0歳児クラスの1月は、年末年始の休み明けで、保育者との再会を喜んだり、少し甘えん坊になったりする姿が見られます。 寒さが厳しくなりますが、凧揚げ(ビニール袋)やコマ回しなどの正月遊びを通して、冬ならではの楽しさを味わいます。一人ひとりの運動機能の伸びと、言葉の芽生えに注目して記録しましょう。
1月の特徴と観察ポイント(クラス全体)
クラスにとってどんな時期?
休み明けで生活リズムを整え直す時期です。 高月齢児は歩行が安定し、靴を履いての戸外活動が活発になります。低月齢児も移動範囲が広がり、探索意欲が旺盛になります。乾燥する時期なので、水分補給や保湿ケア、鼻水の処理など、細やかな健康管理が欠かせません。
1. 高月齢グループ(4月〜7月生まれ)
【時期の目安】 生後1歳6ヶ月〜1歳9ヶ月頃 【特徴】 走ったり、段差を登ったりと運動機能が充実します。言葉(一語文・二語文の始まり)でのやり取りが増え、自分の思いを伝えようとします。簡単な身の回りのこと(帽子、靴下)を自分でやろうとする意欲が見られます。
🍼 健やかに伸び伸びと育つ(身体・健康)
Q1. 戸外での運動機能(走る・バランス)は?
- 手作りの凧(ビニール袋)を手に持つと、空中に浮かそうと一生懸命に手を挙げ、全身でバランスを取りながら力強く小走りすることを楽しんでいた。
- 冬の冷たい風の中でも、頬を赤らめて元気に広場を走り回り、体を動かすことで内側からポカポカと温まる心地よさを味わっているようだった。
- 足腰の筋力が一段と強くなり、園庭の少しの段差であれば手をつかずに「よいしょ」と踏ん張り、バランスを崩さずに登り降りすることができていた。
- リトミックや音楽が聞こえてくると、その場で膝をリズミカルに屈伸させ、跳ねるような仕草を見せて全身でリズムに乗ることを楽しんでいた。
- 散歩の道のりではカートに乗らず、保育者と手を繋いで周辺の自然を探索しながら、長い距離を安定した足取りで歩き切る体力がついてきた。
Q2. 食事(道具・完食)の意欲は?
- スプーンやフォークを下から握る「下手持ち」で安定して保持できるようになり、食材に合わせて道具を使い分けながら、意欲的に自分で食べ進めていた。
- お椀の両端を両手でしっかりと持ち、適度に傾けながら汁物をこぼさずに飲むなど、食器を扱う手つきが非常にスムーズになってきた。
- 完食すると「ピッカリン(綺麗になった)!」と声を弾ませて空のお皿を保育者に見せ、全部食べた達成感を笑顔で共有していた。
- 苦手な野菜があっても、保育者が「おいしいよ」「頑張ろう」と励ますと、その言葉に応えるように一口頑張って食べ、認めてもらうことを喜んでいた。
- 食事が終わると自分から進んでおしぼりを手に取り、顔や手を丁寧に拭こうとするなど、一連の食事マナーが生活習慣として身につき始めている。
Q3. 衣服の着脱・生活習慣は?
- 散歩の準備の時間になると、自分のマークの場所から帽子を取り出し、前後を気にしながらも自分なりに頭に乗せて被ろうとする自立心の芽生えが見られた。
- 靴下を履く際、つま先を入れようとしたりかかとの位置を合わせようと引っ張ったりして、保育者に手伝ってもらいながらも「自分で」履こうと懸命に頑張っていた。
- ズボンを脱ぐ時にウエスト部分に手をかけ、両足を踏ん張って下までスッと下ろす動作が非常にスムーズになり、着替えへの意欲が高まっている。
- 外から帰ると自ら洗面台へ向かい、冬の水の冷たさに驚きつつも、石鹸を泡立てて掌をこすり合わせ、保育者と一緒に丁寧に手を洗っていた。
- 鼻水が出て不快感を感じると、自分の鼻を指差して「はな、出た」と知らせたり、ティッシュを求めて保育者の元へ来たりして、清潔を保とうとする姿が見られた。
Q4. 睡眠と排泄のリズムは?
- 午睡の時間になると生活の見通しを持ち、自分から布団の場所へ向かって横になり、保育者のトントンに身を委ねて安心して眠りにつくリズムが整っていた。
- 一日の生活の中で排便の時間が一定になり、オムツが汚れると指差したり表情で訴えたりして、排泄したことを自分から知らせようとする場面も見られた。
- オムツ替えの合図をすると、棚から新しいオムツを一枚選んで「はい!」と保育者の元へ届けてくれるなど、生活の流れに主体的に加わっていた。
- 目覚めた後はすっきりと起き出し、布団の上で自分の靴下を手に取って履こうとするなど、一日の後半の活動に向けて気持ちを切り替える姿があった。
- 乾燥などで寝入りばなに咳き込むことがあっても、保育者が側に寄り添い背中を優しくさすることで、再び安心して深い眠りに入ることができていた。
Q5. 手指の巧緻性(制作・操作)は?
- 福笑い遊びでは、シールの端を指先で上手につまんで台紙から剥がし、「おめめ(目)」「おくち(口)」と言いながら台紙に貼り、顔を作ることを楽しんでいた。
- 太いクレヨンを掌でしっかりと握りしめ、肩を大きく使って画用紙いっぱいに力強い曲線や直線を描き、色が広がる様子を夢中で楽しんでいた。
- 飲み物のペットボトルのキャップに興味を持ち、指先全体を使ってひねって開けようとしたり、カチカチと音が鳴る感触を確かめたりと、複雑な手指の動きに挑戦していた。
- 衣服や玩具のファスナー部分を見つけると、つまんで上下に動かそうと集中し、噛み合う部分の仕組みをじっくり観察する知的な姿が見られた。
- 長方形の積み木を横に一列に長く並べ、「ガタンゴトン」と電車に見立てて走らせるなど、手指のコントロールとイメージを繋げて遊ぶ様子があった。
💕 身近な人と気持ちが通じ合う(愛着・対人)
Q1. 言葉と意思表示(二語文の兆し)は?
- 語彙が増え、「ワンワン、いた」「マンマ、ないね」など、二つの単語を繋げて自分の発見や今の状態を一生懸命に保育者に伝えようとする姿が見られた。
- 保育者が「あけましておめでとう」と挨拶をすると、その言葉に合わせて「ペコリ」と深く頭を下げ、場にふさわしい所作を真似てお正月の雰囲気を共有していた。
- 名前を呼ばれると、自分が認められている喜びを感じて「ハーイ!」と元気よく手を挙げ、はっきりとした声で返事をして保育者の元へ駆け寄っていた。
- 絵本を読み進める中で、知っている動物や食べ物を見つけると指を差し、「ワンワン」「バナナ」などと名前を次々に口にして、正解すると誇らしげな表情を見せていた。
- 自分の意思がより明確になり、嫌な時は首を振って「イヤ」、欲しい時は手を差し出して「チョウダイ」とはっきりと言葉で主張し、相手に伝えようとしていた。
Q2. 友だちへの関わりは?
- 散歩や戸外遊びの際、自ら友だちの側へ寄って手を繋ごうとし、お互いに歩調を合わせながら、一緒に歩く楽しさを全身で表現していた。
- 泣いている友だちがいるといち早く気づいて側に駆け寄り、顔を覗き込んだり頭を撫でようとしたりして、他者の痛みや悲しみに寄り添おうとする優しい姿が見られた。
- 玩具の貸し借りが必要な場面で、保育者の言葉を添えられながら「どうぞ」と玩具を差し出すことができ、やり取りを通した関わりが深まってきた。
- 友だちが楽しそうに遊んでいると、「おなじがいい」というように真似をして同じ遊びに加わり、声を上げて大笑いし合うなど集団での交流を楽しんでいた。
- 気になる友だちの名前を呼びながら服を軽く引っぱったり、玩具を渡したりして、自分なりの方法で積極的に相手の気を引こうとする姿があった。
Q3. 模倣とごっこ遊びは?
- 保育者がコマを回して見せると、自分も指先をひねるように動かして「回す真似」をし、伝承玩具の不思議な動きを一生懸命に再現しようと没頭していた。
- 四角いブロックや玩具의 受話器を耳に当て、「あーい(はーい)」「もしもし」と頷きながら、身近な大人の電話風景をリアルに真似てお喋りを楽しんでいた。
- 自分の大切にしているぬいぐるみにタオルをそっとかけ、背中を優しくトントンしながら「ねんねー」と囁くなど、保育者の育児行動を模倣して遊んでいた。
- 保育者が掃除をする姿に興味を持ち、自分も布やティッシュを手に取って床をゴシゴシと拭き、大人の役割に参加しているような満足そうな表情を見せていた。
- 砂場やままごとでお皿に盛ったご馳走を口に運ぶ真似をし、「おいしいね」と声を出しながら保育者とやり取りをする「見立て遊び」が豊かになってきた。
Q4. 愛着の安定感は?
- 年末年始の休み明けでも、保育者の顔を見るとパッと笑顔になり、自ら駆け寄って抱きつくなど、園を安心できる居場所としてしっかりと認識していた。
- 園庭での探索中、少し遠くまで行くと不安そうに立ち止まり、保育者の足元に戻ってきて「ここにいるね」と確認するようにしがみつく姿が見られた。
- 一人遊びに夢中になっていても、時折「先生いるかな?」と顔を上げてアイコンタクトを送り、保育者の温かい見守りを感じることで再び遊びに没頭できていた。
- 自分で靴下が脱げた時や積み木が積めた時、すかさず「見て!」とアピールし、保育者に褒められると満足そうに拍手をして自己肯定感を高めていた。
- 夕方の疲れや眠気が出てきた際、吸い寄せられるように保育者の膝の上へ座りに来たり体を預けたりして、深い信頼関係に基づいた安心感を求めていた。
Q5. 感情の表現は?
- 嬉しい出来事があると、両手を挙げて「わーい!」と声を上げ、その場でぴょんぴょんと飛び跳ねるなど、喜びをダイナミックに全身で表現していた。
- 玩具を友だちに取られるなど思い通りにいかない時は怒って泣くこともあるが、保育者に気持ちを代弁してもらうと比較的早く切り替え、次の遊びに向かっていた。
- 初めて見る雪や氷の冷たさに驚いた際、目を丸くして保育者の顔をじっと見つめ、「これは何?」という発見の驚きを視線で共有しようとしていた。
- 楽しい音楽やピアノの伴奏が聞こえてくると、自然に笑顔がこぼれ、肩を揺らしたり手拍子をしたりして、心の高鳴りを素直に表現していた。
- 少し寂しさを感じた時、保育室の隅から自分のマークのついたタオルを探し出し、その感触に触れて自ら気持ちを落ち着かせようとする健気な姿が見られた。
🧸 身近なものと関わり感性が育つ(環境・探索)
Q1. 冬の自然(氷・風)への反応は?
- バケツに張った厚い氷に触れると、想像以上の「つめたさ」に目を丸くして驚き、一度は手を引っ込めつつも、再び恐る恐る指先でつついて感触を確かめていた。
- 冷たい北風が吹くと、「さむいね」と言葉にしたり肩をすぼめたりして、目に見えない風の力や季節の変化を肌で敏感に感じ取っていた。
- 朝の園庭で霜柱を見つけると、自ら進んで足を踏み出し、「サクサク」と崩れる独特の音や足の裏に伝わる振動を面白がって、何度も繰り返し歩き回っていた。
- 白く冷え込んだ朝、自分の吐く息が白くなることに気づき、不思議そうに何度も「はー」と息を吐き出しては、空気に溶けて消える様子をじっと見つめていた。
- 地面に落ちている乾燥した枯れ葉を拾い、指先に力を入れて「パキパキ」と細かく割る音や感触を楽しみ、冬ならではの自然素材に親しんでいた。
Q2. 伝承遊び(コマ・凧)への興味は?
- 手作りの凧(ビニール袋)が風を受けて「ふわっ」と大きく膨らむ様子に驚き、自分の動きに合わせて付いてくるのが嬉しくて、何度も振り返りながら広場を駆け回っていた。
- 保育者が回す手回しコマを、瞬きも忘れるほどじっと凝視し、回転することで色や模様が混ざり合って変化する不思議さに、吸い寄せられるように見入っていた。
- 福笑い遊びでは、パーツが本来の場所からずれて「変な顔」ができあがると、そのおかしさに気づいて指を差し、保育者と顔を見合わせてケラケラと笑い声を上げていた。
- お手玉を掌の上で転がしたりギュッと握りしめたりして、中の小豆のジャラジャラとした音や独特の重みを確かめ、布の感触と重さの関係に興味を示していた。
- 正月行事の獅子舞の人形を見て、大きな口や独特の姿に少し怖がりながらも、保育者の陰からそっと覗き込み、未知の存在に対して強い好奇心を抱いていた。
Q3. 玩具の操作・探索は?
- 型はめパズルでは、ピースの形と穴の形をよく見比べ、手首を回して角度を調整しながら「ピタッ」と入れることに集中し、成功するとパチパチと拍手をして喜んでいた。
- 自分の背の高さほどまでブロックを慎重に積み上げ、グラグラと揺れると手を添えて支えるなど、倒れないように工夫しながらバランスの仕組みを体得していた。
- 車の玩具を走らせ、スロープの坂道で加速する様子を繰り返し楽しみ、速さや動きの変化を夢中で目で追いかけながら、物理的な動きに興味を持っていた。
- 絵本のページを一歩ずつ器用にめくり、「ワンワンいた!」「バナナあった!」と知っている絵を見つけると指を差し、保育者に知らせて共感を求めていた。
- ボタンを押すと音楽や動物の声が流れる玩具が大好きで、指先の力を加減しながら繰り返し操作し、自分の動きに反応して音が鳴る因果関係を面白がっていた。
Q4. 探索活動の広がりは?
- 歩行が安定したことで保育室の隅々まで自在に移動し、棚の奥にある玩具や飾りの変化にいち早く気づき、新しい発見を保育者に指差しで知らせていた。
- 鏡に映る自分の姿をじっと見つめ、保育者が被せてくれた帽子を鏡越しに確認したり、自分で位置を直そうとしたりして、自己像を認識して遊ぶ姿が見られた。
- 箱の中に何が入っているのか気になり、一つひとつ取り出しては並べ、再び中へ詰め込むという動作を繰り返し、空間の容積や物の出し入れを試していた。
- 散歩車に揺られながら、道端の犬や通り過ぎる車に指を差し、「わんわん」「ぶーぶー」と発声しながら、広い外の世界への関心を深めていた。
- 園庭での影踏み遊びでは、地面に映る自分の影が動きに合わせて付いてくる面白さに気づき、追いかけたり踏もうとしたりして、光と影の不思議さに触れていた。
Q5. 音やリズムへの反応は?
- 手に持った玩具をわざと床に「トントン」と打ち付け、素材によって変わる音の違いや響きを楽しみ、自分なりに強弱をつけてリズムを刻んでいた。
- ピアノのメロディに合わせて体を揺らして遊んでいたが、音がピタッと止まると自分もピタリと動きを止めて保育者を注目するなど、音の変化を鋭く聞き分けていた。
- 隣で友だちが楽しそうにケラケラと笑っていると、その場の明るい雰囲気に吸い寄せられるように自分も笑い出し、楽しさを共鳴させていた。
- CDから流れるお気に入りの音楽が聞こえると、自然に笑顔がこぼれ、手拍子をしたり膝を揺らしたりして独自のダンスを披露し、リズムを体全体で捉えていた。
- 楽器(鈴)を手に取ると、腕を大きく振って「リンリン」と澄んだ音が出ることを喜び、音が重なり合うにぎやかな雰囲気を満喫していた。
2. 中月齢グループ(8月〜11月生まれ)
【時期の目安】 生後1歳2ヶ月〜1歳5ヶ月頃 【特徴】 独り歩きが安定し、探索範囲が広がります。意味のある言葉(マンマ、ワンワン)が増え、指差しで要求を伝えます。手先が器用になり、積む、入れる、つまむなどの操作を集中して楽しみます。
🍼 健やかに伸び伸びと育つ(身体・健康)
Q1. 運動機能(独り歩き・しゃがむ)は?
- 独り歩きが一段と力強くなり、両手を広げて上手にバランスを取りながら、目的の玩具がある場所まで安定した足取りで歩く姿が見られた。
- 歩いている途中で気になるものを見つけると、その場でふらつくことなくスッとしゃがんで拾い上げ、再びスムーズに立ち上がって歩き出すなど、足腰の筋力が逞しくなった。
- 手押し車を力いっぱい押し、行き止まりになると自分で車体の向きを変えようと踏ん張るなど、全身を使って方向転換を試みる姿があった。
- 傾斜のあるマットや段差を見つけると意欲的にハイハイで登り、降りる際は保育者に促されながら慎重に足から降りようとするなど、安全な身体の使い方が身についてきた。
- 好きなリズムの曲が聞こえてくると、立った姿勢のまま膝をリズミカルに曲げ伸ばしし、全身で弾むようにしてダンスを楽しんでいた。
Q2. 離乳食(完了期・スプーン)の様子は?
- 自分で食べたい意欲が高まり、保育者の真似をしてスプーンを握り、お皿の中の食べ物を一生懸命に掬い取ろうとする知的な姿が見られた。
- 手づかみ食べでは、前歯を使って一口量を上手に噛み切り、口の中でモグモグとしっかり咀嚼してから飲み込むなど、食べるリズムが整ってきた。
- コップ飲みが非常に安定し、両手でしっかりと持ち手や縁を支え、中身をこぼさないよう適量を加減しながら落ち着いて飲むことができていた。
- 食事の前の「いただきます」の挨拶では、保育者の言葉に合わせて手を合わせたり頭を下げたりし、食の習慣を喜んで受け入れていた。
- 好きなメニューを見つけると指を差して喜び、食べ終わると「もっと!」というように空のお皿を指して、満足感を得るまで意欲的に食べていた。
Q3. 健康と清潔への意識は?
- 戸外から戻ると自ら手洗い場へ向かい、冷たい水の感触を楽しみながらも、保育者と一緒に掌をパチャパチャとこすり合わせて丁寧に洗っていた。
- 鼻水が出るとムズムズする不快感から自分の鼻を指差したり、「出たよ」というように保育者の顔を覗き込んだりして、清潔にしてもらおうとするサインを出していた。
- 冬の乾燥対策として保湿クリームを塗る際も、保育者の優しい声かけに安心し、自分の肌に触れられる心地よさを感じながら落ち着いて身を任せていた。
- オムツ替えの合図を理解し、自分のマークの場所から新しいオムツを一枚取り出して「はい!」と保育者の元へ届けてくれるなど、生活の流れに主体的に参加していた。
- 着替えの際に保育者が袖口を広げて待っていると、自ら腕をスッと伸ばして手を出そうとするなど、身支度に対する協力的な姿勢が見られ始めた。
Q4. 睡眠のリズムは?
- 昼食が終わると生活のリズムが整い、自然と眠たそうに目をこすりながら自ら布団の場所へ行き、横になって入眠の準備をする様子があった。
- 午後の一定の時間に深い眠りに入り、周囲の物音に左右されず1〜2時間ほどまとまって眠ることで、午後の活動に向けた体力の回復が図れていた。
- 眠りが浅くなり途中で目を覚ましても、保育者が側に寄り添い背中をトントンと優しくさすると、再び安心して深い眠りへと戻ることができていた。
- 目覚めた後はすっきりと起き出し、保育者と目が合うとニコッと微笑んで抱きつくなど、情緒が安定した状態で活動を再開させていた。
- 入眠時に家庭から持参したお気に入りのタオルやガーゼを顔に寄せたり握りしめたりすることで、自ら安心できる環境を作って入眠していた。
Q5. 手指の発達(積む・つまむ)は?
- 積み木遊びでは、集中してバランスを取りながら2〜3個を慎重に積み上げ、完成すると「できた!」という表情で自ら拍手をして達成感を味わっていた。
- 小さなおやつや玩具のパーツを、親指と人差し指を器用に使って「つまむ」動きが安定し、細かな部分までじっくりと観察しながら操作を楽しんでいた。
- ペットボトルのキャップを指先全体で掴み、左右に回そうと手首を動かすなど、複雑な手の動きを必要とする操作に根気強く挑戦する知的な姿が見られた。
- 絵本のページを指先で1枚ずつ丁寧にめくろうとし、知っている動物や食べ物を見つけると指差しをして「あ!あ!」と保育者に知らせていた。
- 穴の開いた箱にチェーンリングやストローを一本ずつ落とし、中へ消えていく様子を面白がって何度も繰り返し、手指のコントロールを楽しんでいた。
💕 身近な人と気持ちが通じ合う(愛着・対人)
Q1. 意思表示と発声は?
- 欲しい玩具や食べ物を見つけると、力強く指を差しながら「アッアッ!」と声を出し、自分の要求を保育者に気付いてもらおうと一生懸命に訴えていた。
- 「マンマ(食事)」「ワンワン(犬)」など、身近なものの名前を意味のある言葉として発し始め、言葉が通じた時の嬉しそうな表情が印象的だった。
- 自分の意志がはっきりとし、遊びを切り上げたくない時や嫌なことがあると、保育者の顔を見て明確に首を横に振り、拒否の気持ちを示そうとしていた。
- 楽しいことや心地よい刺激を受けると、喉を鳴らすように「キャッキャ」と弾んだ声を上げて笑い、全身で喜びを爆発させていた。
- 保育者に名前を呼ばれると、「自分だ」と理解してパッと顔を輝かせ、勢いよく手を挙げたり声を返したりして、呼応する喜びを味わっていた。
Q2. 模倣とやり取りは?
- 帰る際や散歩の出発時に「バイバイ」と声をかけられると、相手の目を見て小さな手を左右に振り返し、挨拶のやり取りを自分から楽しんでいた。
- 四角いブロックや手近な物を耳に当て、保育者の真似をして「もしもし」と言うように首を傾げ、お喋りを楽しんでいるような仕草を見せていた。
- 保育者が手を差し出して「ちょうだい」と言うと、一度は考えるような間を置きながらも、手に持っている物を「どうぞ」と手渡すやり取りが成立し始めていた。
- 保育者の顔をじっと見つめ、自分から顔を隠して「いないいないばあ!」と顔を出し、保育者が笑う反応を見て満足そうに声を上げて笑っていた。
- 嬉しいことがあった際、保育者が「上手だね」と拍手をする姿をよく見て、自分でも小さな手をパチパチと合わせて模倣し、喜びを共有しようとしていた。
Q3. 友だちへの関心は?
- 友だちが夢中で遊んでいる玩具に興味を持ち、ハイハイや歩行で少しずつ距離を縮めて近づき、じっと観察しながら隣で遊びたい様子を見せていた。
- 近くにいる友だちと目が合うと、嬉しそうに顔を覗き込み、ニッコリと微笑みかけるなど、同年代の友だちに対して親しみの情を表現していた。
- 友だちの隣に座り、同じ玩具を手に取ってカチカチと鳴らしたり並べたりするなど、お互いを意識しながら過ごす「並行遊び」のような姿が見られた。
- 泣いている友だちの声が聞こえると、遊びを止めて不思議そうにじっと見つめ、「どうしたのかな?」と思いやるような真剣な表情を浮かべていた。
- 保育者が友だちを撫でている様子を見て、自分も真似をして友だちの頭をそっと撫でて「いいこいいこ」をしようとするなど、優しい関わりが見られた。
Q4. 愛着の深まりは?
- 特定の保育者との信頼関係が深まり、姿が見えなくなると「どこかな?」と泣いて探し、後を追って廊下の方を覗き込むなど、後追いの姿が顕著に見られた。
- 慣れない来客や初めて見る環境に不安を感じた際、とっさに安心できる保育者の足元にしがみつき、顔を埋めて安心を得ようとする姿があった。
- 甘えたい気持ちになると、保育者の元へ近づいて両手を大きく広げ、「だっこして」と体全体でアピールし、抱き上げられると満足そうに体を預けていた。
- 眠気が強くなると、吸い寄せられるように保育者の側に擦り寄り、服を掴んだり膝に乗ったりして、温もりに触れることで安心感を得ていた。
- 登園時、保護者の腕から離れる際に少し寂しそうな顔をしても、保育者の顔を見て抱っこされると、ホッとした表情に切り替わり安心して一日をスタートさせていた。
Q5. 情緒の安定は?
- 自分の好きな玩具や気になる仕掛けを見つけると、周囲を気にせず没頭して遊び、一定時間集中して取り組むことで情緒を安定させていた。
- 玩具を奪い合ったり思い通りにいかなかったりして怒る場面もあったが、保育者の仲立ちや気分転換の促しを受けると、比較的早く気持ちを切り替えることができていた。
- 遊びの合間などに、穏やかな表情で窓の外や友だちの動きをぼんやりと眺める時間があり、心のゆとりを持って周囲を観察する姿が見られた。
- 保育者が優しく歌を歌いすると、じっとその声に聞き入り、メロディに合わせて体を「ゆらゆら」と揺らしながら、リラックスしたひと時を過ごしていた。
- 転んで痛かったり不快なことがあったりしても、保育者に優しく抱っこされるとすぐに泣き止んで落ち着き、信頼する大人の存在が最大の安心材料となっていた。
🧸 身近なものと関わり感性が育つ(環境・探索)
Q1. 正月遊び・素材への興味は?
- 手作りの凧(ビニール袋)を手に持ち、上下に振ることで鳴る「カサカサ」という独特の音や手に伝わる感触に驚き、何度も繰り返し動かして面白がっていた。
- 保育者が回す手回しコマの動きを瞬きも忘れるほどじっと凝視し、回転することで色や模様が混ざり合って変化する不思議さに、吸い寄せられるように見入っていた。
- 指先に力を込めて新聞紙を「ビリビリ」と引き裂き、裂ける時の音や形がみるみる変わっていくダイナミックな変化を、掌全体で楽しんでいた。
- バケツに張った氷に指先でそっと触れると、想像以上の鮮烈な冷たさに「はっ」と驚いた表情をして手を引っ込め、再び恐る恐る触れて温度を確かめていた。
- 砂場で乾燥したさらさらな砂を握り、指の間からサラサラとこぼれ落ちていく様子を視線で追い、物の形がなくなる不思議さをじっくりと確認していた。
Q2. 玩具の操作・探索は?
- 振ると音が鳴る玩具を両手でしっかりと保持して激しく振り、自分の動きで音の強弱が変わることに気づくと、満足そうな表情でリズムをとって遊んでいた。
- 蓋付きの箱に興味を持ち、器用に開け閉めを繰り返しては、中に入っている玩具を一つずつ丁寧に取り出したり覗き込んだりして、空間の広がりを確かめていた。
- 目の前を転がるボールをハイハイや歩行で活発に追いかけ、両手でしっかりと捕まえると「あ!」という歓声を上げて、達成感を保育者に知らせていた。
- 壁に設置された鏡の裏側を覗き込もうとしたり、手を回して探ったりして、鏡に映る世界と現実の仕組みを自分なりに解明しようとする知的な姿が見られた。
- 紐を引っ張ると付いてくる玩具を操作し、自分が動かすことで物が移動する因果関係を面白がり、何度も紐を握り直しては移動を楽しんでいた。
Q3. 戸外・自然への反応は?
- 公園の落ち葉が敷き詰められた場所を歩き、足元から鳴る「カサカサ」という軽快な音や、踏みしめた時の弾力のある感触に目を輝かせて繰り返し歩いていた。
- 冬の冷たい風が急に吹くと、目を細めて風の勢いを感じたり、保育者にしがみついたりして、目に見えない「風」という自然現象に驚きと興味を示していた。
- 散歩車に揺られながら遠くにいる犬を見つけると、いち早く気づいて「わんわん」と発声しながら一生懸命に指を差し、保育者に発見を共有しようとしていた。
- 澄み渡った冬の空を見上げ、白い雲の動きや遠くを飛ぶ鳥、飛行機の音に反応して首を長く伸ばして探し、広い世界への関心を広げていた。
- 園庭の土に触れ、夏とは違う「ひんやり」とした地面の冷たさを感じ取り, 掌で土を叩いたり握ったりして冬の感触を確かめていた。
Q4. 手を使った探索(叩く・引っ張る)は?
- 両手に一つずつ積み木や玩具を持ち、中央で「カチカチ」と打ち合わせて音が出ることを楽しみ、素材による響きの違いを耳を澄ませて聴いていた。
- ティッシュペーパーの箱や布遊びの容器に興味を持ち、指先を細かく動かして中身を次々と引っ張り出し、空間から物が溢れてくる様子を繰り返し楽しんでいた。
- 紐のついた玩具を見つけると、両手で交互に紐を握って手繰り寄せ、遠くにある物が自分に近づいてくる変化を予測を持って楽しんでいた。
- 保育者が高く積んだ積み木をダイナミックに崩し、バラバラと落ちる様子や床に響く音に驚き、解放感を感じながら笑顔で崩す動作に参加していた。
- 玩具の小さな穴や家具の隙間に人差し指を入れ、中の広さや感触を確かめるなど、目に見えない部分を触覚で捉えようとする知的な探索が見られた。
Q5. 音や光への反応は?
- 楽器の鈴を手に取ると、腕を大きく振って「リンリン」と澄んだ音が出ることを喜び、ピアノの音色に合わせて鳴らして合奏する雰囲気を味わっていた。
- 保育者が懐中電灯で壁に光を当てると、動く光の玉を不思議そうに目で追いかけ、ハイハイや伝い歩きで光を捕まえようとするなど視覚的な刺激に敏感に反応していた。
- オルゴールの優しくゆったりとした音色が聞こえてくると、それまでの活発な動きを止めて静かに耳を傾け、リラックスした穏やかな表情を見せていた。
- 玩具をわざと床に落とし、プラスチックの「カチャン」や木製の「コン」という音の違いを聴き分け、音響の変化を確認して楽しんでいた。
- 隣の友だちが大きな声を出したり笑ったりすると、すぐにそちらを向き、相手の顔を覗き込んでコミュニケーションのきっかけを伺うような様子が見られた。
3. 低月齢グループ(12月〜3月生まれ)
【時期の目安】 生後10ヶ月〜1歳1ヶ月頃 【特徴】 1歳のお誕生日を迎える子が増えます。つかまり立ちや伝い歩きが盛んになり、ハイハイと組み合わせて移動します。離乳食は3回食(後期〜完了期移行)になり、手づかみ食べの意欲が旺盛になります。
🍼 健やかに伸び伸びと育つ(身体・健康)
Q1. 運動機能(つかまり立ち・伝い歩き)は?
- 伝い歩きによる移動が非常にスムーズになり、お目当ての玩具を見つけると、棚を伝って足取りを調整しながら目的の場所まで自力で到達しようとしていた。
- つかまり立ちの姿勢から、ふとした瞬間に片手を離して安定して立ち、数秒間バランスを保つなど、足腰の筋力と平衡感覚の著しい発達が見られた。
- 四つ這い(ハイハイ)のスピードが増し、冬の厚着の中でも身軽に方向転換をしながら、室内を端から端まで活発に移動して探索活動を楽しんでいた。
- お座りの姿勢からお尻をずらして移動(いざり這い)したり、そこからスムーズにハイハイへ移行したりと、自分の思い通りに動ける喜びを全身で表現していた。
- お気に入りの曲が流れると、座ったまま腰や膝をピョコピョコと上下に揺らし、リズムに合わせて全身で心地よさを表現していた。
Q2. 離乳食(後期・手づかみ)の様子は?
- 自分で食べたいという意欲が非常に強く、配膳されると自ら手を伸ばし、一口大の食材を指先でつまんで口へ運ぶ「手づかみ食べ」を存分に楽しんでいた。
- 離乳食後期(カミカミ期)の適度な固さがある食材も、前歯や歯茎を使ってモグモグ e リズムよく噛み潰し、素材の味を確認するようにじっくりと味わっていた。
- ストロー飲みが安定し、自分でマグの両端を保持して適量を吸い込み、「ごくごく」と音を立てて美味しそうに水分補給ができるようになった。
- 保育者がスプーンで介助しようとすると自分でもスプーンを握ろうとし、食べ物を掬い上げる仕草を真似るなど、道具を使うことへの知的好奇心が見られ始めた。
- 離乳食3回食のリズムがしっかりと定着し、食事の時間を心待ちにする姿が見られ、意欲的に完食して満足感を得る経験を積み重ねていた。
Q3. 快・不快の表現は?
- オムツが濡れた不快感に敏感になり、活動を止めて泣いて知らせたり、保育者の顔をじっと見つめて訴えたりして、清潔にしてもらいたい気持ちを伝えていた。
- 鼻水が出ると息苦しさから鼻を触ったり、保育者に顔を寄せて「拭いて」というようなサインを送ったりして、不快な状態を解消しようとする動きが見られた。
- 眠気が強くなると目をこすったりぐずったりし、保育者に抱っこされて背中をトントンされると、安心してすぐに体の力を抜いて落ち着く姿があった。
- 抱っこされた際の保育者の温もりや安定感を心地よく感じ、身を委ねてリラックスしたり、穏やかな表情を見せたりして心の充足を表現していた。
- 空腹を感じると調理室の気配に反応し、「あーあー!」と元気な声を上げて食事を催促するなど、生理的な欲求をはっきりとした意思表示で伝えていた。
Q4. 手指の発達(つまむ・打ち合わせる)は?
- 指先の巧緻性が高まり、小さな玩具や布絵本の細かな仕掛けを親指と人差し指で上手につまみ上げ、感触を確かめながら集中して遊ぶ姿が見られた。
- 両手に一つずつ玩具を持ち、中央で「カチカチ」と打ち合わせて音が出ることを楽しみ、自分の動きで音色が生まれる因果関係を面白がっていた。
- 紐を引っ張ると付いてくる玩具に興味を持ち、指先でしっかりと紐を掴んで手繰り寄せたり、動く様子を目で追ったりして手指をコントロールしていた。
- 玩具を箱の中に入れようと手を伸ばし、離すタイミングを調整しながら一つずつ丁寧に入れようとするなど、目的を持った手指の使い方が見られた。
- お気に入りのタオルや保育者の衣服を小さな手でギュッと掴み、握力が逞しくなったことで、納得するまで離さずに感触を確かめようとしていた。
Q5. 健康状態は?
- 冬の空気の乾燥から肌荒れを防ぐため、保湿クリームによるケアを習慣化し、しっとりとした肌の状態を保ちながら健やかに過ごすことができた。
- 鼻水が出る場面もあったが、家庭と連携して適切に鼻吸いを行ったりこまめに拭き取ったりすることで、不快感を最小限に抑え機嫌よく過ごしていた。
- 便秘気味な時には水分補給を促したり腹部のマッサージを行ったりして解消を図り、生理的な心地よさを維持するよう努めた。
- 月齢相応に体重が順調に増加し、全身の肉付きも良くなって、つかまり立ちを支える体がよりしっかりとしてきたことに成長を感じた。
- 暖房による室内外の寒暖差に留意し、汗をかいた際には速やかに衣服を調整して着替えることで、冷えを防ぎ清潔を保つよう配慮した。
💕 身近な人と気持ちが通じ合う(愛着・対人)
Q1. 愛着形成(後追い・人見知り)は?
- 特定の保育者との絆が深まり、姿が少しでも見えなくなると「どこ?」と探し回って泣いたり、ハイハイで後を追ったりして、愛着の深さを素直に表現していた。
- 知らない人や慣れない実習生に対しては、じっと顔を見つめて固まったり、保育者の背中に顔を隠したりして、安心できる場所を確認しようとする「人見知り」の反応が見られた。
- 担任に抱っこされると、それまでの不安そうな表情がパッと明るくなり、ギュッとしがみついて自分の定位置であるかのように安心して身を預けていた。
- 来客に驚いて泣いてしまう場面もあったが、信頼する保育者が側にいて声をかけ続けると、徐々に落ち着きを取り戻して再び玩具に手を伸ばす心の逞しさが見られた。
- 甘えたい時や不安な時に保育者が近づくと、満面の笑みで両手を大きく広げ、「だっこ!」と体全体でアピールして愛着を求めていた。
Q2. 発声とコミュニケーションは?
- 「ダダダ」「マムマム」といった音節のはっきりとした喃語(なんご)を盛んに発し、まるでお喋りを楽しんでいるかのように保育者に視線を送って語りかけていた。
- 遠くからでも自分の名前を呼ばれると、即座に反応してパッと笑顔で振り向き、保育者との心の繋がりを確認して喜ぶ姿が見られた。
- 保育者が優しくあやしたり、お腹をこちょこちょとくすぐったりすると、「キャッキャ」と弾んだ声を上げて笑い、全身を弾ませて楽しさを表現していた。
- 鏡に映る自分と背後にいる保育者の姿を見比べ、鏡の中の保育者に笑いかけたり不思議そうに触れたりして、自己と他者の認識を深める時間を楽しんでいた。
- 好きなリズムの曲に合わせて、お座りの姿勢で手を「パチパチ」と合わせたり、手を振ったりするような仕草を見せ、音を通したやり取りを楽しんでいた。
Q3. 模倣とやり取りは?
- 散歩の出発時などに保育者が「バイバイ」と手を振ると、じっとその動きを観察し、自分も小さな手を一生懸命に動かして振り返そうとする模倣の芽生えが見られた。
- 保育者が「上手だね」と言って拍手をすると、自分も真似をして掌を合わせようとし、音が鳴ると驚きと喜びの入り混じったような表情で何度も繰り返していた。
- 保育者が「ちょうだい」と手を差し出すと、一度は考え込むような間を置いてから、手に持っていた玩具をそっと手渡すという双方向のやり取りが成立し始めていた。
- 「いないいないばあ」遊びでは、保育者の顔が隠れるのをワクワクした表情で待ち、顔が見えた瞬間に「アッ!」と声を上げて大笑いし、期待通りの展開を楽しんでいた。
- 保育者がゆっくりと話しかけると、その口元の動きを全神経を集中させて見つめ、自分も「アー」「ウー」と声を返して応えようとする真剣な姿があった。
Q4. 友だちへの関心は?
- 近くで友だちが活発に遊んでいる様子を、遊びの手を止めてじっと見つめ、他者の動きや発する声に対して強い興味を示していた。
- 友だちが手に持っている色鮮やかな玩具が気になり、ハイハイで近寄ってそっと手を伸ばし、感触を確かめたり一緒に触れようとしたりする姿が見られた。
- 友だちがケラケラと楽しそうに笑い出すと、その場の明るい雰囲気を察して自分もつられてニコニコと笑い、感情を共有する心地よさを感じていた。
- 活発に移動する友だちの後を追うようにハイハイで追いかけ、まるで「待って!」と言うように声を出しながら、他者と一緒に動くことを楽しんでいた。
- 友だちの頬や手をそっと触ろうとし、自分とは違う「誰か」の温もりや感触を確かめようとするピュアな好奇心が育っていた。
Q5. 情緒の安定は?
- お気に入りの音の鳴る玩具や布絵本を手に持つと、保育者の側で安心して一人遊びに没頭し、一定時間集中して取り組むことで情緒の安定を図っていた。
- 眠気が強くなりぐずりそうになると、自ら指を吸ったり保育者の服を掴んだりして、自分なりに気持ちを落ち着かせようとする仕草が見られた。
- 室内遊び中、少し離れた場所から保育者の優しい声が聞こえてくると、それだけで安心したように泣き止んで声の主を探し、再び遊びに戻る姿があった。
- 抱っこされると保育者の胸に顔をうずめて擦り寄せ、大好きな大人の匂いや温もりを全身で感じながら、深い安心感を得て甘えていた。
- お座りの姿勢で、窓の外を飛ぶ鳥や友だちの動きを穏やかな表情でじっくりと観察し、心のゆとりを持って周囲の世界を受け入れていた。
🧸 身近なものと関わり感性が育つ(環境・探索)
Q1. 冬の素材(氷・凧)への反応は?
- バケツに張った氷に指先でそっと触れると、想像以上の鮮烈な冷たさに「はっ」と驚いて目を丸くし、反射的に手を引っ込めつつも再び恐る恐る触れようとするなど、未知の刺激に興味を示していた。
- 手作りの凧(ビニール袋)に触れ、握るたびに鳴る「シャカシャカ」という独特の音や手に伝わる感触を面白がり、何度も振ったり握ったりして音の変化を楽しんでいた。
- 窓の外で北風が「ビュー」と鳴る音に気づくと、遊びの手を止めて窓の方をじっと見つ目、目に見えない風の存在を耳を澄ませて感じ取っているようだった。
- 散歩道で見つけた乾燥した枯れ葉を掌でギュッと握りしめ、パリパリと崩れる感触や音の面白さに気づき、自分なりに素材の変化を確かめていた。
- 保育室の壁面が新年らしい飾りに変わったことにいち早く気づき、ハイハイで近寄って指を差したりキョロキョロと見渡したりして、環境の変化を敏感に察知していた。
Q2. 手や口での確認(舐める・振る)は?
- 手に取った玩具をまずは口へ運び、舌や唇でその形や固さを入念に確かめることで、「これは何だろう?」と物体としての性質を深く探索していた。
- 持ちやすい形状のガラガラを力一杯振り、自分の手の動きに合わせて音が鳴る因果関係に気づくと、満足そうな表情で何度も繰り返して音を楽しんでいた。
- 柔らかいガーゼやタオルの端を指先でギュッと握りしめ、吸い付くような感触や肌触りを確かめながら、お気に入りの感触を見つけて落ち着く姿が見られた。
- 仰向けやうつ伏せの状態で、目の前のプレイジムの玩具を足で器用に蹴り、大きく揺れる動きや触れ合う音をじっと見つめて面白がっていた。
- ティッシュペーパーの箱に興味を持ち、指先を細かく動かして中身を次々と引っ張り出し、紙が溢れていく様子やカサカサという音の連鎖を楽しんでいた。
Q3. 音や光への反応は?
- オルゴールの優しくゆったりとした音色が聞こえてくると、それまでの活発な動きを止めて静かに耳を傾け、リラックスした穏やかな表情を見せていた。
- 冬の澄んだ日差しが窓から差し込み、床に光の模様ができると、目を細めて眩しそうにしながらも、動く光に手を伸ばして捕まえようとしていた。
- 扉の閉まる音や大きな物音に敏感に反応し、驚いて肩を「ビクッ」とさせ、不安そうに保育者の顔を見て安心を確認しようとする姿が見られた。
- 玩具からメロディが流れ出すとパッと顔を向け、その音色に誘われるようにハイハイで近寄り、音の出る仕組みを覗き込むようにして観察していた。
- 保育者が優しく歌を歌い始めると、心地よい声のトーンに合わせてゆったりと体を揺らし、声の響きを全身でリラックスして受け止めていた。
Q4. 玩具への興味は?
- ボタンを押すと音が鳴ったり光ったりする玩具を「不思議だな」という表情で見つめ、人差し指で何度もボタンを押しては、反応が返ってくることを楽しんでいた。
- 布製玩具のしっとりと柔らかい感触を好み、掌全体で握りつぶしたり顔を寄せたりして、素材から得られる安心感と心地よさを十分に味わっていた。
- 目の前を転がるボールの動きを視線で追いかけ、捕まえようとして一生懸命にハイハイで追いかけ、目標に到達すると「あ!」と声を上げて喜んでいた。
- 玩具についている小さな鏡に映る自分の顔をじっと見つめ、自分が動くと鏡の中の自分も動く様子に興味を持ち、何度も顔を近づけたり離したりしていた。
- おきあがりこぼしを掌でポンと押し、不規則に揺れながら再び起き上がる様子を面白がり、倒れても戻ってくる不思議な動きを繰り返し観察していた。
Q5. 探索の広がりは?
- つかまり立ちができるようになったことで視線がぐんと高くなり、棚の上の玩具までよく見えるようになると、一生懸命に背伸びをして新しい発見を楽しんでいた。
- カーテンや布の後ろに隠れる楽しさに気づき、保育者に「ばあ!」と顔を見せると、見つかった喜びでキャッキャと弾んだ声を上げて笑っていた。
- 布製のトンネルを見つけると迷わず中へ入り込み、出口を目指してハイハイでくぐることで、空間の繋がりや奥行きを全身で確かめる遊びに夢中になっていた。
- 蓋付きの箱を器用に開け、中に入っている玩具を一つずつ丁寧に取り出したり覗き込んだりして、「何が入っているかな?」と期待を持って探索していた。
- 保育者が布の下に玩具を隠すと、どこへ消えたか探し、布を力強くめくって中から現れる玩具を見つけると、誇らしげに保育者と顔を見合わせていた。



コメント