4月はコミュニケーションを充分にとり子供たちの信頼関係を作っていく時期でした。
勘違いしてはいけないのは、4月にコミュニケーションを充分に取れたからと
5月、6月は充分にコミュニケーション取らなくても良いということではありません。
しっかり継続して行く必要があります。
4月は特にそこに注目をしてスポットライトを当てながら行うということが必要であっただけです。
その事をふまえた上で・・・
5月は生活の流れを丁寧に伝えながら自分でできることを自分で行えるように関わっていく時期にします。
うちは25名の子ども達が居るため、クラスを半分に分けひとりひとりを丁寧に見れるようにします。
クラスを半分に分けるということは、保育士の人数の関係や施設の状況により、必然的にもう片方が待つという状況が生まれてしまいます。
そのため、待っている子ども達が、待たされていると感じることのないようにスキマ時間の保育を充実させていく必要があります。
また、先に行っている子たちを焦らせたり、急かすことのないように、人的環境を含め臨機応変に柔軟に関わっていく必要があるため、保育士同士の連携をしっかりとりながら進めていきます。
子供達が、自分のことを自分でできるようになるには保育士のどのような関わりが必要になって来るかをよく考えながら関わっていく必要があります。
<どんな関わりが必要?>
①自立心を持つには、まず自分で出来た!!と言う経験や俺はやれるぜ!という自信が必要になってきます。
子ども達が、そんな気持ちや自信を持てるようになる保育者の関わりとしては、出来ない所を一緒に手伝いながら、まるで、子ども自身が自分で出来たかのように関わっていく必要があります。
その際、自分で出来た!という気持ちを持てるように、出来たことを一緒に喜んで行きましょう。
一度自分で出来たという経験は、次もやってみようとする火種になります。その火種が消えないように、盛り上げ、応援し、励ましていきましょう。
②保育士同士の連携
ズボンや靴、帽子などの着脱時、どれだけ待つ事が出来るかは重要です。
ただし、待つ事は重要ですが、周りの状況も見なくてはいけません。
時として、代わりにやってしまう事も必要になってくる場面は出てきます。
とにかく、連携が大事になってくるので、保育者同士でクラスの状況や今の子ども達の様子、関わり方を十分に話し合い進めていく必要があります。
<どこまで手伝えばいいの?>
※甘えと甘やかしについて
子供たちが訴えるやって欲しいという甘えには保育士は充分に応えていく必要があります。
甘えを受容してもらうということは、自分は受け止めてもらえるという安心感を持ちます。
その安心感は、子どもの自信を育み、自己肯定感を高めます。
では、甘やかしとは一体何でしょう。
甘やかしとは子供たちが求めていないことを、保育者が先回りをしてやってしまうということです。
この子は靴が履けないだろうから、保育者が手伝いはかせてあげる。
これは甘やかしとなります。
その一方で子供たちが、はけずに困っているときに、子ども自身が手伝って欲しいと訴えている。(それは言葉ではなく態度であっても)
そんなときは、その気持ちを充分に受け止めその子ができる状態になるようなところまで手伝ってあげると良いでしょう。
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