか？
- 夏の疲れからか食欲にムラがあったが、励ますと少しずつ食べていた。
- 涼しくなり食欲が増し、おかわりをして意欲的に食べていた。
- 完了食への移行が進み、いろいろな食材を噛んで味わっていた。
- 苦手な野菜も、小さくすると口に運ぶことができた。
- スプーンを持とうとするが、手づかみの方が食べやすそうにしていた。
Q2. 睡眠（午睡）のリズムは整っていますか？
- 夏の疲れが出やすく、午前中に眠くなってしまうことがあった。
- 給食を食べるとすぐに眠くなり、布団に入ると即座に入眠していた。
- 一定時間ぐっすりと眠り、目覚めもすっきりとしていた。
- 途中で目が覚めても、保育者がそばにいると安心して再入眠できた。
- 自分のタオルを握りしめ、安心して眠りについていた。
Q3. 排泄や清潔への反応は？
- オムツが濡れると、手で叩いたり「アー」と言ったりして知らせてくれた。
- オムツ交換台に自分でよじ登ろうとする意欲が見られた。
- 手洗いの時、自分で手をこすり合わせようとしていた。
- 鼻水が出ると気にして、拭いてもらうのを待っていた。
- 食後、口の周りを拭いてもらう時、顔を前に出していた。
Q4. 着脱（身の回りのこと）への興味は？
- 靴下を脱ごうとして、つま先を引っ張っていた。
- 帽子を被せてもらうと、自分で位置を直そうと触っていた。
- ズボンを履く時、足を上げようと協力してくれた。
- 食事用エプロンを外そうと、マジックテープを引っ張っていた。
- 靴を履かせてもらう時、座って待つことができた。
Q5. 季節の変わり目の体調管理は？
- 気温差で鼻水が出ていたが、熱はなく元気に過ごしていた。
- 咳が出る時は水分を多めにとり、乾燥を防ぐようにした。
- 肌寒さを感じて上着を着せると、嫌がらず受け入れていた。
- 夏の間に体力がつき、欠席することなく登園できた。
- 便の状態が安定し、健康的に過ごせていた。
💚情緒の安定（愛着・探索）
Q1. 登園時や日中の機嫌はどうですか？
- 朝は保護者と離れる際に泣いたが、抱っこですぐに落ち着いた。
- 自分の好きな玩具を見つけて、機嫌よく遊び始めていた。
- 不安になると保育者の足元に来て、抱っこを求めていた。
- 散歩に行く準備が始まると、期待して笑顔を見せていた。
- 夕方になると疲れから甘えん坊になり、膝の上で過ごしていた。
Q2. 特定の保育者との関係（安全基地）は？
- 困ったことがあると、担任の方を振り返って助けを求めていた。
- 遊びの合間に保育者の所に戻り、充電してからまた遊びに行っていた。
- 姿が見えなくなると探すが、声を聞くと安心して遊び続けた。
- 抱っこされると体に力を預け、リラックスしていた。
- 保育者の顔を見て、笑いかけられると嬉しそうにしていた。
Q3. 自分の欲求（やりたい・イヤ）の表現は？
- 欲しいものを指差し、「アー！」と大きな声で要求していた。
- 嫌な時は首を振ったり、手を払ったりして拒否していた。
- 抱っこしてほしい時に、両手を広げてアピールしていた。
- 眠い時に目をこすり、自分の布団を探していた。
- 遊びを中断されると怒って泣き、まだ遊びたいと訴えていた。
Q4. 探索活動への意欲は？
- 初めて見る遊具に興味を持ち、慎重に近づいて触っていた。
- 部屋の隅々までハイハイや歩行で移動し、探索を楽しんでいた。
- 箱の中身を全部出し、一つひとつ確かめていた。
- 戸外に出ると目を輝かせ、あちこち歩き回っていた。
- 鏡に映る自分を見て、不思議そうに触っていた。
Q5. 気持ちの切り替えはできていますか？
- 泣いていても、好きな手遊びが始まると涙が止まった。
- 「ご飯だよ」と声をかけると、遊びを止めて集まってきた。
- 転んで泣いたが、保育者が「痛いの痛いの飛んでけ」と言うと笑った。
- 抱っこで落ち着くと、自分から降りて遊び始めた。
- 窓の外の景色を見ることで、気分転換ができていた。
🌸五領域（感覚・探索）
🩵健康（身体機能・運動）
Q1. 歩行の安定感や靴での動きは？
- 靴を履いて園庭の凸凹した地面を、転ばずに歩くことができた。
- 小走りができるようになり、保育者を追いかけて楽しんでいた。
- 伝い歩きから独り歩きへの移行が進み、数歩歩けるようになった。
- 散歩車から降りて、手を繋いで短い距離を歩いた。
- 段差の前で立ち止まり、足元を確認して降りようとしていた。
Q2. 手指を使った操作（つまむ・入れる）は？
- ぽっとん落とし（穴落とし）に集中し、何度も入れて楽しんでいた。
- 小さなシールを指先でつまみ、台紙から剥がそうとしていた。
- ペットボトルのキャップを掴み、容器に入れたり出したりしていた。
- 摘んだ花を潰さないように、優しく持っていた。
- 絵本のページを一枚ずつめくろうと指を使っていた。
Q3. 全身運動（登る・くぐる）の様子は？
- マットの山を手足を使ってよじ登り、頂上で得意げな顔をしていた。
- トンネルの中をハイハイで進み、出口で「ばあ」と顔を出していた。
- 巧技台に手をついて登ろうと、足に力を入れていた。
- 滑り台の階段を、手すりを持って一段ずつ登っていた。
- 音楽に合わせて体を揺らし、ジャンプするような動きをしていた。
Q4. バランス感覚や体幹の発達は？
- 不安定なクッションの上でも、バランスを取って座っていた。
- 音楽に合わせてクルクル回り、目が回る感覚を楽しんでいた。
- ボールを投げようとして、片足が上がっても耐えていた。
- 斜面を登る時に、手をつかずに足の力だけで登ろうとしていた。
- 抱っこで高い高いをされると、怖がらずに喜んでいた。
Q5. 戸外遊びでの活動量は？
- 砂場と遊具を行き来し、活発に動き回っていた。
- ボールを追いかけて、園庭の端から端まで移動していた。
- 散歩先で広場に行くと、開放感から走り回っていた。
- 固定遊具に興味を持ち、触ったり登ろうとしたりしていた。
- 疲れるとベンチに座り、自分で休憩をとっていた。
🧡人間関係（人への興味）
Q1. 保育者とのやり取り（愛着）は？
- 名前を呼ぶと振り向き、笑顔で近寄ってきた。
- 「どうぞ」「ありがとう」と玩具の受け渡しを楽しんでいた。
- 絵本を持ってきて、膝の上に座って読んでほしがった。
- 「いないいないばあ」をして、保育者を驚かせていた。
- 追いかけっこをして、捕まえられると声を上げて笑っていた。
Q2. 友だちへの関心や接触は？
- 友だちが遊んでいる玩具に興味を持ち、手を伸ばしていた。
- 泣いている友だちの顔を覗き込み、心配そうにしていた。
- 友だちと目が合うと、ニコッと笑い合っていた。
- 友だちの真似をして、同じポーズをとっていた。
- 近くにいる友だちの頭をなでようとしていた。
Q3. 集団の中での姿は？
- 朝の会で名前を呼ばれると、保育者の方を見ていた。
- みんなが手遊びをしていると、真似して手を動かしていた。
- 給食の準備ができると、自分の椅子に座って待っていた。
- 散歩車の中で、隣の友だちと触れ合って楽しんでいた。
- 絵本の読み聞かせが始まると、集まって座っていた。
Q4. 人見知りや場所見知りは？
- 慣れない場所では保育者のそばを離れなかったが、徐々に探索を始めた。
- 知らない大人が部屋に入ってくると、じっと観察していた。
- 散歩先で地域の人に会うと、恥ずかしそうに隠れていた。
- 実習生に対して、玩具を渡して関わろうとしていた。
- 誰にでも愛想よく手を振り、挨拶をしていた。
Q5. 愛着対象へのサインは？
- 抱っこしてほしい時に、足元に来て服を引っ張っていた。
- 姿が見えなくなると泣いて呼び、探していた。
- 嬉しいことがあると、保育者の顔を見て共感を求めていた。
- 眠くなると保育者に寄りかかり、安心していた。
- 怖いことがあると、急いで保育者の後ろに隠れていた。
💛環境（自然・物・探索）
Q1. 秋の自然（虫・植物）への反応は？
- 落ち葉を拾い、カサカサする音や感触を楽しんでいた。
- トンボが飛んでいるのを見つけ、指差して目で追っていた。
- 猫じゃらし（エノコログサ）を振って、フワフワするのを見ていた。
- ドングリを拾って、ポケットやバケツに入れていた。
- ダンゴムシを見つけ、怖がりながらもじっと観察していた。
Q2. 玩具の操作や仕組みへの興味は？
- 車の玩具を走らせ、タイヤが回る様子を見ていた。
- 重ねるカップを積み上げたり、倒したりして遊んでいた。
- 音の鳴る玩具を振り、リズムを楽しんでいた。
- 箱の蓋を開け閉めし、中が見え隠れするのを喜んでいた。
- ボタンを押すと音がすることに気づき、何度も押していた。
Q3. 探索行動の広がりは？
- 園庭の隅にある植木鉢の下を覗き込んでいた。
- 砂場の砂を掘り、何が出てくるか探していた。
- 鏡に映る自分の姿に興味を持ち、裏側を見ようとしていた。
- カーテンの裏に隠れて、景色が変わるのを楽しんでいた。
- 散歩中に犬を見つけ、「ワンワン」と指差していた。
Q4. 音や光への反応は？
- ピアノの音が聞こえると、体を揺らして反応していた。
- 救急車のサイレン音を聞き、窓の外を探していた。
- 影踏み遊びをして、自分の影が動くのを不思議がっていた。
- 木漏れ日が揺れるのを、手で捕まえようとしていた。
- 玩具同士をぶつけて、音が出るのを楽しんでいた。
Q5. 空間認識（入る・くぐる）は？
- ダンボール箱に入り、電車ごっこを楽しんでいた。
- 机の下をくぐり抜け、狭い場所の感覚を楽しんでいた。
- フラフープの中に入り、自分の陣地にしていた。
- テントの中から外を覗き、視界の変化を喜んでいた。
- 隙間を見つけて、通り抜けられるか試していた。
💚言葉（発声・理解）
Q1. 発語（一語文）の状況は？
- 「マンマ」「ブーブー」など、意味のある言葉が増えてきた。
- 「あった！」「イタイ」など、状況に合った言葉が出ていた。
- 動物を見て「ワンワン」「ニャーニャー」と言っていた。
- 食べ物を見て「パン」「バナナ」と言っていた。
- 名前を呼ばれると「ハーイ」と返事をしていた。
Q2. 喃語（なんご）や発声の変化は？
- 「アーウー」「ダダダ」など、抑揚をつけておしゃべりしていた。
- 保育者の目を見て、一生懸命何かを伝えようとしていた。
- 嬉しい時に「キャー！」と高い声を出して表現していた。
- 独り言のように、遊びながらブツブツと言っていた。
- 歌のリズムに合わせて、声を出していた。
Q3. 指示の理解・反応は？
- 「おいで」と言うと、嬉しそうに近寄ってきた。
- 「ちょうだい」と言うと、持っているものを渡してくれた。
- 「ナイナイして」と言うと、片付けようとしていた。
- 「座って」と言うと、椅子に座ることができた。
- 名前を呼ばれると、振り返って反応していた。
Q4. 指差しでのコミュニケーションは？
- 飛行機を見つけて指差し、「アッ！」と教えてくれた。
- 欲しい玩具を指差し、「これ」と要求していた。
- 絵本の中の動物を指差し、名前を聞こうとしていた。
- 「どっち？」と聞くと、好きな方を指差していた。
- 痛いところを指差し、訴えていた。
Q5. 模倣発語（オウム返し）は？
- 「おいしいね」と言うと、「チー（おいしい）」と真似していた。
- 動物の鳴き声を真似して遊んでいた。
- 「バイバイ」と言いながら、手を振っていた。
- 歌の語尾を真似して、一緒に歌おうとしていた。
- 挨拶の言葉を聞いて、口を動かしていた。
💜表現（感情・感性）
Q1. 音楽やリズムへの反応は？
- 音楽に合わせて体を揺らし、膝を使ってリズムをとっていた。
- 手遊びの動作を真似て、手をキラキラさせていた。
- 楽器を鳴らして、音が出ることを喜んでいた。
- 歌が始まると静かになり、じっと聴き入っていた。
- リズムに合わせて足踏みをし、行進の真似をしていた。
Q2. 全身を使った感情表現は？
- 嬉しい時に飛び跳ねて、体全体で喜びを表していた。
- 悔しい時に床に寝転がり、手足をバタバタさせていた。
- 驚いた時に目を見開き、口を開けていた。
- 楽しい時に保育者に抱きつき、興奮を伝えていた。
- 悲しい時に涙を流し、助けを求めていた。
Q3. 描画（なぐり描き）への興味は？
- クレヨンを握り、点や線を描いて楽しんでいた。
- 描いた線を見て、「アー！」と声を上げていた。
- 色の違いに気づき、次々と色を変えて描いていた。
- 紙からはみ出るほど、ダイナミックに腕を動かしていた。
- 描いたものを指差し、何かを説明しようとしていた。
Q4. ごっこ遊び（見立て）の芽生えは？
- 電話の玩具を耳に当て、「もしもし」の真似をしていた。
- コップで飲む真似をして、「プハー」と言っていた。
- 布を被って「オバケ」になりきっていた。
- 食べ物を保育者の口に運び、食べさせる真似をしていた。
- 箱を車に見立てて、押して歩いていた。
Q5. 感触や素材への反応は？
- 粘土の柔らかさを指で押し、感触を楽しんでいた。
- 新聞紙をビリビリ破り、音や感触の変化に笑っていた。
- フワフワした布に顔を埋め、気持ちよさそうにしていた。
- 砂の感触を楽しみ、手で握ったり落としたりしていた。
- シールが手にくっつくのを不思議そうに見ていた。
2. 後半・高月齢（1歳6ヶ月～1歳11ヶ月頃）
【特徴】 運動量が増え、走る・跳ぶなどの動作が活発になります。言葉数が増え、簡単なやり取りができるようになり、友だちとの関わりも深まっていきます。
🌿養護（生活・自我）
🩷生命の保持（食事・睡眠・排泄・健康）
Q1. 食事の自立（食具・マナー）は？
- スプーンやフォークを使い分け、上手に食べていた。
- コップを片手で持ち、こぼさずに飲んでいた。
- 苦手なものも、「一口だけ」と励ますと頑張って食べていた。
- 「おいしいね」と言いながら、楽しく食事をしていた。
- 食後の口拭きを、自分でやろうとしていた。
Q2. 着脱への意欲と技術は？
- ズボンを自分で履こうと、足を入れようとしていた。
- 靴のマジックテープを剥がし、脱ごうとしていた。
- 帽子を自分で被り、鏡を見て確認していた。
- 脱いだ服をカゴに入れ、片付けようとしていた。
- 「自分で！」と言って、手伝いを断ることがあった。
Q3. 排泄（トイレトレーニング）の様子は？
- 排泄の間隔が空き、オムツが濡れていない時間が増えた。
- 便座に座ることを嫌がらず、成功すると喜んでいた。
- 「チッチ」と事後報告し、オムツを替えてほしがった。
- 友だちがトイレに行くのを見て、自分も行こうとしていた。
- オムツ交換の時、自分でズボンを脱ごうとしていた。
Q4. 休息（午睡）の質は？
- 体力がつき、午前中は眠らずに活動できるようになった。
- 布団に入るとすぐに寝息を立て、深く眠っていた。
- 途中で目が覚めても、自分で再入眠しようとしていた。
- 目覚めが良く、起きてすぐにトイレに行っていた。
- 自分の布団を見つけて、横になることができた。
Q5. 体調管理と言葉での訴えは？
- 「痛い」と場所を指差して、保育者に伝えていた。
- 喉が渇くと「お茶」と言って、水分を欲しがっていた。
- 鼻水が出ると、ティッシュで拭こうとしていた。
- 暑い時に「アツイ」と言って、服をパタパタさせていた。
- 疲れが見える時は、静かな遊びを選んで過ごしていた。
💚情緒の安定（自己主張・葛藤）
Q1. 自我の芽生え（イヤイヤ期）の様子は？
- 気に入らないことがあると「イヤ！」とはっきり言っていた。
- 自分のやりたいことを主張し、譲らないことがあった。
- 「自分でやる」と言って、時間がかかっても頑張っていた。
- 玩具を取られると怒って抗議していた。
- 気持ちを受け止めてもらうと、満足して切り替えていた。
Q2. 気持ちの切り替えはスムーズですか？
- 泣いていても、「次は〇〇しよう」と誘うと涙が止まった。
- 遊びの切り上げ時にぐずったが、「あと一回」で納得した。
- 嫌なことがあった後、保育者に抱っこされて落ち着いた。
- 友だちと喧嘩しても、すぐに仲直りして遊んでいた。
- 好きな歌を歌うと、機嫌が直っていた。
Q3. 甘えと自立のバランスは？
- 普段は活発に遊んでいるが、眠くなると甘えていた。
- 困った時だけ保育者に助けを求め、基本は一人でやろうとしていた。
- 「抱っこ」と言葉で甘え、安心すると離れていった。
- 着替えを「手伝って」と言ったが、励ますと自分でやった。
- 保育者の膝を安全基地にして、周囲を観察していた。
Q4. 自信や達成感の表現は？
- できた時に「見て！」と報告し、褒められると喜んでいた。
- 難しいパズルが完成すると、拍手して達成感を味わっていた。
- 靴が履けた時に、誇らしげな顔で見せてくれた。
- 友だちに「すごいでしょ」と自慢していた。
- 失敗しても「もう一回」と言って、諦めずに挑戦していた。
Q5. 新しい環境や変化への適応は？
- 運動会の練習など、いつもと違う活動にも喜んで参加していた。
- 新しい遊具に興味を持ち、積極的に挑戦していた。
- 実習生や新しい先生にも、すぐに慣れて遊んでいた。
- 部屋の模様替えに気づき、「変わった」と教えてくれた。
- 初めての散歩コースでも、楽しんで歩くことができた。
🌸五領域（行動・意欲）
🩵健康（運動・活動）
Q1. 走る・跳ぶなどの基本動作は？
- 園庭を安定した足取りで走り回っていた。
- 両足でジャンプしようと、膝を曲げてタイミングを計っていた。
- 段差を飛び降りて、着地を決めていた。
- 音楽に合わせて、スキップのような動きをしていた。
- 転んでも手をついて、すぐに立ち上がっていた。
Q2. 遊具を使った運動遊びは？
- 滑り台の階段を、手すりを持って一段ずつ登っていた。
- 鉄棒にぶら下がり、足を浮かせて楽しんでいた。
- 太鼓橋（アーチ型遊具）に挑戦し、慎重に登っていた。
- 砂場で大きな穴を掘り、全身を使っていた。
- ボールを蹴って追いかけ、サッカーのように遊んでいた。
Q3. 散歩での歩行やルールは？
- 友だちと手を繋ぎ、列になって歩くことができた。
- 信号待ちで「赤だよ」と言って、止まることができた。
- 長い距離を歩いても、疲れを見せずに元気だった。
- 「端っこ歩くよ」という声かけを守っていた。
- 散歩車のふちを持って、一緒に歩こうとしていた。
Q4. 手指の巧緻性（道具の使用）は？
- クレヨンをしっかり握り、丸や線を描いていた。
- シールを台紙から剥がし、狙った場所に貼ることができた。
- スプーンですくったものを、こぼさずに口に運んでいた。
- 洗濯バサミをつまんで開き、紙を挟んで遊んでいた。
- パズルのピースを回して、形を合わせてはめ込んでいた。
Q5. 危険回避や安全への意識は？
- 友だちとぶつからないように、避けて走っていた。
- 高いところから降りる時、足元を確認していた。
- 「危ない」と言われると、すぐに手を止めていた。
- 熱いものを触る時、慎重に手を伸ばしていた。
- ドアの開閉時に、指を挟まないように気をつけていた。
🧡人間関係（他児との関わり）
Q1. 友だちとの関わり（遊び）は？
- 友だちの名前を呼んで、追いかけっこをしていた。
- 砂場で一緒に山を作り、協力しているようだった。
- 「まてまてー」と言いながら、楽しそうに走っていた。
- 隣に座って同じ遊びをし、時々顔を見合わせていた。
- 手を繋いで歩くことを喜び、「ギュッ」としていた。
Q2. 物の貸し借りやトラブルは？
- 玩具の取り合いになったが、「貸して」と言葉で言おうとしていた。
- 「あとでね」と言われて、待つことができた。
- 貸してもらえた時に「ありがとう」と言っていた。
- 「どうぞ」と言って、玩具を渡す優しさが見られた。
- 取られて泣いてしまったが、保育者の仲立ちで解決した。
Q3. ごっこ遊びでのやり取りは？
- 「いらっしゃいませ」とお店屋さんごっこをしていた。
- 電話ごっこで、「もしもし、元気？」と話していた。
- 「どうぞ」「いただきます」と食事ごっこをしていた。
- 病院ごっこで、聴診器を当てて「ポンポン」としていた。
- 人形をおんぶして、お母さんになりきっていた。
Q4. 他者への思いやりや共感は？
- 転んだ友だちを見て、「大丈夫？」と声をかけていた。
- 泣いている子に、自分の玩具を貸してあげようとしていた。
- 小さい子の頭をなでて、可愛がっていた。
- 保育者が手伝ってくれた時、「ありがとう」と言っていた。
- 友だちが楽しそうにしていると、一緒になって喜んでいた。
Q5. 保育者の模倣（まねっこ）は？
- 雑巾がけの真似をして、床を拭いていた。
- 手遊びの動きを覚えて、先生役になってやっていた。
- ピアノを弾く真似をして、歌っていた。
- 「シーッ」と静かにするポーズを真似していた。
- 挨拶の時、深々とお辞儀をしていた。
💛環境（自然・物・数量）
Q1. 秋の自然（植物・虫）への興味は？
- 落ち葉を集めて、「大きい」「赤い」と違いに気づいていた。
- ドングリを拾って、カップに入れて「ご飯」に見立てていた。
- バッタを見つけ、怖がりながらも触ろうとしていた。
- コスモスの花を見て、「きれい」と言っていた。
- 空を見て、「雲、動いてる」と発見を伝えていた。
Q2. 玩具の仕組みや操作への興味は？
- ミニカーを走らせ、坂道でスピードが出るのを楽しんでいた。
- ブロックを高く積み上げ、倒れないように工夫していた。
- パズルがうまくはまらない時、向きを変えて試していた。
- 磁石がくっつくのを不思議そうに見て、何度も試していた。
- 楽器を叩き方を変えて、音の違いを楽しんでいた。
Q3. 数量や大きさへの関心は？
- 「いっぱい」と言って、たくさんのドングリを見せてくれた。
- 「大きい」「小さい」と言って、石のサイズを比べていた。
- 「いち、に」と数を数える真似をしていた。
- お菓子がなくなると「ないない」と言って、空になったことを伝えていた。
- 「半分こ」と言って、粘土を分けていた。
Q4. 色や形への認識は？
- 「赤」「青」など、色の名前を言えるようになった。
- 形合わせパズルで、丸や四角を正しくはめていた。
- 同じ色のブロックを集めて遊んでいた。
- 「丸いね」と言って、ボールの形を表現していた。
- 信号の色を見て、「赤は止まれ」と言っていた。
Q5. 空間認識や場所への理解は？
- 自分のロッカーや靴箱の場所を把握していた。
- 「トイレ行く」と言って、トイレの場所に向かっていた。
- 隠れん坊をして、見つかりにくい場所に隠れていた。
- 片付けの時間に、玩具を正しい場所に戻していた。
- 狭いトンネルを、頭をぶつけないように通っていた。
💚言葉（やりとり・理解）
Q1. 二語文での表現は増えましたか？
- 「ワンワン、いた」「ブーブー、きた」など、発見を伝えていた。
- 「ママ、抱っこ」「お茶、ちょうだい」など、要求を伝えていた。
- 「パパ、会社」「お外、雨」など、状況を説明していた。
- 「これ、何？」と質問し、名前を知ろうとしていた。
- 「痛い、ここ」と場所を指定して訴えていた。
Q2. 語彙（ごい）の広がりは？
- 乗り物や動物の名前をたくさん言えるようになった。
- 友だちや先生の名前を呼んでいた。
- 「おいしい」「すごい」など、形容詞を使っていた。
- 挨拶の言葉（おはよう、ありがとう）を状況に合わせて使っていた。
- 自分の名前をフルネームで言おうとしていた。
Q3. 会話のキャッチボールは？
- 「何してるの？」と聞くと、「遊んでる」と答えていた。
- 「誰と来たの？」と聞くと、「ママ」と答えていた。
- 名前を呼ばれると、「はーい」と返事をしていた。
- 保育者の言葉を繰り返して、確認していた。
- 友だちと「貸して」「いいよ」のやり取りをしていた。
Q4. 歌や物語への言葉の関心は？
- 好きな歌の歌詞を覚えて、歌っていた。
- 絵本のフレーズを真似して言っていた。
- 手遊びの言葉に合わせて、体を動かしていた。
- 紙芝居を見て、登場人物の名前を言っていた。
- 「むかしむかし」と言って、お話をする真似をしていた。
Q5. 自分の気持ちを言葉にする力は？
- 「イヤ！」と言って、拒否の気持ちを伝えていた。
- 「楽しいね」と言って、共感を求めていた。
- 泣いている理由を聞くと、「転んだ」と言葉で説明しようとしていた。
- 「もっとやりたい」と意欲を伝えていた。
- 「ごめんね」と謝ることができた。
💜表現（創造・感性）
Q1. 描画や制作活動の様子は？
- クレヨンで丸らしき形を描き、「アンパンマン」と言っていた。
- 好きな色を選んで、画用紙いっぱいに描いていた。
- シールを貼って、「お目々」と言って顔を作っていた。
- 糊の感触を楽しみながら、折り紙を貼っていた。
- 出来上がった作品を、嬉しそうに見せてくれた。
Q2. 音楽やリズム表現は？
- 音楽に合わせてジャンプし、体でリズムを感じていた。
- 曲の終わりに「ジャン！」とポーズを決めていた。
- 楽器をリズムよく叩き、演奏を楽しんでいた。
- 友だちと手を繋いで、輪になって回っていた。
- 動物になりきって、音楽に合わせて動いていた。
Q3. ごっこ遊び（見立て）の世界観は？
- 砂をご飯に見立てて、「カレーライス」を作っていた。
- 積み木を電話にして、「もしもし」と話していた。
- 布をマントにして、ヒーローになりきっていた。
- 椅子を並べてバスごっこをし、「出発進行！」と言っていた。
- 人形を寝かしつけ、「シーッ、寝てるよ」と言っていた。
Q4. 感情の表現方法は？
- できた時に「イェーイ！」とハイタッチを求めていた。
- 面白いことがあると、大きな声で笑っていた。
- 悲しい時に涙を流し、慰めてもらうのを待っていた。
- 驚いた時に「ワァ！」と声を上げていた。
- 悔しい時に怒った顔をして、気持ちを伝えていた。
Q5. 素材や感触を使った表現は？
- 粘土をちぎったり丸めたりして、ヘビや団子を作っていた。
- 新聞紙を丸めてボールにし、投げて遊んでいた。
- 落ち葉を舞い上げて、雨のように降らせていた。
- 泥団子を磨いて、ツルツルになるのを楽しんでいた。
- 寒天を崩して、ゼリー屋さんごっこをしていた。
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