自由遊び中に手が汚れたのが気になった発達ゆっくり目な2歳児クラスのA君。
水道に行き、自ら手を洗う。
そのあと、自分のタオルを探してウロウロ。
タオルがある場所に行き、自分のマークを探すが見当たらない。
再度、ウロウロして指差ししながら自分のマークを確認し見つけた。
「あ。あった」とやっと見つけたタオルで嬉しそうに手を拭いていた。
拭き終わったところで、保育士を見て「何かついちゃった!」と両手を見せる。
そこで、近くにいた保育士が「何かついちゃったの?じゃー手を洗おう」と手を取って一緒に手洗いをした。
「何かついちゃった!」という訴えは、上手く洗えなかったから一緒に手を洗って欲しいだったのか。
何かついちゃったけど洗えたらきれいになったよ!という訴えなのか。
それとも、洗ったけど落ちなかった。という訴えなのか。
拭いたら何かが付いた!という訴えなのか。
これは本人にしか分からない。
だからこそ、保育士は、訴えに共感し、本人の訴えが何を表しているのかを見つけたい。
その為に、もう一歩先を見る事が出来ると尚良いと考えます。
想像し関わる事は大事だけど、決めつけてはいけない。
決めつけは
子どもが、自分の思いを訴える機会を奪う。
子どもがどこまで訴えられるかを見極める場面を失う。
子どもが、自分の気持ちを訴える機会を奪う。
何かついちゃったという訴えに「ほんとだね。何かついてるね。」と共感し応答する事で次の言葉を待つ。
その後の行動で、どう動くかを見極めて次の言葉を掛けたりかけなかったりする。
そんな関わりがしていきたいですね。
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