不適切保育が起こる原因は?何故起こるの?現役保育士が分析した結果見つかった5つの原因

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不適切保育が起こる原因を見つめなおすと不適切保育が起きにくくなる。5つの原因について分析しました。今、現在起きている不適切保育を是正し、過ごしやすい保育空間にしましょう。

不適切保育とは・・・

「虐待等と疑われる事案」「こどもの人権擁護の観点から望ましくないと考えられるかかわり」です。

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不適切保育が起きる実態や背景にはどんなものがあるのかを紐解いてみましょう。

要因1:知識の無さ(倫理観と専門性)

要因2:対人の関わりが「作業」になる。

要因3:環境による弊害

要因4:~せねばならないの弊害

要因5:感情のコントロールが出来ない保育士

要因1 知識の無さ(倫理観と専門性)

不適切保育は、保育士の倫理観や知識不足が原因で起こることが多いと考えられます。

倫理観は、その人が育ってきた環境で形成されるものです。保育士は、子どもの健全な成長を支援する専門家であるため、子どもの権利や人権を尊重する倫理観を身につける必要があります。

知識不足も、不適切保育の原因の一つです。保育士は、子どもの発達や保育に関する最新の知識を常にアップデートする必要があります。

ご指摘の給食を無理やり食べさせる保育士は、おそらく自分の育ってきた環境で、完食することが良いことという価値観を身につけていたのでしょう。しかし、保育所保育指針では、食事は楽しい雰囲気の中で喜んで食べることが大切であるとされています。

保育士がこの知識を持っていれば、子どもの食べたい量を尊重し、無理やり食べさせようとすることはなかったでしょう。

不適切保育を防止するためには、保育士の倫理観や知識の向上が不可欠です。保育士の養成や研修において、子どもの権利や人権、保育に関する最新の知識を学ぶ機会を充実させることが重要です。

また、保育士の倫理観や知識を評価する制度を導入することで、保育士の質の向上につなげることも考えられます。

不適切保育は、子どもの心と体に深刻な影響を与えます。子どもたちが安心して過ごせる安全な保育環境を守るために、保育士の倫理観や知識の向上に取り組むことが重要です。

要因2 環境による弊害

先輩保育士が子どもに暴言を吐いたり、体罰を加えたりするような環境では、新人保育士は、それが当たり前のことだと勘違いしてしまうかもしれません。

また、子どもが恐怖心や不安感を抱いて従順になっている様子を見て、自分も同じことをすれば子どもは従ってくれると考えてしまうかもしれません。

不適切保育の環境を断ち切るためには、保育士の倫理観や知識の向上に加えて、保育園の環境を改善することも重要です。

保育園の管理者や経営者は、保育士の働きやすい環境を整え、不適切保育が起こらないよう、職員研修や職場環境の改善に取り組む必要があります。

また、保育園の保護者も、子どもの様子に異変がないか注意し、不適切保育が疑われる場合は、すぐに保育園や行政に相談することが大切です。

虐待の連鎖を断ち切るためには、一人ひとりの意識と行動が不可欠です。

要因3 対人の関わりが「作業」になる。

子どもとの関りが作業になってしまうと、子どもの個性や状況を尊重できなくなり、不適切な保育につながる可能性があります。

食事の前の手洗いの場合、手洗いが作業になると、とにかく手を洗うことだけが重要になり、子どもの気持ちや水の冷たさ、キレイにすることの大切さなどを考慮できなくなってしまいます。

そのため、手に汚れがついている子どもに対して、無理やり手を洗わせたり、怒ったりするなど、不適切な対応をしてしまう可能性があります。

子どもとの関わりを作業にしないためには、子どもの個性や状況を理解し、子どもの立場に立って考えることが大切です。

食事の前の手洗いの場合、子どもが手に汚れをつけやすい状況なのか、水の冷たさが苦手なのかなど、子どもの状況を把握した上で、子どもが手を洗いたいと思うような関わり方をする必要があります。

子どもとの関わりを作業にしないためにも、保育士は子どもの個性や状況を理解し、子どもの立場に立って考えるという意識を常に持つことが重要です。

要因4 ~せねばならないの弊害

保育を行っている上で「~せねばならない」と思うと、子どもの主体性を尊重できなくなり、不適切な保育につながる可能性があります。

散歩前にトイレに行くように伝える場合、子どもの「おしっこは出ないから行かない」という選択を尊重することが大切です。子どもの気持ちを無視して無理やりトイレに行かせてしまうと、子どもは自分の意思を尊重されていないと感じ、保育士に不信感を抱く可能性があります。

また、子どもが散歩先でトイレに行けずに困るという経験をすることで、次回はトイレに行くことを自主的に考えるようになるでしょう。

「~せねばならない」と思うのではなく、「~した方がいい」という考え方を持つことが大切です。子どもの主体性を尊重し、子どもが自ら行動を起こすような関わりを心がけましょう。

子どもの主体性を尊重することで、子どもが自ら考えて行動できるようになり、子どもの成長につながります。

要因5 感情のコントロールが出来ない。

感情は、保育士が子どもと関わる上で重要な役割を果たします。子どもの感情を理解し、共感することで、子どもとの信頼関係を築き、子どもの成長を促すことができます。

しかし、感情をコントロールできないと、子どもに不適切な対応をしてしまう可能性があります。

例えば、子どもが言うことを聞かなかったときに、怒りや苛立ちを抑えられずに、子どもを叱ったり、叩いたりしてしまうと、子どもは恐怖心や不安感を抱き、保育士を信頼できなくなってしまうでしょう。

保育士は、子どもの感情を理解し、共感しながらも、自分の感情をコントロールすることが大切です。

  • 子どもの感情を理解し、共感する
  • 自分の感情を客観的に捉える
  • 感情をコントロールするための方法を身につける

感情をコントロールできるようになることで、子どもとより良い関係を築き、子どもの成長を支援することができるでしょう。

また、感情をコントロールできないことで、保育士自身も心身に負担がかかり、うつ病や燃え尽き症候群などのリスクが高まる可能性があります。

保育士は、自分の感情をコントロールするためにも、心身の健康を維持するためにも、適切なセルフケアを行うことが大切です。

保育士として保育を行っていく為に。

保育士は、子どもの健全な成長を支援する専門職です。そのため、子どもに不適切な対応をすることは、決して許されません。

不適切な保育をする保育士は、決して「よし!不適切な保育をしてやろう!」という気持ちで保育をしているわけでは無いでしょう。

保育士になるまでには、さまざまな考えや経験が影響しています。その中で、子どもに対する理解や尊重が欠けていたり、自分の感情をコントロールする力が低かったりすることで、不適切な保育につながってしまう可能性があります。

保育士は、子どもの個性や状況を理解し、子どもの立場に立って考えることが大切です。また、自分の感情をコントロールし、子どもに安心感を与えられるような関わりを心がけることが大切です。

不適切な保育を未然に防ぐためには、保育士自身が自分の考えや経験を振り返り、子どもとの関わり方を見つめ直すことが重要です。また、保育士同士で悩みを共有したり、専門家の助けを求めたりすることも大切です。

せっかくになった保育士という職業を、不適切な保育によって終わらせないためにも、日々気を付けていきましょう。

不適切な保育をなくすためには、保育士一人ひとりの努力だけでなく、保育園や行政、保護者など、さまざまな関係者の協力が不可欠です。

子どもたちが安心して過ごせる安全な保育環境を守るために、私たち一人ひとりができることを考え、取り組んでいきましょう。

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