0歳児クラスの6月は、雨の日が多く、室内での活動が中心となります。 湿気が多く不快になりがちな時期ですが、沐浴や清拭で快適に過ごせるよう配慮します。また、マットやトンネルを使った室内運動や、新聞紙などの感触遊びを通して、それぞれの月齢に応じた「探索活動」を楽しむ姿を記録しましょう。
6月の特徴と観察ポイント(クラス全体)
クラスにとってどんな時期?
入園・進級から2ヶ月が経ち、園生活のリズムが定着してくる時期です。 担任との愛着関係が深まり、安心して遊び始めますが、季節の変わり目や疲れから体調を崩す子も増えます。検温や視診をこまめに行い、発熱や感染症の兆候を早期に発見することが大切です。また、湿度が高いため、寝具の衛生管理や室温調整にも気を配る時期です。
1. 高月齢グループ(4月〜7月生まれ)
【時期の目安】 生後11ヶ月〜1歳2ヶ月頃 【特徴】 伝い歩きから独り歩きへと移行し、探索範囲が立体的になります。指差しや一語文(マンマ、ワンワン等)で意思を伝えようとし、大人の模倣が盛んになります。
🍼 健やかに伸び伸びと育つ(身体・健康)
Q1. 運動機能(歩行・段差)の様子は?
- 何も持たずに立ち、数歩歩き出して喜んでいた。
- バランスを崩しても、手をついて安全に転ぶことができた。
- 室内の段差(マットの山)を、ハイハイで乗り越えていた。
- 音楽に合わせて、屈伸したり手を叩いたりしていた。
- 靴を履くことに慣れ、戸外(テラス)で立っていられた。
Q2. 食事(完了期・スプーン)の意欲は?
- スプーンを上から握り、口に運ぼうとしていた。
- 手づかみ食べが上手になり、一口量を調節していた。
- 完了期食の形のある野菜を、歯茎で噛んで食べていた。
- コップ飲みで、こぼす量が減り上手に飲めていた。
- 食事のエプロンをつけると、喜んで席に着いた。
Q3. 梅雨期の健康と衛生は?
- 汗をかくと頭を掻く仕草をし、不快感を伝えていた。
- シャワー(沐浴)を浴びて、さっぱりして機嫌が良かった。
- 鼻水を拭いてもらうと、すっきりした顔をしていた。
- オムツ交換の際、自分でお尻を持ち上げていた。
- 昼寝の際、自分から布団に横になろうとしていた。
Q4. 手指の巧緻性(シール・描画)は?
- シールを台紙から剥がし、紙に貼ることを楽しんだ。
- クレヨンを握り、力強く殴り書きをしていた。
- 絵本のページを一枚ずつめくろうとしていた。
- ファスナーのつまみを持って、動かそうとした。
- 積み木を2〜3個積み上げ、崩して喜んでいた。
Q5. リズムと休息は?
- 室内遊びが続いても、適度に休憩を取り入れていた。
- 給食を食べながら、眠そうに船を漕いでいた。
- 布団に入ると、自分のタオルを握って入眠した。
- 目覚めた後、泣かずに保育者を呼んでいた。
- 排便のリズムが整い、朝の活動前に出ていた。
💕 身近な人と気持ちが通じ合う(愛着・対人)
Q1. 言葉とコミュニケーション(発語・模倣)は?
- 「マンマ」「ワンワン」など、意味のある言葉が出始めた。
- 名前を呼ばれると、「ハーイ」と手を挙げて返事をした。
- 保育者が「もしもし」と言うと、電話の真似をしていた。
- 絵本の中の動物を指差し、保育者の顔を見ていた。
- 「ちょうだい」「どうぞ」のやり取りを楽しんでいた。
Q2. 人への関心と愛着は?
- 友だちが遊んでいる玩具に興味を持ち、手を伸ばした。
- 担任の膝に座り、絵本を読んでもらうことを好んだ。
- 友だちの顔を覗き込み、笑い合っていた。
- 不安になると保育者の足元に来て、抱っこを求めた。
- 「バイバイ」と手を振り、挨拶の真似をしていた。
Q3. 意思表示の強さは?
- 嫌なことがあると、首を横に振って拒否した。
- 欲しいものを指差し、「アッアッ」と要求した。
- 遊びを中断されると、のけぞって抵抗した。
- 嬉しい時に、手を叩いて喜びを表現した。
- 自分の気持ちを分かってもらうと、満足していた。
Q4. 集団の中での姿は?
- 友だちが集まる場所へ、自分から入っていった。
- 朝の会で名前を呼ばれるのを待っていた。
- 友だちが泣いていると、心配そうに見ていた。
- 手遊びが始まると、座って参加しようとした。
- 友だちと同じ玩具を持ちたがった。
Q5. 応答的な関わりは?
- 「おいで」と呼ぶと、笑顔で近寄ってきた。
- 「ダメだよ」と言うと、手を止めて顔色を伺った。
- 褒められると、得意げな顔をして繰り返した。
- 目が合うと、ニコッと笑い返してくれた。
- 保育者の言葉を真似して、声を出していた。
🧸 身近なものと関わり感性が育つ(環境・探索)
Q1. 指先の操作(つまむ・めくる)は?
- シールを台紙から剥がし、手にくっつくのを楽しんだ。
- クレヨンを握り、紙の上でトントンと叩いていた。
- 絵本のページを一枚ずつめくろうとしていた。
- 箱の蓋を開け、中身を取り出して遊んでいた。
- 新聞紙をビリビリと破り、指先の力を使っていた。
Q2. 室内環境への反応は?
- 窓につく雨粒を不思議そうに眺めていた。
- 鏡の前に行き、映った自分に話しかけていた。
- 布団やマットの上で転がり、感触を楽しんでいた。
- 隠した玩具を見つけ出し、喜んでいた。
- 音の出る玩具のボタンを、狙って押していた。
Q3. 素材や感触への興味は?
- 小麦粉粘土を指でつつき、感触を確かめていた。
- 布の柔らかさを好み、顔に当てていた。
- プラスチックの硬い音を楽しんで叩いていた。
- 濡れたタオルの冷たさに気づき、握っていた。
- ダンボールのトンネルに入り、狭い空間を楽しんだ。
Q4. 探索活動の広がりは?
- 部屋の隅々まで歩いて探索し、新しい発見をした。
- 高い棚の上にあるものが気になり、背伸びをした。
- 玩具箱をひっくり返し、中身を全て出した。
- 隙間に玩具を落とし、どこに行ったか探していた。
- 扉の開け閉めを繰り返し、仕組みを確かめていた。
Q5. 音や光への反応は?
- 雷の音に驚き、保育者にしがみついた。
- 懐中電灯の光を壁に当てると、追いかけていた。
- 雨音に気づき、窓の外を指差していた。
- 楽器(鈴など)を振って、音が出るのを楽しんだ。
- 音楽が止まると、不思議そうにしていた。
2. 中月齢グループ(8月〜11月生まれ)
【時期の目安】 生後7ヶ月〜10ヶ月頃 【特徴】 お座りが安定し、ずり這いやハイハイで活発に移動します。手先が器用になり、おもちゃを持ち替えたり、打ち合わせたりして遊びます。人見知りや後追いがピークを迎える子もいます。
🍼 健やかに伸び伸びと育つ(身体・健康)
Q1. 運動機能(お座り・ハイハイ)の発達は?
- 安定して座り、上半身をひねって後ろの物を取れた。
- ずりバイから四つん這いのハイハイへ移行し始めた。
- つかまり立ちをしようと、テーブルに手をかけていた。
- ハイハイで障害物を避けたり、乗り越えようとしたりした。
- 腹ばいで方向転換し、欲しい玩具の方へ向かっていた。
Q2. 離乳食(中期・後期)の進み具合は?
- モグモグと口を動かし、舌でつぶして食べていた。
- スプーンが近づくと、口を開けて待っていた。
- 自分で持ちたがり、赤ちゃんせんべいを握って食べた。
- ストロー飲み(またはスパウト)が上手になってきた。
- 食材の固さが変わっても、嫌がらずに食べていた。
Q3. 体調と生活リズムは?
- 動きが活発になり、寝つきが良くなった。
- 汗をかきやすいため、こまめに着替えを行った。
- 離乳食後のミルクの量が安定してきた。
- 便が固形に近づき、回数が定まってきた。
- 湿疹が出やすい部分を、清潔に保つようにした。
Q4. 手指の発達(掴む・渡す)は?
- 親指と他の指を使って、小さな物を掴んでいた。
- 左右の手で玩具を持ち替えることができた。
- 「ちょうだい」と言うと、手渡そうとする仕草が見られた。
- 紐を引っ張り、玩具を手繰り寄せていた。
- 食べこぼしを指でつまみ、口に入れようとした。
Q5. 清潔への意識は?
- オムツが濡れると、泣いて不快感を訴えた。
- 手を拭いてもらう時、手を差し出していた。
- 食後、口の周りを拭いてさっぱりした。
- 沐浴中、足をバタつかせて喜んでいた。
- 着替えの際、袖に手を通そうと協力した。
💕 身近な人と気持ちが通じ合う(愛着・対人)
Q1. 人への認識と愛着(後追い)は?
- 保育者の姿が見えなくなると、泣いて後追いをした。
- 人見知りで泣いたが、担任が抱くと安心していた。
- 「おいで」と手を広げると、笑顔でハイハイしてきた。
- 抱っこを求めて、両手を伸ばしてアピールした。
- 鏡に映る保育者と自分を見て、声を出して笑った。
Q2. 感情表現と発声は?
- 嬉しい時に、手足をバタバタさせて全身で表現した。
- 「ダダダ」「マンマン」などの喃語が増えてきた。
- 名前を呼ぶと、振り返って反応した。
- 音楽に合わせて、体を揺らそうとしていた。
- 嫌なことがあると、強い声を出して主張した。
Q3. 大人とのやり取りは?
- 「いないいないばあ」をして、期待して待っていた。
- くすぐり遊びをすると、声を上げて笑った。
- 玩具を落として、拾ってもらうのを待っていた。
- 話しかけると、じっと目を見て聞いていた。
- 抱っこされると、顔を擦り寄せて甘えた。
Q4. 友だちへの関心は?
- 友だちが近づくと、触ろうとして手を伸ばした。
- 友だちの持っている玩具を目で追っていた。
- 友だちが笑うと、つられて笑っていた。
- ハイハイで友だちの後を追いかけていた。
- 友だちの顔をじっと見つめていた。
Q5. 情緒の安定は?
- 好きな玩具を持つと、一人遊びを楽しんでいた。
- 眠くなると指しゃぶりをして、落ち着こうとした。
- 保育者の声が聞こえると、泣き止んで探した。
- 朝の分離時、泣いてもすぐに立ち直っていた。
- 穏やかな表情で、周囲を観察していた。
🧸 身近なものと関わり感性が育つ(環境・探索)
Q1. 手を使った探索(叩く・引っ張る)は?
- 両手に玩具を持ち、カチカチと打ち合わせていた。
- ティッシュや布を引っ張り出し、遊んでいた。
- 紐のついた玩具を引っ張り、手繰り寄せていた。
- 積み木を崩して、落ちる様子を楽しんでいた。
- 穴や隙間に指を入れ、感触を確かめていた。
Q2. 感触遊びへの反応は?
- 新聞紙の音に反応し、クシャクシャに丸めた。
- 布団圧縮袋(ウォーターマット)の上をハイハイした。
- 柔らかいボールを握り、感触を楽しんでいた。
- タグやファスナーなどの細かい部分に興味を持った。
- 窓の外の雨音に気づき、耳を澄ませていた。
Q3. 玩具への関わりは?
- おきあがりこぼしを押して、音と動きを楽しんだ。
- 鏡の中の自分に興味を持ち、手を伸ばした。
- 布をめくって、隠れている玩具を見つけた。
- 音の出る玩具を振り、リズムをとっていた。
- 転がるボールを目で追い、取りに行こうとした。
Q4. 空間認識は?
- テーブルの下に入り込み、隠れ家のようにしていた。
- トンネルの中をくぐり、向こう側の保育者を見た。
- 段差を認識し、慎重に降りようとしていた。
- 部屋の隅にある玩具を見つけ、移動していた。
- 抱っこで高い位置から部屋を見渡し、喜んだ。
Q5. 自然物への興味は?
- 窓の外の揺れる木々を、じっと見ていた。
- 散歩車から犬や猫を見つけ、声を出した。
- 雨の音に反応し、窓の方を向いた。
- 差し込む光に手を伸ばし、捕まえようとした。
- 園庭の芝生に触れ、感触を確かめていた。
3. 低月齢グループ(12月〜3月生まれ)
【時期の目安】 生後3ヶ月〜6ヶ月頃 【特徴】 首が完全にすわり、寝返りを始める時期です。視野が広がり、動くものを目で追ったり、自分の手を見つめたり(ハンドリガード)します。あやすとよく笑うようになり、クーイングから喃語へと変化します。
🍼 健やかに伸び伸びと育つ(身体・健康)
Q1. 身体の動き(寝返り・手足)は?
- うつ伏せで頭を高く持ち上げ、左右を見ていた。
- 体をひねり、寝返りに成功して驚いた顔をした。
- 仰向けで足を高く上げ、手で足を持っていた。
- 腹ばいでお尻を持ち上げ、足を蹴る動作をした。
- 抱っこされると、自分の頭を支えられるようになった。
Q2. 睡眠と授乳の様子は?
- 一度に飲む量が増え、授乳間隔が4時間程度空いた。
- 起きている時間が長くなり、一人遊びをする時間が増えた。
- 指しゃぶりやタオルの感触で、入眠しようとしていた。
- 夕方になるとぐずりやすかったが、抱っこで落ち着いた。
- 授乳後、満足してそのまま眠ることがあった。
Q3. 生理的快・不快の表現は?
- 蒸し暑さでぐずったが、室温調整で機嫌が直った。
- オムツが汚れると、泣いてすぐに知らせていた。
- 便秘気味だったが、マッサージで排便できた。
- 着替えやお風呂(沐浴)で、気持ちよさそうにしていた。
- 抱き方がしっくりくると、体の力を抜いてリラックスした。
Q4. 手指の発達(ハンドリガード)は?
- 自分の手を目の前にかざし、じっと見つめていた。
- 握らせたガラガラを、しばらく持っていられた。
- 衣服やタオルを掴んで、離さなかった。
- 指を口に入れ、感触を確かめていた。
- 両手を胸の前で合わせ、遊んでいた。
Q5. 健康状態は?
- 湿疹ができやすい部分を清潔にし、保湿した。
- 鼻詰まりが見られたため、こまめに吸引した。
- 体重が増え、抱っこするとずっしりしてきた。
- 吐き戻しが減り、授乳後の機嫌が良かった。
- 汗をかいたら着替え、さっぱりさせた。
💕 身近な人と気持ちが通じ合う(愛着・対人)
Q1. 大人への反応(あやし笑い)は?
- 話しかけると、口元を見て「アー」「ウー」と応えた。
- 目が合うと、ニコッと笑い返してくれた。
- こちょこちょ遊びで、声を上げて笑っていた。
- 抱っこしている保育者の服を、ギュッと握っていた。
- 泣いていても、優しくトントンされると泣き止んだ。
Q2. 見る力と興味は?
- 保育者が動くと、目で追っていた(追視)。
- メリーの動きに合わせて、手足を動かしていた。
- 近くにいる友だちの顔を、じっと見つめていた。
- 鏡を見せると、不思議そうに見つめていた。
- 玩具を見せると、手を伸ばして触れようとした。
Q3. 愛着の形成は?
- 特定の保育者に抱かれると、すぐに落ち着いた。
- 抱っこを求めて、泣いて訴えた。
- 授乳中、保育者の目を見て安心していた。
- 眠い時、保育者の匂いや温かさで入眠した。
- 不安な時、保育者の顔を探していた。
Q4. 声への反応は?
- 名前を呼ばれると、反応して手足を動かした。
- 優しい声色で話しかけると、微笑んだ。
- 大きな物音に驚き、ビクッとしていた。
- 歌声が聞こえると、じっと聞き入っていた。
- 人の声がする方向を向こうとしていた。
Q5. スキンシップは?
- 頬ずりをすると、嬉しそうに笑った。
- ベビーマッサージで、リラックスしていた。
- 手足を優しく触られると、喜んでいた。
- 抱っこで背中をさすられると、安心した。
- 肌と肌が触れ合う感触を好んでいた。
🧸 身近なものと関わり感性が育つ(環境・探索)
Q1. 手や口での確認(舐める・握る)は?
- 自分の手をじっと見つめ、口に入れていた(ハンドリガード)。
- 握らせたガラガラを、振ったり舐めたりしていた。
- 目の前のおもちゃに手を伸ばし、掴むことができた。
- タオルやガーゼの感触を、手で握って確かめていた。
- プレイジムの玩具を足で蹴り、揺れるのを見ていた。
Q2. 音や光への反応は?
- オルゴールの音が鳴ると、静かになり聴いていた。
- 窓からの光が眩しいと、目を細めていた。
- 雨音などの環境音に反応し、キョロキョロしていた。
- ガラガラの音のする方へ、顔を向けていた。
- 自分の出す声(奇声など)を楽しんで聞いていた。
Q3. 玩具への興味は?
- 赤や黒などのコントラストの強い色を見ていた。
- 布製玩具の柔らかい感触を楽しんでいた。
- メリーが回るのを、飽きずに見ていた。
- 音の出る玩具に、興味を示していた。
- 玩具が近づくと、口を開けて待っていた。
Q4. 環境への適応は?
- 部屋の明るさが変わると、反応していた。
- ざわついた環境でも、眠れるようになってきた。
- 新しい玩具を見せると、じっと見つめた。
- 布団の感触を確かめるように、手足を動かした。
- ベビーカーの揺れを心地よく感じていた。
Q5. 探索の始まりは?
- 周囲を見回し、興味のあるものを探していた。
- 手足をバタつかせ、偶然触れたものの感触を知った。
- 自分の体(手足)を認識し始めた。
- 抱っこで視点が変わると、キョロキョロしていた。
- 目の前のものが動くと、目で追っていた。



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