【1歳児2月】月齢別(誕生月)|今の姿を引き出す観察質問リスト&文例集

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1歳児クラスの2月は、寒さの中でも元気に体を動かし、1年間の成長の集大成が見られる時期です。 節分行事では、いつもと違う雰囲気にドキドキしながらも、勇気を出して新聞紙の豆を投げようとするなど、この時期ならではの豊かな心の揺れ動きが見られます。 また、進級に向けて生活習慣の自立が一層進む月でもあります。

2月の特徴と観察ポイント(クラス全体)

クラスにとってどんな時期?

節分という行事に触れ、保育士とのやり取りの中で鬼の歌や手遊びを楽しみ、親しみを持つ時期です。また、「自分で」という自我の育ちを大切に受け止め、身の回りのことに意欲的に取り組む姿を支えていきます。感染症対策に配慮しつつ、戸外で十分に体を動かし、寒さに負けない体作りを進めます。


1. 高月齢グループ(4月〜9月生まれ)

【時期の目安】 2歳4ヶ月〜2歳10ヶ1. 高月齢グループ(4月〜9月生まれ)

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子どもにとってどんな時期?

「もうすぐ2歳児クラス」という期待を持ち始めます。 衣服の着脱では、ボタンや前後を確認することに挑戦したり、排泄では失敗が減りパンツで一日過ごせるようになったりと、生活面での自立が著しいです。言葉によるコミュニケーション能力が高まり、友だちとルールのある遊びを楽しめるようになります。

2月に特に観たい発達テーマ

  1. 節分行事での感情体験(恐怖、勇気、安堵)
  2. 生活習慣の完成度(着脱の仕上げ、排泄の自立)
  3. 友だちとのルール遊び(簡単な鬼ごっこ、順番)
  4. 言葉による自己表現(理由を言う、交渉する)

🌿 養護(生活・情緒)

🩷 生命の保持(食事・排泄・着脱・健康)

Q1. 衣服の着脱(ボタン・前後)は?

  • 指先の力が強まり、大きめのボタンを穴の形に合わせて押し込み、反対側から引き抜いて自分で留めることができた。「できた!」とボタンを見せて満足げに微笑む姿に、確かな自信が感じられた。
  • 着替える前に「こっちはお顔(絵)があるから前だね」と、マークや絵柄を自分で確認し、服の前後を意識して正しく着ようとするなど、衣服の構造への理解が進んでいる様子が見られた。
  • 靴を履く際、左右が逆になっていないかを気にかけ、「あってる?」と保育者の顔を見て確認したり、形を合わせようと履き直したりして、身だしなみを整えようとする主体的な姿勢が見られた。
  • 脱いだ後の服をそのままにせず、自分なりに端を合わせて畳もうとしたり、「ナイナイ(片付け)」と言いながら自分のロッカーへ進んで片付けたりして、生活の流れを理解して行動していた。
  • 上着のファスナーの持ち手を指先でしっかりつまみ、保育者に裾を合わせてもらうと、集中した表情で上まで引き上げようとするなど、複雑な操作にも根気強く取り組む姿が見られた。

Q2. 排泄(トイレ)の自立は?

  • 遊びに夢中になっている最中でも、自分の尿意に気づいて「おしっこ」と保育者に伝えたり、自らトイレへ向かおうとしたりすることが増え、排泄の自己コントロールが着実に身に付いてきた。
  • 排泄を終えると、トイレットペーパーを適量取ろうとしたり、自分でレバーを回して水を流したりして、一連の動作を「自分でやりたい」という意欲を持って丁寧に行う姿が見られた。
  • 身体機能の成熟により、午睡中もオムツを濡らさずに過ごせる日が増え、起床後に尿意を感じてトイレでしっかりと排尿できるなど、生活リズムと排泄の間隔が安定してきた。
  • ズボンやパンツの着脱の際、壁に寄りかからずとも片足立ちでバランスをとりながらスムーズに足を通すなど、運動機能の向上に伴って着替えから排泄準備までを自信を持って行っていた。
  • 事前の報告が習慣化し、「おしっこ出る」と余裕を持って知らせることでトイレでの成功体験が積み重なり、失敗しても「次は頑張る」と前向きに捉えるなど、精神的な自立も伺えた。

Q3. 食事(マナー・意欲)は?

  • 茶碗や皿に空いた手を添えて身体を安定させ、食べこぼしがないよう意識しながら最後まで丁寧に食べ進める姿が見られ、食事のマナーが身に付いてきている。
  • 苦手な食材があっても、「これを食べたら強くなれるかな?」と保育者が励ますと、「がんばる!」と意欲を見せて口に運ぶなど、嫌いなものにも挑戦しようとする心の育ちが感じられた。
  • 友だちや保育者が使う箸に強い興味を示し、自分から「やってみたい」と意欲を伝え、保育者と一緒に持ってみたり、エジソン箸などで食材を掴もうとしたりと、新しい道具への探究心が見られた。
  • 食べたい気持ちをコントロールし、口の中のものがなくなってから次の食べ物を運ぶなど、自分に合った一口量を意識して、落ち着いたリズムで食事を楽しんでいた。
  • 食べ終わると自分から「ごちそうさまでした」と丁寧な挨拶をし、食器を重ねて所定の場所まで慎重に運ぶなど、食後の片付けまでを一連の習慣として主体的に行っていた。

Q4. 睡眠(午睡)のリズムは?

  • 布団に入ると保育者の心地よいトントンや語りかけに安心して身体を預け、短時間で深い眠りにつき、一定時間ぐっすりと眠ることで午後の活動に向けた体力を十分に回復させていた。
  • 歩行や戸外遊びでの活動量が安定して体力がついたことで、眠りの質が向上するとともに、身体が満足すると自然に目が覚めるなど、午睡時間が成長に伴って変化し始めている。
  • 早めに目が覚めても、まだ眠っている友だちの様子を察して大声を出さず、布団の上で横になって身体を休めながら静かに待つなど、周囲への配慮や自己抑制が見られた。
  • 入眠前に「おやすみなさい」と挨拶をした後、集中してパジャマのボタンを自分で留めようとするなど、着替えを含めた「寝る準備」の一連の流れを自分で行うことに誇りを持っていた。
  • 起床後、保育者と一緒にタオルケットの端を合わせて畳もうとしたり、使った布団を端に寄せたりして、片付けの手伝いを通して「みんなの生活」に貢献しようとする意欲が見られた。

Q5. 健康管理(寒さ・鼻水)は?

  • 戸外へ出る際や風の冷たさを感じた時に、自ら「さむいね」と言って上着を羽織ろうとするなど、気温の変化を肌で感じ取り、衣服で調節しようとする自己管理の意識が見られた。
  • 鼻水が出ていることに自分で気づき、ティッシュを取りに行って丁寧に拭き取った後、そのままにせずゴミ箱へ捨てるという一連の清潔な習慣が自然に身に付いてきた。
  • 外遊びから戻ると、自分から水道へ向かって丁寧に石鹸で手洗いをし、「ブクブク」と頬を膨らませてうがいを試みるなど、感染症予防の大切さを理解して行動していた。
  • 冬の乾燥による肌のカサつきや手荒れに敏感に気づき、「ここ、痛い」「お薬ぬって」と保育者に具体的に知らせに来るなど、自分の体の不調を言葉で伝える力が育っている。
  • 身体測定の際に「また背が高くなったね」と声をかけられると、嬉しそうに胸を張り、自分が心身ともに大きく成長していることを実感して、誇らしげな表情を見せていた。

💚 情緒の安定(安心感・自己発揮)

Q1. 節分(鬼)への反応と感情は?

  • 迫力ある鬼の登場に驚き、思わず涙がこぼれる場面もあったが、信頼する保育者の背中を「心の安全基地」として隠れながら、隙間からじっと鬼の動きを注視して状況を把握しようとする粘り強さが見られた。
  • 怖さで身体をすくませながらも、手にした新聞紙の豆をぎゅっと握りしめ、保育者の「エイッって投げてみよう」という励ましに応じて鬼の足元へ投げようとするなど、恐怖心に打ち勝とうとする懸命な姿が見られた。
  • 「おにはーそと!」と力強い声を出し、言葉の力を借りて自分を奮い立たせながら、鬼に向かって一歩踏み出し、自分なりに立ち向かおうとする頼もしい意思が感じられた。
  • 鬼が去った後の静寂の中で、深く安堵した表情を浮かべ、近くにいた友だちと自然に顔を見合わせながら「バイバイしたね」「いなくなったね」と笑い合い、共に難局を乗り越えた連帯感を味わっていた。
  • 泣いている年下の子や友だちの様子に気づくと、「こわくないよ」「僕(私)が守ってあげる」と言わんばかりに前に立ったり、優しく背中をさすったりして、周囲を思いやるお兄さん・お姉さんらしい慈しみの心が育っている。

Q2. 進級への期待と自信は?

  • 「もうすぐ〇〇組(進級先)さんになるんだよ」という保育者の言葉を胸に、「お兄さん(お姉さん)だもん!」と誇らしげに話し、難しいことにも諦めず張り切って挑戦しようとする頼もしい姿が増えてきた。
  • 園庭や廊下で自分より小さな子どもたちに出会うと、優しく頭を撫でたり「どうぞ」と玩具を譲ったりして、自分が年上であるという自覚を持って慈しむように関わる姿が見られた。
  • 進級を一つの目標として意識し、衣服の着脱や片付けなど、今まで保育者に手伝ってもらっていた身の回りのことも「最後まで自分でやる」とこだわりを持って成し遂げようとする強い自立心が伺えた。
  • 散歩の行き帰りや移動の際に、進級先の新しい教室をそっと覗き込み、「次はあっちの部屋?」と期待に満ちた瞳で保育者に問いかけるなど、未知の環境への好奇心と憧れを膨らませていた。
  • 自分でできたことを「さすがだね!」と認められると、はにかみながらも背筋をピンと伸ばして胸を張り、自分が認められた満足感と、成長への確かな自信を全身で表現していた。

Q3. 友だちとの関わりと葛藤は?

  • 遊びの中で「これがいい!」「僕の!」と互いに自分の思いを強く主張し合い、時には激しい言い合いになることもあるが、それだけ自分の意志が明確になり、相手と対等に関わろうとするエネルギーが育っている。
  • 玩具の取り合いになっても、反射的に手が出るのではなく「かして」「あとでね」と言葉を介して交渉しようとする姿が見られ、保育者の仲立ちを受けながら少しずつ自分の感情をコントロールし、解決の糸口を探ろうとしていた。
  • 近くの友だちが保育者に褒められているのを聞くと、「僕もできるよ!」「見てて」と健全な対抗心を燃やして意欲的に物事に取り組み、周囲の刺激を自分の成長の糧にする頼もしさが見られた。
  • 泣いている友だちの鳴き声にいち早く気づくと、心配そうな表情で顔を覗き込んだり、黙ってティッシュを差し出したりして、相手の痛みに共感し、自分にできることで励まそうとする優しい心が育っている。
  • 「いっしょに遊ぼう」と自分から誘い合い、同じ玩具を使って「ごはんですよ」「お買い物に行こう」と同じイメージを共有しながらごっこ遊びを楽しむなど、並行遊びから共同的な遊びへの広がりが見られた。

Q4. 保育者への信頼関係は?

  • 自分で挑戦したもののうまくいかない際、パニックにならずに「手伝って」「やって」と言葉や仕草で具体的に助けを求め、保育者の介助を受けることで次のステップへ進もうとする前向きな信頼が見られた。
  • 遊びの中での小さな気づきや「できた!」という喜びを、一番に保育者に伝えようと「見て見て!」と駆け寄り、共感してもらうことで満足感とさらなる意欲を膨らませていた。
  • 集団生活の中で疲れや不安を感じた時は、自分から保育者の膝に乗ったり抱っこを求めたりして、大人の温もりに触れることで素早く気持ちを立て直し、再び遊びへと踏み出す安心感を得ていた。
  • 「先生、大好き」とはにかみながら伝えたり、活動の合間にそっと寄り添ってきたりするなど、言葉や身体接触を通して自分の親愛の情を真っ直ぐに表現し、情緒の安定に繋げていた。
  • 友だちとのトラブルなどで「いけないこと」をしてしまった際、保育者の静かな語りかけによって自分の行動を振り返り、素直に「ごめんね」と言葉にするなど、保育者への信頼を土台に社会的な規範を学び始めていた。

Q5. 落ち着いて過ごす時間は?

  • ブロックで複雑な形を作ったり、ままごとで物語性のある見立て遊びを楽しんだりと、自分の世界に没頭して30分近く集中して遊び続けるなど、一つのことにじっくり取り組む持続力が養われてきた。
  • 絵本コーナーでは、お気に入りの一冊を膝に乗せ、一文字ずつ指でなぞるように静かにページをめくり、絵の中に新たな発見をしては微かに微笑むなど、自分だけの読書時間を落ち着いて楽しんでいた。
  • 製作活動の際には、小さなシールを狙った場所に丁寧に貼ったり、粘土を細かくちぎったりする微細な作業に深い集中を見せ、周囲の音を忘れるほど熱心に指先を動かす姿が見られた。
  • 帰りの会や絵本の読み聞かせの場面では、自分の椅子にしっかりと腰を下ろし、保育者の言葉や表情を一つひとつ受け止めるようにして、最後まで落ち着いた態度で話を聞くことができていた。
  • 秘密基地のような狭い空間に友だちと顔を寄せ合い、周りに聞こえないような小さな声で「…だね」「しーっ」と内緒話を楽しみ、静かな時間の中で特別な連帯感と安心感を共有していた。

🌸 五領域(遊びと活動)

🩵 健康(運動・身体)

Q1. 全身運動(走る・跳ぶ・かわす)は?

  • 鬼ごっこなどの追いかけっこでは、鬼の動きを注視しながらスピードを調節し、捕まりそうになると身体を巧みにひねってかわすなど、周囲の状況に合わせた俊敏な動きが見られるようになった。
  • 床に引かれた線やフープを意識し、両足を揃えて踏み切る「グー跳び」に挑戦し、着地のバランスをとりながら何度も前方へ跳び進むなど、跳躍に必要な筋力と平衡感覚が育っている。
  • 床を左右に揺れる縄(ヘビ)をじっと見つめ、動きの規則性を捉えてタイミングを合わせ、勢いよく飛び越えることで「できた!」と達成感を味わい、繰り返し挑戦する意欲を見せていた。
  • 階段の昇降では、手すりを支えにしながらも、一段ずつ足を揃えるのではなく交互に足を運び、視線を手元から前方へと移しながらリズムよく登りきるなど、確かな足取りに成長が感じられた。
  • 重心移動がスムーズになり、ボールを頭の上から勢いよく前方へ投げたり、転がるボールの速さに合わせて走りながら蹴り出したりと、全身の連動が必要な運動を力いっぱい楽しんでいた。

Q2. 固定遊具やバランス感覚は?

  • ジャングルジムでは、手足でしっかりとバーを掴み、次にどこへ手足をかけるべきか自分で判断しながら登り進め、頂上で「おーい!」と高い視点からの景色を誇らしげに楽しんでいた。
  • 低い平均台の上で、腕を広げてバランスをとりながら「カニ歩き(横歩き)」で慎重に進み、自分の重心をコントロールしながら最後まで渡りきった達成感に満ちた表情を見せていた。
  • 鉄棒を順手でギュッと握り、自分の体重を支えて足を浮かせる「ぶら下がり」を楽しんだり、腕の力を使って身体を持ち上げようと踏ん張ったりして、支持力を高める遊びに熱中していた。
  • 三輪車では、サドルにしっかりと腰を下ろして地面を交互に力強く蹴り、行きたい方向へハンドルを切るなど、目と手足の連動が必要な複雑な操作をスムーズに行う姿が見られた。
  • 身体の軸が安定し、保育者の「おっとっと」という呼びかけに合わせて片足立ちを試み、グラつきながらも懸命にバランスを保とうとするなど、自分の身体機能を試すような遊びを楽しんでいた。

Q3. 手指の巧緻性(道具・制作)は?

  • 保育者と一緒にハサミを正しく持ち、刃の開閉に全神経を集中させて紙を「チョッキン」と一回切りすることを楽しみ、切れた破片が増えていく様子に達成感を味わっていた。
  • 紐通しでは、小さな穴と紐の先をじっと見つめて正確に差し込み、反対側から指先で引き抜く動作をスムーズに繰り返し、長く繋がった達成感を「見て!」と嬉しそうに知らせてくれた。
  • 折り紙を半分に合わせようと角を意識したり、重ねた部分を指の腹で「アイロンだよ」と力強くこすって折り目をつけようとしたりして、紙の性質を活かした制作に意欲的に取り組んでいた。
  • クレヨンの筆圧が安定し、グルグルと円を描くような動きから「丸」に近い形が描けるようになり、描いたものに「これはママ」「リンゴ」と名前をつけるなど、見立てる喜びが深まっていた。
  • 粘土遊びでは、手のひらを巧みに使って転がし団子のように丸めたり、ヘラを使って「切る」「刺す」といった道具ならではの感触を楽しみながら、自分のイメージを形にしようと没頭していた。

Q4. 安全への意識は?

  • 室内や園庭を走っている際、前方や横から来る友だちの存在に素早く気づき、衝突を避けるために自らスピードを緩めたり、進路を大きく変えたりするなど、周囲の動静に合わせた自己制御ができるようになった。
  • 滑り台などの遊具を使う際、保育者に促されなくても「じゅんばん、じゅんばん」と口に出して確認し、前の友だちとの距離を保ちながら列の後ろに並んで待つなど、集団の中でのルールを理解して行動していた。
  • 運動能力の向上に伴い、躓いたり転んだりした際にとっさに両手を前について身体を支え、顔や頭への衝撃を最小限に抑える「防御反応」が確実に身に付き、自分の身を守る力が強まっている。
  • 戸外散歩の際は、保育者や友だちとしっかりと手を繋ぎ、白線の内側を歩くことや「車が来るから端っこに寄ろうね」という約束を意識し、安全な歩行の仕方を習慣として身に付けようとしていた。
  • 椅子の上に立とうとするなど危険な行動をしている友だちを見つけると、「あぶないよ」「めっ(ダメ)だよ」と言葉で教え、保育者と一緒に安全な過ごし方を確認しようとするなど、規範意識の芽生えが見られた。

Q5. リズム遊び・身体表現は?

  • 『おにのパンツ』などの季節の歌に親しみ、歌詞の意味を理解して「はこう、はこう」と力強く足踏みをするなど、保育者の振付を完璧に模倣しながら、全身を使ってダイナミックに表現することを楽しんでいた。
  • ピアノの旋律やテンポの変化を敏感に聴き分け、音が低くなると大きな馬のようにゆっくり歩き、高くなると小走りで移動するなど、音のイメージを即座に身体の動きに変換して反応していた。
  • 「ウサギさんになろう」という呼びかけに、両手を頭に当てて力強くジャンプを繰り返し、特定の対象になりきる「見立て」の要素を取り入れながら、空間を大きく使って伸び伸びと動いていた。
  • 友だちと自然に手を取り合って円を作ったり、リズムに合わせて顔を見合わせながら「パチパチ」と手を叩いたりして、周囲と音の響きや動きを共有する一体感を喜んでいた。
  • 音楽がふいに止まると、その瞬間に合わせて「ピタッ!」と声を出しながら静止し、片足立ちなどの面白いポーズで静止するスリルを味わい、友だちや保育者と笑い合って解放感を共有していた。

🧡 人間関係(友だち・人)

Q1. ごっこ遊びの社会性は?

  • 「私はママね」と役割を宣言し、人形に優しくおんぶ紐をかけたりトントンと寝かしつけたりして、保育者や親から受けている愛情をそのまま役割として再現する「自己と他者の入れ替え」を楽しんでいた。
  • お店屋さんごっこでは、積木を商品に見立てて「いらっしゃいませ」「これください」と、社会的なやり取りの型を言葉で楽しみ、相手とのやり取りを継続させる社会性の育ちが見られた。
  • 「ここに病院を作ろうよ」と自ら提案し、友だちと「病気なんです」「お薬ですよ」といった共通のイメージや設定を言葉で共有しながら、協同的な遊びの広がりを味わっていた。
  • 電車ごっこでは、前の友だちの肩にそっと手を置き、相手の歩調に合わせて列を乱さないよう意識して歩くなど、集団の中で自分の動きを調整する協調性が育っている。
  • お医者さんになりきり、人形の胸に聴診器を当てたり「痛くないですよ」と声をかけながら注射をしたりして、生活体験を遊びの中で再構成し、ケアする側・される側の役割を深く理解していた。

Q2. 言葉によるトラブル解決は?

  • 玩具を使いたい時や嫌なことをされた際、反射的に手が出るのではなく、グッと堪えて「やめて」「僕の(私のだよ)」と言葉で自分の意思を相手に伝え、衝突を回避しようとする自己抑制が見られた。
  • 友だちとのぶつかり合いの際、相手から「ごめんね」と謝罪の言葉を受けると、相手の気持ちを受け入れて「いいよ」と答え、わだかまりを捨てて再び笑顔で遊び始めるなど、言葉を介した和解の心地よさを味わっていた。
  • 喧嘩の理由を保育者に尋ねられると、「〇〇ちゃんが取ったの」「これ使ってたの」と当時の状況を時系列に沿って説明しようとし、自分の正当性や抱いた感情を客観的に伝えようとする知的成長が見られた。
  • 玩具の貸し借りにおいて、強引に奪うのではなく「かして」「いいよ」「あとでね」と、相手の状況を確認する言葉を交わせるようになり、互いの欲求を調整しながら遊びを継続させる社会性が育っている。
  • 自分の力だけでは解決が難しい葛藤に直面した際、パニックにならず保育者のもとへ行き、「〇〇くんがメッ(ダメ)した」「助けて」と具体的な状況を知らせることで、大人の助けを有効に活用できるようになってきた。

Q3. 集団遊び(ルール)への理解は?

  • 「だるまさんがころんだ」では、保育者の声を集中して聞き、「ころんだ!」の合図に合わせて自分の動きを「ピタッ」と止めることを楽しみ、ルールの中で自分を律する心地よさを味わっていた。
  • 椅子取りゲームのような集団遊びにおいて、音楽が止まるのを期待感を持って待ち、空いている椅子を素早く見つけて座るなど、状況を判断して目的の行動をとる力が育っている。
  • 簡単なルールの追いかけっこに参加し、保育者から「タッチされたら交代だよ」と説明を受けると、それを意識して鬼の役割を演じるなど、遊びの枠組みを理解して参加しようとする意欲が見られた。
  • ブロック遊びでは、自分一人で作るだけでなく「一緒につなげよう」という保育者の仲立ちに応じ、友だちとパーツを持ち寄って一つの大きな作品を作り上げる「協働」の喜びを共有していた。
  • 朝の集まりや活動の切り替え時に、ピアノの合図や保育者の呼びかけを自分のこととして受け止め、周囲の友だちと足並みを揃えて次の行動に移るなど、集団生活のリズムがしっかりと定着している。

Q4. 他者(異年齢・地域)への関心は?

  • 年長児が卒園制作に取り組む姿を憧れの眼差しで見つめ、完成した作品を前に「すごいね」「きれいだね」と友だちと言葉を交わしながら、年上の子への敬意や期待感を膨らませていた。
  • 地域の方との触れ合いの中で、保育者の姿をお手本にして自分から「こんにちは」と元気に挨拶を交わし、地域社会の一員として他者と心地よく繋がろうとする社会性の芽生えが見られた。
  • 0歳児クラスの子どもと出会うと、自ら腰を落として目線を合わせ、「よしよし」と優しく声をかけたり手を引こうとしたりして、自分より小さな存在を慈しみ、守ろうとするお兄さん・お姉さんらしい配慮を見せていた。
  • 郵便屋さんごっこを通した異年齢交流を楽しみ、自分が描いた「お手紙」を他クラスの友だちや保育者に届ける役割に責任感を持ち、手渡した際の「ありがとう」という言葉に満足げな表情を浮かべていた。
  • 実習生や新しい職員に対しても物怖じせず、親しみを持って積極的に関わり、すぐに名前を覚えて呼んだり遊びに誘ったりするなど、新しい出会いを楽しみ、人間関係を広げていく柔軟な適応力を見せていた。

Q5. 自分の役割と自信は?

  • 朝の会などで「お当番さん」としてみんなの前に立つと、少し照れながらも保育者と一緒に挨拶をしたり、友だちの名前を呼んだりして、注目されることへの心地よい緊張感と役割を果たす満足感を味わっていた。
  • 給食の準備では、自分のおしぼりケースやコップを両手でしっかりと持ち、「こぼさないように」と足元を意識して慎重に運ぶなど、自分のことを自分で行う責任感を持って行動していた。
  • 身の回りの様々なことに対して「自分でできる!」という強い自信を持ち、保育者が手伝おうとすると「自分で」と意思表示をして、最後までやり遂げようとする主体的な姿勢が定着してきた。
  • 片付けの時間になると、「みんな、ないない(片付け)だよ」と友だちに呼びかけ、玩具を種類ごとに分類して棚に戻すなど、クラスの一員として場を整えることに喜びを感じて張り切って取り組んでいた。
  • 自分のロッカーの場所を正確に把握し、登園後や降園前に鞄や帽子を所定の位置へ丁寧にしまおうとするなど、自分の持ち物を大切に管理する習慣が身に付き、進級への準備が整いつつある。

💛 環境(自然・物)

Q1. 冬の自然(氷・霜・風)への関心は?

  • バケツの中に張った厚い氷を保育者と一緒に取り出し、手のひらの熱で溶けていく様子や、「キラキラしてるね」と太陽の光にかざして透かして見るなど、冬ならではの自然の美しさに心動かしていた。
  • 地面の霜柱を見つけると、「サクサク、音がするよ!」と力強く踏みしめ、足の裏から伝わる独特の感触や音の響きを全身で味わいながら、冬の自然が作り出す不思議な変化を繰り返し楽しんでいた。
  • 冷たい北風が吹く中でも、頬を赤らめながら「寒くないよ!」と保育者に笑いかけ、風を切り裂くように元気に園庭を走り回るなど、厳しい季節の中でもたくましく身体を動かす生命力を見せていた。
  • 園庭の片隅にある梅の木のつぼみが膨らんでいることに気づき、「もうすぐお花咲くかな?」と優しく指で触れ、春が近づいている気配を敏感に察知して、期待を持って見守る感性が育っている。
  • 冬の低い日差しが生み出す長い影に興味を持ち、友だちや自分の影を「待て待て!」と一生懸命に追いかける影踏み遊びを通し、光と影の関係を身体感覚として捉えて楽しんでいた。

Q2. 節分行事(豆・鬼)への興味は?

  • 魔除けの柊(ヒイラギ)の葉をじっと観察し、指先で慎重にトゲに触れて「チクチクするね」と驚きの声を上げ、実物の手触りを通して節分の風習に興味を深めていた。
  • 新聞紙を両手で力強く丸めて豆を作る際、「ぎゅっ、ぎゅっ」と声を出しながら形を整え、自分の力で「鬼を退治する道具」を作り上げる準備の過程を意欲的に楽しんでいた。
  • 自分で色を選んで描いたり貼ったりした手作りの鬼のお面を被り、友だちと顔を見合わせて「ガオー!」と力強く吠える真似をしながら、想像上の生き物になりきる表現遊びに没頭していた。
  • 節分にまつわる絵本や紙芝居を集中して見入り、鬼が登場すると「鬼さんだ!」と指を差して保育者に知らせたり、物語の展開に合わせて表情を変化させたりして、行事の由来をイメージで捉えていた。
  • 制作で作った「恵方巻」を大切に両手で持ち、保育者の「こっち(恵方)を向いて食べよう」という言葉に合わせて大きな口を開け、食べる真似をして季節の食文化を遊びの中で楽しんでいた。

Q3. 数量・形・文字への関心は?

  • 並んでいる友だちや玩具を人差し指で丁寧に指差しながら、「いーち、にー、さーん!」と数える真似をし、数が増えていく響きや「全部でいくつあるか」という数量の概念に興味を持ち始めていた。
  • 壁掛け時計の針をじっと見つめ、「あそこ(マークの場所)になったら給食だね」と保育者に知らせるなど、時間という目に見えない流れを数字や針の位置で捉え、生活の見通しに役立てていた。
  • 絵本や自分のロッカーの表示、園内の掲示物の中に、自分の名前と同じ文字を見つけると「アッ、いっしょ!」と目を輝かせて指を差し、文字を自分を識別する特別な印として認識し始めていた。
  • クレヨンの筆圧が安定し、意図的に線を閉じた「丸」を描けるようになると、それを「ママのお顔」「お団子」と自分なりに意味づけし、抽象的な形にイメージを乗せて表現する喜びを味わっていた。
  • かけっこや片付けの場面で「一番だった!」と嬉しそうに報告し、順位という概念を通して「早い・遅い」の区別や、数字が持つ「順番」という意味合いに自分なりの関心を示していた。

Q4. 探索活動(発見)は?

  • 冬の寒さの中、花壇の隅で「お花、ねんねしてる?」と春の草花の芽を探し、季節の移り変わりや植物の生長を自分なりに予測しながら、根気強く探索することを楽しんでいた。
  • 落葉して見通しが良くなった木の上方に鳥の巣を見つけると、いち早く指を差して「アッ、あったよ!」と歓声を上げ、高い場所にある未知のものへの好奇心を保育者と分かち合おうとしていた。
  • 砂場遊びではスコップを深く使い、「トンネル掘るの」と集中して掘り進め、深部にある砂の色が濃くなっていることや、表面よりもひんやりと冷たいことに気づき、感触の違いをじっくりと確かめていた。
  • 澄んだ冬空に浮かぶ雲を指差して「あの雲、ふわふわのワンワンがいる!」と、形を身近な動物に例えるなど、自然事象に自分のイメージを重ね合わせて楽しむ豊かな想像力を見せていた。
  • 公園に咲き始めた小さな花を見つけると、園から持参した図鑑の写真と丁寧に見比べ、「アッ、いっしょだね!」と同じものを見つけ出した喜びを自信に満ちた表情で表現していた。

Q5. 玩具の構成と創造性は?

  • ブロックを単に積むだけでなく、色を揃えたり左右対称を意識したりしながら高く積み上げ、「これは空まで届くロボットだよ」と具体的なイメージを持って構成し、自分の創造した世界を満足げに語っていた。
  • 空き箱やトイレットペーパーの芯などの廃材を「これはバス」「こっちはお家」と次々に見立て、それらを並べて街のような空間を作り出すなど、素材の形から新しい価値を見出す想像力の広がりが見られた。
  • 20ピース程度のパズルにも粘り強く挑戦し、ピースの凹凸の形や絵柄のつながりを冷静に観察してはめ込み、完成した瞬間に「できた!」と全身で喜びを表現するなど、空間認識能力と達成感が育っている。
  • 粘土遊びでは、掌で器用に丸めて「お団子どうぞ」と手渡したり、両手で細長く伸ばして「長いヘビさんだよ」と動かしたりして、自分の手が加わることで素材が自在に変化する面白さに没頭していた。
  • レールを部屋いっぱいに長くつなげることに情熱を注ぎ、連結させた電車を走らせながら目線を床すれすれまで低くして、運転士になりきったような真剣な表情で車輪の動きや連結部の様子を注視していた。

💚 言葉(理解・発語)

Q1. 会話の論理性(理由・説明)は?

  • 「だって雨降ってるもん」など、自分の欲求や行動の理由を「だって〜だもん」という接続詞を使って説明しようとし、自分の考えを論理的に相手に理解してもらおうとする意欲が高まってきた。
  • 「昨日ね、パパと公園行ったの」と、今ここにはない過去の出来事や家庭での経験を、時間軸を意識しながら順序立てて保育者に嬉しそうに報告し、思い出を共有することを楽しんでいた。
  • 初めて見る玩具や仕組みが分からないものに出会うと、「これ、どうやるの?」「何で?」と好奇心を持って質問し、保育者の説明を聞いて納得してから挑戦しようとする探究心が見られた。
  • 保育者や友だちとの対話において、相手の言葉を最後まで聞き、「そうだね」「うん、分かった」と適切な相槌を打ちながら、言葉のキャッチボールを継続させる心地よさを味わっていた。
  • 「悲しかったの」「嬉しいね」と、単なる状況説明だけでなく、その時に抱いた自分の感情を言葉に乗せて相手に伝え、共感を求めることで心の安定を図ろうとする姿が見られた。

Q2. 語彙の広がりは?

  • 粘土の感触や給食の温度などに対し、「かたいね」「ふわふわしてる」「あつあつだよ」と、五感で感じた状態を適切な形容詞や擬音語(オノマトペ)を使って情緒豊かに表現していた。
  • 節分の行事に向けて、「おにはそと!ふくはうち!」という伝統的な言い回しをリズムに乗せて元気よく発声し、行事特有の言葉の響きや意味を楽しみながら取り入れていた。
  • クラスの友だち一人ひとりへの親しみが深まり、名字を含めたフルネームを正確に覚えて「〇〇 △△くん、あそぼう」と呼びかけるなど、個の認識と言葉がしっかりと結びついている。
  • 色彩への関心がさらに高まり、「これはピンク」「こっちは赤」と基本の色を言い当てるだけでなく、色の濃淡や微妙な違いにも気づき、言葉で区別して伝えようとする姿が見られた。
  • ごっこ遊びや日常の挨拶の中で、保育者の真似をして「どうぞ」「〜ですよ」「ありがとうございます」と丁寧な語尾や感謝の言葉を使い、相手を意識した心地よい言葉遣いを身に付け始めていた。

Q3. 歌や物語の表現は?

  • 『まめまき』の歌などの歌詞を正確に覚え、ピアノのメロディに合わせて「おにはそと!」とアクセントをつけながら元気いっぱい歌い、音楽と言葉が一体となる心地よさを全身で表現していた。
  • お気に入りの絵本を広げ、覚えたてのフレーズを口にしながら、保育者の身振り手振りを真似て「読み聞かせごっこ」を楽しみ、自分が物語の語り手になる充足感を味わっていた。
  • 紙芝居の読み聞かせでは、「どこに隠れているかな?」という問いかけに対し、身を乗り出して「あそこ!」「いたよ!」と指差して答え、お話の世界に深く没入してやり取りを楽しんでいた。
  • 歌詞の中の面白い響きの言葉や、韻を踏んだフレーズを何度も繰り返し口ずさんだり、自分なりに節をつけて歌い歩いたりするなど、言葉そのものが持つリズムや響きを遊びとして楽しんでいた。
  • ごっこ遊びの場面では、「もしもし、お熱ですか?」「はい、どうぞ」と、その役柄にふさわしい言葉遣いやトーンを選んで使い分け、想像の世界に言葉を乗せて広げる豊かな表現力が見られた。

Q4. 挨拶とコミュニケーションは?

  • 登降園時の「おはようございます」「さようなら」や、食事前後の「いただきます」「ごちそうさま」など、日々の生活リズムに合わせた挨拶を、自分から明るい声で行う習慣がしっかりと身に付いてきた。
  • 鼻水を拭いてもらったり、玩具を取ってもらったりした際、保育者や友だちに「ありがとう」と言葉で伝え、感謝を介した心地よいやり取りを通して周囲への信頼感をさらに深めていた。
  • 友だちが遊んでいる場所へ行くと、自分から「いーれーて(いれて)」と声をかけ、相手から「いいよ」と返事をもらって遊びの輪に加わるなど、言葉による仲間入りの仕方を習得し始めている。
  • 泣いている友だちの鳴き声に気づくと、そっと側へ寄り添って顔を覗き込み、「どうしたの?」「大丈夫?」と優しい口調で声をかけるなど、相手の痛みに共感し、言葉で励まそうとする慈愛の心が育っている。
  • 職員室への用事やお散歩先での地域の方との出会いにおいて、保育者の真似をして「失礼します」「こんにちは」と場に応じた挨拶をしようと試み、社会的なマナーへの関心と実践意欲が見られた。

Q5. 文字や記号への興味は?

  • 自分の名前を構成する文字の形を視覚的に捉え、ロッカーや持ち物のマークがなくても、文字の並びを見て「これ、〇〇(自分)の!」と正しく判別し、文字を自分を象徴する印として意識する姿が見られた。
  • カレンダーや時計に並ぶ数字に強い関心を示し、「1、2…」と知っている数字を指差して読み上げようとしたり、数字が生活の区切り(給食の時間など)を示していることに気づき始めていた。
  • 絵本を開くと、保育者の読み聞かせの真似をして人差し指で文字の羅列をなぞり、「むかしむかし、あるところに…」と覚えている物語のフレーズを当てはめて「読む真似」を熱心に楽しんでいた。
  • 散歩中に街中の看板や標識を見つけると、足を止めて「これ、なんて書いてあるの?」と保育者に問いかけ、身の回りに溢れる文字が情報を伝える道具であることに好奇心を抱いていた。
  • クレヨンを使い、横方向に細かく揺れるような波線を描き、「パパにお手紙書いたの」と嬉しそうに見せてくれるなど、書く動作を通して自分の思いを形にする「象徴的な表現」を楽しんでいた。

💜 表現(感性・創造)

Q1. 描画(イメージの具現化)は?

  • クレヨンで描いた丸や線を指差しながら、「ここがママ」「これはリンゴだよ」と自分なりに意味づけをし、頭の中にあるイメージを保育者に一生懸命伝えようとする表現の広がりが見られた。
  • 「次は青」「次は赤にする」と自ら次々に色を選び、画用紙いっぱいに力強く腕を動かしてカラフルな色彩の重なりを楽しみ、自分の手が動くことで色が生まれる不思議さを満喫していた。
  • 節分の経験が強く印象に残っているようで、「お豆、エイ!」と声を出しながら点々を力強く描き、豆まきの様子を動作と線で再現しようとするなど、実体験を描画へと繋げる想像力が育っている。
  • 閉じられた丸を描くだけでなく、その中に点を打ち込み、「おめめ(目)だよ」「お口だよ」と顔のように描く姿が見られるようになり、対象の形を捉えて再構成しようとする認知的成長が伺えた。
  • 保育者が描く様子をじっと観察し、線をなぞるようにして真似をしたり、少し複雑な曲線の動きに挑戦したりするなど、指先の細かなコントロールを楽しみながら意欲的に取り組んでいた。

Q2. 音楽・リズム表現は?

  • 『おにのパンツ』などの季節の歌に親しみ、歌詞に合わせて頭にツノを作ったり、「はこう、はこう」と力強く足踏みをしたりするなど、歌の世界観を全身でダイナミックに表現することを楽しんでいた。
  • 鈴やカスタネットなどの楽器に興味を持ち、保育者の合図や曲のリズムに合わせて「シャンシャン」「カチカチ」と音を鳴らし、みんなで音を響かせる一体感や心地よさを味わっていた。
  • 歌いながら友だちと自然に手を取り合い、顔を見合わせてグルグル回ったりジャンプしたりするなど、音楽を通した身体接触や情緒的な関わりを存分に喜んでいた。
  • リトミックでは、ピアノの旋律やテンポの変化を敏感に聴き分け、音が止まると「ピタッ」と声を出しながら静止するなど、音の変化を楽しみながら自分の動きをコントロールする力が育っている。
  • お気に入りの手遊び歌が始まると、保育者の動きをよく観察して細かな指の動きまで模倣し、元気な歌声とともに最後まで意欲的に参加して、自分の表現を認められる満足感を得ていた。

Q3. 制作活動(節分・廃材)は?

  • 節分の制作では、紙皿の形を顔に見立て、小さなシールを狙った場所に丁寧に貼ったり、クレヨンで力強く眉や口を描き込んだりして、自分なりのイメージを形にする「自分だけの鬼」作りを存分に楽しんでいた。
  • 空き箱やトイレットペーパーの芯などの廃材に強い興味を示し、保育者に手伝ってもらいながらテープで繋ぎ合わせたり、「これはバスだよ」と身近なものに見立てて構成したりする豊かな想像力が見られた。
  • 保育者と一緒にハサミを正しく持ち、全神経を集中させて紙を「チョッキン」と一回切りすることに挑戦し、切れてバラバラになった紙片を「雪みたい」「お豆だよ」と制作の飾りに活用する意欲的な姿があった。
  • 完成した鬼のお面を保育者から受け取ると、誇らしげな表情で頭に被り、友だちと顔を見合わせて「ガオー!」と力強く吠えるなど、自分が作ったものを身につけて役になりきる満足感を味わっていた。
  • のりやボンドなどの感触を指先で確かめながら、「ペッタン」と声を出しパーツを貼り合わせるなど、素材の変化や接着する不思議さを楽しみながら、最後まで粘り強く制作に取り組んでいた。

Q4. 見立て・ごっこ遊びの広がりは?

  • 新聞紙を自分の手で力強く丸めて「お豆」に見立て、「おにはそと!」と勇敢な声を出しながら、豆まきの行事体験を遊びの中で生き生きと再現することを楽しんでいた。
  • 積み木を床に並べて「ここはお家だよ」と囲いを作り、友だちと同じ空間に入って「ごはんですよ」「おやすみなさい」と家族になりきって言葉を交わすなど、役割を分担して遊ぶ姿が見られた。
  • 風呂敷や色とりどりの布を肩に巻いたり頭に被せたりして、「変身!」「お姫様なの」と特定のキャラクターになりきり、変身した自分を保育者に見せて誇らしげな表情を浮かべていた。
  • 椅子を縦に長く並べて「バスだよ」と見立て、先頭に座って「バスに乗ってくださーい」「次は公園ですよ」と運転手になりきって呼びかけ、友だちを自分の遊びの世界へ誘う社会性が育っている。
  • ぬいぐるみを布団に寝かせ、「痛いの痛いの飛んでいけ」と言いながらトントンして寝かしつけたり、スプーンで食べさせる真似をしたりして、保育者の姿を映し出すような「小さな先生(お母さん)」としてのお世話遊びに没頭していた。

Q5. 感動や発見の共有は?

  • バケツに張った氷が手のひらの熱で溶けていく様子をじっと観察し、「あ、水になっちゃった!」と目の前で起きた変化を驚きとともに言葉にし、発見した喜びを一番に保育者に伝えてくれた。
  • 友だちが作ったブロックの造形や描画に興味を持ち、「〇〇ちゃんの、かっこいいね」「きれいだね」と素直な言葉で称賛し、相手の喜びを自分のことのように感じて共鳴する姿が見られた。
  • 「先生、見て見て!」と、自分で完成させたばかりの作品や見立て遊びの成果を嬉しそうに掲げ、保育者に認められ共感してもらうことで、深い満足感と自己肯定感を得ていた。
  • 絵本の読み聞かせ中、面白い展開や意外な場面になると、隣に座る友だちと自然に顔を見合わせ、「あはは!」と声を上げて笑い合い、一つの物語を通して感情を分かち合う楽しさを味わっていた。
  • 散歩中に見つけた小さな虫や冬の光など、心が動く発見をするたびに目を輝かせて「すごいよ!来て来て!」と保育者の手を引き、自分の世界へ誘おうとする能動的なコミュニケーションが見られた。

2. 低月齢グループ(10月〜3月生まれ)

【時期の目安】 1歳10ヶ月〜2歳3ヶ月頃

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子どもにとってどんな時期?

「イヤイヤ」の自己主張がピークを迎える子もいますが、それは自我が育っている証拠です。 言葉(二語文・三語文)が急速に増え、保育者との会話が成立するようになります。節分の鬼を見て怖がったり、保育者にしがみついたりと、感情表現が豊かになります。着脱や食事など、「自分で」やりたい気持ちを大切に見守る時期です。

2月に特に観たい発達テーマ

  1. 節分行事への反応(恐怖、保育者への依存)
  2. 言葉の爆発期(二語文・三語文、名前)
  3. 生活習慣の意欲(ズボン、靴下、手洗い)
  4. 手指の操作(ボタン、シール、描画)

🌿 養護(生活・情緒)

🩷 生命の保持(食事・排泄・着脱・健康)

Q1. 衣服の着脱への意欲は?

  • ズボンを履こうとする際、壁に手をついてバランスを取りながら片足を一生懸命に上げ、「自分で」という強い意志を持って足を通そうと粘り強く取り組んでいた。
  • 靴下を履く動作では、保育者に履き口を少し広げてもらうと、自分でも小さな手でグイッと引っ張り、つま先を入れようと真剣な眼差しで集中する姿が見られた。
  • 戸外遊びへの期待感から、棚から自分の帽子を取り出すと「お外!」「お帽子!」と声を弾ませ、前後が逆になっても気にせず自分で被ろうとする主体的な姿が見られた。
  • 靴を履く際、マジックテープを「ぺったん」というリズムに合わせて自分で留めようとし、しっかりと固定できたことを確認して満足そうに保育者に知らせていた。
  • 苦戦している際、保育者が手を貸そうとすると「自分で!」と手で遮るように意思表示をし、時間がかかっても最後まで自分の力でやり遂げようとする逞しい自立心が育っている。

Q2. 排泄(オムツ・トイレ)の感覚は?

  • おしっこや便が出た後の不快感が分かり始め、保育者と目が合うとオムツを指差したり「出た」と言葉で伝えたりして、排泄したことを積極的に知らせてくれるようになった。
  • 給食前や昼寝明けなど生活の節目に誘うと、嫌がることなく進んでトイレへ向かい、便座に座って「うーん」と真似をしたり、ゆったりと過ごしたりすることが習慣として定着してきた。
  • オムツ交換の際、寝転がるのではなく立ったまま「自分で」とズボンやオムツを下げようとするなど、身の回りの清潔に関することへ主体的に関わろうとする意欲が見られる。
  • 保育者とのやり取りの中でタイミングが合うとトイレでの排尿に成功し、一緒に「出たね!」「すっきりしたね」と喜びを共有することで、次への自信と意欲に繋げていた。
  • まだ事前の訴えは不安定ながらも、ふとした瞬間に「トイレ」と口にして向かおうとするなど、排泄の場所としての認識が深まり、自立に向けた心の準備が整いつつある。

Q3. 食事(スプーン・コップ)は?

  • スプーンを下から握る「下手持ち」を意識し、器の縁を上手に使って食べ物をすくい、こぼさないよう真剣な表情で口元まで運ぶなど、手先の巧緻性が高まってきた。
  • コップを両手で包むようにしっかりと支え、中身の減り具合に合わせて少しずつ傾きを調整しながら、こぼさずに落ち着いて飲むことができるようになった。
  • 苦手な食材があっても、保育者が「小さくしたよ」「一口食べてみる?」と優しく仲立ちをすると、それに応えるようにして挑戦し、食べられた時の達成感を自信に繋げていた。
  • 大好きなメニューを口にすると、目を細めて「おいしい!」「あまいね」と保育者に満面の笑みで伝え、味覚の広がりとともに食事を通した心の交流を楽しんでいた。
  • 完食して満腹になると、お皿を整えて満足そうな表情を見せ、保育者の言葉に合わせて「ごちそうさまでした」と手を合わせるなど、食事の終わりの挨拶が習慣として身に付いてきた。

Q4. 睡眠(午睡)の安定は?

  • 日中、戸外でたっぷりと身体を動かして遊ぶ充足感から、自分の布団に入ると心地よい疲れとともに自然と目を閉じ、スムーズに入眠して深い眠りにつく姿が見られた。
  • 入眠時にはお気に入りのタオルをそっと握りしめたり、保育者の温もりに触れたりすることで深い安心感を得て、穏やかな表情で安らかに眠りについていた。
  • 眠りが浅くなり途中で目が覚めてしまうことがあっても、保育者が傍に寄り添い優しく背中をトントンと叩くと、その安心感から再び深い眠りへと戻ることができていた。
  • 目覚めが非常に安定しており、起きた後は「おはよ」と声をかけたり、すっきりとした満足げな表情を浮かべたりしながら、機嫌よく午後の活動へと切り替えることができている。
  • 寝る時間になると、保育者の動きをよく見て自分の布団を小さな手で体に掛けようとしたり、枕を整えたりするなど、自ら眠る環境を整えようとする主体的な姿が見られた。

Q5. 健康管理(手洗い・鼻水)は?

  • 戸外遊びから戻ると、習慣的に自ら洗面台へと向かい、袖をまくろうとしたり水に手を差し出したりして、進んで手を洗おうとする衛生意識が芽生え始めている。
  • 鼻水が出ると指を差して「ハナ(出た)」と保育者に知らせ、優しく拭いてもらうと「すっきりした」というような晴れやかな表情を見せ、身の回りを清潔に保つ心地よさを味わっていた。
  • 厳しい寒さの中でも「お外!」と戸外遊びを心待ちにし、頬を赤らめながら元気に走り回るなど、冬の環境に適応しながらたくましく過ごす生命力が見られた。
  • 乾燥から肌を守るための保湿クリームを塗る際、保育者との触れ合いを楽しみながら大人しく身を委ね、自分の体を丁寧にケアしてもらうことに安心感と心地よさを感じていた。
  • 咳が出そうになると、保育者のこれまでの関わりを真似て、小さな手で口を覆おうとする仕草を見せるなど、周囲への配慮や清潔に対する関心が日常の何気ない動作の中に育っている。

💚 情緒の安定(安心感・自己発揮)

Q1. 節分(鬼)への反応は?

  • 迫力のある鬼のお面を目の当たりにすると、驚きからすぐに大好きな保育者の胸に飛び込み、ぎゅっとしがみつくことで自分の不安な気持ちを必死に落ち着かせようとしていた。
  • 怖さで涙を浮かべながらも、保育者の膝の上に座ることで安心感を得ると、泣き叫ぶだけでなく「あれは何だろう」と鬼の動きをじっと観察し、未知の存在への好奇心を覗かせていた。
  • 保育者の背中を盾にするように隠れながら、そっと腕の隙間から鬼の様子を伺い、怖いけれど見てみたいという葛藤の中で自分なりに心の準備を整える逞しさが見られた。
  • 鬼が部屋から去ると、大きく息を吐いてホッとしたような安堵の表情を見せ、保育者の「もう大丈夫だよ」という言葉に頷くと、すぐに切り替えて元の遊びに集中し始める切り替えの早さが見られた。
  • 保育者の顔をじっと見つめ、小さな声で「おに、こわいね」と抱いている感情を言葉にして伝え、保育者に「怖かったね」と共感してもらうことで心の安定を取り戻していた。

Q2. 自己主張(イヤイヤ)の様子は?

  • 自分の思い通りに進まない時や、遊びを中断された際、「イヤ!」とはっきりと言葉にして拒否の意思を示し、自分の「こうしたい」という強い欲求を周囲に分かってもらおうとする自我の芽生えが見られた。
  • 言葉でうまく伝えられないもどかしさや、悔しさを感じると、床にゴロンと寝転がって全身で不満をぶつけ、納得がいくまで自分の感情を出し切り、心の折り合いをつけようとする逞しい姿があった。
  • 何でも「じぶんで(自分で)!」と強いこだわりを見せ、時間がかかったり難しかったりしても保育者の手助けを拒み、最後まで自力でやり遂げることで「できた」という効力感を得ようとしていた。
  • 激しく泣いている時でも、保育者が傍で寄り添い「これがやりたかったんだよね」と悔しい気持ちに共感して受け止めると、ふっと表情が和らぎ、安心感から速やかに気持ちを切り替えることができていた。
  • 好きな遊びへの没入感が強まり、片付けの時間になると「もっと、まだやる」と涙を浮かべて訴えるなど、一つの物事に深く集中し、情熱を持って取り組むという知的な育ちを見せていた。

Q3. 保育者への愛着と信頼は?

  • 保育者に名前を呼ばれると、パッと明るい表情で振り返り、自分を受け止めてくれる安心感から「あー!」と声を上げながら全力で駆け寄るなど、特定の大人に対する強い親密さが見られた。
  • 遊びの途中で友だちとの衝突や不安なことがあると、一度保育者の足元に戻ってしがみつき、十分な安心感を得る(心の充電をする)ことで、再び力強く探索活動へと踏み出す「安全基地」としての信頼関係が築かれている。
  • 午睡前や活動の合間など、保育者の膝の上でゆったりと抱っこされて甘える時間を大切にしており、肌の温もりを通して情緒を安定させ、穏やかな気持ちで一日を過ごすことができている。
  • 自分で玩具を組み立てたり、靴が履けたりした際の「できた喜び」を一番に共有しようと、「みて!みて!」と保育者の顔を覗き込み、共感の言葉をもらうことで自己肯定感を高めていた。
  • 危険な行為などを注意されて涙を流しても、最後は自ら保育者の胸に飛び込んで抱きつき、その受容される経験を通して気持ちを切り替え、ぶつかり合いを乗り越えた後のより深い信頼関係を育んでいた。

Q4. 感情の表出は?

  • 自分の「好き」や「嬉しい」というポジティブな感情が溢れると、その場で弾むようにピョンピョンと飛び跳ね、輝く笑顔と全身の動きを使って弾けるような喜びを表現していた。
  • 散歩道で見つけた動く虫や不思議な形の雲に目を丸くし、「アッ!」と勢いよく指を差しながら保育者の顔を覗き込み、驚きと発見の感動を分かち合おうとする純粋な感性が見られた。
  • 遊びの中で友だちの楽しそうな笑い声が聞こえると、自然と顔を見合わせてつられるように「あはは」と笑い出し、言葉を超えた情緒的な繋がりの心地よさを共有していた。
  • お気に入りの季節の歌やリズム遊びの音楽が流れてくると、うっとりとした表情で体を左右にゆったりと揺らし、音楽の持つ雰囲気に自分の心身を委ねて表現することを楽しんでいた。
  • 寂しさを感じた時や入眠時など、自分で気持ちを立て直したい時には、そっと指をくわえたりお気に入りの布を触ったりして、自ら心を鎮めて落ち着こうとする「自己調節」の力が育ってきている。

Q5. 安心できる環境は?

  • お気に入りの小さな車やぬいぐるみを「自分のお守り」のように大切に持ち歩き、時折それを胸に当てて安心感を得ることで、初めての遊び場や広い空間でも一歩踏み出して過ごすことができていた。
  • 部屋の隅やトンネルの中など、自分の体がすっぽりと収まる狭いスペースを好み、そこを「自分だけの安心できる基地」にして、お気に入りの玩具を並べながら集中して遊びに没頭していた。
  • 賑やかな活動の合間に、静かでゆったりとした環境が整うと、ふっと肩の力が抜けたようなリラックスした表情を見せ、指先を使った微細な遊びにじっくりと腰を据えて取り組む姿が見られた。
  • 食事や着替えの際に「いつもの場所」が決まっていることで生活の見通しを持ち、「次は何をするか」を予測しながら、情緒を乱すことなく落ち着いて主体的に活動に参加することができていた。
  • 友だちとのトラブルなどで涙が出ても、信頼する保育者にゆったりと抱っこされて背中をさすられると、短時間で心の平穏を取り戻し、晴れやかな表情で再び遊びの輪へ戻る切り替えの早さが見られた。

🌸 五領域(遊びと活動)

🩵 健康(運動・身体)

Q1. 歩行の安定と運動は?

  • 足腰の筋力が一段と強まり、平坦な道では転ぶことがほとんどなくなり、追いかけっこをすると腕を振って安定した足取りで力いっぱい走ることを楽しんでいた。
  • 散歩道の小さな段差や縁石を見つけると、「よいしょ」と声を出しながら片足を大きく上げ、バランスを取りながら慎重にまたごうとするなど、自分の身体能力を試すような動きが見られた。
  • 保育者の動きをよく見て膝を曲げ、その場で「ピョン!」と言いながら両足でジャンプしようと試み、足が地面から離れる浮遊感に驚きと喜びを感じて何度も挑戦していた。
  • 身体的な体力がつき、冬の冷たい風の中でも「抱っこ」と甘えることが減り、目的地まで自分の足でしっかりと歩き通そうとする逞しい歩行姿が見られるようになった。
  • 階段や園庭の遊具の段差では、手すりをしっかり握ったり、空いている手をついて「三点支持」のような姿勢をとったりして、全身を巧みに使いながら一歩ずつ慎重に登り降りしていた。

Q2. 戸外での身体活動は?

  • 開放感のある広い園庭を全身を使って駆け回り、保育者との「まてまて遊び(追いかけっこ)」では、捕まりそうになるとキャッキャと歓声を上げながら、小走りで逃げ回る躍動感あふれる姿が見られた。
  • 転がるボールの動きに合わせて夢中で追いかけ、両手で頭の上から「エイ!」と投げたり、足の裏全体で力いっぱい蹴り出したりするなど、動く対象物に合わせた身体操作を楽しんでいた。
  • 砂場では安定した座り姿勢でどっしりと腰を据え、大きなスコップで山を作ったり、両手で深い穴を掘ったりすることに集中し、砂の感触を楽しみながら力強く腕を動かしていた。
  • 滑り台の斜面を滑り降りるスピード感に期待を持って繰り返し挑戦し、滑り終わった瞬間に足の裏でグッと地面を踏みしめ、「トン!」とバランスを崩さずに上手に着地して満足そうな表情を浮かべていた。
  • 鉄棒を小さな手でしっかりと握りしめて「ぶらーん」と自分の体重を預け、保育者に「見て!」と合図を送ってから足を浮かせ、数秒間耐えることで自分の腕の力強さを確かめる姿が見られた。

Q3. 手指の操作(つまむ・貼る)は?

  • シールの台紙から指先を器用に使って端をめくり、「ここ!」と声を出しながら画用紙の狙った場所にペタッと貼り付け、自分の思い通りに指先が動く心地よさを満足そうに味わっていた。
  • クレヨンを掌全体でしっかりと握り、肩や腕を大きく動かして画用紙いっぱいに力強い線を描いたり、少しずつ手首を使って「ぐるぐる」と円を描くような動きを楽しんだりしていた。
  • 小さな玩具を箱の隙間から出し入れすることに没頭し、中身が隠れたり再び現れたりする様子を「あった!」「ないない」と言葉にしながら、繰り返し指先の感触を確かめるように遊んでいた。
  • 大きめのボタンやファスナーに興味津々で、保育者に手伝ってもらいながら穴に通そうと指先に全神経を集中させ、「自分で」と何度も挑戦して仕組みを理解しようとする知的好奇心が見られた。
  • 粘土遊びでは、柔らかな感触を楽しみながら、親指と人差し指で細かくちぎって並べたり、手のひら全体で「ぎゅっ」と強く握りしめて形を変えたりするなど、力加減の変化を楽しんでいた。

Q4. 危険回避と安全は?

  • 段差でバランスを崩したり足元がふらついたりした際、とっさに両手を前について顔や頭を保護しようとする「防御反応」が確実に見られるようになり、身体の安全を自分で守る能力が高まってきた。
  • 散歩中や園庭で夢中で走っている時でも、保育者の「ストップ」「待って」という声が耳に届くと、ピタッと足を止めて振り返るなど、言葉の意味を理解して自分の行動を制御できるようになってきた。
  • 追いかけっこや探索活動で動いている際、周囲の友だちの存在を視野に入れられるようになり、ぶつかりそうになると自分から進路を変えたり速度を緩めたりして、事故を未然に防ごうとする姿が見られた。
  • 園庭の凹凸や濡れた地面など、不安定な場所を視覚的に捉え、手すりのある場所や平らな道を選んで歩くなど、自分の歩行能力に合わせた「安全なルート」を慎重に判断して遊んでいた。
  • 身体が安定したことで探索範囲が大きく広がり、花壇の隅や遊具の裏側など、細かい場所まで興味を持って覗き込み、危険がないか確認しながらも積極的に未知の空間を広げようとしていた。

Q5. 体力と活動量は?

  • 冬の冷たい空気の中でも「お外!」と戸外遊びを心待ちにし、頬を赤らめながら広い園庭を端から端まで活発に走り回るなど、外気温の変化に適応しながらたくましく身体を動かして遊んでいた。
  • 足腰の持久力が目に見えて向上し、散歩の帰り道でも「抱っこ」と甘えることが減り、目的地である園の玄関まで自分の足で一歩ずつしっかりと歩き通そうとする逞しい姿が見られた。
  • 日中、全身を使ってダイナミックに遊ぶことで、給食の時間には心地よい空腹感を感じ、「おいしいね」と保育者と顔を見合わせながら、意欲的にスプーンを進めて完食する日が増えてきた。
  • 活動量が増えた分、夕方には静かに絵本を見たり、保育者の膝の上で甘えたりして自ら休息をとる姿も見られるが、心身ともに満たされた様子ですっきりと機嫌よく過ごすことができている。
  • 陽光の下で十分に身体を動かす充実感を味わうことで、入眠が非常にスムーズになり、布団に入るとすぐに深い眠りにつくなど、活動と休息のバランスが取れた健やかな生活リズムが整っている。

🧡 人間関係(友だち・人)

Q1. 友だちへの関心(見る・まねる)は?

  • クラスの友だちの存在がはっきりと分かり始め、活動の合間に顔をじっと見つめたり、名前を呼ばれると自分からトコトコとそばに近寄って微笑んだりするなど、他者への親しみと関心を深めていた。
  • 友だちが手にしている玩具が魅力的に映り、「同じものがいい」という表情で手を伸ばしたり、隣で同じ玩具を並べて使い始めたりするなど、友だちの活動をきっかけに自分の遊びを広げようとする姿が見られた。
  • 友だちがジャンプをしたり、手を叩いて喜んだりする仕草を鋭く観察しており、「あはは」と声を出しながら同じ動作を即座に模倣し、動きを共有する楽しさを全身で味わっていた。
  • 泣いている友だちの鳴き声に気づくと、心配そうに側へ寄って顔を覗き込み、背中を撫でようとしたり保育者の顔を交互に見たりするなど、相手の感情に揺さぶられ、共感しようとする優しい芽生えが見られた。
  • お気に入りの友だちの隣に座ることを好み、直接的な言葉のやり取りは少なくても、お互いの存在を感じながら安心してそれぞれの遊びに没頭する「並行遊び」を通して、仲間との一体感を楽しんでいた。

Q2. 玩具の関わりは?

  • 友だちが使っている玩具がとても魅力的に映り、思わず手を伸ばしてしまうこともあるが、保育者が「あとでね」「貸してって言おうか」と仲立ちをすると、その言葉をじっと聞き、自分の欲求を少しずつ調整しようとする心の育ちが見られた。
  • 「同じものがいい」というこだわりから、友だちと全く同じ玩具を手にして隣に座り、顔を見合わせてニコニコと笑い合いながら、空間と持ち物を共有する安心感の中で遊びを楽しんでいた。
  • 大切に使っていた玩具を友だちに取られてしまい、悔しさで涙があふれる場面もあったが、保育者に「悲しかったね」と気持ちを代弁して受け止めてもらうことで安心し、自ら別の玩具を見つけて前向きに遊びを再開する切り替えの早さが見られた。
  • 友だちから偶然「どうぞ」と玩具を差し出されると、驚いたように目を丸くしてから嬉しそうに受け取り、一方通行ではない「やり取り」が生む温かな心地よさを肌で感じているようだった。
  • 積み上げた積み木を友だちと一緒に「ガッシャーン!」と崩し、崩れる音や衝撃に「あーあ!」と声を上げて顔を見合わせ、二人で笑い転げるなど、共通の出来事を通して楽しさを分かち合う姿があった。

Q3. 保育者とのやり取りは?

  • 保育者と「ちょうだい」「どうぞ」と玩具を介したやり取りを繰り返し、目が合うたびに「あったね」と顔を見合わせて笑い合うなど、一対一の応答的な関わりを心ゆくまで楽しんでいた。
  • 保育者が手遊びを始めると、その指先の動きを食い入るようにじっと見つめて模倣し、リズムに合わせて手を叩いたり体を揺らしたりして、音楽を共有する心地よさを味わっていた。
  • 遠くから名前を呼ばれると、自分のことだと分かって嬉しそうに手を挙げたり、「あーい(はーい)」と応えたりしながら、満面の笑みで保育者の元へ駆け寄る親密な姿が見られた。
  • 疲れを感じたり甘えたくなったりした時には、保育者の足元にすり寄ってしがみつき、ゆったりと抱っこされて背中をさすってもらうことで、急速に安心感と心の活力を取り戻していた。
  • 保育者の膝の上を定位置にして絵本を読んでもらうことを好み、物語の展開に驚いたり指を差したりしながら、大好きな大人の温もりの中で「共有される喜び」を安心して楽しんでいた。

Q4. 他者への反応は?

  • 他クラスの職員や来客の存在に気づくと、遊びの手を止めて興味深そうにじっと顔を見つめ、相手がどのような行動をするのかを真剣な眼差しで観察する知的好奇心が見られた。
  • 園庭や廊下ですれ違うお兄さんやお姉さんのダイナミックな動きに憧れの眼差しを向け、その活発な遊び方をじっと目で追いながら、自分もやってみたいという期待を膨らませているようだった。
  • 散歩道ですれ違う地域の方に対し、保育者の傍で安心感を得ながら自分からニコニコと笑顔を向け、小さな手を振って応えるなど、周囲の人々との穏やかな触れ合いを自分なりに楽しんでいた。
  • 「バイバイ」と声をかけられると、言葉の意味を理解して嬉しそうに手を振り返し、相手と視線を合わせながら心が通い合う心地よさを味わい、人との関わりに対して肯定的な意欲を見せていた。
  • 保育者が外部の方に挨拶をする様子をよく見ており、その仕草を模倣して「ペコリ」と頭を下げようとするなど、身近な大人の振る舞いを通して社会的なマナーに親しもうとする姿が見られた。

Q5. 集団生活への入り口は?

  • 給食やおやつの時間に、友だちや保育者とテーブルを囲んで座ることを好み、隣の友だちと顔を見合わせて微笑んだり、賑やかな会話の響きを楽しんだりしながら、みんなで食べる温かな雰囲気を満喫していた。
  • 朝の集まりでピアノの音が聞こえてくると、自分の定位置へトコトコと向かい、歌に合わせて体を左右に揺らしたりパチパチと手を叩いたりして、クラスの一体感の中に身を置くことを喜んでいた。
  • 部屋の一角に友だちが数人集まって遊んでいるのを見つけると、その楽しそうな熱気や雰囲気に惹きつけられるように自分から輪に近寄り、少し離れた場所からじっと見守ったり同じ玩具を手に取ったりしていた。
  • 片付けの音楽が流れると「おしまい」の合図であることを理解し、保育者や友だちの動きをよく見て真似をしながら、手に持っていた玩具を箱の中に一つひとつ丁寧に入れようとするなど、集団のルールを意識し始めていた。
  • 紙芝居や大型絵本の読み聞かせが始まると、物語の展開に引き込まれるように集中し、隣の友だちと驚きを共有しながら、一定時間座って静かにお話の世界を味わうという知的な落ち着きが見られた。

💛 環境(自然・物)

Q1. 冬の自然(寒さ・氷)への反応は?

  • 水たまりに張った氷を見つけると目を丸くして驚き、指先で恐る恐る触れて「つめたい!」とその鮮烈な感覚を言葉や表情で保育者に懸命に伝えていた。
  • 冷たい北風が吹くと、保育者の顔を見ながら「さむいね」と言って身を縮めたり、目を細めて風の勢いを感じたりしながら、冬特有の気候を肌で実感していた。
  • 茶色く乾燥した落ち葉が広がる場所では、一歩踏み出すたびに鳴る「カサカサ」という軽快な音や足の裏に伝わる感触に声を上げて喜び、繰り返し歩き回って楽しんでいた。
  • 木々の葉が落ちて枝だけになった様子を不思議そうに見上げ、指を差しながら「葉っぱ、ないね」「おやすみ?」と、身近な自然の変化を自分なりの言葉で捉えようとしていた。
  • 園庭の隅に霜柱を見つけると、保育者の真似をして慎重に足で踏みしめ、「ザクザク」と崩れる独特の音や感触に夢中になり、冬の宝物を見つけたような誇らしげな表情を見せていた。

Q2. 節分(豆・鬼)への興味は?

  • 新聞紙を丸めて作った「豆」を小さな手でギュッと握りしめ、感触を楽しみながら、保育者の「えい!」という掛け声に合わせて力いっぱい腕を振って投げようとする、意欲満載な姿が見られた。
  • 壁に飾られたカラフルな鬼のお面にいち早く気づくと、「あ!」と指を差して保育者の顔を覗き込み、少し驚いたような表情を浮かべながらも、その不思議な造形を興味深そうにじっと見つめていた。
  • 保育者が「おに、きたね」などと話しかけると、その響きを真似て「おに、おに」と一生懸命に口を動かし、新しい言葉を獲得しながら行事の特別な雰囲気を感じ取っていた。
  • 厄除けの柊(ひいらぎ)の葉を保育者と一緒にそっと指先で触れ、「チクチクするね」という言葉を聞いて「ホントだ」というように目を丸くし、自然物の不思議な感触を慎重に確かめていた。
  • 「鬼のパンツ」や「まめまき」の曲が聞こえてくると、嬉しそうにリズムに合わせて手を叩いたり、腰をフリフリと揺らしたりして、音楽を通して節分の陽気な雰囲気を全身で楽しんでいた。

Q3. 玩具への興味(音・動き)は?

  • マラカスや鈴などの鳴り物を手に取ると、振る強さによって音の大きさが変わることに気づき、お気に入りの曲に合わせて嬉しそうに全身を揺らしながら、リズムを奏でることを楽しんでいた。
  • 車の玩具を床に走らせながら、自分の口でも「ブーブー」「ガタンゴトン」と音を出し、本物の車が走る様子を思い描きながら、イメージを広げて遊ぶ姿が見られた。
  • プルトイ(引っ張る玩具)の紐を小さな手でしっかりと握り、自分の後ろをついてくる様子を「おいで」と呼ぶように何度も振り返り、自分の動きに連動して動く面白さを味わいながら歩いていた。
  • 予測できない方向に転がるボールを目でしっかりと追いかけ、「待て待てー!」と声を弾ませて夢中で追いかけ、追いつくと満足そうに抱きしめるなど、動く対象物への強い関心が感じられた。
  • 大きさの異なるカップを重ねる遊びでは、入らないと「あれ?」と首を傾げて試行錯誤し、高く積み上げたものを「ガッシャーン!」とダイナミックに崩しては、その爽快感に保育者と笑い合っていた。

Q4. 探索活動(場所・空間)は?

  • 部屋の隅々まで意欲的に探索を広げ、棚の奥に見つけた玩具や壁の掲示物に「あった!」と声を上げ、発見した喜びを指差しや言葉で保育者に懸命に伝えていた。
  • カーテンの後ろやトンネルなどの狭い空間に身を隠し、保育者が「どこかな?」と探す声に耳を澄ませて待ち、「ばあ!」と笑顔で飛び出してくる「隠れる・見つかる」の繰り返しを楽しんでいた。
  • 鏡に映る自分の姿を不思議そうにじっと見つめ、顔を近づけて舌を出したり、ニコッと笑いかけたりしながら、自分自身の存在や表情の変化を確かめるように遊んでいた。
  • 棚の上の玩具など、自分の目線より少し高い場所にあるものへ「なんだろう?」と強い関心を持ち、つま先立ちをして一生懸命に背伸びをしながら、視点を変えて世界を見ようとする探求心が見られた。
  • 園庭では「何かあるかな?」と地面を夢中で手やスコップで掘り起こし、小さな石や隠れていた木の実を見つけると、それを手のひらに乗せて大切そうに眺め、宝物を見つけたような誇らしげな表情を浮かべていた。

Q5. 物の特性への気づきは?

  • 丸いボールは転がり、四角い積み木は重なるという物の形による性質の違いを理解し始め、斜面にボールを置いて転がる様子を追ったり、積み木を慎重に高く積み上げたりして、それぞれの特性を遊びの中で確かめていた。
  • タッパーなどの容器の蓋を「パチン」と器用に開け閉めすることに没頭し、中の玩具が隠れたり再び現れたりする「永続性」の変化を、不思議さと期待を持って繰り返し楽しんでいた。
  • 玩具のスイッチやボタンを「押すと音が鳴る」という因果関係に気づき、人差し指に力を込めて何度もボタンを押し、自分の操作によって音が鳴り響くことに満足感と喜びを感じていた。
  • ラップの芯などの長い筒を手に取ると、片方の目で見通すように覗き込み、向こう側の景色が丸く切り取られて見える発見に「あ!」と声を上げ、周囲の友だちにも見せようとする知的な面白がり方が見られた。
  • 木の積み木のような硬く重い物と、布のぬいぐるみのような柔らかく軽い物を交互に手に持ち、指先でつまんだり手のひらでギュッと握りしめたりして、質感や重さの違いを感覚的に捉えようとしていた。

💚 言葉(理解・発語)

Q1. 二語文・言葉の広がりは?

  • 自分の抱いた感情を共有しようと、「マンマ、あった(いた)」「これ、おいしね(おいしいね)」など、単語を繋げた二語文を用いて、保育者に一生懸命に伝えようとする姿が微笑ましく見られた。
  • 窓の外を見て「ブーブー、きた」と状況を知らせたり、玩具が見当たらない時に「ないない、あった?」と消失や疑問を口にしたりして、言葉を介した保育者との双方向のやり取りを存分に楽しんでいた。
  • 散歩道や絵本の中で興味のあるものを見つけると、勢いよく指を差しながら「アッ!アッ!」と声を弾ませ、保育者の顔を何度も覗き込んで「共感してほしい」という強い欲求を全身で表現していた。
  • 保育者が話す言葉にじっと耳を傾け、お話の語尾を可愛らしく真似して繰り返したり、自分の名前に「あーい(はーい)」と明快に応じたりするなど、言葉の響きそのものへの関心と理解が深まっている。
  • 節分の行事や日々の遊びを通して、「おに」「まめ」「いたい(痛い)」などの新しい言葉を次々と吸収し、生活の様々な場面で覚えたての言葉を自分なりに活用して表現する喜びを味わっていた。

Q2. 指示の理解は?

  • 保育者が「おいで」と手招きすると、自分を呼んでいることを理解し、目を輝かせて「あー!」と声を上げながら真っ直ぐに駆け寄るなど、親密なやり取りへの期待感が見られた。
  • 遊びの終わりに「ナイナイ(お片付け)しよう」と声をかけると、その言葉を合図に手に持っていた玩具を箱へ運ぼうとするなど、生活の流れと言葉の結びつきが強まってきた。
  • 保育者が手を差し出して「ちょうだい」と言うと、一度は惜しむような仕草を見せながらも、保育者の笑顔を見て「はい」と手渡すことができ、共有する喜びを味わっていた。
  • 食事や集まりの時間になると、「お椅子に座ろうね」という促しに反応し、自分から定位置へ向かって座ろうとするなど、言葉によって次の行動を見通す力が育っている。
  • 「ダメ」といった直接的な言葉だけでなく、保育者の落ち着いた声のトーンや真剣な表情を察し、危険な場所へ行こうとした際に自ら動きを止めて振り返るなど、非言語情報の理解も深まってきた。

Q3. 指差し行動は?

  • 散歩中に動く虫や珍しい花を見つけると、勢いよく「アッ!」と指を差し、保育者の顔を何度も覗き込んで「見て、見て!」と発見の感動を懸命に共有しようとしていた。
  • 絵本を開くと、お気に入りの動物を迷わず指差し、「ワンワン」「ブーブー」など知っている名前を口にしながら、保育者に「正解かな?」と確認するように微笑みかけていた。
  • 遠くで鳴る飛行機の音にいち早く気づき、空の一点を見事に指し示して、飛んでいる場所を保育者に教えようとするなど、集中した聴覚と視覚の連動が見られた。
  • 二つの玩具や絵本を提示され「どっちにする?」と聞かれると、自分の気持ちを確かめるように少し考えた後、好きな方を力強く指差し、自分の意思をはっきりと伝えようとしていた。
  • 手の届かない場所にある玩具を見つけると、それを指差しながら「ん、ん!」と声を上げ、「あれを取って」という明確な要求を保育者に伝え、手助けを求めるコミュニケーションが取れていた。

Q4. 名前への反応は?

  • 名前を呼ばれると、パッと明るい表情で「ハーイ!」と元気よく手を挙げ、周囲に誇らしげにアピールするなど、返事を通して自分を表現することを楽しんでいた。
  • 遊びに夢中になっていても、遠くから自分の名前を呼ぶ保育者の声に即座に反応し、期待に満ちた笑顔で振り向いて「ここにいるよ」と伝えるような仕草を見せていた。
  • 自分の持ち物やロッカーの「マーク」を認識し、それを見つけると「これ!」と嬉しそうに指差し、自分の居場所や所有物に対する愛着と安心感を表現していた。
  • 朝の集まりなどで友だちの名前が呼ばれると、その子の姿をキョロキョロと探し、「いた!」と指を差したり微笑んだりして、特定の友だちの存在を意識している様子が見られた。
  • 「先生」という言葉の響きを理解し、保育者と目が合うと自分から「センセ、センセ」と一生懸命に呼びかけ、親しみを持って甘えたり自分の発見を伝えようとしたりしていた。

Q5. 絵本や歌への反応は?

  • 「鬼のパンツ」などリズムの強調された曲が流れると、膝を曲げて屈伸したり、腰をフリフリと左右に振ったりして、リズムに合わせて全身で「ノリノリ」な気分を表現することを楽しんでいた。
  • 手遊びが始まると保育者の指先の動きを食い入るようにじっと観察し、自分なりに手をパチパチさせたり指を動かしたりして、一生懸命に模倣しながら一体感の中にいる心地よさを味わっていた。
  • 絵本への関心が深まり、厚紙のページを小さな指先で一枚ずつ丁寧にめくっては、新しい絵が現れる変化をじっくりと楽しむなど、自分のペースで読み進めることに集中していた。
  • 絵本の中に「ワンワン(犬)」や「ブーブー(車)」など知っているものを見つけると、輝くような表情で指を差し、「あったね」と保育者の顔を見て、発見した喜びを誇らしげに報告していた。
  • 季節の歌や馴染みのメロディに合わせて、サビのフレーズや語尾を「あー」「うー」とハミングのように口ずさみ、声を出して音を紡ぐことの楽しさを自分なりに表現していた。

💜 表現(感性・創造)

Q1. 音楽・リズム遊びは?

  • お気に入りの曲がスピーカーから流れてくると、その場で腰を落として膝を曲げ伸ばし(屈伸)し、満面の笑みで全身を使ってリズムを刻む躍動感あふれる姿が見られた。
  • 身近な空き箱や積み木を手に取ると、床や机を「トントン」と叩き、叩く強さによって音の響きや手に伝わる振動が変わる不思議さを、真剣な眼差しで面白がっていた。
  • マラカスを両手でしっかりと握りしめて「シャカシャカ」と力いっぱい振り、自分の動作に連動して軽快な音が鳴り響くことに驚きと大きな喜びを感じていた。
  • ピアノの柔らかな音色に気づくと、吸い寄せられるように近寄り、心地よいメロディに合わせて体を左右に「ゆらゆら」と大きく揺らし、音楽の持つ穏やかな空気感に親しんでいた。
  • 遊びの最中でも保育者の優しい歌声が聞こえてくると、ピタッと手を止めて顔を上げ、うっとりとした表情でじっと聴き入るなど、音に対して深い安心感と感受性を示していた。

Q2. 描画・造形への関心は?

  • 太いクレヨンを掌でしっかりと握りしめ、画用紙を「トントン」と力強く叩いて色の点が付く様子や、リズミカルな音を立てることを全身で楽しんでいた。
  • 腕を動かした際に偶然描けた鮮やかな線を見て「アッ!」と驚きの声を上げ、自分の手の動きが跡として残る「描画の原体験」に感動し、繰り返し腕を動かそうとする意欲が見られた。
  • 指先にくっついて離れないシールの粘着感に不思議そうな表情を浮かべながらも、反対の手を添えて剥がしたり、画用紙の狙った場所へ貼ろうと指先を全神経を集中させて動かしていた。
  • 新聞紙の両端を指先でつまみ、力を込めて「ビリビリ」と引き裂く音や、紙の形がみるみる変わっていくダイナミックな変化に目を輝かせ、夢中になって破り続けていた。
  • 小麦粉粘土のしっとりと柔らかな感触を楽しみ、掌で「ギュッ」と握りしめて自分の指の跡が深く残る様子をじっと見つめ、素材の可塑性(形が変わること)を興味深そうに確かめていた。

Q3. 模倣遊び(まねっこ)は?

  • 四角いブロックを携帯電話に見立てて耳に当て、「あーい(はーい)」と楽しそうに頷きながら、保育者の話し方を真似て「もしもし」と電話ごっこに没頭する姿が見られた。
  • 保育者が床を拭く様子をじっと観察しており、自分もタオルを手に取ると「ゴシゴシ」と言いながら一緒に床をこすり、大人の手伝いをしているような誇らしげな表情で張り切っていた。
  • 保育者が外部の方に「こんにちは」と挨拶する姿をよく見ており、そのタイミングに合わせて自分も腰を曲げて「ペコリ」と深く頭を下げ、社会的な仕草を楽しみながら取り入れていた。
  • 空のコップを口に当てて「ゴクゴク」と飲む真似をし、飲み終わると「ぷはーっ!」と満足そうに息を吐いて保育者と顔を見合わせ、日常のワンシーンを再現する喜びを分かち合っていた。
  • 帰り際に「バイバイ」という言葉と手の動きを向けられると、嬉しそうに視線を合わせながら小さな手を左右に振り返し、お別れの挨拶というコミュニケーションの形を大切に繰り返していた。

Q4. 発見や驚きの表現は?

  • 壁に飾られた節分の鬼のお面にいち早く気づくと、足を止めて目を丸くし、少し驚いたような表情を浮かべながらも、その不思議な色彩や形を興味深そうにじっと見つめていた。
  • 氷に触れた瞬間、その鮮烈な冷たさに身を震わせるように驚き、弾んだ声で「つめたーい!」と叫んで、自分の指先に起きた大発見を保育者に必死に伝えていた。
  • 散歩中に空を飛ぶ鳥や飛行機の小さな音に敏感に反応し、力強く指を差して「あ!あ!」と声を上げ、保育者が「いたね」と応じると満足そうに何度も頷いていた。
  • 保育者が隠した玩具が「ばあ!」と目の前に現れると、期待通りの展開にパチパチと手を叩いて大笑いし、驚きが喜びに変わる瞬間を全身で表現していた。
  • 自分の投げたボールが予想外の方向に転がるのを目で追いかけ、予測できない動きに「キャー!」と歓声を上げ、弾むような足取りで追いかけながら興奮気味に楽しさを表していた。

Q5. 全身を使った表現は?

  • 自分の「できた!」という達成感や嬉しい出来事があると、満面の笑みで「バンザーイ!」と両手を高く挙げ、弾むように膝を揺らして全身から溢れ出す喜びを表現していた。
  • リズムの良い曲が流れると、その場で足踏みをしたり「くるくる」と回ったりして、自分の体が動く心地よさや、視界が回る不思議な感覚を全身で楽しんでいた。
  • 節分の豆まきごっこでは、新聞紙を丸めた豆をしっかりと握り、肩や腕を大きく動かして「えいっ!」と力いっぱい投げるなど、全身の力を発散させる心地よさを味わっていた。
  • ダンボール箱を見つけると自分からすっぽりと体を滑り込ませ、狭い空間に収まる感覚を楽しみながら、保育者に見つかると「キャー!」と声を上げて全身で喜びを爆発させていた。
  • 大きなシフォン布を頭から被って「おばけ」になりきり、保育者が近づくと「ばあ!」と勢いよく布を跳ね除けて顔を出し、相手を驚かせるという「役割を演じる楽しさ」を味わっていた。

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