2歳児クラスの8月は、水遊びやプール遊びが日常化し、子どもたちの遊びが最もダイナミックになる時期です。 水への恐怖心を克服したり、顔をつけられるようになったりと、目に見える成長が多い一方で、夏の疲れからくる体調変化や「イヤイヤ」の強まりにも配慮が必要な月です。
8月の特徴と観察ポイント
クラスにとってどんな時期?
プール遊びの手順が定着し、子どもたちが主体的に準備や片付けに関わろうとする姿が見られます。活動量が増える分、休息(午睡)をしっかりと確保し、静と動のメリハリある生活リズムを作ることが大切です。
子どもにとってどんな時期?
水遊びを通して開放感を味わい、友だちと一緒に遊ぶ楽しさを共有します。薄着の季節を活かしてトイレトレーニングが進む子も多く、「お兄さん・お姉さんパンツ」への憧れやプライドが芽生えます。
8月に特に観たい発達テーマ
- 水遊びの深まり(ワニ歩き、顔つけ、友だちとの掛け合い)
- 夏の生活習慣(汗の始末、着替え、トイレでの排泄)
- 夏の自然と発見(セミ、色水、影、冷たさ)
- 言葉による自己主張と交渉(「貸して」「あとで」)
1. 前半・低月齢(2歳0ヶ月~2歳5ヶ月頃)
【特徴】 水遊びに慣れ、自分から積極的に水に関わろうとします。言葉でのやり取りが増えますが、まだ気持ちをうまく伝えられず手が出ることもあります。トイレへの興味が高まり、成功体験が増える時期です。
🌿養護(生活・安心感)
🩷生命の保持(食事・睡眠・排泄・健康)
Q1. 夏の盛りの「食欲」や「食べ方」は?
- 暑さで食欲が落ち気味だったが、食べやすいメニューは完食していた。
- 苦手な野菜を「いらない」と除けたが、一口頑張ろうとしていた。
- スプーンやフォークを下握りで持ち、こぼさずに食べていた。
- コップを両手で持ち、ゴクゴクと水分補給をしていた。
- 遊び疲れて食事中に眠くなったが、励ますと最後まで食べていた。
Q2. 排泄(トイレトレーニング)の進み具合は?
- 「オシッコ出る」と言葉で伝え、トイレに行けていた。
- タイミングが合うとトイレで排尿でき、シールを貼って喜んでいた。
- 遊びに夢中でトイレに行きたがらないことがあった。
- オムツが濡れると、「出ちゃった」と教えてくれた。
- ズボンやパンツを自分で脱ごうと、親指を入れて下げていた。
Q3. 汗や汚れ(清潔)への反応は?
- 汗をかいて「服脱ぐ」と言い、着替えを求めていた。
- 手が汚れると気にして、すぐに洗いに行こうとしていた。
- 鼻水が出ると、ティッシュを持ってきて拭いてほしがった。
- シャワーを浴びて、「さっぱりしたね」と気持ちよさを共有していた。
- 泥んこ遊びで汚れても平気で、感触を楽しんでいた。
Q4. 睡眠(午睡)の質とリズムは?
- プール遊びの疲れから、布団に入ると即座に入眠していた。
- 自分のタオルを顔に当て、安心して眠りについていた。
- 途中で目が覚めて泣いたが、トントンすると再入眠できた。
- 寝汗をかいて起きたが、水分をとると落ち着いた。
- 目覚めが良く、自分で布団から出てきていた。
Q5. 衣服の着脱(パンツ・Tシャツ)は?
- Tシャツの裾を持って、頭から被ろうとしていた。
- ズボンに足を通そうと、座ってバランスを取っていた。
- 「できない」と甘えたが、手を添えると自分で引き上げた。
- 靴の左右を確認して、自分で履こうとしていた。
- 脱いだ服をカゴに入れようとしていた。
💚情緒の安定(愛着・イヤイヤ)
Q1. 水遊びでの情緒の安定は?
- 最初は水を怖がっていたが、保育者と一緒に少しずつ慣れていった。
- 顔に水がかかっても泣かずに、手で拭って遊んでいた。
- 自分のペースで水遊びを楽しみ、笑顔を見せていた。
- 「冷たいね」と保育者と顔を見合わせ、共感していた。
- 怖くなるとプールから上がり、見学して落ち着いていた。
Q2. 「イヤイヤ(自己主張)」の出方は?
- 気に入らないことがあると、床に寝転がって抗議していた。
- 「イヤ!」と言葉で強く拒否し、自分の意思を通そうとした。
- 自分でやりたいのにできず、葛藤して泣いていた。
- 気持ちを受け止めると、涙を拭いて遊びに戻った。
- 玩具の貸し借りができず、抱え込んで守ろうとしていた。
Q3. 甘えと自立のバランスは?
- 眠くなると保育者にべったりと甘えていた。
- 困った時だけ助けを求め、それ以外は一人で遊んでいた。
- 抱っこしてほしい時に、両手を広げてアピールしていた。
- 着替えを「やって」と言ったが、励ますと自分で頑張った。
- 登園時は泣いても、すぐに好きな遊びを見つけていた。
Q4. 自分の気持ちをどう表現していますか?
- 嬉しい時に飛び跳ねて、全身で喜びを表していた。
- 怒った時に友だちを押そうとしたが、言葉で止めると手を引いた。
- 悲しい時に涙を流し、慰めてもらうのを待っていた。
- 楽しい時に「キャハハ」と笑い、友だちと顔を見合わせていた。
- 「痛い」と言って、ぶつけた場所を指差していた。
Q5. 保育者との関わり(安心感)は?
- 遊びの合間に保育者と目を合わせ、ニコッと笑っていた。
- 困ったことがあると、保育者の服を引っ張って知らせた。
- 絵本を持ってきて、膝の上で読んでほしがった。
- 姿が見えなくなると探すが、声を聞くと安心して遊び続けた。
- 手遊びを一緒にして、楽しさを共有していた。
🌸五領域(感覚・探索)
🩵健康(身体機能・運動)
Q1. 水遊びでの身体の使い方は?
- タライの水を手で叩き、水しぶきを上げて楽しんでいた。
- ジョウロに水を入れ、持ち上げてジャーっと流していた。
- プールの中でワニ歩き(四つん這い)をし、全身で水を感じていた。
- 水鉄砲(マヨネーズ容器)を押し、指先の力を使っていた。
- カップに水を汲み、こぼさないように運んでいた。
Q2. 戸外での歩行・走行の様子は?
- 園庭の凸凹した地面でも転ばずに、しっかりと走ることができた。
- 両手を振って小走りをし、追いかけっこを楽しんでいた。
- 転んでも手をついて体を守り、すぐに立ち上がっていた。
- 段差の前で一度止まり、足元を確認して降りていた。
- 音楽に合わせて、その場でジャンプしようとしていた。
Q3. 手指を使った操作(つまむ・通す)は?
- 紐通しに集中し、穴に紐を通そうと真剣な表情だった。
- シールを台紙から剥がし、紙に貼ることを楽しんでいた。
- ペットボトルのキャップを回して開けようとしていた。
- クレヨンを握りしめ、力強くグルグルと描いていた。
- 洗濯バサミをつまんで、開閉する感触を楽しんでいた。
Q4. 身体感覚(リズム・バランス)は?
- 体操の曲が流れると、保育者の真似をして体を動かしていた。
- 平均台の上を、保育者と手を繋いで渡っていた。
- 抱っこでぐるぐる回ると、目を回して喜んでいた。
- マットの上でゴロゴロ転がり、全身運動を楽しんでいた。
- 片足立ちをしようとして、フラフラしながらも楽しんでいた。
Q5. 危険回避の意識は?
- 「走らないよ」と言うと、スピードを緩めていた。
- 友だちとぶつかりそうになり、避けていた。
- 高いところから飛び降りる時、着地場所を確認していた。
- 熱い地面を避けて、日陰を選んで歩いていた。
- 「危ない」と声をかけると、手を止めて保育者を見ていた。
🧡人間関係(人への興味)
Q1. 友だちへの関心(並行遊び)は?
- 友だちの隣で同じように水を汲み、顔を見合わせて笑っていた。
- 砂場でそれぞれ山を作り、時々相手の様子を見ていた。
- 友だちが走ると、つられて一緒に走り出していた。
- 「一緒」と言って、同じ玩具を持っていることを喜んでいた。
- 友だちの名前を呼び、気を引こうとしていた。
Q2. 物の取り合いやトラブルは?
- 友だちの玩具が欲しくて、無言で手が出てしまうことがあった。
- 玩具を取られると泣いて怒り、保育者に訴えていた。
- 「貸して」と言われたが、まだ貸したくなくて背中を向けて隠した。
- トラブルの後、保育者が仲立ちすると「ごめんね」と頭を下げた。
- 自分の玩具を守ろうとして、「ダメ!」と強い口調で言っていた。
Q3. 保育者とのやり取り遊びは?
- 水鉄砲で保育者に水をかけ、反応を楽しんでいた。
- 「どうぞ」「ありがとう」と、おままごとのやり取りを楽しんでいた。
- 「いないいないばあ」をして、保育者を驚かせようとしていた。
- 追いかけっこをして、捕まえられるのを待っていた。
- 手を繋いで歩くことを喜び、ギュッと握り返してきた。
Q4. 他者への優しさの芽生えは?
- 泣いている友だちを見て、心配そうに顔を覗き込んでいた。
- 転んだ友だちに「大丈夫?」と声をかけようとしていた。
- 友だちに玩具を「どうぞ」と渡す姿が見られた。
- 友だちの頭をなでて、いいこいいこしていた。
- 保育者が手伝ってくれた時、ニコッと笑ってお礼をしていた。
Q5. 集団の中での姿は?
- プール前の準備体操を、みんなと一緒にやろうとしていた。
- 絵本の読み聞かせが始まると、座って見ていた。
- 手洗いの順番待ちで、友だちの後ろに並んでいた。
- 給食の歌に合わせて、手を叩いていた。
- 「お片付け」の声かけで、玩具を箱に戻していた。
💛環境(自然・物・探索)
Q1. 夏の自然(虫・植物)への反応は?
- セミの鳴き声に気づき、「ミーンミン」と真似していた。
- アリの行列を見つけ、しゃがみ込んでじっと観察していた。
- アサガオの花を指差し、「キレイ」と言って触ろうとしていた。
- 落ちているセミの抜け殻を、恐る恐る触っていた。
- トンボが飛んでいるのを目で追い、指差していた。
Q2. 水の性質(流れる・色)への気づきは?
- 色水を混ぜて、色が変わるのを不思議そうに見ていた。
- カップの底に穴が開いていることに気づき、水が出るのを楽しんでいた。
- 氷が溶けてなくなる様子を、じっと観察していた。
- 水に浮く玩具と沈む玩具を試し、違いを楽しんでいた。
- 砂に水をかけると固まることに気づき、泥団子を作っていた。
Q3. 音や光への興味は?
- 雷の音に驚き、保育者の方を見て安全を確認していた。
- 風鈴の音を聞いて、「リンリン」と真似していた。
- 水面がキラキラ光るのを、指差して喜んでいた。
- 玩具を叩いて音を出し、リズムを楽しんでいた。
- 救急車のサイレンに反応し、「ピーポー」と言っていた。
Q4. 玩具の操作や仕組みへの関心は?
- 水車に水をかけると回ることに気づき、集中して水をかけていた。
- 重ねるカップを高く積み上げ、倒れる音や様子を喜んでいた。
- パズルがはまらない時、向きを変えて試行錯誤していた。
- 蓋を開け閉めし、中身が出し入れできることを確認していた。
- 磁石がくっつく玩具を、つけたり離したりしていた。
Q5. 空間認識(入る・隠れる)は?
- ダンボール箱に入り、電車ごっこを楽しんでいた。
- トンネルをくぐり抜け、出口で「ばあ」と顔を出した。
- カーテンの裏に隠れて、見つかるのを待っていた。
- 狭い隙間を見つけて、通り抜けようとしていた。
- テントの中から外を覗き、景色の変化を楽しんでいた。
💚言葉(発声・理解)
Q1. 二語文の出現や語彙の広がりは?
- 「水、冷たい」「ママ、抱っこ」など、二語文を話していた。
- 「アメ(雨)」「カサ(傘)」など、季節の言葉が出ていた。
- 「ブーブー(車)」「ワンワン(犬)」など、名詞が増えた。
- 「あった!」「ないない」など、状況に合わせて言葉を使っていた。
- 「イタイ」「アツイ」など、感覚を言葉で伝えていた。
Q2. 指示の理解と行動は?
- 「おいで」と言うと、笑顔で近寄ってきた。
- 「ポイして」と言うと、ゴミ箱に捨てに行っていた。
- 「座って」と言うと、椅子に座ることができた。
- 「帽子持ってきて」と言うと、ロッカーに取りに行っていた。
- 名前を呼ばれると、「はーい」と手を挙げていた。
Q3. 指差しや身振りでの表現は?
- 欲しいものを指差し、「これ」と要求していた。
- 「バイバイ」と言いながら、手を振っていた。
- 「シーッ」と指を口に当て、静かにするポーズをしていた。
- 首を振って「イヤイヤ」をし、拒否の気持ちを伝えていた。
- 「おいしい」と聞くと、ほっぺたを叩く仕草をしていた。
Q4. 歌や手遊びの言葉は?
- 「キラキラ星」などの歌を、語尾だけ一緒に歌っていた。
- 手遊びの歌詞に合わせて、手を動かそうとしていた。
- 絵本のフレーズを覚え、繰り返し言っていた。
- リズムに合わせて、「トントン」などと言っていた。
- 好きな歌が流れると、体を揺らして口ずさんでいた。
Q5. 模倣発語(オウム返し)は?
- 「冷たいね」と言うと、「タイ(冷たい)」と真似していた。
- 動物の鳴き声を真似して、「ニャーニャー」と言っていた。
- 挨拶の言葉を聞いて、口を動かしていた。
- 友だちの名前を呼ぶ真似をしていた。
- 自分の名前を呼ばれると、オウム返しで言おうとしていた。
💜表現(感情・感性)
Q1. 音楽やリズムへの反応は?
- 盆踊りの曲が流れると、手拍子をして楽しんでいた。
- 音楽に合わせてジャンプし、体でリズムを感じていた。
- 楽器を鳴らして、音が出ることを喜んでいた。
- 手遊びの動きを真似て、キラキラの手つきをしていた。
- 曲が終わると、「もう一回」とリクエストしていた。
Q2. 描画(なぐり描き)の様子は?
- クレヨンを握り、力強く点や線を描いていた。
- 描いた線を見て、「アメ!」と声を上げていた。
- 色を変えることを楽しみ、次々と持ち替えていた。
- 紙からはみ出るほど、ダイナミックに腕を動かしていた。
- 描いたものを指差し、「ママ」と言って見立てていた。
Q3. ごっこ遊び(見立て)の芽生えは?
- コップで飲む真似をして、「プハー」と言っていた。
- 電話の玩具を耳に当て、「もしもし」の真似をしていた。
- 布を被って「オバケ」になりきっていた。
- お皿にチェーンリングを入れ、食べる真似をしていた。
- 箱を車に見立てて、押して歩いていた。
Q4. 全身を使った感情表現は?
- 嬉しい時に飛び跳ねて、全身で喜びを表していた。
- 悔しい時に床に寝転がり、手足をバタバタさせていた。
- 驚いた時に目を見開き、口を開けていた。
- 楽しい時に保育者に抱きつき、興奮を伝えていた。
- 悲しい時に涙を流し、助けを求めていた。
Q5. 自然物や発見への感動は?
- 色水を見て、「きれい」と喜んでいた。
- シャボン玉を追いかけ、パチンと割れると笑っていた。
- 虹が出ているのを見つけ、指差して教えてくれた。
- 水たまりに映る自分を見て、不思議そうに覗き込んでいた。
- 氷の冷たさに驚き、目を丸くしていた。
2. 後半・高月齢(2歳6ヶ月~2歳11ヶ月頃)
【特徴】 言葉でのコミュニケーションが活発になり、友だちと関わって遊ぶ楽しさを感じ始めます。身の回りのこと(着替え、排泄)を自分でやり遂げようとする意欲が強く、自信に満ちた表情が見られます。
🌿養護(生活・自我)
🩷生命の保持(食事・睡眠・排泄・健康)
Q1. 着脱(着替え)への意欲と技術は?
- プール後、体を拭いてもらうと自分でパンツを履こうとしていた。
- Tシャツの首元を持ち、頭を通そうと頑張っていた。
- 脱いだ服を畳もうとしたり、カゴに入れたりしていた。
- 靴下を自分で履き、かかとの位置を合わせようとしていた。
- 「自分で!」と言って、手伝いを断り最後までやった。
Q2. 排泄(トイレトレーニング)の自立度は?
- 「オシッコ出る」と言葉で伝え、トイレに行けていた。
- 便座に座って排尿に成功し、「出たよ!」と教えてくれた。
- お昼寝明けもパンツが濡れていないことが増えた。
- 自分でお尻を拭こうとする意欲が見られた(仕上げは保育者)。
- トイレのスリッパをきれいに揃えていた。
Q3. 食事(食具・マナー)の様子は?
- スプーンやフォークを下握り(鉛筆持ち)で持ち、上手に食べていた。
- こぼさずに食べようと、お皿に顔を近づけていた。
- 「おいしいね」と友だちと言い合いながら食べていた。
- 食後の口拭きタオルを使い、自分で口の周りを拭いていた。
- 苦手な野菜も、「一口だけ」と励ますと頑張って食べていた。
Q4. 休息(午睡)の質とリズムは?
- プール遊びで疲れ、布団に入るとすぐに寝息を立てていた。
- 途中で目が覚めても、自分で再入眠しようとしていた。
- 目覚めが良く、起きてすぐにトイレに行っていた。
- 自分の布団を見つけて、横になることができた。
- 「ねむい」と言葉で伝え、休息を求めていた。
Q5. 健康管理(水分・体調)の訴えは?
- 喉が渇くと「お茶ちょうだい」と言って、水分補給を求めていた。
- 「痛い」と場所を指差して、保育者に伝えていた。
- 鼻水が出ると、ティッシュを取って自分で拭こうとしていた。
- 暑い時に「アツイ」と言って、服をパタパタさせていた。
- 疲れが見える時は、静かな遊びを選んで過ごしていた。
💚情緒の安定(自己主張・葛藤)
Q1. 自我の表現(イヤイヤ)とコントロールは?
- 自分の意見をはっきりと言葉で伝え、主張していた。
- 我慢が必要な場面で、「あとでね」と言われると待つことができた。
- 失敗しても「もう一回」と粘り強く挑戦していた。
- 気持ちを受け止めてもらうと、すぐに落ち着いて切り替えた。
- 玩具を取られると、怒って「ダメ!」と言い返していた。
Q2. 友だちとの関係での情緒は?
- 友だちと喧嘩しても、「ごめんね」「いいよ」で仲直りできた。
- 友だちが泣いていると心配し、ティッシュを持ってきていた。
- 自分の思い通りにならず泣いたが、理由を話すと納得した。
- 友だちに優しくされて、嬉しそうな顔をしていた。
- 友だちと一緒にいることで、安心感を得ているようだった。
Q3. 甘えと自立のバランスは?
- 基本的には自分でやるが、疲れると「やって」と甘えていた。
- 抱っこしてほしい時に、素直に言葉で伝えていた。
- 困った時は保育者を頼り、解決しようとしていた。
- 登園時の別れ際、笑顔で手を振って送り出していた。
- 遊びに夢中になり、保育者から離れて長時間過ごしていた。
Q4. 自信や達成感の表現は?
- 着替えができた時に、「見て!」と誇らしげに見せてくれた。
- 難しいパズルが完成すると、拍手して達成感を味わっていた。
- トイレで成功した時、得意げな顔をしていた。
- 友だちに「すごいでしょ」と自慢していた。
- 褒められると照れながらも、やる気を見せていた。
Q5. 新しい環境や変化への適応は?
- プール開きなどの行事に、期待を持って参加していた。
- 新しい遊具に興味を持ち、積極的に挑戦していた。
- 実習生や新しい先生にも、すぐに慣れて遊んでいた。
- 部屋の模様替えに気づき、「変わった」と教えてくれた。
- 予定の変更があっても、説明を聞いて納得していた。
🌸五領域(行動・意欲)
🩵健康(運動・活動)
Q1. 水中での動き(ワニ歩きなど)は?
- ワニ歩きで水の中を進み、全身で水を感じていた。
- 水の中でジャンプし、水しぶきを上げて楽しんでいた。
- プールの縁に掴まって、足を浮かせてバタ足の真似をしていた。
- 顔に水がかかっても平気で、手で拭って遊んでいた。
- 四つん這いになって、水の中を移動していた。
Q2. 道具を使った操作(水鉄砲など)は?
- 水鉄砲の引き金を指で引き、的を狙って飛ばしていた。
- プリンカップで水をすくい、バケツに移し替える動作がスムーズだった。
- ジョウロに水を入れるため、沈めて空気が抜けるのを見ていた。
- 雑巾を絞る真似をして、スポンジの水を絞っていた。
- 魚釣りのおもちゃで、集中して釣ろうとしていた。
Q3. 走る・跳ぶなどの調整能力は?
- 走る速度を調節し、急停止や急カーブができた。
- 友だちとぶつからないように、相手を避けて走れた。
- 両足ジャンプ(グーパージャンプ)ができるようになった。
- 片足立ちで数秒間バランスを取ることができた。
- 高いところから飛び降りて、膝を使って着地していた。
Q4. 手指の巧緻性(制作など)は?
- クレヨンをしっかり握り、丸や線を描いていた。
- シールを台紙から剥がし、狙った場所に貼ることができた。
- 紐通しに挑戦し、穴に紐を通そうと集中していた。
- 洗濯バサミをつまんで開き、紙を挟んで遊んでいた。
- パズルのピースを回して、形を合わせてはめ込んでいた。
Q5. 危険回避や安全への意識は?
- プールサイドを走らないように、気をつけて歩いていた。
- 「危ない」と言われると、すぐに手を止めていた。
- 友だちを押さないように、手加減していた。
- 高いところから降りる時、足元を確認していた。
- 転んだ時、すぐに手をついて顔を守っていた。
🧡人間関係(他児との関わり)
Q1. 友だちとの協同的な遊びは?
- プールで水の掛け合いっこをして、笑い合っていた。
- 砂場で一緒に山を作り、トンネルを掘っていた。
- 「まてまてー」と追いかけっこをし、役割を交代していた。
- ブロックで一つの街を作り、イメージを共有していた。
- 手を繋いで輪になり、「かごめかごめ」をしていた。
Q2. 言葉による解決(貸し借り・トラブル)は?
- 「貸して」「いいよ」「あとでね」のやり取りができていた。
- 玩具を取られても、言葉で「返して」と言っていた。
- 順番を守れない友だちに、「並んで」と教えていた。
- 自分の気持ちを言葉で伝え、相手の話も聞こうとしていた。
- 喧嘩の後、「ごめんね」と言って仲直りしていた。
Q3. ごっこ遊び(役割)の発展は?
- 「ジュース屋さんです」と言って、色水を振る舞っていた。
- 病院ごっこで、「お腹痛いですか?」「薬飲みましょう」と会話していた。
- 「私はお母さん」「僕はお父さん」と役割を決めて遊んでいた。
- 電車ごっこで、車掌とお客さんになりきっていた。
- 友だちのアイデアを取り入れ、遊びを展開させていた。
Q4. 他者への思いやりや共感は?
- 泣いている友だちに「どうしたの?」と声をかけ、頭をなでていた。
- 年下の子が転んだ時、助け起こしてあげていた。
- 友だちが褒められていると、一緒に喜んでいた。
- 自分の大切なお菓子(玩具)を、友だちに分けてあげていた。
- 困っている友だちがいると、保育者に知らせに来ていた。
Q5. 集団でのルール理解は?
- プールに入る前の準備体操を、みんなと一緒にやっていた。
- 順番待ちの列に並び、抜かさずに待てていた。
- 片付けの時間になると、みんなで協力して片付けていた。
- 話を聞く時に、お喋りを止めて注目していた。
- 「よーいドン」の合図で走り出し、フライングせずに待てていた。
💛環境(自然・物・数量)
Q1. 夏の自然(虫・植物)への興味は?
- セミの抜け殻を見つけ、怖がりながらも触ろうとしていた。
- アサガオの色水を作り、色の変化を楽しんでいた。
- トンボが飛んでいるのを指差し、目で追っていた。
- 夏野菜(キュウリやトマト)の匂いを嗅いでいた。
- 雷の音を聞いて、「ゴロゴロ」と言っていた。
Q2. 水の性質(流れる・浮く)への気づきは?
- 穴の空いたカップから水が出るのを見て、指で塞ごうとしていた。
- 水に浮く玩具と沈む玩具の違いを試していた。
- 色水を混ぜて、「紫になった」と発見を伝えていた。
- スポンジが水を吸って重くなるのを感じていた。
- 高いところから水を流し、落ちる様子を見ていた。
Q3. 数量・形・色への認識は?
- 「1、2、3…」と数を数える真似をしていた。
- 「赤い車」「青い服」など、色と物を組み合わせて言っていた。
- 三角と四角を組み合わせて、「お家」を作っていた。
- 「いっぱい」「すこし」など、量を表す言葉を使っていた。
- 時計の針を見て、「長い針が上になったら」と時間を意識していた。
Q4. 道具の操作や仕組みへの興味は?
- 水車の仕組みに気づき、水をかけて回していた。
- 砂場セットの型抜きを使い、きれいに形を作っていた。
- 鍵の開け閉めに興味を持ち、仕組みを理解しようとしていた。
- ハサミや糊などの道具を、目的に合わせて使っていた。
- 磁石がつく場所とつかない場所を探して遊んでいた。
Q5. 整理整頓や物の管理は?
- 玩具の片付け場所を理解し、種類ごとに分けてしまっていた。
- 自分のロッカーの中をきれいに整頓しようとしていた。
- 脱いだ靴を揃えて靴箱に入れていた。
- 落ちているゴミを拾い、ゴミ箱に捨てていた。
- 友だちが片付けていないと、手伝ってあげていた。
💚言葉(やりとり・理解)
Q1. 会話(多語文)の広がりは?
- 「今日、プール楽しかったよ」など、過去の出来事を話していた。
- 「これ、どうやってやるの?」と、方法を尋ねていた。
- 「だって、〇〇だから」と、理由を説明しようとしていた。
- 友だちとのお喋りが弾み、楽しそうに笑い合っていた。
- 大人びた口調を真似して話し、周囲を笑わせていた。
Q2. 「なんで?」「どうして?」の質問期は?
- 「なんで雨降るの?」「これなあに?」と頻繁に質問していた。
- 知らない言葉を聞くと、「それどういう意味?」と聞いていた。
- 物の名前だけでなく、機能や理由を知りたがっていた。
- 納得するまで質問を繰り返し、知識を深めていた。
- 保育者の説明を聞いて、「そうなんだ」と頷いていた。
Q3. 自分の名前や相手の名前は?
- フルネームで自分の名前をはっきり言えるようになった。
- クラス全員の名前を覚え、呼ぶことができた。
- 家族の名前(パパ、ママ以外)も言えるようになった。
- 「僕」「私」という一人称を使い始めていた。
- 先生の名前を呼び、「先生、見て」と言っていた。
Q4. 歌や物語への言葉の関心は?
- 七夕の歌や夏の歌を、歌詞を覚えて歌っていた。
- 絵本の内容を覚えて、自分なりの言葉で読んでいた。
- ごっこ遊びの設定を言葉で説明し、友だちと共有していた。
- 自分の作った物語を、楽しそうに話していた。
- 登場人物のセリフを真似て、感情を表現していた。
Q5. 挨拶や社会的な言葉は?
- 朝、「おはようございます」と元気に挨拶していた。
- 帰る時、「さようなら、また明日」と言っていた。
- 何かしてもらった時、「ありがとう」と自然に言えていた。
- ぶつかった時、「ごめんね」とすぐに謝っていた。
- 食事の前後、「いただきます」「ごちそうさま」を言っていた。
💜表現(創造・感性)
Q1. 描画や制作活動の様子は?
- クレヨンで丸や線を描き、「花火」と言っていた。
- 糊を使って、折り紙を台紙に貼って作品を作っていた。
- ハサミで一回切りした紙を、何かに見立てていた。
- 絵の具を指につけて、スタンプを楽しんでいた。
- 出来上がった作品を、保育者や友だちに見せて説明していた。
Q2. 音楽やリズム表現は?
- 盆踊りの曲に合わせて、手拍子や足踏みをしていた。
- 歌のリズムに合わせて、楽器を鳴らしていた。
- 音楽がない時も、自分で歌いながら体を動かしていた。
- 友だちと向かい合い、手を取り合って踊ることを楽しんでいた。
- 自分の気持ちを歌やリズムで表現しようとしていた。
Q3. ごっこ遊び(見立て)の世界観は?
- 自分の知っている役割(お母さん、先生など)になりきって遊んでいた。
- 玩具を使わず、身の回りにあるものを代用して遊んでいた。
- 友だちと役割を分担し、遊びを続けることができた。
- 過去の経験(病院、買い物など)を再現して遊んでいた。
- 想像上の動物や友達と、会話をしながら遊んでいた。
Q4. 感情の表現方法は?
- 感情を言葉(嬉しい、悲しい)と表情で豊かに表現していた。
- 友だちと感情を共有し、共感し合っていた。
- 怒りや不満を、言葉で訴えようと努力していた。
- 嬉しい時、全身で喜びを爆発させていた。
- 自分の表現を見て、友だちが笑うのを喜んでいた。
Q5. 素材や感触を使った表現は?
- 泥団子を磨いて、ツルツルになるまで作っていた。
- 色水を混ぜて、「魔法のジュース」を作っていた。
- 笹飾りを作るとき、紙の感触を楽しんでいた。
- 氷でお絵描きをして、溶ける様子を楽しんでいた。
- 寒天を型抜きして、きれいな形を作っていた。



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